「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

お別れ

2010年04月04日 | ある日のレッスン風景
 新しい年度になりましたが、今日はひとつ、お別れをしてきました。
毎月2回、隔週で通い続けたスイムちゃんとのお別れです。

片道1時間もかけてお稽古に通った11年間でした。
私がお教室を立ち上げた頃からのおつきあいです。

まだ娘もいなくて、距離のことなど考えずに、通い始めました。
11年前、お稽古の初日、駅についた私を小さなスイムちゃんとバレーちゃんの姉妹が
迎えてくれました。

やっとバレーちゃんが4歳、スイムちゃんが3歳でした。
小さなその手をつなぎながら、桜の道を通りました。

練習した日にシールを貼ろうよ!と決めてから、おけいこに行くたびに
にぎやかなシール帳を見せてくれました。
こんなにも一生懸命やってくれるなら‥多少遠くったって、と私も腹をくくり
「とにかく10年は続けてもらおう!」と決めました。

いろんな、いろんなことがあり、私はこの2人から本当に様々なことを教わり、
今まで経ちました。

今年バレーちゃんが高校2年生、スイムちゃんが中学3年生となり、
本格的に2人が受験を迎えることになり、ひとまずおけいこは終わりとなります。

最後にスイムちゃんと握手をしました。

小さかったはずのその手を握りしめながら、桜並木を通ったあの日を思い出しました。

いつのまにか大きくなって、その手はがっしりと‥
ショパンもベートーヴェンもジャズもあらゆるジャンルを弾ける様になりました。

だから私は、本当に悔いなくさよならできます。

あなた達の今までの頑張りは、財産となってこれからの日々を支えてくれるはず。
2人のそばにピアノは、音楽は一生、寄り添い続けます‥。
















リハーサル

2010年01月24日 | ある日のレッスン風景
 昨日はリハーサルでした。
中高生以上のお友達を残して(みんな土曜日の学校なのです)、
6年生までのお友達をざざっと集めて、弾いてもらいました。

実は‥リトミッククラスの生徒さんが、ピアノクラスにあがってきた途端、
その、一番小さなお友達たちのおけいこがスムーズに進んでいき、
これには私もびっくり!したのが一昨年。

海のものとも山のものともなるのかわからない、あのリトミックというクラス(笑)が
(教えてる私が言うのも難なんですが、内容が抽象的なので‥つい)
実は、集中力、判断力をいつのまにか養っていたからなのか、
楽器のレッスンでいえば、リズム感覚をはじめ読譜力や、
一番重要な「拍子感覚」までを
補ってしまえるおけいこなので、まぁ、教本の進み具合の早いこと!

それで、あわてて小学生リトミックもやっている次第ですが、結果的には
お教室全体のレベルが、じわりじわりと上がっているような。。。


それで、今年はなんだかようすが違うのです。
刺激しあえるグループレッスンのおかげか、小学生も意識が変わってきました。

結果、発表会の取り組みも違ってきたわけで、
私もつい、それなら‥とおもしろくなり今回は難曲を次から次へと渡してしまいました。。

子どもの能力ってすごいな、と思うけれど、
やってこないからしかって「どうだろうか」なんて気をもんでいると、
次の週にはぴたりとこちらに合わせてくる。

もちろん難しい課題になったということは、練習量もボリュームがありますが
「これだけの曲を弾くんだぞ」と直に私に言わなくても、
密やかに意気込んでる(笑)小さな生徒さんもいます。

そんなわけで、前置きが長くなりましたが、昨日のリハーサルになったのですが。

弾く前に、みんなで「目をつぶって!自分の弾くテンポを心の中で数えて!」
と言ったら、みんな一生懸命目をつぶって考えてました♪
(中にはお口を開けたまま、ぼーっとしてる子もいたようですが‥(笑))

弾いて、うまくいった子もダメだ‥と思っちゃった子も。。
昨日は、まだまだリハーサル。あと2週間。
これを本番につないでいきます。

さて、私達、先生も意気込んで自分の曲を練習していたにも関わらず、
昨日みんなのタイムを計ったら、時間がまるで余らず‥(涙)。

先生の弾く時間がまるでないことになりました。。

ま、生徒さんたちの発表会だからね。
‥ちょっとほっとしてるそこの先生!来年はばっちり弾いてもらいますよ。
(私もだよー)














今年最後のおけいこ

2009年12月28日 | ある日のレッスン風景
 今日は今年最後のおけいこの日でした。
主に、中高生の補講ということで、先週私にぎゃんぎゃん言われて(笑)、
劇的に変化した子もいれば、あれれ?という感じにあまり変わってない子もいて‥。

とりあえず、お正月をはさむので、私も一息つくことにします。

さて、今年は、自分にとって新たな展開がありました。
課題もみつかって、向かうべき道も発見しました。

きっかけは、やはり小学生リトミックでしょうか。

小学校に出入りするようになって、
今の子ども達の置かれている現状を目の当たりにして、
数年来の疑問がそうか、こういうことだったのか‥と、
納得させられたというか。。
お教室でもお話させてもらったので、ここでは、その具体的な事柄は省きます。。
(断っておきますが、いつだって、現場の先生達は一生懸命なのです。)


それが「時代の流れ」なんだ、とくくられてしまうとしたら、
近い将来、この子達が大人になったらどうなるんだろう、
と本当に、恐ろしくなります。

リトミックを始めるきっかけのひとつには、I先生のある講座でしたが、
同じことを危惧されてお話していました。
当時、その内容を、ぼんやりと聞きながら
そうなのかなぁ、でも、まだまだ先のことかなぁ、なんて、他人事のように
思っていました。

本当に、予想していた通りになっていっている‥。
それを実感した1年でもありました。

それを思うと同時に、リトミックの授業をさせてもらって、
担任の先生に

「子ども達が人と合わせることの楽しさ、おもしろさに気づき始めている。」
とおっしゃって頂いたときは、とても嬉しいことでした。

大人は答えを先に教えてあげるのではなく、ヒントだけを与え、
自分達で気づく、わかる、ことが大切なのだと思います。

そのための時間の余裕は、今の学校教育にはないのかもしれません、が。。。

そして、私も親として多々、反省するべき点もあり‥ですので、
えらそうなことも言えないのです。

難しい内容になってしまいましたが、
もろもろの出来事や経験を踏まえてまとめると
私にとっては、次なるステップへのヒントをもらった1年でした。

‥ですが、とてつもない大きな展開は考えていません(笑)。
来年も、私は、私にできることをできる範囲でやるだけです。













来週最後

2009年12月14日 | ある日のレッスン風景
 ここ最近のがんばった生徒さん紹介。

たとえば、T君、
週末5時間弾いたって。
音が別人。
なぜって?このままじゃ、発表会は出演できないぞ、と私が脅かしたからである。
前回と比べて、格段に違うT君の音に、脱帽。
すごい!!

僕はもうできないかも‥、出れないかも~、とにこにこしながら
弱音ばかりのS君。
私は、無視して「ほれ、弾くよ」と。
弱音を吐いてるヒマがあったら、練習せい!
私が一緒に弾くと俄然、やる気がむくむく沸いてくるらしい。
「先生、弾かないで」と。とたんに目が真剣に。

それぞれに、このままでいいのか?こんな状態で年末過ごせるの?!
と叱咤激励して、来週は年内最後のおけいこです。

「練習した?」「ふつう」
「ふつうじゃダメに決まってるでしょ~っっ!!」
と、こんな感じで、今週は思いっきりダメ出ししちゃいます。

やるってことは、できるようにしてくる、ってことなんだ。
先生を納得させるためには、さて、どうしたらいいのか‥、
しっかり考えてさらってきてね。

‥と、自分にも言い聞かせて、少ない時間でなんとか自分の課題をさらっております。
そう、私もみんなと同じだってこと。



頂いたお菓子もクリスマスまで、課題がひと段落つくまで、開けない!
と決めました(笑)。
がんばろう!!








いよいよ12月

2009年12月03日 | ある日のレッスン風景
 いつのまにか12月。
‥えっ12月!?もう今年、おしまい?
と、これほど早い1年はなかったくらい。。

11月は発表会の課題をみんなに渡し、みんなを起こし(笑)
なんとか立ち上がってもらい、ようやくそろそろ、譜読みが終わる頃です。

今年の発表会は、いつもよりもずっと難しい課題にチャレンジしてる生徒さんもたくさんいます。

大きな舞台で、堂々と弾けたらきっと大きな自信になるだろうなぁ、
と考えてイメージしてたら、どんどん勝手に盛り上がってしまい、
それで、まずみんなの重い腰を上げるのが、本当に大変な11月でした。

できる!大丈夫、あなたは力があるんだから!!と
なんべんもなんべんも言ってます。

やってこない子には、きつく「喝」も入れました。

そうやっているうちに、「そうか、やらなくちゃ」という気になtってくれたのか、みるみる音が変わってきた子がたくさん!!
とても、楽しみになってきました♪

「自信」をつけるためには「経験」とここでもよく書いてますが、
その「経験」を積むには、何よりも「頑張る」プロセスが大事です。

もっとやっておけばよかったね~、と後で絶対に言って欲しくない!
という気合で、みんなを叱咤激励する日々。
(自分に向けても‥ですが‥)

年内中のあと数回のおけいこで、なんとか形にしてもらいたいと思ってます。
リトミッククラスのみんなもね!

そして、我が家では、アドベントカレンダーも始まりました。

けんかにならないように3人分。

イルミネーションも華やかになってきましたね♪





研究授業

2009年10月23日 | ある日のレッスン風景
 学校の研究発表会、公開授業のお手伝い、無事に終わりました。
私は2年生の授業のアシスタントをしましたが、たくさんの先生達が見にいらしていて、少し、緊張しました。

2年生は、「3拍子にのってあそぼう」がテーマ。
バンブーダンスで3拍子を感じ取り、楽しく歌おうという課題です。
担任の先生は、もちろん音楽の専科ではなく、指導案を作るのは大変だったと思います。。

学校全体が普段と違い、フォーマルな感じの空気で、スーツを着た先生達が見守る中の授業‥
やりづらいだろうなぁ(笑)。
同僚の目って厳しそうですよね。。

先生終わってから、こんなもんでよかったのかしらねぇ?なんてつぶやいておられましたが(笑)。

写真は、休み時間を利用して練習に励んでいたみんな。

みんな、授業が終わったら緊張が解けたのか、大ハッスルで、
まだまだこれから歌を皆さんの前で歌う本番が待っているというのに、
すっかり収拾付かなくなっておりました

それにしても、たくさんの先生がいらっしゃる中で、
「あれ?あの先生は確か‥」と懐かしい先生もいらっしゃったようで。。
なんせ2●年前の記憶だからなぁ。。
(私は、お隣の小学校出身なのです。)
違うかな?とか、思いめぐらせながら帰ってきました。


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ハロウィンの準備

2009年10月15日 | ある日のレッスン風景
 お菓子袋25袋分、用意しました!
これは、今週末に行われる小学生リトミックで配ります。

10月はハロウィンにちなんで、短調・長調の音階について
少し覚えてもらおうと思っています。

ドレミファソラシドのほかにも、どんな音階があるかな?についても。

昔の作曲家もやっぱりおばけは怖かったのかな?
曲も紹介できたらいいなと思ってます。

チーム対抗で、しっかりクイズに全問正解できたら、
お菓子のプレゼント、ですよ~♪
お楽しみに!

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○△君の場合

2009年08月03日 | ある日のレッスン風景
 ○△君が、外廊下を歌いながら、おけいこにやってくるのがわかる。
おけいこに行く、というだけで、どきりと緊張した私の時代とは違う(笑)。

○△君に限らず、やんちゃな子は、インターホーンをならして、瞬間、体を隠して
カメラに映らないようにして、その上、私がドアを開けても、どこかに息を潜めて隠れてる。(・・・バレている。)

最初はつきあってあげたけど、そのうち、「はいはい」と促し、
じゃないと日が暮れるので、さっさと部屋に入る私(笑)。

それでも、「先生はみつけられなかったらしい」と得意そうな顔をして部屋に入り、
ついでに「靴を揃えて脱いでくるように」と私に注意され、
一応、挨拶はきりりと「お願いします」と頭を下げてレッスン開始。

が、野球命の○△君は、すべてを野球に例えないと気がすまない(笑)。

「おっ!ツーアウト満塁だ!!」(ど、どのあたりが!?)
「次はホームランを打つよ。」(うんうん、かっとばしてください。)
「こりゃ、三振だな。」(・・・おい・・)

と、このとおり。

イチローは、毎日同じことをするのに、新しい記録を作る、とかいうCMがあったな。
「毎日同じことを、意識して続けるって難しいでしょう?」と話すと、
「俺、やってるよ。毎日。バッティングの次にピアノの練習。」
(私、疑いのまなざし)

野球のバッティング並みに大事に扱ってほしい「ハノン」だが、
この頃サボリ気味、だということを、私は知っている。

ふっふっふっ。
体は(指は)正直なのだよ。

さて、この「○△君」、自分のことだ!と思った、きみ。
なんと、当てはまりそうな子がお教室に、数人!いるのです。

ちなみに、私は、そういうわけで「野球音痴」でいるわけにはいかない。
(※サッカーバージョンあり、です。)





おけいこで。

2009年06月12日 | ある日のレッスン風景
 新しい学年にあがって、2ヶ月。
ぽんっと階段を昇ったな、と思う生徒さんが数人。

数ヶ月前なら、「難しいから」とかいろいろ理由をつけて
本人がきっと取り組む気持ちにさえなれなかっただろう、と思う課題を
そろそろ大丈夫、と思って渡したら、本当に思いがけずさらっとやってきたり。

また、別の子は。

おけいこにやってきたときの顔が、今までと違ってきりりとしていたので
あら?と思ったら、音もやっぱり変わっていて
すごいね、たくさん弾いたんだね~、と誉めたら
満足そうに、こくりとうなずいていた。

来週もやってくるから、と言って帰っていった。

まるちゃんは。

相変わらず譜面を見ない。
記憶と耳で、覚えてるかぎりのでたらめを弾く。
(それなのに、なんとなく書いてある感じに仕上がるから不思議だ。)
それを続けていたら、さすがに先生にしかられて、
基礎練をしっかりやってこい、と膨大な量の宿題を出されていた。
そして、それをようやく2年生になって「やるべきなのだ」と
自分で理解できるようになって、この頃は、取り組めるようになった。

「鉄は熱いうちに打て」ではないけれど、
大きくなってからではすでに遅いこと、今しかできないことが実はたくさんある。

課題をタイミングよく渡す、かつ効果的に、ということ考えると
たとえマニュアルがあったとしても、
そんなもの通用しなかったりして、
結局、それぞれの仕方を一人一人考えていく必要がある。

だからこそ、こうやって、ふっと「飛べた!」と思う瞬間があると
やったっ!!と私も、ついガッツポーズになる。