名古屋大学に12月1日から減災連携研究センターが新設され、今後発生する可能性が高い南海トラフの巨大地震の対策を産学、自治体で連携して研究する。
国はこれまで南海トラフ沿いで起きる巨大地震を、東海地震、東南海地震、南海地震の3つの地震がそれぞれ単発で発生することを想定し対策を講じてきた。
しかし、過去の発生履歴では関東から九州までの広い範囲に影響を及ぼす3つの地震が連動して、時には同時に、時には数十時間後に、数ヵ月後に発生していることがわかっている。国が推進した東海地震対策が影響し、国民は東海地震だけに注目してしまった。
次期発生する南海トラフ沿いの地震は、3つが同時にまたは連動して発生する超巨大地震である可能性が指摘されている。
<中日新聞 11月20日記事>