PowerBook150
マックブックは昔、パワーブックというシリーズだった。
パワーブック150、ネットとかでは「苺丸」とか呼ばれることもあるようで、
単純に150を いち ご まる と呼んでいるだけなのだが、
そこそこ人気があったと思う。
今でもマックブックは高価な方だと思うが、1994年の当時も同様で、
それの廉価版っぽく、クラリスワークスというオフィスソフトが付いたことで、これだけでも買ってすぐ使えるのが良かった。
当時はインターネットとかは敷居が高く、ブラウザも今ほどの性能でもなかったので、
クラリスワークスが付属されていなかったら、ワープロと表計算だけでも数万円するオフィスソフトの追加が必要だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a7/1ba6be5b9b97a5f23cd38d9c97194820.jpg)
スペックは
RAM8MB、HDD120MB、
液晶モノクロ4階調でSCSIポート装備。
単位はGBではなくMBです。
当時はUSBがなく、外付のHDDやCDドライブとかスキャナとかが接続できるポートとしては
SCSIだった。
SCSIのコネクタの形状は複数あるので、変換コネクタや変換ケーブルなどの組み合わせで
どうにか繋いでいた。
特にパワーブックは専用の四角いコネクタだったので、変換コネクタが必須だった。
あと、マウスの代わりにトラックボール、プリンタを接続するシリアルポートが1つ。
ちなみに、音声はモノラル。
で、当時、買ってすぐ壊れた。
買って、1日目、最初に起動させたときは問題なかったのだが、翌日、起動しないのだ。
すぐにショップに持っていってみると、数分後に起動。
内蔵バッテリが十分でなかったからじゃないかという事だったが、
まる一日、ACアダプタに繋いで充電していたので、そんなわけないと思いながらも
とりあえず動き出したので、その場は引き下がった。
が、その翌日あたり、苺丸がFDを含んだままダウン。
このときもACアダプタを使っているのでバッテリとは無関係と思い、
絶対に内部の接触が異常なのだと確信した。
とりあえず、呑み込まれたFDを強制イジェクト
してみたら、今度は、FDDが壊れた。
差しても「ウィーンカシャ」って音がしないし、アイコンも出てこない。
で、ショップに持っていったら、今度は一度修理しているから初期不良扱いには
できないので、新品との交換は不可とのこと。
ただし、工場へ戻して原因不明で修理不可能であれば、工場が新品と交換するかも、
って説明を店員がしてくれたので、
修理の際に、店員に状況を説明して内部のチェックもしてもらうようお願いし、
工場へ戻して修理(無料)してもらうことになった。
(その間、そのショップでは苺丸が¥10Kも値下がりしていた。)
で、結局、FDD部分を交換、全ての原因は不良FDDのせいとなり、
本体は正常ということで苺丸が戻ってきて、それからしばらくして
それまでの異常動作の原因がわかった。
ACアダプタのケーブルが途中で細くなっている部分があるのだ。
そこをいじってみると、Macのバッテリのゲージが充電中になったり通電中になったり。
つまり、苺丸本体ではなく、ACアダプタが不良だったのだ。
で、原因判明に喜び勇んで、そのショップへ直行、
ところがショップが「移転」、更に移転先不明ときたもんだ。
この間1ヶ月もしなかったと思う。
その後、少し離れたところに家電量販店がオープンしたので
ACアダプタを買いに行ってみると、そのときの店員がいました。
移転と言っていたショップとオープンした家電量販店に繋がりはないというから
移転ではなく閉店だったんだな、
ちなみに、ACアダプタは¥10K近くした。
その後、しばらくして、気が付いたら苺丸から音が出なくなっていた。
拡張が入っていないのか、RAM不足かとか思ったが、
起動音(「フォアヲーン」ってね)すらしなくなっていることに気づいて、
裏蓋を開けてにスピーカ周りを見てみると、コンデンサっぽいのが腐っていた。
つまり、物理的にブッ壊れていると考えるようだった。
HDDは120MB→240MBに交換した。
コンパックのノートPC AERO内蔵の240MBなのだけれど、
FMV biblo NC13Dの内蔵を3GBにしたとき余った1GBをAEROに入れたので。
つまりドミノ移植。(NC13Dは先日ストレージをSSDに交換したもの)
その後、内蔵HDDを540MBへ交換した。
ほぼ、倍々になっている感じ。
HDDの540MBは当時、ジャンク屋で500円だったから、つい買ってしまったもの。
SCSIでの接続ではCDドライブやスキャナが繋がった。
スキャナはエプソンのGT8500が繋がった。
もともとこのスキャナ、Windows95で使っていたのが、
その後、Windows2000にしたら対応していなくて、使わなくなってしまっていた。
WindowsXPに対応しだしたのだが、既に別のスキャナを買ってしまったため、
使わなくなっていたので、これを苺丸専用にした、
ただし、苺丸はモノクロ4階調の液晶モニタなので、カラーで読み込んでも
色の調節とかできなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f8/13ba2606784434d206e482066a2208f4.png)
SCSIではないが、デジカメを接続しようとしたこともある。
富士フイルムのデジカメでは最初と思われるDS7があった。
充電式ではなく乾電池で、安い電池だと新品でも1枚目を撮ろうとするとバッテリ切れになった。
このデジカメにはビデオ出力があるので、画像を格納してプロジェクターに繋げば
簡易的にプレゼン用にもなった。
で、コレのインターフェイスキットが売られていたので繋ごうと思って買ったら、
画像取り込み用のソフトが
「CPU X68040以上」なので、MC68030の苺丸では使えないのでした。
スペックはよく見て買いましょう。
プリンタのポートはシリアルポートなのでモデムも繋がった。
当時、インターネットはモデムで電話回線に繋いでいたので、
これにもモデムを繋いでプロバイダへダイヤルアップ接続できないか試してみた。
TCP/IPでの接続を前提とするので
MacTCPとFreePPPを用意した。
MacTCPを使うことでtelnet、FTP、webブラウザでインターネットに接続できるようになる。
OSは付属の漢字トーク7.1.1。
これに使えるMacTCP2.0.6 がダウンロードできた。
インターネットスタータキットJ2-1.1.1付属の
ConfigPPP バージョンJ1-2.1.4
PPP バージョンJ1-2.5
を使うとよいという話もあったが
雑誌の付録のCD-ROMに収録されて
取り説が日本語ということもあって、
FreePPP2.6vをインストール。
ダウンロードしたブラウザは
NCSA Mosaic for the Macintoshだった。
それから数年後、今から約20年前、
すんなり起動しなくなった。
パワーオンを数分押続けないと起動しなかったり、
コントロールキーとAppleキーを押しながらとかもやったし
小穴に棒を差し込んだりもした。
起動すると時計が狂っていた。
これがすんなり起動しない事と関連していたのかもしれない。
当時、Macは起動時に時計を見ているという話もあり、
時計が狂ってしまうと起動しなくなることがあるという噂。
内蔵電池が切れると時計が動かないということも考えられるので、
内蔵電池の交換でどうにかなるのかもしれないと思った。
そういえば、毎年、元旦に起動するとこんな
オープニングが出てきていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/73/6bdf5b4ac5c912422504ee1c181d029d.jpg)
「あけましておめでとうございます」
が毛書体?で。
もしかしたら、これを表示させる
ためだけに、起動時に時計を
見ているのかも?
とりあえず内蔵の電池を交換するのに蓋を開けてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b2/cddba4f378e3c12d4eb154a36479bf24.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/51/53e73ddd2d7b7b388f0d69ce51c40f0b.jpg)
手前にある緑色で形状がひょうたんなのが電池です。
手前の比較的大きめのが苺丸にもとから繋がっている方で、透明袋に入ったやや小さめの方が購入した電池です。
中央にある赤っぽいのは、大きさ比較用に置いたMMC(マルチメディアカード)です。
これはSDカードと同じ形しています。
MMCのケースは横幅3糎cmぐらいです。
この電池、似て非なるもので、結局交換できなかった。
更にその後一部キーが反応しなくなった。
「)」は出るのに「(」が出ないとか、半角の「“」も出なくなっていた。
そして、“6”より右側のキー全体が反応しなくなり、
仮想キーボードで操作はできるが、最早エディタとしての用途も途絶えた。
今も捨てずに残しているが、起動はしない。
マックブックは昔、パワーブックというシリーズだった。
パワーブック150、ネットとかでは「苺丸」とか呼ばれることもあるようで、
単純に150を いち ご まる と呼んでいるだけなのだが、
そこそこ人気があったと思う。
今でもマックブックは高価な方だと思うが、1994年の当時も同様で、
それの廉価版っぽく、クラリスワークスというオフィスソフトが付いたことで、これだけでも買ってすぐ使えるのが良かった。
当時はインターネットとかは敷居が高く、ブラウザも今ほどの性能でもなかったので、
クラリスワークスが付属されていなかったら、ワープロと表計算だけでも数万円するオフィスソフトの追加が必要だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a7/1ba6be5b9b97a5f23cd38d9c97194820.jpg)
スペックは
RAM8MB、HDD120MB、
液晶モノクロ4階調でSCSIポート装備。
単位はGBではなくMBです。
当時はUSBがなく、外付のHDDやCDドライブとかスキャナとかが接続できるポートとしては
SCSIだった。
SCSIのコネクタの形状は複数あるので、変換コネクタや変換ケーブルなどの組み合わせで
どうにか繋いでいた。
特にパワーブックは専用の四角いコネクタだったので、変換コネクタが必須だった。
あと、マウスの代わりにトラックボール、プリンタを接続するシリアルポートが1つ。
ちなみに、音声はモノラル。
で、当時、買ってすぐ壊れた。
買って、1日目、最初に起動させたときは問題なかったのだが、翌日、起動しないのだ。
すぐにショップに持っていってみると、数分後に起動。
内蔵バッテリが十分でなかったからじゃないかという事だったが、
まる一日、ACアダプタに繋いで充電していたので、そんなわけないと思いながらも
とりあえず動き出したので、その場は引き下がった。
が、その翌日あたり、苺丸がFDを含んだままダウン。
このときもACアダプタを使っているのでバッテリとは無関係と思い、
絶対に内部の接触が異常なのだと確信した。
とりあえず、呑み込まれたFDを強制イジェクト
してみたら、今度は、FDDが壊れた。
差しても「ウィーンカシャ」って音がしないし、アイコンも出てこない。
で、ショップに持っていったら、今度は一度修理しているから初期不良扱いには
できないので、新品との交換は不可とのこと。
ただし、工場へ戻して原因不明で修理不可能であれば、工場が新品と交換するかも、
って説明を店員がしてくれたので、
修理の際に、店員に状況を説明して内部のチェックもしてもらうようお願いし、
工場へ戻して修理(無料)してもらうことになった。
(その間、そのショップでは苺丸が¥10Kも値下がりしていた。)
で、結局、FDD部分を交換、全ての原因は不良FDDのせいとなり、
本体は正常ということで苺丸が戻ってきて、それからしばらくして
それまでの異常動作の原因がわかった。
ACアダプタのケーブルが途中で細くなっている部分があるのだ。
そこをいじってみると、Macのバッテリのゲージが充電中になったり通電中になったり。
つまり、苺丸本体ではなく、ACアダプタが不良だったのだ。
で、原因判明に喜び勇んで、そのショップへ直行、
ところがショップが「移転」、更に移転先不明ときたもんだ。
この間1ヶ月もしなかったと思う。
その後、少し離れたところに家電量販店がオープンしたので
ACアダプタを買いに行ってみると、そのときの店員がいました。
移転と言っていたショップとオープンした家電量販店に繋がりはないというから
移転ではなく閉店だったんだな、
ちなみに、ACアダプタは¥10K近くした。
その後、しばらくして、気が付いたら苺丸から音が出なくなっていた。
拡張が入っていないのか、RAM不足かとか思ったが、
起動音(「フォアヲーン」ってね)すらしなくなっていることに気づいて、
裏蓋を開けてにスピーカ周りを見てみると、コンデンサっぽいのが腐っていた。
つまり、物理的にブッ壊れていると考えるようだった。
HDDは120MB→240MBに交換した。
コンパックのノートPC AERO内蔵の240MBなのだけれど、
FMV biblo NC13Dの内蔵を3GBにしたとき余った1GBをAEROに入れたので。
つまりドミノ移植。(NC13Dは先日ストレージをSSDに交換したもの)
その後、内蔵HDDを540MBへ交換した。
ほぼ、倍々になっている感じ。
HDDの540MBは当時、ジャンク屋で500円だったから、つい買ってしまったもの。
SCSIでの接続ではCDドライブやスキャナが繋がった。
スキャナはエプソンのGT8500が繋がった。
もともとこのスキャナ、Windows95で使っていたのが、
その後、Windows2000にしたら対応していなくて、使わなくなってしまっていた。
WindowsXPに対応しだしたのだが、既に別のスキャナを買ってしまったため、
使わなくなっていたので、これを苺丸専用にした、
ただし、苺丸はモノクロ4階調の液晶モニタなので、カラーで読み込んでも
色の調節とかできなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f8/13ba2606784434d206e482066a2208f4.png)
SCSIではないが、デジカメを接続しようとしたこともある。
富士フイルムのデジカメでは最初と思われるDS7があった。
充電式ではなく乾電池で、安い電池だと新品でも1枚目を撮ろうとするとバッテリ切れになった。
このデジカメにはビデオ出力があるので、画像を格納してプロジェクターに繋げば
簡易的にプレゼン用にもなった。
で、コレのインターフェイスキットが売られていたので繋ごうと思って買ったら、
画像取り込み用のソフトが
「CPU X68040以上」なので、MC68030の苺丸では使えないのでした。
スペックはよく見て買いましょう。
プリンタのポートはシリアルポートなのでモデムも繋がった。
当時、インターネットはモデムで電話回線に繋いでいたので、
これにもモデムを繋いでプロバイダへダイヤルアップ接続できないか試してみた。
TCP/IPでの接続を前提とするので
MacTCPとFreePPPを用意した。
MacTCPを使うことでtelnet、FTP、webブラウザでインターネットに接続できるようになる。
OSは付属の漢字トーク7.1.1。
これに使えるMacTCP2.0.6 がダウンロードできた。
インターネットスタータキットJ2-1.1.1付属の
ConfigPPP バージョンJ1-2.1.4
PPP バージョンJ1-2.5
を使うとよいという話もあったが
雑誌の付録のCD-ROMに収録されて
取り説が日本語ということもあって、
FreePPP2.6vをインストール。
ダウンロードしたブラウザは
NCSA Mosaic for the Macintoshだった。
それから数年後、今から約20年前、
すんなり起動しなくなった。
パワーオンを数分押続けないと起動しなかったり、
コントロールキーとAppleキーを押しながらとかもやったし
小穴に棒を差し込んだりもした。
起動すると時計が狂っていた。
これがすんなり起動しない事と関連していたのかもしれない。
当時、Macは起動時に時計を見ているという話もあり、
時計が狂ってしまうと起動しなくなることがあるという噂。
内蔵電池が切れると時計が動かないということも考えられるので、
内蔵電池の交換でどうにかなるのかもしれないと思った。
そういえば、毎年、元旦に起動するとこんな
オープニングが出てきていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/73/6bdf5b4ac5c912422504ee1c181d029d.jpg)
「あけましておめでとうございます」
が毛書体?で。
もしかしたら、これを表示させる
ためだけに、起動時に時計を
見ているのかも?
とりあえず内蔵の電池を交換するのに蓋を開けてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b2/cddba4f378e3c12d4eb154a36479bf24.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/51/53e73ddd2d7b7b388f0d69ce51c40f0b.jpg)
手前にある緑色で形状がひょうたんなのが電池です。
手前の比較的大きめのが苺丸にもとから繋がっている方で、透明袋に入ったやや小さめの方が購入した電池です。
中央にある赤っぽいのは、大きさ比較用に置いたMMC(マルチメディアカード)です。
これはSDカードと同じ形しています。
MMCのケースは横幅3糎cmぐらいです。
この電池、似て非なるもので、結局交換できなかった。
更にその後一部キーが反応しなくなった。
「)」は出るのに「(」が出ないとか、半角の「“」も出なくなっていた。
そして、“6”より右側のキー全体が反応しなくなり、
仮想キーボードで操作はできるが、最早エディタとしての用途も途絶えた。
今も捨てずに残しているが、起動はしない。