くら闇の中の小さなあかり
観たい物だけをこの眼の奥に見える
そんな言葉が何度も浮かんでは消えて
時間だけがあまりにもゆっくりと刻み続けて
私の胸の鼓動が何故か早くて、苦しい
小さな不安が大きくなって
どんどんとふくらむ
その不安が何なのかもわからなくなって
暗闇から
突然の光が
テレビのスイッチを入れて
そう広くもない部屋が光に満たされた
先ほどの不安は何処へ消えたの
見えないと見える世界が入れ替わって
今日の、昨日の出来事が
私を支配して、
傷心者になってしまった
眠れぬ夜
ああ~この大切な時間
ふと、誰かに話したくなる
けれど、その一方で
ひとりが好きという自分
そっと眼をとじて待つ
明日という日に