読書の秋
at 2004 09/05 23:57 編集
今日は夕方から駅前のミスター●ーナツへ行って図書館で借りた歴史の本を読んだ。 家に居るとついついネットとかするのでゆっくり本を読めないし、だから喫茶店でお茶をしながら読書をするのが習慣になっている。 本によると歴史とは長い大きな全体の流れを通して見なければ本質にたどり着けないそうだ。 戦国時代だってそれ以前の1000年以上の歴史の積み重ねの上にあって、その影響を色濃く受けているし、逆にそれ以降から現在までの時代に大きな影響を与えているのだ...
現在、球団合併やリーグ再編問題に揺れるプロ野球だが、選手の年棒高騰などによる経営難に加え、テレビ中継視聴率低下など人気の低迷が問題になっている。 それに関しては特定球団への有力選手の集中と、それによる戦力の不均衡が原因とされている。 だからその原因となったドラフトの逆指名(実質的な自由競争)とフリーエージェント制度を見直し、特にドラフトを下位球団から優先的に指名出来る完全ウェーバー制度にするべきだと言う論調が多いのだが、確かにそうなのですがどこかスッキリしない...
プロ野球を面白く無くした元凶であるドラフト逆指名とフリーエージェント制度だが、それを導入したのは読売グループと”ツネオ”と言う事になっている...でも本当にそれだけだっただろうか? これまでの野球の歴史の流れを振り帰ってみると、当然ドラフト制度が最初からあった訳では無く完全な自由競争だったのだが、ジャイアンツが9年連続で日本シリーズを制するなど球団間の戦力差がひどくなった為にプロ野球人気に陰りが出て、それを打開する為にドラフト制度は導入された...
ドラフト制度と言う戦力均衡策が始まって何年かの時間が過ぎ、各球団の戦力差が縮まってスター選手も各球団に台頭して野球自体は面白くなった。 私が野球を見始めたのはそんな状態が定着した後だった。 当時を思い出して見ると、ジャイアンツが強くないとプロ野球が面白く無いと言う声がテレビ等からよく聞こえていた。 もっとも”テレビ屋”の本音はジャイアンツの試合しか扱わないテレビ中継がジャイアンツが優勝争いに絡まないと成立しなくて困るのだ。 だから”ツネオ”が表舞台に上がるずっと以前から戦力の均衡を否定する大合唱が起こっていたのだ...
私は思うのですが、本当に各球団の戦力を拮抗させ、プロ野球を面白くする為にはテレビマネーの支配を否定し、彼らとの関係を一旦断ち切るしか無いと思います。 もちろんリスクは大きいですが。 現にテレビマネーの支配を否定したサッカーJリーグの試合を民放各局はほとんど放送していないですし...
at 2004 09/05 23:57 編集
今日は夕方から駅前のミスター●ーナツへ行って図書館で借りた歴史の本を読んだ。 家に居るとついついネットとかするのでゆっくり本を読めないし、だから喫茶店でお茶をしながら読書をするのが習慣になっている。 本によると歴史とは長い大きな全体の流れを通して見なければ本質にたどり着けないそうだ。 戦国時代だってそれ以前の1000年以上の歴史の積み重ねの上にあって、その影響を色濃く受けているし、逆にそれ以降から現在までの時代に大きな影響を与えているのだ...
現在、球団合併やリーグ再編問題に揺れるプロ野球だが、選手の年棒高騰などによる経営難に加え、テレビ中継視聴率低下など人気の低迷が問題になっている。 それに関しては特定球団への有力選手の集中と、それによる戦力の不均衡が原因とされている。 だからその原因となったドラフトの逆指名(実質的な自由競争)とフリーエージェント制度を見直し、特にドラフトを下位球団から優先的に指名出来る完全ウェーバー制度にするべきだと言う論調が多いのだが、確かにそうなのですがどこかスッキリしない...
プロ野球を面白く無くした元凶であるドラフト逆指名とフリーエージェント制度だが、それを導入したのは読売グループと”ツネオ”と言う事になっている...でも本当にそれだけだっただろうか? これまでの野球の歴史の流れを振り帰ってみると、当然ドラフト制度が最初からあった訳では無く完全な自由競争だったのだが、ジャイアンツが9年連続で日本シリーズを制するなど球団間の戦力差がひどくなった為にプロ野球人気に陰りが出て、それを打開する為にドラフト制度は導入された...
ドラフト制度と言う戦力均衡策が始まって何年かの時間が過ぎ、各球団の戦力差が縮まってスター選手も各球団に台頭して野球自体は面白くなった。 私が野球を見始めたのはそんな状態が定着した後だった。 当時を思い出して見ると、ジャイアンツが強くないとプロ野球が面白く無いと言う声がテレビ等からよく聞こえていた。 もっとも”テレビ屋”の本音はジャイアンツの試合しか扱わないテレビ中継がジャイアンツが優勝争いに絡まないと成立しなくて困るのだ。 だから”ツネオ”が表舞台に上がるずっと以前から戦力の均衡を否定する大合唱が起こっていたのだ...
私は思うのですが、本当に各球団の戦力を拮抗させ、プロ野球を面白くする為にはテレビマネーの支配を否定し、彼らとの関係を一旦断ち切るしか無いと思います。 もちろんリスクは大きいですが。 現にテレビマネーの支配を否定したサッカーJリーグの試合を民放各局はほとんど放送していないですし...
10月もシーズンは続く
今日からカープはバンテリンドームナゴヤでドラゴンズとの三連戦です。 本来ならプレーオフ(クライマックスシリーズ)や日本シリーズなどポストシーズンに入る時期ですが今年は東京オ......
力だけでは...
at 2004 09/06 22:49 編集
今日、プロ野球12球団の代表者による臨時実行委員会が行われ、バファローズとブルーウェーブの合併が賛成多数で承認された。(カープは投票を棄権したそうだ) これによってストライキ突入は確実になってしまった。 ストライキのやり方は9月中の残り試合から土・日の試合のみボイコットする模様だ。 平日はパ・リーグが木曜、セ・リーグは月曜に試合が無いので12球団の足並みを揃える為にそうするらしい。
合併対象になっているバファローズ選手会は無期限のストライキを出張したそうだが、それだとシーズン打ち切りで日本シリーズも中止になってしまうとドラゴンズの選手会が反対したそうだ。 それだけ聞くと優勝しそうだからといってわがままに聞こえるが、私は別の意味でも日本シリーズだけは中止にするべきでは無いと思います。 その理由は二つあります...
一つ、日本シリーズの収益はオールスターゲームと並んでプロ野球機構の貴重な収入源だと言う事です。 プロ野球機構も今回の合併に反対しない点ではオーナー連中の片棒を担いでいますけど、選手会の訴えている12球団体制の維持にはプロ野球機構独自の収益となっている日本シリーズの収益は絶対に必要だからです。
二つ、今回の合併騒動において選手会は日本シリーズやオールスターゲームの魅力を説き、それらの前提となる二リーグの維持を訴えていたはずです。 その選手会自身が日本シリーズをストライキで中止に追い込んでしまえば、今まで訴えて来た二リーグの維持が正当性を失う事になるかも知れないからです。 現状ではオーナー連中は目先の銭勘定だけで何の正当性も無く、一応ファンの立場に立っている事になっている選手会は最後までそれを貫いて論理的破綻を避けるべきだと私は考えます...
at 2004 09/06 22:49 編集
今日、プロ野球12球団の代表者による臨時実行委員会が行われ、バファローズとブルーウェーブの合併が賛成多数で承認された。(カープは投票を棄権したそうだ) これによってストライキ突入は確実になってしまった。 ストライキのやり方は9月中の残り試合から土・日の試合のみボイコットする模様だ。 平日はパ・リーグが木曜、セ・リーグは月曜に試合が無いので12球団の足並みを揃える為にそうするらしい。
合併対象になっているバファローズ選手会は無期限のストライキを出張したそうだが、それだとシーズン打ち切りで日本シリーズも中止になってしまうとドラゴンズの選手会が反対したそうだ。 それだけ聞くと優勝しそうだからといってわがままに聞こえるが、私は別の意味でも日本シリーズだけは中止にするべきでは無いと思います。 その理由は二つあります...
一つ、日本シリーズの収益はオールスターゲームと並んでプロ野球機構の貴重な収入源だと言う事です。 プロ野球機構も今回の合併に反対しない点ではオーナー連中の片棒を担いでいますけど、選手会の訴えている12球団体制の維持にはプロ野球機構独自の収益となっている日本シリーズの収益は絶対に必要だからです。
二つ、今回の合併騒動において選手会は日本シリーズやオールスターゲームの魅力を説き、それらの前提となる二リーグの維持を訴えていたはずです。 その選手会自身が日本シリーズをストライキで中止に追い込んでしまえば、今まで訴えて来た二リーグの維持が正当性を失う事になるかも知れないからです。 現状ではオーナー連中は目先の銭勘定だけで何の正当性も無く、一応ファンの立場に立っている事になっている選手会は最後までそれを貫いて論理的破綻を避けるべきだと私は考えます...