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夏という事もありまして、ホラーを3作選びました。鬼太郎はホラーかなぁ(笑)。
Talk to me/トークトゥミー
2年前の母の死と向き合えずにいる高校生ミアは、友人からSNSで話題の「90秒憑依チャレンジ」に誘われ、気晴らしに参加してみることに。それは呪われているという“手”のかたちをした置物を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというもので、その“手”は必ず90秒以内に離さなければならないというルールがあった。強烈なスリルと快感にのめり込みチャレンジを繰り返すミアたちだったが、メンバーの1人にミアの亡き母が憑依してしまい…というアラスジです。
さすがのA24作品。一筋縄ではいかないホラー映画です。交霊、憑依という古典的なシチュエーションですが、その瞬間瞬間が本当に怖い。若者たちがキャァキャァ言いながら、度胸試し的にやる光景が逆に恐ろしい。ライリーの自虐シーンは目を覆うばかり。ただラストの落としどころが、う~ん?どうなんだろう?もっときちっとした方がよかった様な気もしますが、これが拘りの様な気もしますが、どうなんでしょうか。
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった、、、というアラスジです。
ゲゲゲの鬼太郎のスピンオフ作品です。若き日の鬼太郎の目玉おやじの話です。内容は子供向けの妖怪映画とはちょっと異なりました。序盤は時代背景も犬神家の一族を彷彿とさせる、相続争いに殺人がからむという、ミステリー的な展開でした。しかし後半は予定通りの妖怪ファンタジーアクション。こうなれば何でも許されますからね。鬼太郎の誕生秘話的な部分も、それほど『おおっ』というものでもなく、チャンチャンと終わってしまいました。序盤が面白かっただけに、残念だと思いました。
俺たちに明日はない
1930年代のテキサス。退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスのボニーは、刑務所帰りの青年クライドに興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまう。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していく、、、というアラスジです。
1967年公開の、言わずと知れた超~名作です。大学時代も見る事はありませんでしたので、恐らく高校時代に見たのが最後だと思います。ちょくちょくと人間ドラマは挟みますが、最初はコミカルな演出が多く、中盤からはガンアクション映画になります。衝撃のラストシーンは、数10年振りに見ても衝撃的でした。完成された娯楽映画ではありますが、その衝撃的なラスト以外は、、、、フェイ・ダナウェイの美しさかなぁ?見たことが無い方には必見の映画です。+0.5
サスペリア
ニューヨークからドイツのバレエ学校にやってきたスージーは、激しい雨の中、ようやく学校にたどりつき、扉を叩くが応答はなかった。翌朝、改めて学校を訪れた彼女は、副校長のブランク夫人とタナー女史に紹介される。ハードなレッスンが始まるが、不安や疲労がたまったスージーは倒れてしまい、目がさめると寄宿舎のベットにいた。そこで彼女は以前から学校で何人もの人間が行方不明になっているという謎めいた話を聞かされる、、、というアラスジです。
1977年公開の大~好きなサスペリアです。DVDも持っているし、数年に1度は見ますが、この度WOWWOWでやっていましたので、初レビューです。何と言っても音楽が良いです。イタリアのプログレバンド、ゴブリンの曲なしにはあり得ない映画です。聴覚的な効果に優れた作品だと思います。視覚から言えば、派手な原色を使ったインテリアも、ダリオ・アルジェントの独自性だと思います。なんとなくアバンギャルドな効果を感じます。ストーリーは悪魔の様な異質な存在は最後で、それまではサスペンスなのか?ホラーなのか?と見るものを惑わします。『決して一人では見ないで下さい』というキャッチフレーズも流行りました。
夏なのでホラー映画を中心に選んだと言いましたが、WOWWOWで稲川淳二の怪談ナイトもやることがありますが、これを夜に一人で見ている方が本当に怖いです。実話という設定ですからね。ホラー映画は、結局は作り話という気分で見ている証拠ですね。いやぁ今回紹介したホラー映画より、稲川淳二でしょ(笑)。
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