<こんな私にだれがした?けっして貴方のせいではありませんから!>
ごくたまにだが
私は馬鹿になる
今おかれてる体の状況を
すっかり忘れて
頭の中が真っ白
よいのも悪いも
分からなくなる
ただ食べたいだけの
化け物になる
昨日の夜がそうだった
食欲お馬鹿は
たいていは夜に来る
チョコレートを一口
ほんのひとかけら
食べれば空腹が抑えられるはずだった
けれど、その一口が
お馬鹿な私に変身する
あまりに美味しい
チョコレート
ひとくちがふたくちに
気が付けば
チョコの抜け殻が
私の眼の前に小山になってる
さぁ~そのあとが
苦しみの始まり
お馬鹿から
普通の私に戻って
後悔という苦しみ
胃痛という苦しみ
言葉に出来ない体調不良
もう何度馬鹿になったか
そのたびに少しづつ
毒薬という
甘い誘惑にまけて
体のどこかで血を汚す
闇と空腹が
私を狂わせて
お馬鹿な私は食欲魔王
罰として
1万歩目指して
歩いたけど
意気地なしという
お馬鹿がもう一人
私の中にすんでいた