ブログ版清見糺研究 モロッコ紀行
参加者:田村広志、寺戸和子、金子田鶴子、T・H、鹿取未放
まとめ:鹿取未放
47 みじかくもながくも見える時の影曳いてスカラベ過ぎゆかんとす
「かりん」97年2月号
★上句はうまいとらえ方。スカラベの心理状態、虫が生きている土地の生活感が出ている。
生命の長さ、短さ、虫と旅人との生命の交歓。哀愁がある。(田村)
48 何もないサハラに生まれ存在のたいくつなどは知らぬスカラベ
「かりん」97年2月号
★「存在のたいくつ」の部分、やや知的なものが表に出すぎたか?(田村)
サハラの語源は「何もない」だという。この歌、ただのたいくつではなく「存在のたいくつ」というところがポイント。作者はこのスカラベにいたく興味をもったらしく、モロッコの大使館にまで手紙を出して、問い合わせていた。確か返事がフランス語で来て、訳したような記憶がある。(鹿取)
参加者:田村広志、寺戸和子、金子田鶴子、T・H、鹿取未放
まとめ:鹿取未放
47 みじかくもながくも見える時の影曳いてスカラベ過ぎゆかんとす
「かりん」97年2月号
★上句はうまいとらえ方。スカラベの心理状態、虫が生きている土地の生活感が出ている。
生命の長さ、短さ、虫と旅人との生命の交歓。哀愁がある。(田村)
48 何もないサハラに生まれ存在のたいくつなどは知らぬスカラベ
「かりん」97年2月号
★「存在のたいくつ」の部分、やや知的なものが表に出すぎたか?(田村)
サハラの語源は「何もない」だという。この歌、ただのたいくつではなく「存在のたいくつ」というところがポイント。作者はこのスカラベにいたく興味をもったらしく、モロッコの大使館にまで手紙を出して、問い合わせていた。確か返事がフランス語で来て、訳したような記憶がある。(鹿取)
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