Rest In Peace

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音楽仲間が亡くなりました。まだ42歳という若さでした。昨日はその葬儀でしたが、幼馴染という田中さんの弔辞でウルウル、、、バンド仲間のカッキーの弔辞では、涙を堪えきれませんでした。故人の人柄をしのばせる良い葬儀でした。

故人は東京でバンド活動をしていて、母親の病気を機にＵターンしてきたのですが、音楽活動する場を探していました。本当に音楽に飢えていたのです。私の友人Ｍ木が彼の高校時代に英語教師をしていて、Ｍ木のフェイスブックを通じて友人になりました。私のＦＢのカバー写真にロック系のレコードジャケットが沢山貼ってあったからだと思います。

音楽の趣味から言って、トラッシュに連れて行けば何とかなるだろうとタゲシ君に紹介して、即サトウマサハル君と絡む事ができました。その後は水を得た魚が、鶴岡～酒田～東京を自由に泳ぎ回りました。いつもニコニコと人懐っこく、明るい彼は短期間に多くの音楽仲間を作って、毎日のようにセッションやライブやリハとドラムを叩いていない日は無い程の充実振りでした。

そんな彼がフェイスブックで自分が末期の癌である事を公表したのはこの２月１１日の事です。２日前の練習では体調が優れないながらもドラムを叩いていたそうです。翌日、病院で検査をしたところ、手術も出来ないほど癌が進行して、余命はいくばくないと宣告されたそうです。

人当たりの良い彼にはフェイスブックにも多くの友人がいた為、彼を助けるべくグループスレッドも立ち上げられました。元上々颱風の白崎映美さんからは特に可愛がられて、東京で舞台の稽古中の白崎さんは何度も何度も、そのスレッド上で彼の具合を気にかけて、また助けたいと色んな治療法を模索していました。

２月１４日のロックンロールゴールデンアワーでドラムを叩く予定でしたが、自宅療養中の彼は階段を上り下りするのもヤット、電話でしゃべる声も力なく、ドラムはバンド内でも特別体力が必要なので、この日のライブは無理だとリーダーのノブオも言っていました。

ところが会場に現れたのです。全８曲中、、さすがに途中で退場しましたが、６曲演奏したのです。彼のその様な状況を知っている方も多く、ライブは異様な盛り上がりでした。それから彼の訃報が届いたのはライブから４日後の２月１８日の事でした。末期の癌に侵されながら、亡くなる４日前にライブでドラムを６曲叩いたのです。根っからのドラマーの彼は、伝説を残してこの世を去りました。

本当に悲しくて、悔しいですが、遠田君と関われたこの４年間はとっても良い思いでになりました。Rest In Peace 安らかにお眠りください。


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