生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

どの程度の嘘が問題なのか?

2010年02月13日 | 第8章:心をのびやかにする方法
人類全てに共通するものに母親をまねる、父親をまねる、があります。なかなか父母のようになりたいが、そうなれないと、子供は嘘をつきながら父母のよな存在に向かい嘘をつくことを覚えます。嘘の原型論です。幼い頃は或日はお姫様、ある日は王子様になりますが、それが大人になっていく訓練なのでしょう。当然、嘘を連発しますが、当たり前のことで、いちいち大人は子供の嘘を大げさに咎めるのも問題です。さあ、そこからが問題ですが、どの程度の嘘が心理療法上、問題になるのでしょうか? 学校にいくようになると嘘が目立ちます。社会に入るとまた嘘が犯罪の背景となったりしてきます。嘘の大中小とは何でしょう?結論は嘘を受け止める側の問題として勉強していきます。そうすると、どんな大ぼら吹きが身辺に現れようとも恐れる必要がありません。嘘をつきたい人を抑えるのは不可能なので、うそつき、大ぼら吹きに自分の人生を支配されない方法を考えていきます。どの程度の嘘が問題なのかを思索するよりも嘘をつく人とどうかかわるかを思索します。
:<嘘:299-2>:

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テレビ討論で政敵を<うそつき>と叫ぶ某政治家

2010年02月12日 | 第8章:心をのびやかにする方法
テレビで見た場面ですが急に白けて何もやる気がしなくなりました。大の大人の政治家が大きな声で何回も政敵に向かって叫んでいるのです。さすがに誰もその叫びをまともに取り上げませんでした。世も終わりだなあ、と思いました。嘘も方便といいますが、この嘘について思索していきます。相手を悲劇に追い込む嘘、自分を有利にし、大きな利益を生む嘘、相手を自殺に追い込む嘘、この嘘という人間に営みについては案外真剣に思索していないようです。人は何故嘘をつくのでしょう。自分を含め嘘については生涯反省しつつ生きていかねばならぬようです。:<嘘:299-1>:

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2010年02月11日 | 第8章:心をのびやかにする方法
恐れずに<愛とは何か?)を語り続けようと思います。気障な男、と言われようがやはり心理療法では一番重要な課題だからです。愛があればどんな困難でも生き抜けます。或シスターにいただいた写真立ての中にマザーテレサの言葉が22ほど書いてありました。素敵な言葉が沢山書いてあります。例えば<最もすばらしい日は今日です><絶対に不可欠なのは帰る家です><最も早い道は正しい歩みです><最も快い感覚は心の中の平和です><最も効果的な防衛はほほえみです>、その他沢山ありましたがその素敵な沢山の文章の最後の一番大切な部分に<全ての中で最もすばらしいものは愛です>と書いてありました。あのマザーテレサさんが一番大事にしたのがこの言葉でした。理想通り実行出来ませんが私もこの言葉をこれからも大事にしていきたいと思いました。:<困難:298-5>:

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自分の魂を信じる人、信じない人

2010年02月10日 | 第8章:心をのびやかにする方法
健全な自己愛の一つに自分の魂を大事にしているか、という問答があります。宗教心理学の中の問答集ですが、どういう意味でしょうか?人は一人で生まれてきて、また、一人で死んでいきます。一人で死ぬのがこわくて部下を道連れにした古代の王さまは沢山いますが、部下が可哀そう。死にたくないのに生贄にされたり、豊作を祈願するときに若い娘を生贄にする歴史も沢山あります。人類誕生以来、死んだらどうなるか、という自問自答は世界各地にあります。神の存在を証明するのも、存在しないのを証明するのも科学はいまのところ出来ていません。その自問自答に答えるべく今でも地球上に沢山の宗教が存在しています。若い時代に健康な信仰を手にした人は本当に強いところがあります。自分の魂は必ず天国にいけると安心して地球で生きている人々は沢山います。カトリツクは<魂は永遠不変のもの、病むこともなく、老いることもない、愛そのものであって臨終と共に身体から離脱する知的生命体である>と定義しています。信仰生活を選ぶ場合に魂とは何、天国とはどんなところ?、色々と疑問がありますから納得出来る宗教を選び、この世で安心して生きていきたいものです。:<困難:298-4>:

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美しい絵

2010年02月09日 | 第8章:心をのびやかにする方法
ここに掲載されているのは富士山の写真ですが、美術館でも本の上でも、何と美しい絵だろう、と感動します。難しい言葉ですが、真善美、という概念があります。ここで言う美の典型が宇宙の美しさ、大自然の美しさですが、世界の名画と言われるものの中にもこの大自然や宇宙を見て感じる崇高な絵画も沢山あります。視覚から感じるこの素晴らしい絵画は生きる勇気を与え困難を乗り越えさせる力も私達に与え続けています。この絵画を見るといつも元気になる!ややこしい言葉は不要で、ひたすら私をうっとりさせ元気づけてくれます。あなたの選ぶその絵はどれ?<困難:298-3>:

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音楽の癒しに注意

2010年02月08日 | 第8章:心をのびやかにする方法
好きな音楽は人の心を幸せにしてくれます。だが待てよ、と心理療法家は手放しで勧めません。好きな音楽を聴きながら自殺された苦い経験を沢山持つからです。音楽全てが<癒し>ではありません。世界各地で音楽療法が大流行ですがその音楽療法をしている人できちんと心理療法の学問を総体的に習得している人があまりいないところが問題です。音楽には人の心を満足はさせますが死においやる危険もあり、また元気に生き抜こうと思わせるものもあることを意識し知覚しておく必要があります。どの音楽が自分を自殺させたがるものか、どの音楽が困難を克服して生き抜く決意をさせるかはその人の成育史が決めていくので原理はありません。五感の中の聴覚を意識し、どの音楽が、音色が自分を明るく元気に爽やかにするか、一度、その傾向を確かめて下さい。:<困難:298-2>:

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小説は人生のオアシス

2010年02月07日 | 第8章:心をのびやかにする方法
独身時代、しかも恋人も居ない寂しさは何とも言えません。そんな寂しさを慰めてくれたのがハイネ、バイロン、ゲーテや石川啄木等の詩や小説でした。シェークスピアのロミオとジュリエットなどで熱い想いをしたものです。置き換えなどという精神作用がある、防衛機制という心の仕組みがある、そんな知識もない中学、高校時代はもんもんとして自分を持て余しました。青春は非常に危険な時代で今から思うとぞーっとしますが、自然の摂理で何とか生き延びていたようです。満たされない想いを小説が満たしてくれました。世界の小説家に今更ながら感謝しています。小説を大事に活用したいものです。:<困難:298-1>:

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正しい統合、健全な統合、明るい統合

2010年02月06日 | 第8章:心をのびやかにする方法
人間の総合的な悩みは3つの分野から生まれてきます。一つは自分が所有する魂から、二つ目は成育史から生まれてくるもの、最後は身体からのもの、この3つを無視すると、どうしても矛盾が出てきてバランスを失い、生き甲斐の心理学から見て正しい統合、健全な統合、明るい統合を樹立できません。<自分が死んだらどうなるか>から<お腹がすいた>まで、総合的な安定が人生には必要です。信仰生活は大事ですが死んだら恐ろしい地獄にゆくような宗教を信じるべきではありません。どんな人生を送っても天国に行けるような宗教を選んで下さい。この3つの統合を健やかで明るいものにする為には健全な神様を信じる以外ありえません。:<錯乱から統合へ:297-5>:

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答えが出せないが大事な質問

2010年02月05日 | 第8章:心をのびやかにする方法
遺伝や身体的医学的な理由で心の病になったとしても生き甲斐の心理学は毅然として対応の努力を怠りません。諦めたら人生は終わりです。重い難病でも心をのびのびとさせる努力をしたり、なるべく明るく笑う種を探して必死で生き抜こうとすると免疫力がついてきて、驚く事、喜ばしい事が起き出します。ホルモン等の分泌もストレス曲線よりも幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)を意識していると免疫と分泌の関係も段々と良くなりだします。一番効果が高いのが自分は何の為に生きているのかを明確に出来た瞬間から人はいきいきとしだします。答えがすぐ分からなくてもこの人生で一番大事な自問自答<自分は何の為に生きているのか>を明るく爽やかに思索すると答えが出なくても何となく生きる価値を感じだすのが不思議です。:<錯乱から統合へ:297-4>:

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或日の恐怖

2010年02月04日 | 第8章:心をのびやかにする方法
どんなに健康な人でも夢かうつつか、というような何となく恐ろしい体験を持っています。一番多いのが寝ている時、あ、これは夢だ、と思うことがあります。その時も夢だから、もう悩まないで目覚めようと意識しその夢の中の恐怖から離脱します。出先での電車の中で眩暈の初体験があり、以来、その恐怖が自分を支配しています。あの恐ろしい体験がまた起きたらどうしよう、と心配します。この錯乱、心配、心の乱れを解決出来たのがやはり居直りです。人生いつどこで死んでもいいや、という居直りでした。不安感、鬱、錯乱は理想と体験のギャップから生まれます。考え方、体験の解釈を変える以外、方法はありません。どんな居直りが自分を落ち着かせるか、どんな考え方なら変更出来るか、どんな解釈なら安心してゆけるかは全てその人の問題なので本人が納めどころを決めないと解決しません。神経症だろうと精神病だろうとそれなりに居直りをすること、腹をくくること、つまり専門用語でいう<アイデンティティーの統合を健全にする>手法が一番重要な治療です。
:<錯乱から統合へ:297-3>:

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逃げ出した長女

2010年02月03日 | 第8章:心をのびやかにする方法
親子四人家族、或時まで本当に幸せな家庭でしたが下の娘が大学を卒業した頃から何となく破壊していきます。父親はリストラ、末娘は神経症、母も乱れ乱れた感じ、大企業に就職した長女だけが明るく元気に生き抜いていました。数年このような暗い日々が過ぎていたのですが、大黒柱だった長女は何を思ったか修道院に入り終生誓願の厳しい道を選びました。大黒柱を失った家族は数カ月ののち、父親は居直り、母も居直り、末娘も居直り、今は全員で元気になりました。心理療法の原理では<アイデンティティーの統合に成功した事例>と言います。考え方を変えて成功した事例ですが、人間、退路を断ち自殺する人、居直って逞しくなる人さまざまです。:<錯乱から統合へ:297-2>:

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<錯乱>から<統合>へ

2010年02月02日 | 第8章:心をのびやかにする方法
若い男女で当然社会生活をする年齢になっても未だ親の経済力に頼らないと生きていけない人間が増えました。昔なら野垂れ死にしていますが現代社会だからこそ生きていられます。当然死んでいるはずの状況なのですが現代日本社会だからこそ食べていけます。この若者をどうしたらいいのでしょうか?<べき論>は山ほどありますが、本人がその気にならないかぎり手のうちようがありません。周囲はその家庭に対して何もいえませんが、両親が死んで初めてそのありようが決まるのでしょう。しかし入院患者の中には錯乱から統合へと無事、治療も終わり逞しく生き抜いている人々も沢山います。何故、成功したのか、他者分析をしてみます。:<錯乱から統合へ:297-1>:

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親友は一人で十分

2010年02月01日 | 第8章:心をのびやかにする方法
親友を獲得するのは案外努力が必要です。相性が左右しますが、観察したり観察されたり試し試されたりしながら段々と友情、愛情が深まります。長い期間をかけて蓄積された信用、信頼性は簡単に崩れる場合もありますが生涯のダイヤモンドともなります。困った時にさりげなく陰で支援してくれているようです。自然体ではあるが近すぎず遠すぎず案外礼儀正しい関係ですが、ここ一番という時に命がけで私を助けてくれたことがあります。そうすると益々生涯の友となります。親友が沢山いると胸を張る人を私はあまり信用しません。お金、職場の地位、健康、思想、色々のつながりは大事ですが、何といつても全知全能の神様が一番の親友となった人は幸せです。:<置き換え:296-5>:

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