廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

灰色の百合

2009-06-16 22:22:22 | Weblog
 先週末にレンタル屋で借りた映画のDVD、二本目は『インランド・エンパイア』です。 この映画は『ブルーベルベット』や『ツイン・ピークス』で日本でも有名なデビッド・リンチ監督の作品と言う事で彼の作品が好きだった私としては思わず手にとってしまったのですけど、よく見ると3時間もある映画なのか... 果たして最後まで眠らずに見られるだろうか。 物語はヒロインである一人の女優に映画の主演オファーが来る事から始まり、その映画で共演した男優や彼女の夫との複雑な関係などを折り混ぜながら進んで行き、リンチ監督の作品でいつも登場する不条理で意味不明、倒錯した不思議な世界へ迷い込んで行きます。 どうもその映画は昔、製作途中で主演の役者2人が謎の死を遂げて撮影の続行が出来なくなって”お蔵入り”したいわく付きの作品だったのだとか...だとしたらヒロインと共演者の運命は?...と、そんな感じのお話ですね。 劇中で思わず苦笑いしてしまったのはヒロインの共演男優が今撮影している映画がリメイクだと聞いて嫌がり、オリジナル作品に出たいと言う台詞です。 そんなプライドがかつてはあったのですね。 今のハリウッドは”ネタ切れ”でむしろ形振り構わず世界中から面白い映画を探してはリメイク権を買い取ってリメイクしまくっているのですけど...

 映画自体は長い割にテンポが悪くて眠くなってしまいますが、リンチ監督独特の世界観はこの作品でも健在でその辺だけは面白かったですけど。 劇中に登場する家とか部屋の間取りに妙な”既視感”があるなと思ったら、多分『ツイン・ピークス』などでも同じ様な部屋とか、同じ間取りの家とかが出ていたからでしょう。 リンチ監督がそれまでの彼の作品を見て来たファンが思わずニヤリとしてしまう様に劇中に入れた”仕掛け”なのかも知れません。 それにしても外国の家と日本の家って雰囲気も間取りも全然違うんですよね、日本でも米軍宿舎など最初からアメリカ人が住む為に造られた家はこんな感じなのでは。 前に私は『コードギアス 反逆のルルーシュ』をアニメ版の作り手とハリウッドが組んで実写映画化するべきだと書きましたが、ハリウッドのスタジオやアメリカロケ、そして日本ロケ、また廃墟のシーンは長崎の軍艦島でロケをやったりすればトウキョウ租界シンジュクゲットーなど”エリア11”を上手く再現出来ると思います。 話が逸れましたがロケと言えばこの映画にはさりげなくウォーク・オブ・フェームが登場していましたね。

                           

ナショナルズが指名!マー君の駒苫同級生(スポーツニッポン) - goo ニュース

 ボストンの田沢投手の時とは違い、ドラフトに最初から掛からなかった選手の直接大リーグ入りには球界は何も騒がないと言う訳で... この鷲谷選手は高校卒業後、アメリカの大学に進学して野球を続けていたのだそうですが、彼にも当然日本のプロ野球を経ずにアメリカに渡った選手が帰国後、2年間プロ(NPB)入り出来ないとか言う”島国根性”的なルールが適用されるのでしょうね。 そうだとしても今の日本なら帰国後に社会人野球に行っても良いですし、独立リーグでプレーしてもいいのですからそっちで2年間活躍出来れば改めて日本のプロ野球に入れると言う事でしょうか。 それと仮に大リーグで大成して有名になり、それでも最後は故郷で野球がしたいと言い出してもやぱりその2年間はプロでプレー出来ないルールが適用されるのでしょうかね。 あのルールはそう言う選手の気持ちも端から想定していないのでは...



阪神がヤ軍松井どりへ調査「資金が問題」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 松井選手はプロ入りするまでタイガースファンだったのは野球ファンの間では有名な話ですし、足を痛めている松井選手にとって天然芝フィールドの甲子園球場をホームスタジアムとしている点は魅力的でしょうね。 しかも同一リーグのカープは同じく天然芝のマツダスタジアムもありますし。 ジャイアンツは”背番号55”を新人の大田選手に付けてしまいましたが、タイガースなら背番号も用意出来るでしょう。 年棒も松井選手サイドがある程度譲歩してくれれば何とか... こうなると問題は守備位置でしょうか。 金本選手が居るのでレフトは空いておらず、ライトはレギュラーこそおりませんが足に故障のある選手による守備力の低下した両翼では広い甲子園をカバー出来ません。 それなので仮に松井選手が入団するのなら一塁手をやらせるのがいいでしょう。 外野から内野に移るのはあまり例がありませんが、松井選手は高校時代までサードだったから内野は未経験ではありませんから。 ついでにマイナーでくすぶったままの井川投手にも声を掛けて日本復帰させましょう。 球数が多くても結果的に勝てばいいじゃんと言う井川投手の投球スタイルは”中4日・100球”を徹底しないといけない大リーグには合わなかったみたいで...

                                  

【メジャーリーグ】剛腕ボラス、50億円の戦い?(産経新聞) - goo ニュース

 かつて日本でもFA制度の導入と同時に一部のアマチュア大物選手だけが自分で球団を選んで入団出来ると言う逆指名なる制度が作られてドラフト制度の実質上の骨抜きが一部の球団、いや親会社によって行われました。 しかしアメリカでは前年の下位球団から順番に希望する選手を指名出来る完全ウェーバー制ドラフトが定着し、それによって戦力の弱い球団に有力選手が入って活躍し、リーグ内での戦力バランスを整えられて来たのですが、そのアメリカでは選手側の主導でドラフト制度の骨抜きが行われているらしい。 選手の代理人が多額の契約金を要求して資金力の弱い、高い年棒が払えない球団が最初から手を引く様に仕向け、それでも強行指名して来たのなら独立リーグか、場合によっては日本球界入りし、一年で退団させてプロ経由だからドラフトの対象外だと言い張るつもりらしいですが、日本側もFA権を取っていない選手が自分から退団していきなり大リーグにFAの身分で移れたりしない様、今から対応するルールを作っておくべきだと思います。 金銭にまつわる交渉事は”プロ”同士でやるべきなので、代理人制度は必要だし日本のプロ野球も導入するべきだと思いますけど、大リーグの場合はその代理人システム自体が”肥大化”し過ぎてしまったみたいで...

                              

 明日からカープは三次と広島でイーグルスと対戦、ノムさんも一年ぶりに広島にやって来られるのですね。 私は今年、直接球場へは行けませんが毎年野村監督率いるイーグルスにはやられている印象が残っていますので、敵地仙台で連勝した今季はホームでもしっかり勝っておきたいものです。 私も偉大なるノムさんに対しては常に勝ちたいと色々と好きな事を書いて来ました。 野村監督が「長嶋・王がヒマワリなら俺は月見草や。」と言われているのは有名な話で、花に例えた例では今季から加入した中村(紀)選手を”枯れたヒマワリ”としていましたね。 だったらノムさんに対抗する為、私も自分を花に例えて”灰色の百合”とします。 見る人により白百合にも見えれば黒百合にも見えるからと言う理由ですね。 交流戦の優勝とやらはホークスに決まったみたいですが、プレーオフ進出の為にも今日からの2連戦は負けられませんから...

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 ...以上です。
コメント
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