“子ども”を取り巻く諸問題

育児・親子・家族・発達障害・・・気になる情報を書き留めました(本棚4)。

大対先生のかんしゃく対策

2024年08月22日 07時40分46秒 | 子どもの心の問題
他の講師(大対香奈子先生:近畿大学総合社会学部)によるかんしゃくレクチャーのメモ書きです。
専門分野は応用行動分析学。
しかし一筋縄ではいかない質疑応答では、回答の切れが悪い印象がありました。
まあ、生きているこども相手だから仕方がないかな。

▢ 消去バースト(=かんしゃく)への対応
・かんしゃくには反応しない(目も合わせない)
・激しく泣いたり暴れたりしているときは、落ちつくまで待つ
・落ちついてきたら、代わりにすべき適切な行動を促す
・促した適切な行動が少しでもできたら大げさなくらい褒める(強化)

▢ かんしゃくへの保護者のスタンス
・大人だってイライラしちゃう
・そんな時こそ子どもにモデルを示すチャンスです!
・「落ちつくための時間」を持ちましょう
 → ママも気持ちを落ちつかせてから話すね。
 → 気持ちが落ちついたから話を聞くね、待ってくれてありがとう。

▢ かんしゃく中の言動には反応しない
・かんしゃく中は大人の心を逆なでするような言動が起こることがある
(例)お母さんなんて大嫌い! 死ね!
 → 一切そのような言動には取り合わない
・まったく別の角度から新しいボールを投げる
(例)直接関係のない話題に振る、など
・感情の高ぶりが収まってから、聞いてみる;
「さっきはどんな気持ちだった?どうしたかった?」
「お母さんはさっきの言葉に傷ついたわ」

▢ かんしゃくの際のルール作りは事前に
・何がダメか、そのルールを具体的・明確にして事前に(落ちついているときに)共有しておきましょう。
✓ ヒトを傷つけること
✓ 自分を傷つけること
✓ 社会のルールを守ること



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