友岡子郷/倒・裂・破・崩・礫の街寒雀

2018-02-25 20:05:14 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   のこりたるわがみのおもさ寒椿/青萄 . . . 本文を読む
コメント (3)

対馬康子/ガラス切る音を短く冬銀河

2018-02-24 19:41:26 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   整骨院の機械居並ぶ寒灯下/青萄 . . . 本文を読む
コメント (2)

北大路 翼/キャバ嬢と見てゐるライバル店の火事

2018-02-23 21:25:53 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   ふるることできぬ夜火事や室の花/青萄 . . . 本文を読む
コメント (1)

秋元不死男/降る雪に胸飾られて捕へらる

2018-02-21 19:24:53 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   もう鶴であるはずはなし凍てし棒/青萄 . . . 本文を読む
コメント

岸本マチ子/うりずんのたてがみ青くあおく梳く

2018-02-20 19:28:00 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   ぞんぶんに猫とあそんで冬苺/青萄 〈杉山久子先生の選評より〉猫との時間をたっぷり楽しみました。「冬苺」の季語が、おだやかな光を感じさせながら、ささやかな充足感を伝えています。 . . . 本文を読む
コメント (1)

阿部菁女/湖上よりオリオンの膝立ちあがる

2018-02-16 19:02:41 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   石蓴(あおさ)ゆれ原始の森に黒兎/青萄 . . . 本文を読む
コメント (1)

土見敬志郎/動かぬを力としたる冬の蠅

2018-02-15 18:52:06 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   50年主任いまなおラガーマン/青萄 . . . 本文を読む
コメント

あべあつこ/父の匂い枯野に匂いありとせば

2018-02-12 19:25:54 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   酔いどれの父を打ちたるクリスマス/青萄 . . . 本文を読む
コメント (2)

寺山修司/吸ひさしの煙草で北を指すときの北暗ければ望郷ならず

2018-02-10 20:14:07 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   花を奉る/石牟礼道子 春風萌(きざ)すといえども われら人類の却塵(ごうじん) いまや累(かさ)なりて 三界いわん方なく昏(くら)し …中略… 然(しか)して空(むな)しとは云はず  現世はいよいよ 地獄とやいわん 虚無とやいわん ただ滅亡の世せまるを待つのみか ここにおいて われらなお 地上にひらく一輪の花の力を念じて 合掌す (2011年4月 大震災の翌月に . . . 本文を読む
コメント (5)

成田千空/雪来るか風切(かざきり)あらき岬の鳶

2018-02-09 21:04:14 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
(リュウキンカ・立金花) ※黄色ならツワブキの花も良いけれど、早春の冷たい雪解け水の傍に凛と咲くリュウキンカが好きです🎵    石蕗(つわ)の花迫る山気と濁流と/青萄 . . . 本文を読む
コメント (3)

蒲原ひろし/雪の上に二月の落葉散らばりて

2018-02-07 18:15:30 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   潮騒の残響のごと遠銀河/青萄(blog既掲載句) 〈小熊座2月号/平山北舟先生の句評より〉 銀河は天の川の傍題である。連歌時代には何時も七夕との関係で詠まれていた。天の川の美しさを七夕との連想なしに詠み出したのは俳諧時代になってからだ。近代俳句もこの延長上にある。この句は一読、照井翠の「春の星こんなに人が死んだのか」が思い浮かんだ。銀河を、潮騒の残響のようだと、美し . . . 本文を読む
コメント (3)

平山北舟/除染袋一袋ごとの年の暮

2018-02-06 19:26:28 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   雪やまぬ煙突は煤つまらせて/青萄 . . . 本文を読む
コメント

平松彌榮子/年暮るるいつも昨日の神田川

2018-02-05 15:33:21 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   やくそくの男に靴を雪おんな/青萄 . . . 本文を読む
コメント (3)

橋本 直/寒暁の市場の猫の面構へ

2018-02-02 18:44:46 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
   貌(かお)出さぬ看板猫や雪の宿/青萄 〈杉山久子先生の選評より〉 看板猫を目当てに行ったのかもしれませんが、当の猫は寒くてこたつにでももぐりこんでいるのか表に出て来ません。少々落胆しながら、出てくることを期待しつつ雪を眺めています。 . . . 本文を読む
コメント (2)