生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:愛:もののあわれ:その2:幸福な日々の為の自問自答集

2014年08月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本人が感じる「もののあわれ」という感情には深い意味があります。もともと「もの」は神という意味で、多少、アニミズムの香りはしますが、山、川、石、木、すべてのものに「もののけ」を感じる民族でもあります。ふと旅をして、古い神社仏閣や霊地といわれる岩場に立ちました時に感じる神聖な気分は、私達に天が何かを示唆していると解釈したほうがよさそうです。どの民族にも聖地がありますが、日本の場合は、このアースフィーリングの他に、日常生活の森羅万象に触れた時も俳句を読んだり、和歌を詠んだりしながら、この「もののあわれ」を表現したい衝動にかられます。非常に複雑な感情生活を祖先がしてきた証拠でしょう。DNAに記憶された国民性を無視すると現代人に精神的な異変を与えます。民族独特のアイデンティティを意識化し、その特性を活かす思想が必要なのですが、意外とこの領域は日本人だけでなく、現代の世界各地では無視されているようです。テレビ、ラジオ、インターネットの影響かもしれません。もののあわれを感じた時、この貴重な感情を無視せず、何故、このような感情が生じてきたのか、その湧き出す感情の意味を考えると、そこに不思議な悟りや気づきが見えてくる場合があります。湧き出す感情がどんなものでも、その意味を考える習慣がつくと、面白いものが見えてきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:382>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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