沖縄タイムスの記事によると(8月28日付)、今年2月に沖縄本島近海を震源とするマグニチュード7.0の地震により被害を受けた住宅に対し、県内で初めて地震保険の保険金が支払われたとのことだ。
これまで沖縄県では大きな地震はなく、企業のデータセンターやコールセンターなどのバックアップ施設を設置してきたところ。地震には無縁で地震保険などは無用とされてきた。
しかし、今回の地震を契機に、今後も沖縄では大きな地震の可能性を残したことで、沖縄県での地震保険商品の購入は増加しているようだ。損害保険料率機構によると地震保険の購入状況は地震後から増加傾向となり、5月末の全国平均で前年同月比103.6%に対し沖縄県は109.8%と高い伸びを示している。
これを契機に沖縄県での地震対策が前進することが大事で、住宅の耐震化の促進が期待される。
<沖縄タイムス 8・28記事>
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-08-29_9671/
<損害保険料率機構 地震保険5月末 pdf>