廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

受け継ぐ、名将の采配

2009-06-03 22:22:22 | Weblog
 昨日から始まった新番組『EYES 名将の采配』(NHK総合)を見た。 第1回はカルタゴの名将ハンニバル・バルカが数で勝るローマ軍を破ったカンネーの戦いにおけるハンニバルの戦術でした。 ハンニバルは父の後を継いで当時植民地だった今のスペインの総督となり、何とかしてローマに攻め込もうとしたがカルタゴは以前の戦争でローマに敗れて地中海の制海権を失っており、海から攻める道が無かったので何とスペインから数万の軍勢を引き連れてアルプスの山々を突破すると言う破天荒な戦略(現代の登山装備でも簡単では無いのに戦闘用装備の数万人でやるとは無茶)でイタリア本土まで乗り込む事に成功、アルプス越えで大半の兵を失いながらイタリア国内でのローマとの戦闘で連勝し、ローマに不満を持つ現地部族などを加えて勢力を盛り返しながら迎撃するローマ軍を連破して南下、集められる限りの大軍を結集して”決戦”を挑んで来たローマ軍とカンネーの地で戦います...

 番組はクイズ形式で進行し、布陣を描いたジオラマを見ながらハンニバルはどうやってローマ軍を破ったのかを当てると言う趣向でした。 ゲスト回答者の方は横一線に並んだローマ軍の陣形を縦一列の陣形で突破すると答えて間違いだとされましたが、一般論としてはあの答えで間違いではありません。 横長の陣形に対して魚鱗の陣など縦長で突破力のある陣形で対抗するのは三方ヶ原の戦い武田信玄もやっています。 ただ今回の場合、その手はローマ軍が十分に予想して備えているとハンニバルも考えたのではと。 それでハンニバルは上手く劣勢を装いながら後退し、敵が勢いに乗って前に出て陣形が崩れたところに両翼を突破した騎馬隊が後ろから攻撃すると言う巧妙な包囲作戦を仕掛けたのでしょう。

                             

 テレビもネットも無い時代、まさかハンニバルの真似をした訳でもありませんが、これに似た戦術は戦史に良く登場します。 例えば曹操袁紹を破った倉亭の戦いでも先鋒部隊がわざと負けて逃げ、追い討ちしようとする敵を伏兵で包囲攻撃する十面埋伏の計をやりましたし、日本の戦国時代でも薩摩国島津氏釣り野伏と言う戦術を得意としていました。 もしかしたら海外から伝わった書物などを読んで研究して独自の戦術を会得していたのかも知れませんね...

 番組は30分で時間が無かったからカンネーの戦いの”その後”についてはあっさりとしか紹介されていませんでした。 私が補足しますが、カンネーで戦力を失ったローマは寄せ集めの軍団で急場を凌ぎ、その後はハンニバルにいくら挑発されても守りを固めて戦わず、持久戦に持ち込みます。 ハンニバル軍には致命的な欠点がありました。 それは有能な司令官がハンニバルしかおらず、いくら都市を占領してもハンニバルが別の街に移動すればお留守の占領地をローマの別働隊に奪われ...の繰り返しですっかり行き詰ってしまいました。 そうしている内にローマの若き名将・スキピオが登場、スキピオはハンニバルの戦略を逆手に取り、自らがカルタゴ本国に攻め入って危機に陥ったカルタゴ本国はハンニバルに帰還命令を出してイタリアから撤退させ、ついにザマの戦いでハンニバルを破る...その後は番組で紹介した通りです。 来週は毛利元就厳島の戦いを取り上げるそうです。



祝勝会準備バッチリ…ビール2箱/W杯予選(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 いよいよ(日本時間で)土曜日の晩に大事な一戦が始まる訳ですね。 ここで負けても次のホームゲームで...と言わずこの試合であっさりと決めてしまいましょう。 私も誕生日の時の酒が残っていますし、明日は祝杯用の酒の肴でも買って置いて準備します。 今度の試合でワールドカップ出場を決めてしまい、残りの2試合を”消化試合”にしてここでW杯本選用の戦い方の確立や、登用した若手を使って貴重な経験を積ませておきたいですからね。

 2006年のドイツ大会で惨敗し、ヨーロッパで日本サッカーが酷評されている事を知って必ずヨーロッパを見返してやろうと誓ったもののサッカーはド素人の私なのでどうして良いか分からず、”ハンニバル”に勝手に弟子入りして師匠の言葉を自分なりに解釈し、私は”5トップ・5バック”と言う戦術に辿り着きました。 日本には一人で局面を打開出来る選手が居ませんが、それならそれで相手よりより多く走り、日本人の器用さを生かして自陣でも敵陣でもゴール前で常に”数的優位”を生み出す陣形戦術です。

                                  

08年出生率1.37、3年連続増 歯止めはかからず(朝日新聞) - goo ニュース

 確かに数字的には出生率が少し上がりましたが、既に各メディアが指摘している通り、1.37なんて言う数字では人口の維持は困難で、せめて人口の急減を防げる数字にするだけでも容易な事ではありません。 それでも言われている通り、3人目を産む確立が上がったと言う事は子育て支援の成果は少しは上がっている訳ですし、それをより一層充実させる事が必要でしょうね。 一方で結婚も子供を持つ事も困難にしている若年層の貧困や経済的不安定は政治と企業社会にとって義務だと思いますし何とかしないと。 それと教育費の負担を下げる何かしらの政策は必要だと思います。 理想は親の責任で何とかするのは中学卒業までとなる事ですね...

 子供を育てるのは大変ですが、一方で子供には無限の可能性がありますし、それこそ私が以前からよく書いている通り、娘を歌手や女優にするとか息子をスポーツ選手にしたいとか、色々な夢を託す事も出来ます。 願わくば親の経済力とかで子供の将来が最初から決まってしまう事の無い、”活力”のある世の中であって欲しいなと思っています...

                                  

PSPに新機種、一回り小さく Wiiは脈拍計開発(朝日新聞) - goo ニュース

 この新型PSPは面白いですね、デザインもなかなかいいですし何よりこの記事で紹介されている通り、パッケージソフトでは無くダウンロード販売を標準にしている事がいいですね。 問題は価格で、DVDロムなどを作る生産コストも無ければ店などに運んで売る流通コストも一切掛からないのだからそれ相応の値段にしないとユーザーも納得しないでしょうし。 ちょっと時間の空いた時に外出先などでも遊べる携帯型ゲーム機には可能性がありますよ。 一方でPS3は...

                              

 今日もカープは札幌ドームでファイターズと対戦、残念ながら2-7で敗れ一日で”借金生活”に逆戻りとなった。 でもいつかは連勝は止まりますからね。 残念ですが今日は完敗です。 今日の試合は途中まで1-1の接戦が続き、途中でカープが勝ち越したものの追い付かれ、8回に一挙5点を奪われてしまいました。 先発したルイス投手の調子はまあまあでしたが、昨日こそ休めたものの連勝中には毎日の様に投げていた中継ぎには疲れが溜まっていたのかも。 明後日からホームに戻りますし、気分を切り替えてここから連敗はしない様に気を引き締めて行きたいものですね。 7つもあった負け越しを5割に戻した翌日から連敗で元に戻ったのではシャレになりません。 幸いにも次の試合はホームです。 金曜日から広島では浴衣祭りの『とうかさん』がありますし、それと”連動”する様な格好で金曜日からホークス、そしてバファローズとマツダスタジアムで戦います。 チケットも売れているみたいですし浴衣祭りとカープの勝利で広島の街を盛り上げなくては。 私も日曜日の試合に串カツ弁当を持って乗り込みますので...

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 ...以上です。
コメント
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