地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

1615年慶長江戸地震 慶長大地動乱時代に酷似

2012-03-22 | 地震リスク

1596年から1615年の慶長時代に日本各地で巨大地震が発生し大津波を伴う被害が生じた。

代表的な地震は1605年の南海トラフ巨大地震と大津波と1611年の慶長三陸地震と大津波、そして1615年に江戸を襲った慶長江戸地震。

東日本大震災を経験し、迫り来る南海トラフ巨大地震、首都直下地震を考えると動乱時代に共通している。

1615年慶長江戸地震の震源は都心西部、震源域の特定は不明だが、新宿を基点とした範囲とも解釈でき、まさに噂される都心西部直下地震に酷似している。東京湾北部地震は政府、東京都が想定した架空の震源域で、安政の江戸地震の震源域である荒川河口としているが安政江戸地震のメカニズムは未だ不明だ。

首都直下地震は活断層なのかプレート間での地震なのかもよくわからない。最新の知見では関東フラグメント説だ。気になるのが、関東平野北西縁断層帯の東京寄りが不明で、関東平野で確認されている活断層の方向がすべて北西であることから、都心の真下を活断層が走っている可能性もある。1615年慶長江戸地震がその真下なら、震源域の候補との解釈も可能だ。

東京湾北部地震の被害規模に匹敵する新宿を直下にする都心西部地震も要警戒の地震のひとつだ。首都直下地震は東京湾北部だけではない。


巨大リスク 大地震と原子力発電 首都圏退避命令も

2012-03-17 | 地震リスク

「寝た子起こすのか」保安院長、対策強化案に(読売新聞) - goo ニュース

東日本大震災での福島第一原発事故は、首都圏は知らない間にセシウムを浴びていたことになっている。

今後予想される首都直下地震での川崎東芝原発による首都圏壊滅だけでなく、日本海のもんじゅによる首都圏壊滅シミュレーションや原発の数が50を超える全国各地で今後発生する大地震により福島原発同様に重大な事故を起こすことが予想され、首都圏にいる国民の退避、また日本だけでなく世界の海が汚染消滅の危機にあることがブログ上などで論議されている。

この話に初めは原子力の危険性をまさかとは思ったが、放射能汚染は目に見えない脅威であり、すでに2007年に日本の原発事故を警告し正論を講演した研究者が見当違いと世の中から干され、出世もできず、阻害された。今、現実にその専門家のとおり重大な事故が進んでいる。収束はしていない。

金融・保険分野では、巨額な損害に原子力リスクと地震リスクに備えるため、日本は租税特別措置法で異常危険準備金制度を推進し、万一の異常災害に備え、保険会社は優遇された税金を課すことなく準備金取り扱いを認められているが、税法で異常な危険と認識しているはずの原子力リスクを政府は将来の安全なクリーンエネルギーとして国民に説明してきた矛盾点がある。

地震大国日本で沿岸部を中心に原発がつくられてきたが、地震活動期に入った今、原発をこのまま稼動させることは、第二、第三の原発事故を招き、日本が取り返しのつかない状態になることが懸念される。

http://hiroakikoide.wordpress.com/