グルメッチー☆TAKENAKA MUSIC PLANNING

☆アコースティックギターを愛し、Paul Simon、吉田拓郎などのカバー演奏を中心にライブ活動を継続中☆

ギターは楽し 169  ~ Kathy's Song (キャシーの歌) ~

2013年10月04日 | GUITAR & MUSIC
ポール・サイモンの名曲『キャシーの歌』は、彼が“サイモン&ガーファンクル”のファーストアルバム『水曜の朝午前3時』が思うように売れず、失意のどん底で渡ったロンドンで作った歌です☆

ポールはロンドンで数多くのミュージシャンと親交を深めました☆

後々『スカボロー・フェア』を紹介してくれる“マーティン・カーシー”とは同じアパートというから驚きです☆

ポールが夜な夜なフォーククラブでのライブ活動をしていた頃、そのライブハウスでチケット売りのアルバイトをしていたのが「キャシー」でした☆

ポール22歳、キャシー17歳の時でした☆

二人は愛し合い、片時も離れずとても仲良く過ごしていました☆

ポールはキャシーに、このままロンドンでの生活をずっと続けようと誓うのでした☆


ところが、アメリカでは『サウンド・オブ・サイレンス』がヒットチャートを急上昇してしまい、プロモーターはすぐに帰国してアート・ガーファンクルと一緒に活動してくれと懇願☆

ポールは泣く泣く帰国の途に就くのでした☆

方やニューヨークでの音楽活動、方やロンドンでの生活、、、遠距離恋愛は二人の想いを切なくしていきます☆



そして『キャシーの歌』はできあがりました☆


And as I watch the drops of rain
Weave their weary paths and die
I know that I am like the rain
There but for the grace of you go I

  雨粒が、静かに路面におちては消えていく
  ボクもあの雨粒みたいなもの
  君への思いがなければ、
  ボクもはかなく消えてしまうよ・・・

(中林さん訳)



この曲はギター1本で弾き語れるので私も若い頃から演奏していましたが、スタジオ録音のコピーオンリーでしたので、コンサートバージョンの奏法をしたいという欲求が徐々に芽生えていたのです☆




サイモン&ガーファンクル再結成コンサートツアーが2003年にありましたが、その中で演奏された『キャシーの歌』ではエンディングでのハーモニクス奏法にはとてもエキサイトしました


最後の歌詞にあるように、ハーモニクスが雨音を演出しているんです☆

2009年に来日した時も、同じような演奏を聴かせてくれましたが、私もこの奏法を身につける事ができたんです☆




部屋で一人、好きな人を想って演奏する曲に『キャシーの歌』を加えてみてはいかがですか?☆



“サイモン&ガーファンクル オールドフレンドツアー2003”