小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

マークシート形式の試験について

2015-05-31 02:14:12 | 考察文
何か、早稲田大学の理工学部の大槻教授が、マークシート形式の試験、は、覚えるだけの試験なので、思考力が身につかない、それで、自分で考える能力が身につかないから、オウム真理教などに、走る、洗脳されてしまう、などと、以前、言っていた。

私は、これを、完全に否する。

何か、大きな社会問題が起こると、その原因を、現行教育と結びつけたがる評論家が非常に多い。評論家は、とかく気取りたがるものである。

マークシート形式での問題であれ、記述式の問題であれ、知識と思考力がなければ、解けない。

大学受験の試験の時も、医師国家試験の時も、その模擬試験の時も、頭をフルに酷使して、考えなくてはならないので、試験が終わると、ヘトヘトに疲れた。

まあ、運転免許の、学科試験の○×問題、なら、知識があるか、ないか、だけの、試験であり、あれなら、思考力など関係なく、知っているか、知らないか、だけの試験であるが。

ただ、机上のテストで、いい成績を、とれるから、どんなことに対しても、頭がいい、とは、絶対、言えない。

実生活で、何か困った時、それを、どうやって解決するか、の能力、は、机上のテストの試験の、能力とは、違う、ということは、言える。

なにしろ、問題を解決するための、教科書というものがないのだから、自分で考えるしかない。

そういう、トレーニングというか、教育は、行われていない。

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