明日から10日まで、東京ビックサイトで危機管理産業展2008が開催される。
キルギスで地震、72人死亡=道路寸断、救助難航(時事通信) - goo ニュース
震源地はタジキスタンの山岳地帯。死者が多数でているようだ。
<USGS>
http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/eqinthenews/2008/us2008xva9/
地震防災に重点を置いた新築マンションが多くなっている。建物自体の被害軽減を目的とした免震、制震装置を備えたマンションの数も確実に増加しているようだ。
最近の傾向は地震動の揺れをキャッチして地震発生を知らせる緊急地震速報との連動だ。エレベーターを最寄階で停止させたり、共用部分の安全を図る装置を備えたり、インターホンに緊急地震速報を配信したりという仕組みを導入している。
被災後の飲料水確保装置、煮炊のできる設備、マンホールトイレをあらかじめ備える動きもある。マンション分譲大手の長谷工はすでに2006年から200戸以上のマンションにこれら防災3点セットを標準装備するよう提案している。さらにマンション敷地内に防災倉庫を設置して非常食、飲料水、救急道具、担架を備えているマンションもある。
地震災害によりマンション生活での大きな障害となるのが、建物に被害が生じた場合の建て替え、修繕の問題だ。共同の財産であり、所有者・住民全員の考え、経済状況がそろわないと建て替え、修繕ができない場合がある。建物構造に問題があると売主との長期間の紛争が始まるケースもある。数年前のマンション耐震性能で偽装が発覚し大きな社会問題となったように欠陥マンションにより大きな地震被害を受ける可能性もある。
これからのマンション購入のポイントは、建物構造・設備が地震対策を十分に施しているかどうかである。1.免震・制震装置の有無、2.防災設備の有無、3.管理会社、管理組合での真剣な防災対策の提案(たとえば、①防災3点セットの導入②保険手当③万一に備えた修繕費のシミュレーションの検討④助け合い訓練等)により、自分の財産であるマンションを地震災害から守ることであろう。
<長谷工ホームページ マンション百科事典>
http://www.haseko.co.jp/hyakka/bosai/06.html
今世紀中に大規模な地震が多発することが想定される日本で、将来に備えた資産の蓄積が急務だ。
しかし、米金融危機から世界的な金融危機に直面している現在、日本は政治の不安定要素も加わり、低金利、株式市場の低迷がさらに続くことが予想され、資産蓄積が進まない状況が今後も予想される。不動産の値上がりも期待できない中、将来はますます不安定だ。
一昔前、海外資産投資が地震時の円安を予想し有利との話があった。しかし、海外資産を円に換金化することは円高を招くことであり、有利な資産とはいえない。
元本が確実なタンス預金で防災貯蓄しかないのだろうか・・・。
震源地は留萌支庁中北部、地震の規模(マグニチュード)は3.7で、幌延町で震度4を観測した。
<気象庁 地震速報>