今回のトルコ地震は内陸部断層で発生した地震であるが、地震の規模を表すマグニチュードが7.8と阪神淡路大震災を引き起こした1995年兵庫県南部地震のマグニチュード7.3と比較して約5.6倍の地震規模であった。
日本では今後発生が予想される内陸部の活断層のうち社会的影響が大きい地震が100を超えており、今回のマグニチュード7クラスの大被害が想定される地震は大都市圏にも拡がっている。特に危険度最高ランクS級の活断層の一例として大阪市の中心を走る上町断層、福岡市の駅前を走る警固断層は今後30年以内に発生するとされており、今日起きても不思議ではない。
今回のトルコ地震を日本でも一人ひとりが教訓として受け止めて、防災減災に取り組む事が大切である。