「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

想い。

2007年10月12日 | ある日のレッスン風景
 ベッキーちゃんの話をします。

ベッキーちゃんは、勤めていたお教室の生徒さんです。
はじめて会ったのは、今から10年前。弟のJ君も一緒にパパとやってきたのでした。ベッキーちゃん、7歳、J君5歳のときです。

ベッキーちゃんはお母さんが病気で亡くなっていることをお父さんは淡々と話しました。私は、まだ子どももいなくて、結婚もしてませんでしたから、そんなに気構えず、おけいこが始まりました。

毎週毎週かかさず休むことなく通ってくれて、課題もしっかり取り組んでくれる模範的な生徒のベッキーちゃん‥、に対して、J君は楽しそうにしてるけど、ピアノに対してはどのくらいの気持ちがあるのか‥正直、よくわからないなぁ、と思って、ある日ベッキーちゃんに聞いたことがあります。
二人がピアノを始めようと思ったきっかけってなぁに?

すると、意外な答えが返ってきました。
「お母さんが、ここの音楽教室に通わせたいと思っていたんだって。」と。

私はそのとき始めて、なんとかピアノでしっかり一人前になってもらいたい、とどこかで思っていたのかもしれません。。。

ゆっくりでも、確実に上達していくベッキーちゃん、中学生になりたてでブルグミュラーに入った‥と言えば、ピアノを習ったことがある人からすれば、ゆっくりすぎるほどのペースです。
それでも、彼女のピアノの呼吸は人をひきつける何かがあって、よく別の先生からもことばをかけてもらっていました。

普段のレッスンでは、あたりさわりのない話題や学校のことを話したりして、特別お母さんがいない‥ということを感じることはなかったのだけど、一度だけ、あぁ、そうなんだなぁと思うことがありました。

ベッキーちゃんが「涙そうそう」を選んで弾いてくれたとき。
気持ちがとても入った演奏に、なんだか胸がいっぱいになったことがあります。

そうか、今一緒に暮らしてるお母さんはいないけど、今ここに見守ってくれてるお母さんは確かにいるんだなぁ、と思って。

今は、高校生2年生。中学3年生の卒業のとき、私がお教室をやめることになり、彼女は、ただただ泣くばかりでした。
私は、ベッキーちゃんは大人になって、別の先生でも充分楽しくやっていけると確信していましたから、なんの心配もなく、1年後の発表会は聴きにいくからね、と約束してお別れしました。

もちろん、その後、今年の3月に見に行き、はじめて観客席から彼女の演奏を聴いたのでした。弾き終わって、うまくいかなくって悔しい‥とまたうるうるしてましたが。。。

なんで、こんな話をしたかというと‥
うちの娘も今、7歳、5歳で、私はようやくベッキーちゃんのお母さんの気持ちになっていろんな事を考えられるようになったな、と思って。

お母さんは、二人のことがとてもとても心残りだったろうな、だから、いつもおけいこの時も一緒にいたんじゃないのかな、とか。私とベッキーちゃんの縁をつなげてくれたのは、間違いなくお母さんだった‥と思います。

ベッキーちゃんの弾くピアノの音色は、お母さんへの想いもぎゅうぎゅうに詰まっているし、お母さんからの愛情も深く感じることができるから、感動するんだろうとしみじみ思ってしまう。

今年度の発表会も、きっと見に行こうと思っています。
来年はもっともっと上手に弾けるようになるから、とメールをもらったので。
難関大学にチャレンジしようと思っている彼女にとって、もしかすると最後の発表会になるかもしれません。。

今から、とても楽しみにしてる私です。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つれづれ。。

2007年10月11日 | 日記
 金木犀の香りがふわふわ~っと漂っていい陽気ですね。
O先生と連弾の初合わせ。
(結局、今回の発表会はお互いの練習不足をカバーできるように(笑)連弾2曲をご披露します。。。ソロは時間的に無理だね‥ということで。きゃーっお許しを。)

ダイナミックな1曲。ノリノリで弾いてみて、「これはいいぞ!!」と嬉しくなりました。
あとの1曲も、スケールの大きな大曲で挑み(?)ます。

妹は今日、今週末の運動会に向けての猛特訓の中、はじめて跳び箱が跳べたそうです。
なんとか間に合った!

10月は運動会も2つあって(ハロウィンもある!)忙しい月ですが、今年も残りあと2ヶ月ちょっと。。いつもあっという間に年の暮れになってしまうので
悔いのないよう、楽しく過ごしていこうと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れ。出かける。

2007年10月08日 | 日記
三連休の4回目。いつまで続く三連休。。
今日は雨が降ってしまったけれど、昨日は行楽日和でしたね。

うちも、子ども達が「こどもの国」に行きたいということで、車で行くことになりました。午前中、仕事を一件こなしてから向かう予定で、どうしてもお昼近くになってしまう..でも、仕方ない、お昼からでも閉園までは4時間は遊べるだろうということでお弁当も作ってうきうき行ったのですが‥。

「こどもの国」についたら、なんと駐車場に入るまでに2時間近く並ばなくてはならない‥という事態に。
すでに、1時間経つころに、パパが噴火。

ここで、うちのパパの説明を少しいたしますと、普段は温和なパパですが、理にかなっていなかったり非常識な目に遭遇しますと、ほぼ100%噴火します。

板長だけに、サービス面で行き届いてないと、たとえば食べ物やさんでは特に説教節、炸裂です。それはもう、理路整然と相手を追い詰めていくわけです。
「ぼくはこのお店が大好きだったのに、なんたる不手際。失望しました。」
みたいなことも付け加え、なおかつ他のお客さんも見方につけて立ち向かっていく(笑)。

‥で、きのうは「あぁ、これはもうこどもの国はあきらめたほうがいいかもしれないなぁ」と私が思い始めた矢先、パパが意気揚々とピッポッパッと携帯から管理事務所に電話しておりました(笑)。

1車線しかないせまい道路がものすごい渋滞になっていた上、案内表示がどこにもなく臨時の駐車場がどこなのかもまったくわからずで、確かに腹の立つ状況だったけど。

腹の虫がおさまりきらないパパは、「どうなってんの?」と聞いた後、今後どうしたらいいかまで具体的にアドバイス(いや苦情)を延々と述べて電話を切っておりました。まぁ、あのお天気のよかった昨日だったのに、お昼からのんびり入ろうとしていた私達も読みが甘かったわけで、結局別の公園に行ったのですが。

で、夜はサラダバーの有名なシズラーへ。

私はここで学生時代、(違う店舗ですが)オープニングスタッフとしてバイトしてたことがあり、知ってる社員さんも多いので、よく行くのですが。。さすが、連休。。ここも異常に混んでいた。

予測して行ったので、いいとしよう。子どもも喜んでいることだし。。
‥ということで、おいしく頂いて、さぁデザート!と思ったら冷えてるお皿がない。でもこんなに混んでるんだもの、仕方ないさ、とあきらめました。

ただ、子どもっていうのは、よく観察してるものなんですねー。

お皿を冷やすための冷蔵庫の中に1枚もなく、パパが「からっぽだよ!」と言ったのを聞きのがさなかった妹(5歳)は、食後にコメントを書く用紙にこう書いてました。

「おいしかたです。。
 ごちそうさま。
 まユみおねいさん、、おいしかたよ
 からぽだよ とぱぱがいいました。
 おわりです

私は、その場で笑いが止まりませんでした。
(で、妹は手渡しで「まユみおねいさん」にそのメモを渡しに行きました。
あぁ‥。)







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぷちみる、満員御礼。。

2007年10月05日 | 日記
 ホームページでの、お問い合わせ受け付けますの告知から、たった3日で予約満杯。
そして、今日開講日で、体験の方もたくさんいらっしゃいましたが、あっという間に定員になりました。

皆さん、ありがとうございました!!

あーちゃんと同級生、、ということで、私はかねてからあーちゃんでいろいろ実験してみていたのですが、うん、つかみはバッチリでした、たぶん(笑)。

でも、あーちゃんは、今日、テレビで嵐が歌う「ハピネス」を見ながら熱唱するお姉ちゃんに刺激を受けて、エイトビートで立て揺れしていました。。
私の歌う歌やピアノよりノリノリ。そんなもんだよね‥、わが子なんて。
ママは、お仕事がんばるよ‥。。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある日のレッスン風景。。

2007年10月05日 | ある日のレッスン風景
 夏はなんとなくの~んびりムードのお教室ですが、新学期が始まって1ヶ月も経つと、みんなピリっと引き締まってきます。

 秋は検定があったり、ステップがあったり‥とお教室も大忙しです。
そろそろ3月のコンサートの詳細も決めなくちゃ。
みんなにも少しずつ、曲を聴いてもらって選曲選びに入りました。

 本番の機会は大事にしてもらいたいですが、その分課題がおろそかになってしまわないように、発表会の曲だけに集中してしまわないように、まんべんなくおけいこしていきたいと思ってます。

 私もこわごわと(?)ラフマニノフの小品に取り掛かってますが‥。
なんせ、時間に追われる身ですから、なかなか思うように進めません。
それは、あーちゃんと私の戦いです。。。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祈る。

2007年10月02日 | 日記
10月になりました。暑くなくなると、俄然ピアノに向かう機会が増えます。
(ほんとは、夏もしっかりさらわなくちゃいけない身なんですが、なかなか向かえません。。。)

ぴらぴら~とモーツァルトやベートーヴェンのソナタ集をめくって、ポロポロ鳴らしてました。恩師のぴしっとした文字だとか、懐かしいなぁと思いながら。。
弾いてると、けっこういろんなことを思い出すもんです。

「音楽」って、一生懸命好きで聴いてた時代の情景とか、感情とか、リアルに甦りますよね。音楽の記憶ってすごい!

 先日、ドリカムの吉田さんのだんな様が亡くなるニュースを聞きました。
33歳の若さでご病気だったそうです。夏の間、コンサート中にも関わらず寝る間もなく看病したり、その精神状態を考えると、本当に胸が痛みます。

 ‥あのとき、どんな気持ちで「未来予想図」歌っていたんだろう?

特別好きという曲ではないのに、彼女の歌声を聴いてあんなに胸に響いて泣けたのは、やっぱり意味があったんだなぁ。。。
「想い」だけで歌い上げていた‥という感じでした。それが本当に伝わってきたせいだったのかなぁ。

今は、吉田さんにとっていろんな気持ちが詰まってるであろうこの曲は、聴くだけでもつらいことだと思います。

いつかまた、吉田さんが心安らかな、静かな気持ちで歌えますように。。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする