今回の五輪は、日本の活躍がたくさん伝えられており、当方も毎日のようにテレビを見てしまっています。
これまでは、競技毎に、あれこれと思うところを書いてきましたが、今回は毎日のように一杯ありすぎて書けないくらいです。
金メダルの多さは素晴らしいです。
今大会の初っ端で、水泳の荻野君が期待通りに金メダルを獲れて、一気に波に乗れたという感じでした。競泳や柔道が続々とメダルを獲得し、選手やスタッフの努力の賜物だったろうと思います。
体操も、期待通りに、というと、これがいかに困難なことだったろうか。団体と個人総合の内村くんの頑張りが光りました。本番で力を発揮するのは、決して簡単なことではないでしょうから。立派です。
男子ラグビーがベスト4という偉業に、驚きました。
男子サッカーは、…初戦のミスが響き、最後まで不完全燃焼だったと思います。しかし、言うなれば「スタンディングでの殴り合い」で怯まずに4点取るところまで行ったのは、精神力を示したと思います。コロンビア戦の2点も、よく取りました。昔だったら、ズルズルと大敗を喫してたところかもしれませんが、それがなかっただけでも大きな前進だと思えます。3試合で不屈というのは示せたと思いますが、重要なところでのミスというのは命とりである、という、国際舞台の厳しさを痛感できたことかと思います。
バドミントンも期待通りに活躍が光ります。女子は勿論なのですが、男子ダブルスやミックスダブルスの活躍も凄いことだと思えました。特に、日蔭だった男子ダブルスは、厳しい予選リーグを勝ち抜けて上位の期待が高まりましたが、やはり勝負所での僅かな差が出たかなと思います。
そして、卓球。
男子が水谷の素晴らしい活躍で、個人でのメダルも立派ですが、団体を決勝に導いた力は立派です。かつて、水谷と岸川では勝ち抜けなかった壁を超えられたのは、やはり若手が育ったことでしょう。水谷もいつのまにか大ベテランですから。馬龍との壮絶な打ち合いを経験して、勝負強さの点で一段上がったように思えます。団体のドイツ戦で遺憾なくそれが発揮されました。決勝では、中国の壁を強烈に感じると思いますが、3人とも頑張って下さい。
女子は、というと。
個人戦初戦で、銅メダルの北朝鮮選手と当たり、それでも、石川佳純ちゃんなら勝てる相手だったはず。しかし、巡り合わせと運と、相手の精神力と粘り、それが上回っていたということでしょう。愛ちゃんの3位決定戦でも、やはり同じでしたから。今大会は、相手の当たり大会だったのだと思います。石川さんの「まさか」という焦りのようなもの、重責、それを感じ過ぎたのが個人戦敗退を招いたんだと思います。
けれど、愛ちゃんは頑張ったし、団体戦に入ってからの石川さんは最強ですから、立ち直れたように思えます。
伊藤さんは、以前にも増して、チームに良いアクセントを与えていると思います。活躍は期待通りだったでしょう。
が、落とし穴は、ドイツ戦で待っていましたね。
伊藤さんのよい所は、プレッシャーを跳ね返せる精神力です。思い切りの良さも、反応の速さも、脅威のブロックショットも、素晴らしいです。初出場の15歳とは到底思えません。素晴らしい選手です。
しかし、ドイツ戦の初戦、大舞台に強い伊藤さんに任されたものと思いますが、その期待通りに勝てる試合をしてくれました。が、まさかの最終ゲームを逆転で落としてしまいました。あの場面、6点リードで残り2点取れば、という時、自滅にも等しい試合運びをしてしまったのでした。初出場の少女に言うのは厳し過ぎて躊躇われますが、1球の厳しさ、1点の重み、その点でドイツ選手の粘りが上だったのでしょう。これはダブルスの試合でも同じでした。割と淡白なプレーをしてしまうことがよくある。これを今後に生かしてもらえれば、と思います。1点にどれほどこだわるか、というのが、ドイツ戦での明暗を分けたものと思います。5試合目を戦った愛ちゃんが、全て自分の責任、と語った言葉、これは伊藤さんを最も気遣い、守ったものです。最年長のお姉さんでありキャプテンですから。本当に立派な態度です。銅メダルを目指して頑張って下さい。
テニスですが、錦織くんは見事にメダルを取りました。凄いことです。
準々決勝の時、最後のタイブレークになって、本当に涙が出ました。ああ、このまま、届かないのだろうか、と。けれど、驚異的な精神力を見せたのは、錦織くんでした。マッチポイント3本をしのぎ切り、苦しんでも勝ちました。明け方だったのでとても眠かったですが、それ以上に凄い試合だったので、精根尽き果てました。ナダル戦は、準決勝の時のようなナーバスさは抑制され、メンタル面で落ち着いていて、戻っていましたね。しかし、2セットの5-2からの逆転でセットを落としてしまった時には、悪夢が脳裏をよぎりました。けれど3セットはまた戻していて、重要なところでよいサーブも入り、勝ち切れました。今大会は、やはりあの、準々決勝での逆転劇、あれが本当に凄かった。勝利の瞬間、万歳で絶叫してしまいました。
まだ、出番がある選手の皆さんも、是非とも頑張って下さいね。
これまでは、競技毎に、あれこれと思うところを書いてきましたが、今回は毎日のように一杯ありすぎて書けないくらいです。
金メダルの多さは素晴らしいです。
今大会の初っ端で、水泳の荻野君が期待通りに金メダルを獲れて、一気に波に乗れたという感じでした。競泳や柔道が続々とメダルを獲得し、選手やスタッフの努力の賜物だったろうと思います。
体操も、期待通りに、というと、これがいかに困難なことだったろうか。団体と個人総合の内村くんの頑張りが光りました。本番で力を発揮するのは、決して簡単なことではないでしょうから。立派です。
男子ラグビーがベスト4という偉業に、驚きました。
男子サッカーは、…初戦のミスが響き、最後まで不完全燃焼だったと思います。しかし、言うなれば「スタンディングでの殴り合い」で怯まずに4点取るところまで行ったのは、精神力を示したと思います。コロンビア戦の2点も、よく取りました。昔だったら、ズルズルと大敗を喫してたところかもしれませんが、それがなかっただけでも大きな前進だと思えます。3試合で不屈というのは示せたと思いますが、重要なところでのミスというのは命とりである、という、国際舞台の厳しさを痛感できたことかと思います。
バドミントンも期待通りに活躍が光ります。女子は勿論なのですが、男子ダブルスやミックスダブルスの活躍も凄いことだと思えました。特に、日蔭だった男子ダブルスは、厳しい予選リーグを勝ち抜けて上位の期待が高まりましたが、やはり勝負所での僅かな差が出たかなと思います。
そして、卓球。
男子が水谷の素晴らしい活躍で、個人でのメダルも立派ですが、団体を決勝に導いた力は立派です。かつて、水谷と岸川では勝ち抜けなかった壁を超えられたのは、やはり若手が育ったことでしょう。水谷もいつのまにか大ベテランですから。馬龍との壮絶な打ち合いを経験して、勝負強さの点で一段上がったように思えます。団体のドイツ戦で遺憾なくそれが発揮されました。決勝では、中国の壁を強烈に感じると思いますが、3人とも頑張って下さい。
女子は、というと。
個人戦初戦で、銅メダルの北朝鮮選手と当たり、それでも、石川佳純ちゃんなら勝てる相手だったはず。しかし、巡り合わせと運と、相手の精神力と粘り、それが上回っていたということでしょう。愛ちゃんの3位決定戦でも、やはり同じでしたから。今大会は、相手の当たり大会だったのだと思います。石川さんの「まさか」という焦りのようなもの、重責、それを感じ過ぎたのが個人戦敗退を招いたんだと思います。
けれど、愛ちゃんは頑張ったし、団体戦に入ってからの石川さんは最強ですから、立ち直れたように思えます。
伊藤さんは、以前にも増して、チームに良いアクセントを与えていると思います。活躍は期待通りだったでしょう。
が、落とし穴は、ドイツ戦で待っていましたね。
伊藤さんのよい所は、プレッシャーを跳ね返せる精神力です。思い切りの良さも、反応の速さも、脅威のブロックショットも、素晴らしいです。初出場の15歳とは到底思えません。素晴らしい選手です。
しかし、ドイツ戦の初戦、大舞台に強い伊藤さんに任されたものと思いますが、その期待通りに勝てる試合をしてくれました。が、まさかの最終ゲームを逆転で落としてしまいました。あの場面、6点リードで残り2点取れば、という時、自滅にも等しい試合運びをしてしまったのでした。初出場の少女に言うのは厳し過ぎて躊躇われますが、1球の厳しさ、1点の重み、その点でドイツ選手の粘りが上だったのでしょう。これはダブルスの試合でも同じでした。割と淡白なプレーをしてしまうことがよくある。これを今後に生かしてもらえれば、と思います。1点にどれほどこだわるか、というのが、ドイツ戦での明暗を分けたものと思います。5試合目を戦った愛ちゃんが、全て自分の責任、と語った言葉、これは伊藤さんを最も気遣い、守ったものです。最年長のお姉さんでありキャプテンですから。本当に立派な態度です。銅メダルを目指して頑張って下さい。
テニスですが、錦織くんは見事にメダルを取りました。凄いことです。
準々決勝の時、最後のタイブレークになって、本当に涙が出ました。ああ、このまま、届かないのだろうか、と。けれど、驚異的な精神力を見せたのは、錦織くんでした。マッチポイント3本をしのぎ切り、苦しんでも勝ちました。明け方だったのでとても眠かったですが、それ以上に凄い試合だったので、精根尽き果てました。ナダル戦は、準決勝の時のようなナーバスさは抑制され、メンタル面で落ち着いていて、戻っていましたね。しかし、2セットの5-2からの逆転でセットを落としてしまった時には、悪夢が脳裏をよぎりました。けれど3セットはまた戻していて、重要なところでよいサーブも入り、勝ち切れました。今大会は、やはりあの、準々決勝での逆転劇、あれが本当に凄かった。勝利の瞬間、万歳で絶叫してしまいました。
まだ、出番がある選手の皆さんも、是非とも頑張って下さいね。