廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM2004年8月(12)

2023-04-26 22:22:22 | Weblog
”狼”の居場所
at 2004 08/23 23:59 編集


 オリンピックの野球競技は今日はお休み。 明日から準決勝、決勝と続く訳だ。 私は昨日のギリシャ戦に岩隅投手が投げなかったのが不思議だったが、今日の新聞によると風邪だったそうだ。 こうなって来ると残り2試合での岩隅投手の起用法が気になるところだ。 松坂投手は利き腕に打球を受けて回復具合が分からないし、和田投手も前回から登板間隔が短くなっているし。 私としては若い岩隅投手に名誉挽回の機会を与えて欲しいのだが。 将来の日本球界の為にも...


 そう言えば日本代表の三番打者・高橋(由)選手はカナダ戦から3戦連続でホームランの大活躍を見せ完全復活した。 彼が台湾戦で同点ホームランを打ち、雄叫びをあげながらベースを回る姿を見て、私は高橋選手がプロ入り当初『ウルフ』と呼ばれていたのを思い出した。 清原選手の『怪物』ではないが、高橋選手のこのニックネームもいつから使われなくなってしまったのだろう? 少なくとも今、オリンピックの舞台で高橋選手は再び”ウルフ”に戻っていると私は感じます...


 ”ウルフ”はどうしていなくなってしまったのか...? 簡単な事、野生の狼はコンクリートの上では生きて行けないからでしょう。 狼には広い草原が必要なのだ。 今、広いアテネの草原の上で”野生の狼”は生き返った。 でも再びコンクリートの上に戻ったらどうなるのだろうか...? ジャイアンツ戦中継の視聴率が史上最低の5パーセントを記録したそうだ。 オリンピックの食われたとは言え、オリンピックは過去何度もやっているのだ。 ドームを捨て、東京に夜空と草原を取り戻す時が来ていると思うのですが...


 ライブドア社の堀江社長がカープ球団に球界参入の挨拶状を送ったそうだ。 ベンチャー精神で球団経営を立て直す事は必要だが、それだけでなく野球に夢を取り戻す事も忘れないで欲しいと私は思います...


雨天中止と新戦力

 今日からカープはホームのマツダスタジアムでスワローズとの三連戦、の筈でしたが広島地方は早朝から大雨になり明日の朝くらいまで降る予報だったので早々に中止が決定、これは良い判断......


日本に足りないもの
at 2004 08/24 22:47 編集


 野球日本代表は準決勝でオーストラリア代表に敗れてしまい、明日の三位決定戦に回る事になった。 とりあえずは明日の試合で三位確保を目指し、前回シドニー大会から半歩でも進んで欲しいです。 「お疲れさま!」の台詞はその後で書きたいと思います。 日本に帰って来たらまた日本野球が世界一になれる方法をみんなで考えましょう...と思ったのだが、帰国した日本代表チームを待っていたのはプロ野球をジャイアンツ戦利権が行き渡る規模に縮小しようと言う球界再編問題ですか...


 ...話は戻ります。 今回のアテネオリンピックは準備不足で破れたシドニー大会の教訓を活かし、プロ12球団から主力選手を二人ずつ集め、アテネ入りの前にイタリアで事前合宿し”準備万端”で臨んだはず。 私も、予選での戦いぶりを見ていて優勝は堅いと思っていました。 日本代表には何が足りなかったのでしょうか? 今の時点で思い付くのは国際大会経験の不足...でしょうか。


 例えば、シドニー大会の悔しさを忘れないと言っていた中村(紀)選手ですら前回シドニー大会からこのアテネ大会まで4年間、国際試合の経験がありません。 中村選手でさえこうなのだから、他の選手は更に経験が不足していた事は確かです。 インターコンチネンタルカップや世界選手権(ワールドカップ)やアジア大会など、元々アマチュアの大会に数人ずつプロ選手を派遣して来ただけの今までのやり方ではダメだと言うのなら、新しい方法を考えなくてはいけません...


 日本野球を世界一にし、そして世界に野球を普及させる為の戦略をみんなで考えなくてはいけない時にプロ野球はこんな状態... 本当にこれは一度壊してしまわないとどうにもならないのかも知れない...