小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

戦争法案

2015-05-14 22:26:35 | Weblog
「安倍晋三首相は14日の記者会見で、安全保障関連法案について「極めて限定的に、集団的自衛権を行使できることとした」と説明し、国民に理解を求めた。同時に、「『戦争法案』などといった無責任なレッテル貼りは全くの誤りだ」と強調した。」

(時事通信 5月14日(木)18時59分配信)

集団的自衛権を認めて、日米同盟を強めて、アメリカの手先(というか、奴隷)として、アメリカの戦争に協力する、と、世界に発信することは、確かに、日本には、うかつには手を出せない、という、他国に対する、精神的効果は、ある。

また、実際、過去の、PKO法案や、周辺事態法などを、見ても、自衛隊の海外での、武力攻撃などは、実質的には、まず、ほとんど、行われないだろう。

それは、日本の、憲法9条、の戦争放棄の、条文が、しっかりと根強くあり、太平洋戦争で、原爆まで、落とされて、(日本だけ)、また、与党の自民党いがいの、全ての野党は、(公明党も)戦争法案に、大反対だし、国民も、反対しているし、そういう、様々なことから、政府や、自衛隊の頭には、そのことがあるから、戦闘には、極めて慎重で、尻込みすることも、明らかである。

だから、戦争法案は、認めても、いいとも思うが、軍事費に金は、かけないで欲しい。ものである。

しかし、野党は、戦争法案を認めれば、ただちに、日本が、戦争をする国になってしまう、ように国民に言っている。

野党の本音であると、同時に、与党批判の口実にもっていこ、である。

野党の発言は、針小棒大である。それは、野党も、当然、わかっている。

マッカーサーが、押しつけた、日本国憲法は、実にありがたい。

しかし、やはり、集団的自衛権や、日米同盟の強化は、私は、反対である。

それに、戦争法案を世界にアピールしても、他国が、日本に、今までより、ちょかいを、出さなくなるかは、わからない。

安部首相は、その予測を、あたかも、現実に起こるように、言っている。これも、大きな間違いである。

第一、アメリカは、韓国と、軍事同盟を結んでいるし、中国とも、友好関係をつくろうとしている。

韓国、中国の、日本への領土侵犯は、頻繁に行われている。

これは、中国、韓国、の、日本への、二国間の、歴史的な、恨み、であるのだから、日米同盟を強化しても、この二か国の、日本に対する、ちょっかい、は、改善されるはずがない。

それに、アメリカは、日本だけ、見てはいない。

中国や、EUや、イスラム国や、ロシアの動きの方が、アメリカにとっては、絶対的に、大きな関心事である。

アメリカは、日本を、アメリカの言う事を聞いて、当然、という感覚で、日本は、アメリカの奴隷としか、見ていない。

このアメリカの態度にムカつく。

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