その、キリッとした顔立ちの女性は、1ヶ月に1度くらい、ひょっこりと現れた。
「ちょっと近くまで来たから…」、あるいは「仕事がこの近場であって、早く終わったから…」と。
そんな言い訳なんかしなくてもいいのに。あなたの顔を見たくなって来たのよ!と言えばいいのに。
先輩に会いに来るこの女性は、歌手であるお姉さんのマネージメントをしている。海千山千の芸能界で、立派に仕事をしている女性である。有能で、 . . . 本文を読む
このようなお話を書いていいものかどうか。
皆さまにお叱りを受けたり、あるいは曳かれてしまうかもしれませんが、やっぱり。。。書こうと思います。
若い頃のことです(申し訳ありません、昔のことばかりです)
知り合いの人に連れて行かれた、居酒屋の若き店主。年齢は、20代前半。
美貌の青年でした。人あしらいも上手で、「僕は、接客業、カウンター越しにいろんな人と話すのが好きで、このお店を始めたんだ」と . . . 本文を読む
寒いけれど、どうしても会いたかった「ロウバイ」に、1月最後の日曜日の今日、会いに行ってきました。
ひよどりさんや、山小屋さんのブログで拝見していた、「ロウバイ」の花。見たことがありませんでした。
香りが良いとのこと。。。どんな香りなのか。。。
伺ったのは、個人のお宅の畑に植えられた、群馬県から移植したという「ソシンロウバイ」と「マンゲツロウバイ」。
なにぶん、少し遠方なので、 . . . 本文を読む
今日も今日とて、とっても寒いですね。PCの前で、震えております、この私。そんな寒波の中、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。とりあえず、お風邪などには、よくよく注意いたしましょう。
私も日々、綱渡りで、ヤバイ!風邪を引きそうな感じ~?、と闘っております(笑)
常備薬がなくなったので、いつもの病院へ行ってまいりました。このブログでも何度か登場していただいた伊良部医師のところです。
今日は、 . . . 本文を読む
笑顔が可愛い、とてもフレンドリーな女性である。遠くからでも、私の姿を見つけると、走って追いついてくる。ときには、私の車が駐車場に入るのが見えたから、と、コースの途中で待っていてくれたりもする人。
いつものウォーキングで、顔見知りになったKさんの話である。私より数歳年下なのだが、お孫さんが二人いて。二人目が昨年12月に生まれたばかりなのだ。
歩きながら、お孫さんの話がよく出る。11月頃には . . . 本文を読む
お正月には、お餅をのどに詰まらせるお年寄りが、必ずいますね、という話をシェフと話す。
あれ、家族の人が少し注意をして、小さく切ってあげたらどうなのかしら?
いやぁ、自分はそんな年じゃないんだから、大丈夫~~!って、食べちゃうんじゃないですか、とシェフ。
え~、私なんか詰まったらたいへんだから、いつも用心しながら食べていますよ。必ず液体物とともに(笑)
そうですよね、僕なんかも、そうし . . . 本文を読む
懐かしさの 一歩手前で こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ あなたがいなくてもこうして
元気で暮らしていることを さり気なく告げたかったのに…
ひとつ手前の車両に乗り うつむく横顔 見ていたら
思わず涙 あふれてきそう 今になってあなたの気持
初めてわかるの 痛いほど 私だけ 愛してたことも
ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく 後ろ姿が
やけに哀しく 心に残る . . . 本文を読む
冷たい雨に 打たれながら 哀しい物語 想い出した
あなたの帰り道 交差点 ふと足を 止める
レイニーブルー もう終わったはずなのに
レイニーブルー 何故追いかけるの あなたの幻
消すように 私も今日は そっと雨
……
あの頃のやさしさに つつまれてた想い出が 流れてく
この街に It's a rainy blue It's a rainy blue
ゆれる心 ぬらす涙 I . . . 本文を読む
芥川賞と直木賞が決まったとのこと。
私は心ひそかに、直木賞に「古処(こどころ)誠二」氏を応援していたが、残念ながら、今回も賞に選ばれなかったようだ。
このひとの小説では、『遮断』と、今回の候補作『敵影』を読んだことがある。どちらも、戦争と人間を描き切った秀作である。
実は、こういう(戦争が舞台の)小説は苦手な方だが、古処氏の文章は、数行読んだだけでひきずりこまれるものがあった。
緊迫 . . . 本文を読む
(蒼い雪の影)
先の童話作家先生のおかげで、かつて、褒められたことが一度だけあった。
何も知らない私なので、会社の肝入りで、当時、マスコミの初歩を教える講座に通わせてもらっていた。
会社としては新人教育の一環として、モデルケースのようなものだったのだろう。
私は、通常の仕事を終えてから、夜間に3ヶ月間、ジャーナリスト促成栽培?養成講座へ。
講師陣が魅力的だった。当時、現役バリバリの . . . 本文を読む
(昨日雪が降りました。ご近所に”雪だるま”さん、出現)
今日は、私が高卒後東京で就職し、その時に仕事で知り合った、童話作家の先生のお話です。
私が、文字通り右も左も分からない頃、職場のチーフから引きつがれたのが、原稿取りの仕事でした。
その先生とはじめて会ったとき、派手めのおばあさん?だと思いました。いえ、今思うに、年齢は50歳代ではなかったのでしょうか。(←実は、おばあさんではなくオバ . . . 本文を読む
ヒトの恋路を邪魔するヤツは~~♪。。。という都々逸だか、戯れ歌だかがありますね。
それなのに、私は十年ほど前、ある友人の恋路を邪魔したことがありました。余計なおせっかいだったのかもしれませんが、私のしたことは、間違っていなかったはず、と少し前までは思っていました。
これは、人づてに聞いた話でした。友人の家に中年の男性がやってきて、思春期の子どもたちがとても嫌がっている、と。ケーキやお . . . 本文を読む
女性なら、美人は得だなぁ~、と誰もが憧れるのだが、美人にも相応のリスクはある。
かつて、夫の在籍する事務所に、その美人が入社してきた。
このことにより当時、男性社員の多くは、毎朝ルンルン気分で出社していた模様であった。
これ位なら、いたって微笑ましい情景なのだが、権力を持つ統括部署のトップが、彼女にご執心してしまった。
自分のデスクの位置を、模様替えと称して、彼女のすぐそばに移動さ . . . 本文を読む
40才ごろというのは、微妙である。
まだ若い・・・と思うか、もう若くない!と思い決めるのか、ある意味”ターニングポイント”かもしれない。
少しだけ知っているある男性が、第二の人生を選択したのは45才。(娘とたいして年の違わない)20代の女性と、もう一度人生をやり直したいので、申し訳ないが妻よ子供たちよ、別れてくれと。
年上の妻と、子ども5人。下の子はまだ、幼稚園くらいか? 若き大学生 . . . 本文を読む
「こんなふうなものではなく・・・」と、田中さんは云い出だしたのである。
(さあ、困ったぞ)と心細くなってきた。どこの記者もボクの原稿を受け取るたびに、いつでも、きまって嫌な顔をするのである。
随筆でも小説でもボクの原稿には期待を裏切られるらしいのだ。それだからボクは「書けないですよ」と云うのに、「いや、書けますよ」と勝手にきめて、そうして自分で期待を裏切られてがっかりするのだ。
そんな . . . 本文を読む