私たちは、それぞれが違う人間である。当たり前なことだが、もしかしたら自分
の価値基準でしか、人を見ていないのかもしれない。これは、危険なことのよう
な気がする。
自分の概念のなかにあるパターンで見ているから、己の脳の理解の範囲を超え
る人や物をみると、”不安”になってしまう。なんとか、こじつけてでも理解しよう
と、自分なりの解釈を試みて、とりあえず”不安”を解消しようと努める。
過去の経験則か . . . 本文を読む
7月も残りあとわずか。
「カナカナカナ♪、カナカナカナカナ~~♪」と鳴く蝉の大コーラスが、
真夏を感じさせてくれる。そんな明日は、参議院議員選挙投票日である。
私は先日、ひと足お先に「期日前投票」に行ってまいりました。え?当日
ご不在?・・・いえ、特には・・・(笑)
娘が日曜日は仕事なので、どうしようか~と思案しているので、期日前投
票をお勧めして、しっかり便乗。
近くの出張所に行くと、さ . . . 本文を読む
わが家の猫を見ていて、フト思った。
外で遊んで、雨に濡れながら帰ってくると、すぐにセンタクを始める。
センタクをさっさとすませると、自分のベットに飛び乗る。くるりと寝転が
ると、両の後ろ足を前足2本でキューッと抱き寄せて、もう幸せそうに目を
細めるのである。さっきまで、「早く入れろ入れろ!」と勝手口のドアを引
っかいて、ギャオギャオ大騒ぎしていたのに。
こうして、猫は、いともかんたんに気分をか . . . 本文を読む
大型台風一過で、ほんの少し気が緩んだとたん、この地震である。
震度3でも、ラックにのっているTVを押さえた。妙に不気味な揺れ方だ。
新潟・長野で震度6強。幸い刈羽原発の火は鎮火したようだが、怖いのは放
射能漏れ。狭い日本のわりには、原発はたくさんあるし。最悪の事を想像
すると、こんな呑気な日常なんて、一瞬で消えちまうんだろうな、と「諸
行無常」の心境になる。私たちはいつだって、危うい雪渓の稜線を . . . 本文を読む
父親というものは、不思議な存在である。
私はといえば、無責任で自分勝手な父親しか知らないが、世の中には立派過ぎる
父親というものも、居るのだ。
女親は妊娠・出産・授乳・養育、の過程の中で、自分の子どもとして徐々に母親
としての実感を得ることができるが、はて、男親はどのような精神的過程を経て、
父親となっていくのだろうか。
自分が産んでいない分、「これは果たして、本当に自分の子だろうか?」 . . . 本文を読む
私の母が、家事が苦手だったという事は、前に書いたと思うが、まぁ、苦手というよ
り”苦役”だったのかも知れない。
で、母親ほどではないが、私も毎日の家事は苦手で苦痛な方。それほど酷いわけでも
ないが、母子家庭だったので、日々の生活のやり過ごしで精一杯だから、お菓子を作
って楽しむ、というような環境にはサラサラなかった。
私の子どもが幼稚園に行くようになると、手作りを奨励する園長の強い指導があっ . . . 本文を読む
人間の過去の記憶とは、常に自分に都合のいいように改ざんされているものである。
かつて、今ほど、子どもを育てることが難しい時代はなかったのではないか、と思う。
放任主義でまちがいなく育つほど、社会はお人好しでもなく、かといって、手をかけ
すぎれば、子どもはどんどんと腐ってゆく。
暢気に子どもの数を多く産めば、解決するという単純な問題でもない。
世の中に、ニートとよばれる人たちがたくさん . . . 本文を読む
今朝の新聞を見たら、米オールスター戦に、イチロー7年連続出場!とある。
で、イチローのコメント。
「(球宴は)終わってしまえば、何事もなかったように、儚(はかな)いもの。
だからこそ、尊いという価値観がある」と。
私は、特にイチローや大リーグ野球が好きだということもないけれど、「儚い
ものこそ、尊い」との言葉には、久しぶりに感動を覚えた。
先日、録画しておいた「フジコ・ヘミング」のTV番 . . . 本文を読む