首はここです

旦那が違う車で帰ってきた。
代車だという。

「事故った。」

「で？ぶつけられたの？ぶつけたの？」ときくと

なかなかこたえない。
真正面からにらんでいるのに
同じくにらみかえしてくるが
明らかに嘘を考え中なご様子。

どうでもいいけどさ～
首が痛くて吐き気がするっていうのに
お菓子をどか食いするのはやめてくれないかなぁ～

翌日から旦那の病院通いがはじまった。
被害者なのか、加害者なのか、相変わらず分からないが
興味がないのできかない。

ただ首にまかれた包帯が笑える。
旦那の首は２センチ程度なので
包帯がめくれあがっている。

「まるで、『ここが首ですよぉ～』っていう印みたいやね」

本人は半年しか乗っていない車を
買い換える気マンマンだ。

車屋につれてゆかれて、お前も車を見ろという。
車屋の馴れ馴れしいお姉ちゃんは
仕事なので、旦那の身体を気遣う。

アホらしい。
たいした事ないのに。
あんだけメシがくえたら、心配ないわ。

今度誰かに「どうしたんですか?!」ときかれたら
「ちょっと絞めすぎまして・・」とこたえよう。


ＳＭか（笑）