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いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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サッカー五輪代表~シリア戦

2011年11月28日 15時02分07秒 | いいことないかな
昨夜の試合は、中々見ごたえのある試合だった。


前半終わり間際で先制点と、ツキがある感じだった。
日本は攻め切れずにいたので、ジリジリした展開だったが、幸先よく1点を取ったのは大きかった。

が、後半、その1点が「勝ちの意識」を重くしたように見えた。


入りから、やや消極的な感じになり、逃げ切りの雰囲気が漂っていたかもしれない。どちらかといえば、安全に、大事に行こう、というほんの僅かな意識の変化、みたいなものかな。

シリアも、攻撃の形を作って、日本ゴールに何度も襲いかかる。シリア選手の個々の水準は決して低くない。ボールキープ力も、さほど遜色なく、日本戦をよく研究してきている。日本のパス回しの時に、出足よく、時折何度かパスカットされたりしたが、目ざとくパスコースを張ってる、ということだろう。


キーパー権田とディフェンス陣は、なんとか防いでいたが、遂に同点ゴールを奪われてしまう。
狭いDFの間を、強引に割り込んで、抜け出した相手を褒めるべきだろう。

虚、というのは、ああいう状況を言うのかもしれない。味方もいる、キーパーも待ち構えている、だが、抜けてくると、そこしかない、というポイントでボールをコントロールされ、シュートを打たれてしまった。


あの流れは、日本が何度も得点チャンスの、本当の大チャンスを何度か逃してしまっていて、そういう流れの悪さが相手側にチャンスをもたらすことになってしまったような感じだった。

だから、あの時に「1点入っていれば…」というような後悔が頭をよぎるわけだが、同点に追い付かれた後のサムライブルーは、果敢に攻め続けた。幾度かショートパス交換から抜け出して、シュートまで行けたのだが、それがことごとく防がれていたのだった。日本のスタイルをよく封じていたシリアのDF陣だった。

が、先取点のヘッドと同じく、決勝点もヘッドでの得点だった。
それまで、サイドからの攻撃は、キーパーとの間に長いボールを入れてきてみたり、やや低めのセンタリングを入れたりと、試してはいたのだが、うまくシュートには結びついていなかった。むしろ、日本の特徴ともいうべきパスからのシュートが多かったのだった。

それが、切り返しからのセンタリングなど、少しの余裕が生まれた時にこそ、精度の高いナイスボールが上がってきた理由だろう。


ファーサイドに走り込んだ大津のダイビングヘッドで、再び突き放したのだった。


それまでの、彼の戦闘的な、気迫溢れるプレーが、相手に傾きかけた流れを、引き戻したのだった。

パスやドリブルを封じるには、中を厚くして守るとか、足元の注意を払っていたのだろうと思うが、サイド攻撃が、本当に重要な所で生きた。攻め手を変えることのできたチームの「応用力」が、勝利を呼び込んだのではないかな。

シリアは、国自体が大変な時期で、とても頑張っていたと思う。
相手に敬意を表したい。

好ゲームであった。




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