■1987(昭和62)年10月19日(月曜日)(東京株式市場は翌19日火曜日)の、
いわゆる「ブラックマンデー」で「ニューヨーク市場」の株価が、一日で
22.%下落した影響で、翌19日の日経平均株価も3836.48円(14.9%)
下がる大暴落を起こしたものの、翌日には、2037.32円(13.24%)上昇と
あっさり回復し、この株価の変動でたくさんの人がおいしい思いをしたために、
バブル相場が到来した。
◆陰の声:つまり、まずい思いをした人もいると言うことか。
■このころの経緯は「日経平均プロフィル」公式ページに詳しい。
■巨額の資金の行き場に困った挙句、あれこれ買いあさる連中が向かった先の
一つが「金相場」。
この24年間の「日経平均株価」と日本国内の「金小売価格」の推移を重ね合わせて
みた。
左側数値軸は日経平均、右側金小売り価格。円高ドル・ユーロ安など複雑に絡み、
今後をどう占うか「頭の体操」。
(画像クリックで拡大)
◆影の声①“1%のリッチが99%の富を独占している”と、ウォール街に端を発した
「格差デモ」をそんな単純なものではない、と別の角度から見ている人もいる。
万華鏡のように変わり続ける複雑な世の中から「実像」を見つけ出すことの
難しさを痛感する。
◆影の声② 債券・株券無しには無縁じゃろが?
■バーゲンの日
・10月19日の日本の記念日の1つに「バーゲンの日」がある。
1895(明治28)年に東京駅上の大丸呉服店が冬物衣料の大売り出しを実施し、
これが日本初の本格的なバーゲンであったことに由来している、とされている。
・日本におけるバーゲンセールは東京の日本橋にある三越デパートが1923(大正12)年
8月5日に開催したものが最初だと言われている。
・昨今の金融市場の「国債・株式大バーゲン」は「年中無休」のありさま。
急成長を続けてきた「チャイナマーケット」も、このところ失速の気配。
世界的異常気象で、タイが水没寸前、自動車メーカーは「看板方式」が裏目に出て、
部品調達に四苦八苦。
・いったん下がった「金」がジワリと動き始めたように見える。
ペン先持ってオロオロする “忠太”