福田政権消滅は当然の帰結

オレってエスパー？（笑）

つまらない冗談はさておき、突然の辞任表明であったので、正直驚いた。また、「アベしちゃった」（ちょっと懐かしい）ということ？
密約云々はおいておくとしても、内閣改造まで漕ぎ着けたので総選挙を1回はやってみるつもりだったのではないかと思っていた。しかし、そこまではもたなかった、ということかな。

与えられたチャンスとしては、サミット、内閣改造というのがあったのだが、「最後のお願い」に近かった「改造後」を見ても支持率回復が見込めない＝（福田総理をトップとしての）選挙は無理、という判断がなされたものと思われる。


内閣改造後に回復する見込みがないことは、預言通りだったでしょ？

＞絶望内閣と支持率

まあ、これも既定路線、ということなのかもしれんが（笑、陰謀論？）。


大体、安倍―福田政権と来る前からこういう結果になるかもね、というのは、誰でも想像できる範囲だったろうけど。安倍総理誕生前には、「1回パスしておいた方が得だと思うよ」と言ってあげたのに、敢えてやっちまって、あのような結果になってしまった。小泉後の登板は（小泉チルドレンが任期（09年9月）を迎えるまでの）ちょっと短期登板になってしまうかもね、ということはすぐに判るから。そういう短期登板というか、中継ぎ的な登板をするのであれば、2人も替えずに「誰か1人」に任せるべきだったのだ。

しかも福田を担ぎ出したい勢力が「安倍降ろし」を画策し、招いた結果がコレかよ（笑）。
ったく、世界中の赤っ恥だぜ。

ま、これも予想通りだったじゃないの。

・07年9月
＞一夜城

＞福田新総裁誕生

この記事中にも書いたが、福田さんの「やりたいこと」って、結局何だったのか誰か説明できる？
そんなもん、始めから判っていたことじゃないか。「ない」んだよ、何も。ただ「なってみました、貧乏くじを一本引きました」というだけの人なんじゃないの。官房長官辞任の時のことも、そうだったでしょ？こういう人を押してた連中は、責任とってくれよな、とは思う（笑）。

大体、国民の多くが「そうめん食べたい」とか言ってたわけじゃないんだって。別なメニューを求めていたにも関わらず、一部の連中の意向だけを優先した結果が、これなんだよ。「そうめんなんか食べたくない」と思っているのに、わざわざ「しなびたそうめん」を出してきたら、人気がないなんてのは当たり前なんだって。判りきっていることだ。
それを「そうめんじゃ文句があるって言うのか、また別なメニューに変えろというのか、なんて贅沢なんだ、無駄にし過ぎだ」とか責められても困るわな。誰が「しなびたそうめん」なんか出してこい、って言った？誰がそんなメニューを求めたんだよ。国民は最初からそうめんを求めてはいなかった。「どうしても、そうめん食べたい」って無理矢理突き進んだ連中が勝手に決めたことじゃないか。ハナっから、「そうめんなんかじゃダメですよ、国民には通用しませんよ」って言ってあげているのに、わざわざそうめんを出してきた連中が招いた結果なんだよ。そっちの方が問題なんじゃないの？

（※まるで「そうめん」を悪いもののように言っていますが、我が家では結構食べています。人気メニューの一つです。あくまで、ものの喩え、ということでご了承下さい。）


・05年9月
＞「ポスト小泉」を睨んだ組閣はどうなるかな？

この時の予感は、やはりそうだったな、ということが、「今更になって」判った・確認された、ということではないですか。
これを防がなかった連中（与党内の議員、評論家？やマスコミ人）は、これまで何をやってきたか？どう対処しようとしたのか？国民にそうしたメッセージをどのように伝えたのだろうか？
降りる方も降りる方だが、そういう事態を回避するべく努力を怠った、ということなんじゃないの？（笑）


そもそも福田さんが辞めたのは、国民から「辞めろコール」だの「辞任要求大運動」だのが起こったわけではない。韓国や台湾みたいに、大衆運動でイスから引きずり降ろしたわけでもあるまいに。自分が勝手に辞めたんだよ。
他の与党議員たちが「選挙で票が欲しい」ということで、それを最優先した結果が「辞任」だっただけだ。辞めた理由を一つ挙げろ、といわれたら、「○○議員が落選するかもしれないから」というだけだろうね（笑）。別に、国民のことを思って辞めたわけじゃない。国民からの辞任要求運動が高まったわけでもない。与党内で、「オレの票が増えないのは、福田総理がトップにいるせいだ、だから辞めろや」という圧力が「与党議員」たちから強まっただけだろ。だから、福田さんを降ろした人たちは誰か、ということを言うとすれば、「与党議員」であって、一般大衆である国民ではない。勘違いされては困る。