廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM!2003年1月

2020-06-17 22:22:22 | Weblog
更新休みのお知らせ
at 2003 01/01 23:54 編集


 ...と、新年早々何ですが、先月買った『青春18切符』がまだ3枚(3日分)残っているので、良い機会だから旅行にでも行って来る事にしました。 目的地は静岡方面です。


2日(木)広島発、電車を乗り継いで静岡へ。
     駿府城(静岡)見学。静岡泊


3日(金)静岡発、掛川へ移動。掛川城見学。
     磐田に立ち寄った後、浜松へ。
     浜松城見学、浜松泊。


4日(土)浜名湖見学、浜松発。
     豊橋に立ち寄り、岡崎へ移動。
     岡崎城見学。
     電車を乗り継いで広島へ帰る。


 ...一応、こんな予定です。 駿河、遠江、三河と続く『徳川家康ツアー』と言ったところでしょうか。 もう少し時間があれば箱根を越えて関東にも立ち寄れたかも知れませんが、3日ではこれでもギリギリでしょう。 その間、ホームページの更新をお休みします。 すいません。






帰って来ました
at 2003 01/05 23:52 編集


 正月の間、しばらく旅行していましたが、昨日の深夜(既に今日になっていたが...)無事に広島に戻って来ました。 念願だった静岡、浜松、岡崎と廻る『徳川家康ツアー』を実現させたが、駿府城を見学しながらこの城をどう攻めるか考えたり、岡崎では歩いて城に着けずに引き上げたものの、途中のスーパーに入って探索し、惣菜コーナーで『味噌カツ』を見付けて喜んで買ったり...と、考えてみると変な旅人だ、私は。 旅先で2つほど考えさせられるところがあったが、それはまた明日からここで書いてみます。






更新、停滞しています
at 2003 01/07 23:54 編集


 先週末に広島に帰って来てから数日経ちましたが、未だに生活リズムを修正しきれず寝不足気味で、ホームページの更新が停滞していますが、何とか立て直して行きたいと思っています。 掲示板の書き込みへの返信も遅れていますが、とりあえずはこの日記の方から再開して行きたいと考えています。 最初は今回の静岡旅行の事について明日からの予告(?)です。


①私の城下町(掛川、静岡)
②ホームタウン(磐田)
③例え負けると分かっていても...(浜松)


 今日の『ニュースステーション』で昨年末に行った野球に対しての緊急アンケートの集計結果を発表していたが、アンケートに答えた人の大半が20~30代の男性だったと言うのは分かる気がする。 おじさん層がパソコンやネットを使わない事もあるが、若い人はジャイアンツばかりに報道が集中したりする事が”常識”だと考えずにおかしいと思えるし、サッカーなどの他競技を見て比較もするから。






徳川家康ツアー ①私の城下町
at 2003 01/09 22:33 編集


 私は今まで何度か関東へ旅して来たが、その途中、JRの電車や新幹線の車窓から見える一つの城が気になっていた。 「あれが掛川城なのか...」 その城は昔の国名で言えば駿河と遠江の国境にあり、城下には東海道も通る重要拠点だ。 この歴史ある城を一度直接見てみたいと前々から思っていて、それが今回の旅の目的だった。 そして私はついにJR掛川駅に降り立った...


 駅を出ると小さなロータリーがあり、振り返ると掛川駅は木造の駅舎だった...と言っても古臭い代物では無く、あえて木造にして独特の雰囲気を出しているのだろう。 東京駅みたいなレンガ造りの物と同じ”レトロ調駅舎”と言ったところだろうか。 センスの良さに思わず感心してしまった。 駅の案内板を見ると、掛川城までは駅前から一本道になっているみたいだ...


 駅からお城へ向かう一本道を歩いてみると、町並みはどうって事も無い地味な感じだが、何かが違う気がしていたが、お城が見えて来た辺りでやっと気が付いた。 駅周辺からお城までの間に一定の高さ以上の建物は一つも無い。 あまり大きな城でも無いのに何でJRの車窓からよく見えるのか疑問だったが、そう言う事だったのか。 恐らく、掛川市と地元住民が協力して町のシンボルである掛川城が引き立つ様な風景を作っていたのか...


 その事に気付いた時、私は以前テレビのニュースで見た東京・国立市の『大学通り』の風景が眼に浮かんだ。 そう、地元住民が裁判に訴えて『大学通り』の景観を破壊する高層マンションの7階以上を撤去する判決が出て話題になった所だ。 私はあの映像を見てこの『大学通り』を一度散歩してみたいと思わず考えてしまったが、”風景”にはそれ程の力があるのか。 考えてみれば私も電車から掛川城が見える”風景”に惹かれてここに来ているのだから...


 そう言えば、前の日に静岡で駿府城と久能山東照宮を見て来たが、駿府城には建物は残っておらず、石垣と堀しか無い。 数年前に城門が一つ再建されたのだが、その城門は二重構造になっており、二つ目の門を攻撃しようとすると周囲の城壁から狙い撃ちに出来るシステムになっていて、まさに鉄壁。 この門一つをとってみても創建当時の駿府城のすごさが体感できる。 例え百年掛けてでも城全体を再建して欲しいものだ。 城の敷地内には静岡県庁の巨大なビルが建っているが、再建された駿府城はそれ以上の”静岡市のシンボル”になるだろう。


 ところで、昨年の末に広島市は旧貨物ヤード跡地に建設予定の新しい野球場を『チーム・エンティアム』(カープ球団と複数企業で構成)の提案したレトロ調のオープン球場にすると決定して一部からの要望が強かった屋根架け案を退けた。 私は最初屋根に掛かる経費が問題なのだと思っていたが、この掛川城下町を見て考えが変わった。 そう、”野球のある風景”をつくることこそがこの”ボールパーク構想”の本当の狙いだったのだ...


 広島市は元々、ここに『東京ドーム』の様な多目的ドームを造るつもりだったそうだが、仮に東京から(名古屋、大阪でも可)来た旅人が新幹線の車窓からその『広島ドーム』を見てどう思うだろうか? 恐らく「広島にもドーム球場があるのか... 何処も考える事は同じだな。」ってところだろう。 でも、レトロ調のオープン球場なら「これは野球場か? 広島にはこんな所があるのか... 機会があれば立ち寄って見るか。」となるのでは? 政治家はもっと時代の変化を感じ取るセンスを磨かないとね...






徳川家康ツアー ②ホームタウン
at 2003 01/11 14:17 編集


 静岡を旅していた私は掛川を出た後、浜松へ移動する途上、磐田駅で途中下車した。 ここには戦国時代の遺跡は無いので”徳川家康ツアー”の趣旨には反するが、プロ野球ファンとしてはJリーグの強豪・ジュビロ磐田のホームタウンには一度立ち寄って見たかったのだ。 早速駅の案内地図を見ると、『ジュビロ磐田スタジアム』は駅からだいぶ離れているので歩いては行けない...見学は断念するか。 第一、今はJリーグもシーズンオフだし。


 まあ、せっかく来たのだから駅の周辺だけでも見てみるか...と、私は磐田駅の中を散策した。 駅事態はそれほど大きくも無い、いわゆる”町の駅”で、私の住んでいる町と同じ位かな。 探してみると、駅のあちこちに『ジュビロ磐田』のポスターや旗(?)が飾ってあるのが目に付く。 駅前のロータリーに行ってみると、『ジュビロ磐田スタジアム行き』と大きく書かれた幟のあるバス停があって、まさに一目瞭然。 シーズンオフの今は走っているのか分からないが。


 ロータリーに隣接する某コンビニの前を通ると、店内の一角で道路から見える所にユニフォーム等のジュビロ磐田関連の展示をしているコーナーがあって(ちなみに店内からはそこに入れない様にしてある)なかなか面白い。 そしてちょっと離れた所には『2002年ワールドカップ記念モニュメント』があり、日本代表選手全員の足型が飾ってある。 私は思わず靴を脱いで彼らの足と自分の足を比べたくなったのだが、通行人も見ているし第一(日本代表選手に)無礼だから止めました。


 夜になって暗くなり、私は名古屋へ移動する事にした。 今回の旅で最大の誤算は静岡や浜松にはカプセルホテルが無いか正月で休んでいる事だ。 初日は●年ぶりにビジネスホテルに泊まったが、カプセルの二倍以上の料金にはもうクラクラ... 名古屋には当然カプセルホテルがある訳だが、浜松までの1時間半以上もの時間のロスは痛い。 まあ、テレビ東京の番組が見られると思えば良いか...


 電車の中で私はふと考える。 広島には『広島カープ』と『サンフィレッチェ広島』があるが、広島の街でそれらの”影”を感じる事はほとんど無い。 JR広島駅にもカープ入場券付き乗車券のポスターが貼ってある程度だ。 広島市役所や県庁も見てみたが、やっぱり何も無い。 広島の新球場に屋根を架けろと騒いでいる広島商工会議所のビルは市民球場の隣にあるくせに、カープやサンフィレッチェを応援するポスター等は全く無い。 彼らが興味があるのはカープでは無く、野球場と言う”ハコ”だけですか...


 これからは日本中で地域同士が競い合う時代になるが、プロスポーツチームの存在はその中で重要な意味を持つと思います。 原子爆弾や平和(反戦)のイメージが強い広島だが、カープやサンフィレッチェもまた”広島の象徴”になれるはずなのだが... だから私は今度の広島市長選挙でスポーツを重視する人に投票する予定です...






球春近し
at 2003 01/13 23:53 編集


 年が明けてもう半月近く。 今日は『成人の日』か... あまり実感が無いな。 前にも書いたが祝日の日付をずらすのはあまり賛成できない。 今日のスポーツニュースを見ると、ヤンキースとの正式契約の為にニューヨーク入りした松井選手の話題が多いが、一方で日本の選手が自主トレーニングを始めたと言うニュースもどんどん入って来た。 考えてみれば後半月後には各球団のキャンプが始まるのだな。 もう少しの辛抱か...






徳川家康ツアー ③例え負けると分かっていても...
at 2003 01/14 03:27 編集


 東海地方での旅行最終日、私は名古屋のカプセルホテルを出て浜松へ向かった。 出来れば浜松に泊まれれば良かったのだが、旅行資金を考えると仕方が無い。 豊橋で乗り換えてしばらくすると浜名湖が見え、そして浜松へ着いた。 私は浜松駅の観光案内所に入って聞いてみると浜松城までバスで5分、徒歩20分だそうだ。 私は迷わず徒歩にした。 観光地も良いが、タダの町並みを見るのも趣味なもので。


 駅から北西へ歩いて15分ちょっとで浜松城公園に到着...と言っても小山みたいな地形で建物は見えない。 ちょっと登ると小さな広場風の所に『若き日の家康像』と言う銅像があり、ここから更に登った所に小さな建物がちょこんと乗っていて、そこが天守閣らしい。 江戸城や駿府城と違って歴史上、巨大な天守閣が建っていた城では無いから天守閣はこれでも良いが、他に建物が無いのはちょっと寂しい。 城跡は比較的良く残っているのだから、掛川城みたいに建物をもっと再建すれば面白いと思うのだが...


 早速、その天守閣に入ってみる。 あまり広くは無いが展示物はなかなか面白い。 江戸時代の浜松の町並みが再現されているが、昔から東海道の宿場町として発展していたらしい。 今でも交通の要衝だけども。 そして最上階の展望台に上がってみる。 今日は風が強いせいか強風が吹き込んで来て寒い。 城の北側を眺めると三方ヶ原と言う丘が見える。 あそこが徳川家康と武田信玄が戦った戦場か。 私は400年前の戦いに思いを馳せる...


 ...戦国時代の末、甲斐の国の戦国大名・武田信玄は中央(畿内)で急激に力を付けつつあった織田信長に脅威を感じていた。 「このままでは武田家は織田家に滅ぼされるか、家来になるかしな無くなる...」 1572年、信長が浅井、朝倉、本願寺との戦いに追われているのを好機と見た信玄は、ついに信長政権を打倒すべく京都へ向けて25000の大軍を率いて甲府を出撃。 まず目指すは信長の同盟者・徳川家康のいる浜松だ。


 浜松城の家康は人生最大の危機に立たされていた。
「掛川城、豊橋城など重要な城に守備兵を入れたので、残りは8000人だ。 信長殿の援軍が頼りだったのによこしたのはたった3000とは... まともに戦わずに守りを固めろと言うのか。 確かに11000人で浜松城は守り切れるだろうが、最初からそんな事では家来達はどう思うだろうか...」


 浜松城の広間では軍議(作戦会議)が行われていた。
「援軍がたったの3000とはどう言う事だ。」
「戦わず、城に篭っておれと言うのだろう。」
「信長殿は我ら三河武士を信用していないと言うのか。」
「信長殿は桶狭間で何倍もの敵と戦ったではないか。」
「我らは姉川で5000人も行ったのに...」
「もうよい、殿にも立場がある。 ここは我慢じゃ。」


 家康も軍議の席に着き、最終決定の時だ。
「殿、相手は25000、我らは11000。 野戦では不利です。 ここは浜松城の守りを固めるべきだと思われますが、殿はどうお考えですか?」
「...わしは討って出る事に決めた。 我らはこの国を守らねばならない。 武田がどんなに強いと言っても、我らが領内を蹂躙する事を黙って見ている事などできない。 三河武士の誇りにかけて戦う。 みんな力を貸してくれ!」
「殿......」
「その言葉を待っていました!」
「今度は我らが”桶狭間”をやる時です。」
「出陣の支度じゃ!」


 武田軍出現を受け、徳川軍も出撃。 家康は浜松城に向かう武田軍の隊列の側面を突く作戦だったが、武田軍は突然進路を西に変え、三方ヶ原の台地へ登って行く。 やむなく家康は作戦を変更。 武田軍に追い付き、隊列の最後尾から押し潰すべく坂を登り、包囲攻撃用の『鶴翼の陣』を敷いた...しかし。


 三方ヶ原台地の上に登ってみると、移動中だったはずの武田軍は何時の間にか向きを変え、『魚鱗の陣』を敷いて攻撃態勢を整えている。
「しまった、まんまと誘い出されたか!」
両軍はしばらく対峙した上でついに激突...


 家康、そして家来達は勇敢に戦ったが、武田軍は数が倍の上、屈強な兵士達が百戦錬磨の名将・信玄の下、一糸乱れぬ動きで攻め立てて来る。 とても支え切れず蹴散らされてしまった。 家康は死を覚悟したが、何人もの家来達が身代わりとなって救ってくれ、無事に浜松城に戻る事ができ、幸いにも京都へ急ぐ武田軍は浜松城に攻めて来なかった。


 深夜、家康は独り自室にいた。
「俺は甘かった... 自分の力を過信して無謀な戦いをし、大切な家臣を何人も死なせてしまった。 彼らに申し訳無い...」
外から声がする。
「絵師を呼んで参りましたが...」
家康は涙を拭いた。
「苦しゅうない、入れ。」
家康は悔しさと悲しさ、それに恐怖でぐちゃぐちゃになったひどい顔をあえて肖像画にし、それを生涯手元に置いた。
「今日の事は一生忘れない...」


 同じ頃、家康の家臣・大久保忠世は鉄砲隊100人を率いて密かに出撃。 野営していた武田軍陣地に向けて鉄砲を撃ち掛けた。 暗闇からの突然の銃撃にさすがの信玄も驚いた。
「つい先程、あそこまで傷め付けたばかりだと言うのに。」
「浜松の者達は何と剛毅な事よ。」
「...家康か......」


 ...今、日本のプロ野球は最大の危機なんだそうだ。 有力選手が次々とメジャーリーグに流出し、このままでは日本プロ野球はアメリカのマイナーリーグになると言われているが... 本当にそうなのだろうか? 確かにメジャーリーグのシステムや野球文化は素晴らしいが、でもメジャーリーグには絶対に勝てないとはどうしても思えない。 日本には黒木投手(M)、中村選手(紀・Bu)、小笠原選手(F)、日本人では無いがローズ選手(Bu)ら、何人もの”サムライ”がいます。 上に立つ人が誇りとメジャーよりもっと面白い野球をやってやると言う気概を持って戦うなら、きっと彼らは応えてくれると私は信じています...


 ...浜松を突破した武田軍は再び西へ向かうが、大将・信玄の体調が思わしく無く上洛を中止して引き上げるが、その途中で信玄は病死する。 その死は秘密にされていたが、やがて家康にも知られるところとなる。 家康は喜ぶ家臣をたしなめて言った。
「すぐ側に強敵がいる事は幸運である。 そうなれば相手を乗り越えようと常に努力し、敵から学び、自分達も強くなれる。 強敵こそが自分を高めてくれるのだ」
家康は後に天下を統一する...






ゴジラ上陸
at 2003 01/15 23:43 編集


 今日のテレビでは松井選手のニューヨーク・ヤンキース入団会見の様子が何度も放送されていた。 私はリアルタイム(2時)では見ていないが、朝のワイドショーでその様子を見ていて思わず興奮してしまった。 現地アメリカでも、私の考えていた以上の大騒ぎになっているみたいだ。 まさかトーレ監督やクレメンス投手まで来る(呼ばれる)とは思わなかったし。 シーズンに入ったらどうなるのやら...


 話は変わるが、先日行われた高校サッカー全国大会の決勝戦は準決勝と一週間近く間が空いたらしい。 何らかの事情はあったと思うが、私は面白いと思う。 何も連続してやらなければならないと言う事も無い。 連戦で疲れた身体を休め、万全の状態でプレー出来るし。 これを野球の甲子園大会でもやってみると良いのだが。 野球で連戦すればどうしてもエースピッチャーへの負担が大きくなるし。 応援団は元々日帰りだし、選手も準決勝が終わって一旦地元に帰って休息&再調整し、次の週末にまた甲子園に来て決勝戦をすれば良いと思う。


6月17日の巡回備忘録
 今日は普通に五日市駅から広電の路面電車で広島市内中心部へ。 今回も家を出るのが遅くなったので閉店時間が速い八丁堀方面から。 まずは胡町電停で下車して三越へ。 三井越後屋ですが昨日......


キャンプ間近なのだが...
at 2003 01/16 23:47 編集


 1月も半ばを過ぎ、プロ野球もキャンプまで後半月、楽しみです。 ところで今日のスポーツ紙によると、タイガースの選手4人が未だに今年の契約更改が済んでおらず、彼らがいずれも球団との交渉を代理人に任せていると言う事で、タイガース球団側は「選手会の要望を聞いて代理人交渉を受け入れたのに、代理人の都合で交渉が出来ないとは何事だ。」とカンカンらしい。 タイガースの場合、今オフの大型補強で金が掛かり、他の選手にそのしわ寄せが行っていて交渉が難航しているのかも知れないが、まだ一度も交渉をしていない選手もいるのでは文句も言いたくなるか...


 今はFAに複数年契約、それに出来高払いなど球団と選手との交渉内容が複雑になっているだけに代理人制度は必要なものだが、メジャーリーグみたいな年棒高騰を招くものとしてプロ野球界には拒絶反応が強いみたいだ。 現にタイガースの星野監督も「一年に一度くらい球団の人と話をする方が将来の為にも勉強になるのに...」みたいな発言をしているし、カープに至っては代理人交渉をしたと言う話自体聞かない。 経済的に厳しいカープはFA同様、代理人交渉に対しても相当ピリピリしているみたいだ...


 ただ、先ほど書いた通り球団と選手との契約は今後も複雑になりそうだし、その為には代理人が必要で、しかも今の日本にはそれが出来る人材がいないだけに育てないと。 現行のシステムでは弁護士資格を持ち、選手一人しか担当してはいけないと言うもので、これではいつになっても野球界の事情に精通する事はできず、弁護士の”本業”が多忙で球団との交渉ができない事もあると思うのだが...


 私の考えだが、選手に対しても球団に対しても中立の代理人ってできないものだろうか? 複数の球団、選手と契約し、両者の仲介をするのだ。 球団、選手それぞれの要求を聞き、それをすり合わせる格好で契約の更新や移籍先探し、また選手の抜けた穴埋めをする人材探し等だ。 中立なら選手からの一方的な要求を突き付けるばかりにならないし、異常な年棒高騰にもならないと思うのだが...


 今、メジャーリーグで活躍する選手も増え、日本球界に選手としての人材は豊富なのだが、代理人や長期的なチーム編成が出来るゼネラルマネージャーを務められる人材が少ないと思える。 いないものは仕方無いのだから育てないといけないと私は思います。






北の町のチーム
at 2003 01/17 23:39 編集


 昨日のNHK『にんげんドキュメント』でラグビーの地域クラブチーム『釜石シーウェイブス』が紹介されていた。 かつては社会人ラグビーチーム・新日鉄釜石として一世を風靡したが鉄鋼業の不振でチームも弱体化、地元の支援もあって社会人クラブチームとして再建しつつあるそうだ。 番組では地元・釜石の人達がバスや臨時列車まで押し立てて関東まで応援に駆け付けていた。 チームと地域住民との結び付きの強さはすごいものだと感心させられた。


 社会人クラブチームは資金難に加えて選手達の仕事先もバラバラで全員を集めて練習するのも大変など、今までの実業団に比べれば環境は厳しいが、今回の『釜石シーウェイブス』みたいに地域との結び付いたクラブチームが全国に広がれば良いのだが。 もう一企業がスポーツクラブを丸抱えするスタイルは限界に来ているのだし。 野球だってプロ野球を頂点として、その下に社会人クラブチームや学生野球が入る構造に変えて行くべきだと思っています。


 以前、ジャイアンツの渡辺オーナーが『1チーム70人枠』を廃止して”三軍”を設立し、チームの廃部が相次いで弱体化している社会人野球に変わる選手の受け皿にすると言う構想を語っていたそうだが、ジャイアンツはともかく他の球団は今の二軍ですら金が掛かって仕方が無いのに三軍なんて作る余裕は無いだろう。 やるのならプロ球団の傘下に社会人クラブチームを置く方法しかないでしょう。 優れた人材を育てる為にもいつかは実現させたいものだが...






本当の”決戦”を見せてくれ
at 2003 01/18 21:35 編集


 昨日の新聞各紙によると、パ・リーグは2004年のシーズンからプレーオフ制度を導入するそうだ...と言っても昔やっていたシーズンを前期・後期に分けて行うものでは無く、2位と3位のチームが対戦し、その勝者が1位のチームと対戦し、勝ったチームが優勝と言う事らしい。 前期・後期制を採用しなかった理由は優勝が決まった後の、いわゆる”消化試合”が2度も発生する事を防ぐ為だとか。


 他にも前期は最下位だったにもかかわらず、後期は1位でプレーオフに勝って優勝...みたいな事態も無くなるし、前期・後期の両方1位で”完全優勝”になってプレーオフが消滅する事態もまた防げる。 もっとも、今回決まった方式ではシーズンを首位で終了したチームがプレーオフを勝ち進んで来た3位のチームに敗れて優勝を逃す事態もありうるのだが... それでは1位になる意味が無くなるかも知れない。


 それで今回採用される方法はプレーオフの開催地は上位チーム側の本拠地で行う事にするらしい。 それなら1位のチームは5試合、2位のチームは3試合、3位のチームは1試合も開催出来ないので、当然ながら球団の収益に大きな影響が出るだろう。 球団だって商売はあるのだから「3位でも良い。」なんて事にはならないと思われる。 それに選手の側にしてみても敵地での”決戦”は心理的に厳しいし...


 それと、せっかくのプレーオフなんだからマスコミも盛り上げて欲しいところだ。 現在、パ・リーグの試合を最も多く中継してくれるのはNHK(衛星も含む)だ。 NHKには、この最大8試合に及ぶプレーオフを全国中継して欲しいものだ。 パ・リーグと各球団と申し合わせて組み合わせに関係無くやって欲しい。 選手達も張り合いが出るだろうし。 メジャーリーグも良いが、日本の野球にも力を入れてくれるとありがたいです。


 このプレーオフ構想は前々からファンや有識者の間で語られて来たが、今まで全く実現しそうな雰囲気が無かった。 パ・リーグ側の危機感の表れなのか... 2004年はファイターズの札幌移転もあるし、これでパ・リーグが盛り上がってくれれば良いのだが。 次は是非ともセ・リーグとの交流試合も実現して欲しいものだ。 何かを決定するにはいつも鈍重なセ・リーグだが、ここが頑張り時かも...






能あるゴジラは●●隠す
at 2003 01/19 23:51 編集


 今の時代感覚から見ると想像出来ないが、50年ちょっと前、日本はアメリカやイギリスなどの連合国と戦争をした。 俗に言う『太平洋戦争』だ。 その戦争の序盤、日本海軍の『零式艦上戦闘機(ゼロ戦)』はそのスピードと機動力で敵の戦闘機を圧倒した。 日本の技術が注ぎ込まれたゼロ戦の性能と、何より猛訓練で鍛え抜かれたパイロットの能力がものを言ったのだ。 しかし、ゼロ戦には防御力が弱いと言う欠点があった...


 ゼロ戦は機体を軽くする為に極限まで薄い鉄板を使っていた。 その為、敵の撃った弾が当たるとすぐに燃えてしまったり、パイロットがやられたりした。 実戦経験豊富なパイロットを次々と失い、現場からは「パイロットを守る為に操縦席の防御力を上げて下さい。」と悲鳴が上がったが、上の人間からは「闘争心が足りない。」と相手にされなかった。 そして現場には未熟なパイロットだけが残り、ゼロ戦の性能を使いこなせない彼らは敵機の餌食になって行く...


 一方のアメリカは今一つスピードも遅く、小回りも利かないが、機体全体の装甲を厚くし、操縦席は特に防御を強化して脱出装置も良い物にした。 単に人命第一では無くて、パイロット一人を育てるのに掛かる時間と資金を考えての合理的な発想だ。 そして数々の戦いを生き延び、技量の上がったパイロットは戦闘機の性能差を補える様になり、やがて登場した新型機の性能を引き出して日本の戦闘機を圧倒する様になった...


 先日行われた松井選手(ヤンキース)の入団記者会見の様子をテレビで見ていたが、私は彼のある発言が気になっていた。 「皆さん以外に思われるかも知れませんが、守備には自信があります。」 ...ホームラン打者のイメージが強い松井選手だが、センターの守備の方も華麗な”名手”のイメージは無いけど、そつなく安定したものである。 でも、メジャーではあれくらい普通だ。 何故彼はそんな事をわざわざ言ったのか...?


 松井選手は以前から人工芝の東京ドームの使用を止め、天然芝の野球専用スタジアムを建設してくれる様に球団に要望していた。 松井選手は身体への衝撃が少ない天然芝のフィールドを全力で駆け抜けて、ボールを追って飛び込んで行く自分のプレーをイメージしていたのかも知れない。 そんなギリギリのプレーを見せればファンも喜ぶ...と。 しかし、球団の答えは「天然芝の球場なんて無理。 東京ドームの人工芝を天然に近い”ハイテク人工芝”に換えてやろう。」だった...


 私は思うのだが、その打撃が日本球界で頂点を極めつつあった松井選手にとって、守備でもさらなるレベルアップをし、三拍子揃った最強のプレイヤーを目指したいと言う目標がある。 しかし、本拠地の東京ドームを始めとしてほとんどの球場が人工芝のフィールドである日本球界では力をそがれ、今以上の”進化”が出来ない。 志を捨て、今のまま我慢していれば自分の地位は安泰だが...


 今シーズン、天然芝フィールドの多いメジャーリーグに移った松井選手は、今まで日本では封印していたアグレッシブ(攻撃的?)な外野守備を見せて楽しませてくれるだろう。 そして日本のファンは疑問を持つ。「松井ってこんなに守備が上手かったっけ...?」と。 イチロー選手は日本時代にも総天然芝の『グリーンスタジアム神戸』で華麗な外野守備を見せていたので特に変化を感じなかったが、松井選手の場合は今までの露出が多かっただけに...


 それなら日本の野球場も天然芝フィールドに換えれば良い...と言いたいところだが、状況は逆でハイテク人工芝の花盛りである。 東京ドームの成功(?)を見て千葉、福岡、横浜、大阪と次々にハイテク人工芝が導入された。 大阪ドームは構造上無理だが、他の球場は天然芝フィールドの導入と言う選択肢もあったのだが... 確かに天然芝はコストが掛かるが、もっと大事なものがあるのでは?


 日本は資源も無い小さな島国だが、優れた人材ならどの国にも負けないと私は思っています。 経済効率一辺倒を捨て、人(人材)を大切にする事が、長い目で見れば経済的にもプラスになると、歴史に学んで欲しいのですが...






時代...
at 2003 01/20 23:50 編集


 今朝、大相撲の横綱・貴乃花が引退を表明してニュースやワイドショーはその話題で持ち切りだった。 私は野球ファンで相撲にはそれほど興味が無いが、若乃花、貴乃花兄弟と曙の3人はデビューの時から知っているだけに思い入れが強かったが、とうとう3人ともいなくなってしまったか... 私も30代になったが、最近は一世を風靡した同世代のスポーツ選手の引退が相次ぎ、寂しいものだ...


 ところで、貴乃花に続くスターが育っていない事について、元人気力士が「今の若い子は恵まれて育ちハングリー精神が無く、厳しい稽古に耐えられない。」と言っていたらしいが、いくら恵まれて育っても夢を持っていれば努力できるはず。 むしろ今は多くの若い人が”一生懸命になって追い掛けられる夢”を探していると思うのだが... 相撲界も体質改善をしてそれを与えられる様にならなくては。






男の子と刃物の関係?
at 2003 01/21 23:46 編集


 先日のスポーツ新聞にちょっと珍しい事件が載っていた。 何でもスワローズの中継ぎエースである五十嵐投手が家で料理の片付け中、包丁で手を切ってしまい、それが右手中指の筋を切る程の重傷で、既にキャンプの二軍スタートが決まり、開幕に間に合うかどうか危惧されている。 ...スワローズの首脳陣はカンカンらしいな。 無理も無い、プロの投手の中には”商売道具”である利き腕を守る為に自分の子供を抱っこする時も利き腕を使わない人もいたと言うし...


 それにしても指の筋を切るなんて、どんな事をしていたのやら。 もしかしたら、五十嵐投手は最近まで刃物を扱う機会が少なかったのかも知れないな。 電気式鉛筆削りやシャープペンシルの普及で、30代の私の世代でも既にナイフで鉛筆を削る事は無くなっていた。 私の場合、高校時代までプラモデル作りが趣味だったのと、料理するのが好きだったのもあって、刃物に触れる機会も比較的あった方だった。


 それはともかく、プロ野球選手ともなると何せ力があるのだから、刃物の扱いには細心の注意がいるのかも。 私もプラモデルやっていた頃、当時の友人にナイフを使う時は絶対に自分には刃を向けない様に言われ、今でも気を付けている位だし。 でも、こればっかりは小さな怪我をしながら刃物の怖さを身体で覚えるしか無いのかな...?






新星
at 2003 01/22 23:09 編集


 大相撲の横綱・貴乃花関が引退を表明してからというもの、テレビや新聞などで様々な特集が組まれているのを見たが、私が気になって仕方が無いのは「大相撲の人気回復の為に貴乃花に続く”スター”の育成が必要だ。」みたいな論調だ。 確かにスター選手がいれば盛り上がるのは事実だが、今はもっと根本的な改革が必要なのでは? 余りに怪我人が多い現状を変えて選手寿命を延ばすには、1場所減らして5場所制にし、”シーズンオフ”を作る方法もあるのでは?


 この状況を最近経験した気がすると思っていたら、松井選手がメジャーリーグ移籍を表明した時だった。 やはり「日本球界を引っ張るスター選手の育成が急務。」みたいな論調が多かったが、それならその大事な”スター”選手に1年でも長くプレーしてもらえるシステムがあるのだろうか? 「プロ野球を盛り上げるにはスターが必要だ。 スターを育てなくては。」と力説している方々が一度でも「選手寿命を延ばす為に天然芝グラウンドの導入を。」と言っただろうか...?


 そんな事を考えていた矢先、今日の毎日新聞に有力選手が次々と海外に流出しながらも、その下の世代から次々に人材が輩出して来るサッカー界の事が書かれていた。 確かにサッカー界では外国での”アンダー●●大会”に若い選手達を次々と送り込み、その中から”新星”が出て来ている。 去年のワールドカップ日本代表メンバーのほとんどが20代前半と若く、次の2006年大会でも活躍が期待できると思っていたが、4年後か...何人残っているのだろうか。






良くも悪くも...
at 2003 01/23 23:24 編集


 今日のスポーツ新聞によると、長引いていたタイガースの浜中選手の契約交渉が終わったのだが、代理人を立てたものの時間は掛かるわ、要求していた年棒は勝ち取れないわで(代理人交渉は)もう懲りたみたいに書かれていたが、何度も書いている通りで代理人はどうしても必要なものだし、今の条件で認められる代理人では役に立たない事をちゃんと書かないと。 代理人を認めたくない球団サイドの思うツボではないか...


 もっとも選手の側だって、代理人がどんな要求も球団に飲ませてくれるみたいな考えではだめで、あくまで球団との複雑な交渉を代行して安心してプレーする条件を提供してくれるものだと考えて欲しいものだが。 ただ、タイガースも代理人に対してボロクソに言っているのは事実だが、ちゃんとまともにぶつかっているのは評価できる。 カープでは選手の給料を抑え気味なのに選手会側からは代理人の”だ”の字も出て来ない...何故。






『日本版ウィンターリーグ構想』(第2版)
at 2003 01/24 23:50 編集


 プロ野球のキャンプ開始まであと一週間ほどになったが、プロ野球の話題は今一つ少ない。 各球団と選手会との協定で1月31日まではオフと言う事で拘束されず、選手個々が工夫して様々な練習(自主トレ)をしていて、新聞とかの野球ネタはもっぱらこればかりだ。 ランニングやキャッチボール等の”定番”の他に、サッカーやテニス等の野球以外のスポーツに、中には格闘技のトレーニングに参加する人もありで中々興味深い。


 ベテラン選手にとってはシーズンの開幕戦に合わせれば良いので、今から即”実戦モード”に入る必要は無いし、他のスポーツやイメージトレーニングなどをするのも気分転換になって良いと思うのだが、20歳前後の若い選手までが2月1日までキャッチボールやランニングの毎日で良いのだろうか...と、私はある若手有望投手が自主トレでバトミントンやっている写真を見ながら思ってしまった...


 日本の野球には問題点が多々あるが、その一つは1試合でも多く実戦経験をさせるべき若い選手の出られる試合が少ない事だ。 日本のファーム(二軍)は一軍よりも試合が少なく、秋から翌年のオープン戦までほとんど試合が無い。 これではせっかく身に付いた技術が失われて選手の成長が遅れないだろうか? 私は以前、各地のドーム球場を利用しての”ウィンターリーグ”開催を提唱したが、今度は沖縄での開催を提案します...


 テレビで”今年の各球団キャンプ地”と言うのをやっていたが、最近は海外キャンプから沖縄でのキャンプが多い傾向にあるみたい。 キャンプを招致する為に沖縄各地で野球場やブルペン等の施設が造られているはずだが、それならいっその事、キャンプ開始の2月1日まで試合をしてみたらどうだろうか? チームは各都市で用意する『那覇●●ズ』とか、『宜野湾●●ズ』、『名護●●ズ』などだ...


 最近、沖縄は観光客の呼び戻しに力を入れているが、その沖縄の各自治体でチームを作り、11月頃にプロや社会人の選手を集めてチーム編成をし、週に1、2回のペースで1月末まで試合(リーグ戦)を行う。 ユニフォームなどの経費は地元持ちだが、選手の給料は”気持ちだけ”と言う程度で、あくまで選手の”自己投資”だ。 約3ヶ月間、実戦をしながら調整して2月1日には”実戦モード”でキャンプイン出来る訳だ。 プロ野球の人材育成と沖縄の観光振興も兼ねていかがでしょう...






選挙戦が始まった
at 2003 01/25 23:46 編集


 今日、広島市内のある駅前にいると選挙カーがいて大声でしゃべっている。 来月の2日は広島市長選挙だから、そろそろ選挙活動が活発になって来た訳だが、私は既に誰に投票するか決めてしまった。 ここで選挙活動する訳にはいかないので実名は出せないが、今度広島で造る予定の新しい野球場の事にしても、既に決まっているはずの総天然芝オープン型球場案に対して、多目的の屋根架け球場にしろだとか、球場の代わりに東京や名古屋みたいな鉄塔『広島タワー』を造れだの、ロクな事を言わない。 まだ「税金のムダだから中止しろ。」の方がマシだろう。 よそにある物をウチにも欲しいと言ってハコ物を造りまくった時代への反省は無いのだろうか... 広島が中四国の中心都市となる様、よそに無い物が必要なのだ。






大塚投手移籍問題に思う
at 2003 01/26 23:38 編集


 今日の新聞に「大塚(近鉄)、近日中に結論か?」と言う小さな記事があった。 大塚投手はポスティング・システムによるメジャーリーグ移籍を目指し、入札をしたものの入札に参加したチームは無く、その身分が宙に浮いた格好になっている。 本来ならFA選手では無い大塚投手は現所属チームのバファローズに復帰するのが筋だが、本人は自由契約にして欲しいと出張して譲らず、交渉が難航しているらしい。


 このオフ、メジャーリーグでは『ぜいたく税』と言うシステムが導入され、全選手の年棒総額が一定額を超えると、その超過分を『ぜいたく税』として納めないといけないそうだ。 天文学的数字に跳ね上がったメジャーリーグ主力級選手の給料に、流石のメジャーリーグも改革に乗り出したみたいだ。 メジャーリーグを目指す日本のプロ選手もそのあおりを受けて、複数の選手がメジャー移籍を断念している。


 もし『ぜいたく税』の導入が1年遅ければ大塚投手のメジャーリーグ移籍も叶ったかも知れないな。 私も彼の実力ならなんとか成功できると思ったし。 でも今はメジャーのチームも人件費を抑える方向に変わったのだから、未知数の選手に莫大な移籍金を支払うポスティングでの移籍は厳しくなると新聞に書かれていた。 大塚投手はFA権取得まであと3シーズン必要だ。 それまで待てないのだから、自由契約による移籍を求めるのだろう...


 ただ、バファローズは過去にもFA権を持ってない野茂投手(現ドジャース)を任意引退と言う形でメジャーリーグに送り出す”前例”を作ってしまった事もあり、大塚投手を”自由の身”にしてアメリカに送り出す事はちょっと出来ないだろう。 大塚投手もここは一旦バファローズに戻った方が良いのでは。 家族だっているのだろうし、感情的になって引退に追い込まれる事態だけは避けて欲しいものだ... 一方で、野球機構側もポスティング・システムに手を加える時が来ていると思います。


 そう言えば最近、イタリアのサッカーリーグ・セリエAで活躍中の中村俊輔選手が今までのレンタル移籍から完全移籍になると言うニュースを聞いた。 中村選手は野球ファンの私でも名前を知っていた程に有名で、日本代表にも選ばれて海外でも名前が通っていたが、それでも最初から完全移籍は出来ず、現地での活躍で認められてついに完全移籍を勝ち取った。


 もうお分かりだと思いますが、野球界でもこのレンタルと言うシステムを取り入れてみてはどうだろうか? もっとも、既に出番が無くて埋もれている選手を対象としたレンタル制度は野球界でも導入が議論されているのだが、ここで提案するのは『レンタル期間付きポスティング・システム』です。 移籍希望の選手をとりあえず1年間レンタル移籍させてメジャーリーグでプレーさせ、そのオフに改めてポスティング入札を行うのだ。 実力が分かっているだけに場合によっては旧所属チームへの移籍金が跳ね上がる可能性だってある。 今後も今回の様な事態が続くと予想されるだけにやってみる価値はあるのでは...?






特にネタが無い日でした
at 2003 01/28 23:36 編集


 今月ももう最後の週に入った。 週末にはプロ野球のキャンプが始まる。 スポーツ新聞を読んでみるが、現状ではカープ関係の記事はほとんど無い。 キャンプが始まればまた情報も増えるのだろうけど。 最近、メジャーリーグの情報に接するにつけ、1ヶ月もキャンプをする必要があるのかちょっと疑問も感じるけど。 半月もあれば十分なのでは。 あれだけの大所帯、お金だって掛かるのだし...






寒い一日
at 2003 01/30 13:03 編集


 西日本一帯がが猛烈な寒さに見舞われた昨日、広島も珍しく雪が降った。 雪が積もったのは今年2回目だが、丸一日雪が降り続いて道路が凍り付くのは初めてだ。 比較的温暖な瀬戸内の広島も意外に寒いようだ。 でも、一昔前はこの地でプロ野球のキャンプが行われていたのだった。 幼い頃、2月になると呉に『南海ホークス(現福岡ダイエーホークス)』がやって来たと言うニュースがいつも入って来た。 スポーツニュースでもやっていて、寒さをしのぐ為にいつも焚き火をやっていたのが印象的だった。 もし今もやっていたら多分キャンプ見学に行っただろうな...


 プロ野球では一時海外でのキャンプが盛んだったのだが、最近は不況なのか海外は無くなってもっぱら国内になり、沖縄と南九州への集中が目立つ。 近くでキャンプやっている球団同士で練習試合をやったりと、集中している方が便利な所もあるから良いとも悪いとも言えないが... 昨日は各チームの外国人選手が続々と来日し、明日はそれぞれのキャンプ地へ入るだろう。 いよいよプロ野球関係者やファンにとっての”新年”が始まる。






2003年のカープ
at 2003 01/31 23:48 編集


 プロ野球は明日からキャンプに入る。 カープもキャンプ地の沖縄に着いたみたいだ。 このオフの間に四番打者の金本選手がFA移籍、更にはロペス選手にディアス選手も退団してクリーンアップトリオがいなくなった様な状況となり、弱体化したとの印象を受けるが、それでも未だ好打者タイプからホームラン打者まで各種の人材が揃っており、まだ十分やれる力はあると思っている。


 投手陣ではローテーション投手がとりあえず4人まで確立できたのは大きい。 それでもまだ少ないけど、エース格の投手が全くいなかった90年代と比べると安心して試合が見られるところまで来たと思える。 出来ればあと2人ほど若手投手の中から台頭して来てくれるとありがたい。 抑え投手は去年務めた小山田投手で行くのかルーキーの永川投手で行くのか、まだ分からない。 出来れば中継ぎ陣にもっと信頼できる投手を増やしたいものだ。


 補強した選手の中では守備の要として獲得したシーツ選手に注目している。 内野守備の弱さは現在のカープでは最大の弱点でもあるし。 言葉が違うので他の選手とのコミュニケーションが不安だが。 それを考えるとセカンドのレギュラーは早い内に決めておきたいところだろう。 中継ぎ投手として獲得したニューマン投手も日本での実績があるだけに期待しています。


 とにかく、明日からのキャンプから新しいチーム作りが始まる。 前評判はあまり良くないけど、気にせずに頑張って欲しいものだ。

 ...以上です。
コメント
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