日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

脳死と脳始の意義とは? 〜最後の講義「生物学者 福岡伸一」

2018-09-09 17:27:30 | 趣味
 このブログに4年ぶりに登場する福岡伸一先生。

□ (2014.8.30)「動的平衡」(福岡伸一 著)

 今回もNHKの番組です。



□ 最後の講義「生物学者 福岡伸一」
2018.8.18:NHK-BS
<番組内容> 
 「人生最後だったら、何を語り残すのか?」。アメリカの有名大学で行われる「最後の講義」が日本にも登場。今回は「生物と無生物のあいだ」などベストセラー著書で知られる生物学者・福岡伸一さん。「生命とは?生物とは何か?」を問い続けて数十年。「1年前の自分と今は別人。実は完全に入れ替わっている…」固定概念を揺さぶる目からウロコの刺激的なメッセージの連発。福岡ハカセと「生命」を考える知的エンターテインメント!


 「動的平衡」の概念は既に知っていたので、驚きはありませんでした。

 心に残ったコメントの一つに、「脳死と脳始」がありました。

 「脳死」とは「死」の定義を変えて寿命を短くした行為。
 そのメリットは、「まだ温かい体のパーツを移植に使える」という医学的&経済的行為。

 「脳始」とは「生」の定義を変えて寿命を短くする行為。
 胎児の脳が意識を持つまでは「命」と捉えないこと。
 つまり、それ以前は「命」ではないので科学的・医学的実験に使えるということ。

 結局「脳死」も「脳始」も人間の都合で人間の命の定義を変えて寿命を短くしただけ。

 なるほど。

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