照井 翠／この春の月幾たびも満ちんとす

　　　　　　わたくしを縁取りて透く春の潮／青萄 季語の本意がよくわからないまま、適当に使っていましたが😅こういう横着はいけませんね🐱 若い俳人のなかには、季語の本意は昔のままで良いのだろうか？という意見も一部あるようです。難しい問題ですね😱 . . . 本文を読む

中村安伸／殺さないでください夜どほし桜ちる

　　　　　リフォームを終えし仏間へ炭かざる／青萄 . . . 本文を読む

櫂 未知子／探梅やかばんをもたぬ者同士

　　　　　コキコキと言わぬかんきり年詰まる／青萄 . . . 本文を読む

桑原正紀／寝袋を背負ひて桜追ひ行かな花西行と同行二人

　　　　　　無心では咲かぬ千年滝桜／青萄 . . . 本文を読む

永野シン／煮凝やどう生きようとあと少し

　　　　　　薇と膝やわらかに摘みゆけり／青萄 . . . 本文を読む

照井 翠／毛布被り孤島となりて泣きにけり

          水俣や春の渚に立つ道子／青萄         . . . 本文を読む

寺井谷子／母の家まで六百五十歩春の雨

　　　漱石の墓地にすて猫すみれ草／青萄 . . . 本文を読む

渡辺誠一郎／死者だけが海辺を歩く春日向

　　　われやすき魂の色しやぼん玉／青萄 . . . 本文を読む

咲良あぽろ／駐車場雪に土下座の跡残る

　　　神官が一人で走るどんど焼／青萄 . . . 本文を読む

寺井谷子／見ているしかないこんなに寒い春の雪

　　　屠蘇散がおまけに付いた味醂買う／青萄 . . . 本文を読む