生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

或日の恐怖

2010年02月04日 | 第8章:心をのびやかにする方法
どんなに健康な人でも夢かうつつか、というような何となく恐ろしい体験を持っています。一番多いのが寝ている時、あ、これは夢だ、と思うことがあります。その時も夢だから、もう悩まないで目覚めようと意識しその夢の中の恐怖から離脱します。出先での電車の中で眩暈の初体験があり、以来、その恐怖が自分を支配しています。あの恐ろしい体験がまた起きたらどうしよう、と心配します。この錯乱、心配、心の乱れを解決出来たのがやはり居直りです。人生いつどこで死んでもいいや、という居直りでした。不安感、鬱、錯乱は理想と体験のギャップから生まれます。考え方、体験の解釈を変える以外、方法はありません。どんな居直りが自分を落ち着かせるか、どんな考え方なら変更出来るか、どんな解釈なら安心してゆけるかは全てその人の問題なので本人が納めどころを決めないと解決しません。神経症だろうと精神病だろうとそれなりに居直りをすること、腹をくくること、つまり専門用語でいう<アイデンティティーの統合を健全にする>手法が一番重要な治療です。
:<錯乱から統合へ:297-3>:

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