勝利の稲荷

　今日は広島の街に出て来ました。　今回はいつもと違って広電に乗ってまず八丁堀で下車して三井越後屋、天満屋、福屋と回ってからシャレオを通って地下から十合の店内へと入りました。　地下食料品売り場には早くもお節料理の売り場が出来ていました。　今は他のデパートやスーパー、コンビニそしてネット通販でもお節を売っていますから早く予約を受け付けて注文を集めたいのでしょう。　現代は主婦も仕事が忙しくて手の込んだ料理を作る余裕が無いし、家族の人数が少なくて食材費が掛かった上に余ってしまうでしょうからデパートなどで買って済ませた方が合理的なのかも知れません。　お節売り場のお向かいにはいつもの酒売り場があり、”目利き”の選んだ全国の地酒と地元・広島の地酒が色々と豊富に揃っていて更に三次ワイナリーなど”ご当地ワイン”も色々ありますから広島に来られた観光客の方がお土産に酒を買いたいのでしたらこの店がオススメです。　”広島の酒”と言っても全国的に名の知れた産地の西条もあれば呉などの南部、三次などの北部に広島市内など西部と個性的な産地が複数あってどの酒が良いのかベテラン揃いの店員さんに聞いたら教えてくれます。　今回、私が買ったのは地ビールで新入荷していた盛田金しゃちビールさんの『プラチナエール』です。　小麦麦芽を使って醸造した柔らかい味のビールで、翌朝に夜勤の後で”朝酌”で飲みましたけど美味しかったですよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　地下食料品売り場を後にして私は一階の化粧品売り場をちょっと覗いてから三階のバスセンターへとやって来ました。　ここは先日から大幅リニューアルが行われて売店が並んでいる辺りが隔壁でバス乗り場と遮断され、排気ガスが食べ物を扱っている売り場に入って来なくなり快適になりました。　ただ市民球場からカープが移転して売り上げが大きく落ち込んだところに改装でテナント料が高くなったりして退去した店もあったみたいで、代わりに今まで無かった店が新規で入って来ました。　その中に『こいなり　仁多屋』と言う稲荷寿司の専門店が気になりました。　前に私は市民球場跡地のサッカー場での試合後、勝ったら景気付けにお寿司でも食べに行く．．．みたいな観戦プランを書きましたが、それに付け加えて試合前に十合の地下二階惣菜売り場やこのバスセンター売店で稲荷寿司を買ってスタジアムに持ち込んで食べると言う事を思い付きました。　実は以前から十合の屋上が再び開放されています。　遊具の類は撤去されて無くなっていますが、ヒーローショーなどをやっていたステージ跡はまだ残っていて私の子供時代を思い出させてくれます。　そう言えば石橋市議はここにフットサルコートを作ってスタジアムと連動してはと提案されていて私も面白いなと思っていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　その屋上は現在フェンスで覆われた部分には入れなくなっているのですが、その入れない区画内に気になるお社みたいな場所が見えますので巡回にやって来た店員さんらしい人に聞いてみたところ、あれは京都から勧請されたお稲荷さんなのだそうで商売繁盛はもちろんの事、この街を守ってくれる事を祈願してここにずっと祀られているのだそうです。　それで思い付いたのが試合前にこのお稲荷さんにお参りして必勝祈願をし、その後で下の階の売り場で稲荷寿司を買ってスタジアムに持ち込んで観戦し、勝ったらこのデパート内の各所にある寿司屋さんで景気付けにお寿司を食べると言う”サンフレお寿司大作戦”です。　こんな事を書いていると不意にお寿司が食べたくなりました。　しばらく行っていない『すし波奈』にでも行ってみようかと私は九階の食堂街へ向かいました．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　『すし波奈』の前にやって来た。　テーブル席の方はよく見えないがカウンター席には一人先客が居る。　どうやら今日は”貸し切り状態”とは行かないみたいだな。　入ると「（カウンターの）お好きな席へどうぞ。」と言うので先客と離れた隅っこの席に座る。　ホール係のお姉さん（？）が注文を取りに来て迷っているとお茶が出て来てしまった。　迂闊だったな、江戸前寿司でいきなりお茶を頼んでしまう形になると言う野暮な事をしてしまった、今度から先に注文を決めて「お茶は最後にお願いします。」と頼むか。　仕方無く私はメニューを見て寿司のセットと”おビール”を注文した。　今回はお通しが出ずにセットメニューに付いている茶碗蒸しがやって来た。　客が少ない時間帯で実質貸し切り、すぐに寿司が食べられるのでこの方が良いかな。　そして寿司がやって来るとホール係（？）の女性が「味噌汁は今お持ちしましょうか？」と聞いて来たので今すぐ欲しいと注文、今回の味噌汁は具がいつもの生海苔と違ってシジミだな、この店はたまにこう言う事があるので楽しい、初めて来た時も小鯛のアラっぽい具が入っていたし。　職人さんの握る寿司は固くも柔らかくも無く絶妙な具合で良い。　玉子焼きも人によって好みが違うからか甘過ぎもせず辛くも無くて甘い玉子焼きが苦手な私でも食べやすい。　食べていると店長さんが話し掛けて来て、私が何故いつも昼間の時間帯に来ているのかとなど話した。　その店長さんだが千葉の人らしい、東京には寿司屋が凄く多くて競争も厳しく果ては２４時間営業の寿司屋もあると言うので「ちゃんと職人さんが握る寿司屋でそんな事が出来るのですか？」と聞いたら本当に”普通の寿司屋”で２４時間営業をやっているのだとか。　コースの分を食べ終わったところでお通しの料金が浮いた分、追加でアジ、ハマチ、コハダを頼んで食べたけどアジが特に美味しかった。　いつかスタジアムが実現して、生観戦でサンフレッチェが勝った時の”祝杯”を挙げにここに来たいものです。　ちなみに十合には地下に回転寿司の店と、持ち帰り寿司の店がやっている小さなカウンターの寿司屋があって新館の方にも寿司屋がありますので混雑時にはそちらもどうぞ．．．



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ＴＰＰ参加「来月までに結論」　首相、党に集約を指示(朝日新聞) - goo ニュース

　難しい問題ですね、ＴＰＰは参加してもしなくても何らかの問題が起こるでしょうし。　ただＴＰＰ参加によって輸出企業が助かって雇用が守られると言うのは無理らしいですね、数年前にアメリカやヨーロッパ向けの輸出が好調で輸出企業が儲かっていた時もその収益は労働者にはほとんど還元されず”就職氷河期”もほとんど改善されませんでしたし。　でも私としてはＴＰＰ参加に賛成の立場です。　問題は確かに多く発生するでしょうけど”大ピンチ”で追い詰められた日本の農業が海外輸出で外貨を稼げるほどに強く成長するかも知れませんし、問題があると言われる労働市場も外国が入って来る事によって劇的な変化が起こるのではと期待します。　仮に保護して守るとすれば公共工事などを地元の企業が請け負えて貴重な国税や地方税が海外に流出せず国内で還流する様にする事だと思います。　今、いっそ戦争でも起こってくれればと言う人も居る閉塞感のある時代ですから、それを打ち破る可能性もあるかと．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　今日もカープはマツダスタジアムでライバル・横浜とのホームゲームです。　試合はカープがエースの前田（健）投手、横浜がブランドン投手の先発で始まり、カープは初回に今日２番で先発出場のホームランで１点を先制、３回にはバーデン選手の犠牲フライ、４回には今日も一番打者で出場の”鯉の狩人”赤松選手のタイムリーヒットで追加点を挙げて３－０とリードを奪い、一方の前田投手は絶好調で横浜打線を寄せ付けずに６回まで１本のヒットも許さず完全試合やノーヒットノーランの期待も持たれたのだが７回２アウトから目下売り出し中の横浜・筒香選手にフェンス際まで飛ばされるツーベースヒットを浴びて大記録は成りませんでした。　それでも気を取り直して後続を断ち、横浜打線を２安打１３奪三振の快投で完封勝利を修め、そして去年に続いて二桁勝利を達成してエースとしての面目を保ちました、来年の活躍にも期待です。　一方で打線は８回にも駄目押しの４点を奪って７－０と一方的な展開にしたのですが、今日大活躍だった赤松選手が三塁に居て栗原選手に打席が回り、投手の暴投でホームに突っ込んでアウトになったそうで、私は映像で見ていないので何とも言えませんがネットの掲示板では打点王を争っている栗原選手に打点が付かないケースで無理をする必要は無いと叩かれていますけどホームスチールならともかく、向こうが点をくれる様なミスをしたのに記録を優先して無視も出来ませんし難しいところですが、せっかくチャンスをもらったのですから瞬間的な判断力は磨くべきなのかも。　とりあえずまだ未完成ですけど課題の打撃は一時よりは良くなっているみたいでその点は良かったと。　試合はそのまま７－０とカープの完勝で終わりました．．．



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　．．．以上です。