むぎのときいたる(麦秋至)第二十四候/麦の穂が金色に熟す頃

2016-05-31 00:31:59 | 空見屋の飛んで575
柿の村一重瞼の子が並ぶ 仲寒蝉 戒名に草の一字や夏の雨 大木あまり 抜いても抜いても毎年必ず出てくる↑庭のオオキンケイギク、非情になり切れなかった証拠のように?一見、黄花コスモスに似て花はキレイです。が、これは特定外来生物。花よりも葉の違いで、黄花コスモスと見分けましょう(^-^)/~~ ※そっくりな園芸種にキンケイギク(金鶏菊)がありますが、こちらは一年草です。もし気になったら . . . 本文を読む
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下野のトウサワトラノオ(絶滅危惧1B類/EN)

2016-05-30 15:11:43 | 野に咲く花はどこへゆく
ピークは過ぎておりましたが(撮影日5・20)↓絶滅危惧種のトウサワトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属) 向こうの山↑は筑波山のようです 半世紀のあいだ絶滅したとされていて、ある日再発見か再出現した…と思われる植物には、悠久のロマンを感じました。 スミマセンが、詳しいことを知りたい方は「トウサワトラノオ」でググッてみてくださいね♪ . . . 本文を読む
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日光のオオバアサガラ(大葉麻殻)

2016-05-29 14:50:50 | 空見屋の飛んで575
オオバアサガラ(エゴノキ科)↑山地の谷沿い、林縁などに多く生える落葉樹で、高さは8~10mくらいになります。 まばたける梟の貌(かお)くるり夏  青萄 俳句は↑山口新聞「俳壇」(杉山久子選/5月)に採っていただきました。なお上記の梟の句は↑夏井いつき組長への挨拶句でもありました。(たぶん↓エゴノキの花) 窓にコツと指輪ひゞける緑夜かな  杉山久子(藍生) . . . 本文を読む
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「プレバト!!」以前と以後を考える

2016-05-28 20:31:55 | 空見屋の飛んで575
蜜柑ばかり咲く欲しいもの地になくて 青萄(人) この白い花は↑ズミと言います↓(蜜柑の花ではありません)m(_ _)m 「俳句ポスト」がパンクしそうになっている上に、組長はますます忙しく、これは各自が投句数を自主規制すべきでは?と思い思いしてきました。 組長のポリシーは曲げられない…けれど、組長の体は一つしかないのよね。「プレバト!!」以後の人をまず優先 . . . 本文を読む
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文挟と文挟夫佐恵

2016-05-27 21:38:38 | 空見屋の飛んで575
日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう)にある「JR文挟駅」です↑ふみをはさむ、と書いて「ふばさみ」と読みます。 有名俳人に「文挟夫佐恵」という方がいらっしゃって(平成26年に100歳で逝去)、この地名と何か関係があるのかな?と思っていましたが、あるかも知れぬ確率50パーセント(笑) 九十の恋かや白き曼珠沙華 文挟夫佐恵(ふばさみ・ふさえ) ううむ、さも . . . 本文を読む
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べにばなさかう(紅花栄)第二十三候/紅花が咲き始める

2016-05-26 11:59:52 | 空見屋の飛んで575
白河の関やうやうと暮れゆけり 青萄 「歌枕」を使うって、むずかしい… . . . 本文を読む
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『俳句界』6月号(雑詠)2

2016-05-24 19:39:38 | 空見屋の飛んで575
魚は氷(ひ)に身はまぼろしとなりにけり 青萄 (茨木和生・選/佳作) ウスバシロチョウ↑ ヒートアップしたらしい東京の「若冲展」も終了、クールダウンして次は日光に来てくれないかなぁ~(=^・^=)~ . . . 本文を読む
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『俳句界』6月号(雑詠)

2016-05-23 16:39:56 | 空見屋の飛んで575
きさらぎの街に群れゐて触れあはず 青萄 (夏石番矢・選/秀逸) ハクサンチドリかノビネチドリ↑ 咳が酷すぎて止まらない。夜中もゆっくり寝ていられず、仕方なく朝から…一昨日買っておいたポット苗(ゴーヤ、シシトウなど)を植え付けた。 こんなに風邪が酷くなったのは、相当昔ぶりのような気がする(汗)常備龍角散は飲んでいるものの、効かないし、薬屋さんに咳止め . . . 本文を読む
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なんだかなぁ…夏日真夏日

2016-05-22 20:26:46 | 空見屋の飛んで575
木下闇白猫の髭光りだす 青萄 これ↑伊吹嶺のHP俳句会で採ってもらえた!(坪野洋子選) 「木下闇」で数句作って、NHKには出さなかった句、だけどかなり好きだった句♪いつもヘンな句が多くて、でもありがたい~(=^・^=) ウワミズザクラ↑トウゴクミツバツツジ↓ . . . 本文を読む
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小満/かいこおきてくわをはむ(蚕起食桑)第二十二候

2016-05-20 00:05:00 | 空見屋の飛んで575
蚕が桑の葉を食べる=蚕起食桑 タンチョウソウ↑ スイカズラ↑金銀花とも忍冬花とも↓ 夏井組長のすごいのは、たぶん誰も(すき好んでは)使わないような季語を(お構いなく)バンバン出して来ること。 実は懊悩大ありだけど…何とかしようと悪戦苦闘しているうちに、あら不思議…妙にわくわくして来ている~(笑) . . . 本文を読む
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天災は忘れてないのにやって来る

2016-05-18 18:05:28 | 空見屋の飛んで575
空ばかり見てゐてけふは震災忌 松本康男 わが知れる阿鼻叫喚や震災忌 京極杞陽 (関東大震災/二句) 白梅や天没地没虚空没 永田耕衣 (阪神・淡路大震災) 龍蔵寺の藤 「天災は忘れた頃にやって来る」というが、最近は毎年のように来ている?…ような気がする(T_T) . . . 本文を読む
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まぶしい季節に押し出され

2016-05-17 21:46:06 | 空見屋の飛んで575
クレヨンの黄を麦秋(ばくしゅう)のために折る 林 桂(けい) 月山の裾の筍流しかな 水内(みのうち)慶太 ニッコウキスゲ↑霧降高原キスゲ平↓(昨年の画像より) …特に書くこともなし。あ、昨日は(無料の)薔薇園に行ってたくさんの薔薇を見てきました。暑くも寒くもなく、結構な薔薇見日和でございました(^^ゞ . . . 本文を読む
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たけのこしょうず(竹笋生)第二十一候

2016-05-15 20:46:19 | 空見屋の飛んで575
アスパラガス明日の靴も今日の靴 十亀(そがめ)わら クロッカス泣いている子をなお叱る へ~~メジャーな俳人も『NHK俳句』に投稿してるんだ…という驚き?素敵だわ~(゜-゜) . . . 本文を読む
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『まつやま俳句ポスト365』作品集から昨年の「百物語」を振り返る

2016-05-14 19:42:35 | 空見屋の飛んで575
百物語尽きて畳のぶよぶよと 西田克憲 百物語果ててそそけし畳かな 破障子 百物語こゑにうつすら海藻が Y音絵 個人的に好きなベストスリーは…この辺かな? 由緒正しき金剛桜↑その残花と楓(ふう)↓ 宇都宮城趾公園内↑地図 . . . 本文を読む
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日本に石牟礼道子という救済

2016-05-13 16:47:49 | 空見屋の飛んで575
祈るべき天とおもえど天の病む 石牟礼道子 列島の深傷(ふかで)あらわにうす月夜 石牟礼道子 今年の庭は例年にも増しておぞましい蟲だらけ、蝙蝠もベランダに来てしまい、毎年蚊取線香でいぶりだすことにしていますが、効果のほどは?…。 ホームセンターへ行くも、やはり薬品を使うのが躊躇われ、買わずに帰ってきました。 しかし悪いことばかりではなく、夏鶯がごく近くまで . . . 本文を読む
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