「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

素話の会

2009年02月19日 | 日記
 小学校で行われた「素話」の勉強会に行ってきました。 

学校でやっているお話会は、主に子ども達への「読み聞かせ」。
いつも3つくらいお話を用意しますが、絵本のほかに図書の先生や有志の方が
素話‥物語を暗記して聞かせる‥をしてくださいます。

今回、その勉強会で、素話で著名なM先生が講師に来てくださるということで、
私も、ひとつ、お話を覚えて臨んできました。

私は、「二ひきのよくばり子グマ」というお話を選んで、これをどうにか暗記して
皆さんの前で披露。

発表会前にそんなことをしている場合なのか!、と自分につっこみを入れながらも(笑)、
普段のお話会のときに、「素話」を聴いてる子ども達の楽しそうな顔を思うと、ちょっとやってみたくなった、というか。。

もちろん、これは音みるの大きなクラスでできたらいいな、という仕事に生かせるかも、という下心があってのことですが(笑)。。。
(リトミックの中で素話もできる先生、なんてかっこいいなぁ‥という不純な動機です、ハイ。。)

それが、思いがけず楽しかった‥!
話してる間も楽しかったし、覚える過程もおもしろかったです。

まず何よりも「聴かせる」という点で、ピアノの演奏と似ていること。
これは、M先生がおっしゃっていたことですが
語り手がお話の情景をイメージできれば、聴く側に伝わる
という点は、まさにそうかもしれません。。

お話を思い出すことに精一杯になっていては、相手に伝わらないわけですから、
ピアノも、暗譜したては、ただただ楽譜通りに弾いているだけ、ということと
同じですね。

今日だけでも、ピアノのおけいこに関してもたくさんのヒントを頂いた気がします。

とりあえず覚えてみんなの前で披露しようと思っているお話の数は3つ。
それを3回、子ども達の前で語れたら、自分の中に定着するそうですから、
ちょっとやってみようかな?
誰かに聞いてもらわないと自分のものにならない、という点も演奏と同じ!

それから、イメージ力は、演奏する上でもすごく大事なことです。

絵がない素話は、感受性豊かな子ども達が聞くと、頭の中で勝手に絵が動いてくれる。そうです。
だから、みんな、あんなに夢中に聞いてるんだなぁ、と思わず納得しました。

昔からある伝承的な素話も、クラシック音楽も、いいものだから語り継がれているわけで、
子どもの頃にいろんなお話、演奏を聴くのは、自分形成にもすごく大切かも、と思いました。