デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

タイムトラベラー

2022-08-22 02:09:15 | アメリカ政治・文化


 

タイムトラベラー

 


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ケイトー。。。タイムトラベラー ってぇ、時間を遡(さかのぼ)って過去に戻ることなんてできるわけ無いでしょう!


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確かに、僕は これまでに未来からやって来た人にも、過去からやって来た人にも出会ったことはないけれど、将来、時間を遡って過去に舞い戻ることができるかも知れませんよ。。。

いいえ、決してそんな事ができるはずはないのォ〜!。。。

あれっ。。。シルヴィーはまるで、タイムトラベラーの権威のような口を利くけれど、なぜタイムトラベルが実現可能じゃないと言うわけぇ〜?

簡単な理由なのよ。。。なぜなら、もしケイトーが江戸時代に戻ったとするでしょう。。。そこでケイトーの曽祖父(ひいおじいさん)と出会ったとするのよ。。。ケイトーも曽祖父も同じ年頃で、不幸にして口喧嘩が元で殺し合いになって、ケイトーが曽祖父を殺してしまったとする。。。すると、ケイトーは曽祖父を殺したのだから、当然、ケイトーは生まれてこないということになってしまうじゃない。。。つまり、ケイトーが生まれてきた、という事実に反することになるの。。。だから、過去に戻るということは、現在のケイトーが消滅してしまうということになるかもしれないので、タイムトラベルはできないわけよ。。。

なるほどォ〜。。。

そんな分かりきった事を聞かされて納得するのを見れば、ここまで読んできたネット市民の皆様は、ケイトーを馬鹿だと思うわよう。。。

でもねぇ〜、タイトルを見て、ここまで読んできたネット市民の皆様は、タイムトラベルができるかもしれないと思っているのですよ。。。もし、シルヴィーのようにタイムトラベルが絶対にできないと信じていたら、この記事など読まないのだから。。。

確かに、そうだわ。。。でもねぇ〜、教養があって、私が言ったことを理解できるなら、バカバカしくなって、これ以上読むのを止めて他のブログに飛ぶと思うわァ〜。。。

いや。。。それはありませんよ。。。ここまで読んできたネット市民の皆さんは、ひょっとするとタイムトラベルができるかもしれないと思っているのだから。。。少なくともタイムトラベルに興味を持っているのですよ。。。

だから、そういう風に考える人は馬鹿なのよ。。。

あのねぇ〜、そんな事を言ったら、ここまで読んできたネット市民の皆様はシルヴィーを殺したくなると思うよ。。。

バカバカしい! そんな事ぐらいで私を殺しに来る人がいるわけ無いでしょう!?

いや。。。世の中には、特にアメブロ会員の中には、常識では考えられない、とんでもない事をする人がいるから、シルヴィーを殺すことぐらいなんとも思いませんよ。。。

神武君や、あの悪名高い「現実主義者」が私を殺しに来るとでも言うのォ〜?

 





『神武君と馬鹿の見本』


 



だから、殺されたくなかったら、この記事を読んでいる人を馬鹿にするような事は言うべきではないのですよ。。。



分かったわァ〜。。。で、どういうわけで、ありえないタイムトラベラーを取り上げるのォ〜?

あのねぇ〜。。。タイムトラベルができるかも知れないと思う人は、この世にはたくさん居るのです。。。だから、そういう人が映画まで作ったのですよ。。。たまたま僕がバンクーバー市立図書館でDVDを借りて観た映画がタイムトラベラーの話だったのです。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



『11.22.63』

 


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最近離婚したメイン州リスボン出身の英語教師ジェイク・エッピング (ジェームズ・フランコが演じる) は、長年の友人であるアル・テンプルトン (クリス・クーパー) から 1960 年にタイムスリップする機会を与えられる。
彼は、1963 年 11 月 22 日のアメリカ合衆国大統領ジョン F. ケネディの暗殺を阻止しようと説得された。
しかし、彼は過去の人生に執着するようになり、それが任務の取り消しになる可能性がある。
彼は暗殺に至る人々や出来事に関する情報を密かに収集する方法を見つけなければならなかった。

【ネタバレ注意!】

第1話 「ウサギの穴」

ダイナー食堂のオーナーであるアル・テンプルトンは、時間ポータル(タイムマシーン)がクローゼットの奥にあることを友人の英語教師であるジェイク・エッピングに明かす。
癌で死にかけているアルは、自分にはできないのでジェイクに1960年代に戻り、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺を防ぐように頼む。
アルの研究を武器に、ジェイクは1960年に戻り、リー・ハーヴェイ・オズワルドを操ろうとしているハンドラーを監視する。
ジェイクは下宿に戻ると、火事になっており、アルのメモはほとんどすべてが燃えてしまう。
彼はあきらめて「現在のメイン州に戻る」ことを決心する。しかし、かつて聞いていたいくつかの殺人事件を防ぐために思いとどまる。

第2話 「キルフロア」

1960 年のケンタッキー州で、ジェイクは将来の夜間学校の生徒の 1 人であるハリー ダニングの家族が虐待グセのあるアルコール依存症の父親のフランクによって殺害されるのを防ごうとすることで、過去を変える能力をテストする。ジェイクはビル・ターコットから、フランクが若い頃に妹と彼女の赤ちゃんも殺したことを知る。ジェイクは自分が未来から来たことをビルに打ち明ける。

第3話 「他の声、他の部屋」

ジェイクはビルをディーリー・プラザのウォーキング・ツアーに連れて行き、今後の起こりうる出来事を教える。ジェイクはフォートワースに引っ越し、近くの小さな町ジョディの学校で仕事を見つけ、そこで司書のセイディ・ダンヒルとつながりを築く。ジェイクとビルは、ロシアから帰国したばかりのリー・ハーヴェイ・オズワルドを監視する。ビルはダラスのナイトライフを体験したいと思い、ストリップ・クラブのオーナーであるジャック ルビーに偶然遭遇する。酔うとビルはおしゃべりになり、ジャックは翌朝、より慎重に行動しなけらばならないと思う。ワイヤレス・マイクとテープ録音機器を購入すると、ジェイクは、オズワルドと妻のマリーナや訪問者との会話を盗聴する。

 


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第4話 「アイズ・オブ・テキサス」

オズワルドはスナイパーライフルの組み立てを練習し、その後、ライフルを持って あの悪名高い写真を撮る。

 


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ジェイクとビルはオズワルドとジョージを追って売春宿に行くが、うまくいかない。ミス・ミミはジェイクが偽名を使っていることを知り、ジェイクにカバーストーリーを作らせる。セイディとジェイクの恋仲の関係は、離婚することを拒否するセイディの虐待的な元夫、ジョニー・クレイトンがやって来たことによって、ダメになりそうになる。そんな時、セイディは、ジェイクの家の地下室でオズワルドの盗聴に使う録音器を見つけてしまう。

第5話 "真実"

ジェイクとビルは、オズワルドが単独でウォーカー将軍を撃ったのかどうかを突き止める準備をする。その間、ジョニーはジェイクにサディの家に来るように要求し、そこでジョニーは彼女の顔に深い傷つけた後、銃で2人を脅す。最終的に、ジェイクとセイディは一時的に目が見えなくなるが、揉み合いになり、やっとのことで拳銃を掴んだセイディはジョニーを撃ち殺す。後で病院で、ジェイクはセイディに彼が本当に誰で、どこから来たのかについての真実をすべて明かす。

第6話 「ハッピーバースデー、リー・ハーヴェイ・オズワルド」

ビルはマリーナと親密になり、オズワルドとも親友になる。ビルは、彼のアパートが監視下にあることをオズワルドに打ち明ける。オズワルドがCIAの支援なしに単独で行動していることを知った後、ジェイクはオズワルドを殺すことにする。深い傷を負ったセイディが整形手術を受けねばならないので計画は遅れることになる。ジェイクは、仕損じたときにビルに オズワルドを殺すように約束させる。しかし、実行する前にジェイクはブックメーカーと仲間の凶悪犯に襲われ、傷を負い何も思い出せなくなってしまう。

第7話 「兵士の少年」

ジェイクは暗殺日の数日前に昏睡状態から目覚め、記憶喪失に苦しむ。セイディは、やらなければならないことを思い出すのに苦労している彼を助けようとする。2人はビルに会えばジェイクの記憶が戻るのではないかと思い、精神病院に隔離されたビルに会いにゆく。ビルは精神不安定で、話し合っているすきを見て病院の窓から飛び降りて自殺してしまう。やがて、ジェイクはセイディの助けを借りて記憶を取り戻す。オズワルドの家を訪れると、ジェイクの記憶は完全に蘇る。

第8話 「問題の日」

1963 年 11 月 22 日。ついにその時がやって来る。ジェイクとセイディは、オズワルドとの最後の対決に向かう途中で、色々な障害にぶつかる。やっとのおもいで6階のオズワルドの元にたどり着いたジェイクは、彼が銃撃するのを止めようとする。しかし、乱闘中にセイディが殺されてしまう。ジェイクは 2016 年に戻るが、そこが荒れ地になっていることに気づく。ハリー・ダニングを通じて、JFK が 2 期務めた後、アラバマ州知事の ジョージ・ウォレスが大統領に選出されたことをジェイクは知る。戦争が勃発し、ケネディは一連の難民キャンプを設立する。しかし、その時の世界は苦しみに満ちていた。落胆したジェイクは 1960 年 10 月にさかのぼり、タイムラインをリセットし、サディの命を救うことにする。そして現在にもどったジェイクは、80代のセイディが名誉ある生涯功績賞を受賞している会場に現れる。30代のジェイクは80代のセイディとダンスを踊る。彼女は、やがてジェイクを思い出す。

 



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(デンマン訳)

出典: 「11.22.63」
From Wikipedia, the free encyclopedia


 



 



この映画は、もともとテレビのミニシリーズなのォ〜?



そうです。。。8話からなる連載ドラマです。。。第1話が2016 年 2 月 15 日に放映され、最終回の第8話は2016 年 4 月 4 日に放映されたのですよ。。。

あり得ないバカバカしい話なのに、多くの人が観たのォ〜?

そうです。。。アメリカでは、ずいぶん評判が良かったらしい。。。確かに、実にうまく作られた映画で、観る人を飽きさせないように作られている。。。僕も、引き込まれて最後まで7時間半かけてぶっ続けで観てしまいましたよ。。。

7時間半ぶっ続けで観たということはないでしょう!? ご飯は。。。?

だから、夕食を食べながら見ましたよ。。。

それほど面白かったのォ〜?

シルヴィーも観れば、絶対に引き込まれて食べることも忘れて最後まで観てしまいますよ。。。

映画ではJFKが暗殺されないのでしょう!? もし、そんな事になったら、1963年以降の歴史が全く変わってしまうじゃない!

そうです。。。実際に、映画と同じことが起こっていたら、ベトナム戦争は1964年に終わっていたはずですよ。。。ケネディは2期目の大統領になっていたはずなので、それ以降の大統領も随分と変わっていたはずです。。。そうだとしたら、トランプは、まず大統領になっていなかったはずです。。。

どうしてよ?

ケネディ大統領によってベトナム戦争は終結したから、当然、ジョンソン大統領、ニクソン大統領は登場しない。。。そういう流れから考えれば、アメリカ国民は良識を取り戻したのですよ。。。良識を取り戻したアメリカ国民は、現在も、色々と問題を起こしているドナルド・トランプを大統領に選ぶというような愚かなことはしないはずなのです。。。とにかく、トランプは、色々な問題を起こした。。。大統領にはふさわしくない人物なのです。。。

 



 



元大統領が、これまでにFBIに家宅捜索されたことなど一度もない。。。議会乱闘事件もトランプが先導したのだという疑惑がかけられ、議会でも委員会が組織されて問題になった。。。

 



 



つまり、ケネディ大統領が暗殺されなかったら、ドナルド・トランプは大統領にはならなかった。。。いや。。。なれなかった。。。ケイトーは、上の映画を取り上げて、この事が言いたかったわけなのォ〜?



そうです。。。いけませんかァ〜?



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、もしケネディ大統領が暗殺されなかったら、ドナルド・トランプは大統領になれなかったと思いますかァ〜?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわァ〜。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


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『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』


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『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『ペンタゴン・ペーパー』

『南米の富士山』

『ダンケルク』

『無実の罪』

『殺人光線』

『ロッキード事件すごい』

『注目の悲劇』

『核戦争』

『1910年の飛行レース』

『エンペラー習近平』


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『暗殺@GOO』

『テロとの戦い』

『マリアのミイラ』

『パナマ文書』

『南京事件』

『古代文明人』

『海の文明人』

『CIAの暗躍』

『特異点の世界』

『JFK 証拠隠滅』

『トランプ@スキャンダル』

『フェーリア・モール』

『使い捨てファッション』

『万物の理論』

『カラル遺跡』

『アレン・ダレス』

『JFK暗殺の証拠』

『エロいモナリザ』

『ダイアナは殺された?』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


(hand.gif)



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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
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■ "JAGEL - Soft Japanese Bagel"


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『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』



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CIAの黒い手

2022-06-03 01:21:47 | アメリカ政治・文化

 

CIAの黒い手

 


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下山総裁

 

「下山事件とは、戦後の日本に与えられた『飴玉』のようなものではなかったか」
事件を機に、労使関係は対立から協調へと転じ、翌年の朝鮮戦争による特需、その後の高度経済成長を経て、日本は経済大国へと駆け上がっていくことになる。
半世紀たったいま、バブル経済の崩壊によって停滞から凋落へと向かっているとはいえ、経済が国を支えてきたことに変わりはない。
その意味では、確かに「おいしい飴玉だった」ということができるかもしれない。

 (中略)

斎藤茂男は、戦後の自由や民主主義はそもそもスタート時点から、見せかけ、まやかしの幻影だったのかと思えてくる、と『夢追い人よ』に書いている。

戦後という時代がもし、そんな虚構から出発し、人間にとって譲り渡すことのできない自由などというものの価値を、実ははじめから知らずに過ごしてきているのだとしたら、〔人間〕ばかりがやたらと貧しくさせられていく、この効率至上主義のモノ・カネ超大国の現在は、当然の結果というべきかも知れない

下山事件当時、国民の大半がそれとは気づかないまま巨大な力に操られていたのかもしれない。
日本の分岐点となったあの夏、やはり歴史はねじ曲げられたのではないか。

米国立公文書館別館、マッカーサー記念館の館員ゾベルは言った。
「まだ公開されていない資料がたくさんある。


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参謀第2部のウィロビー部長

なかでも事件のカギを握るひとり、(G2部長の)ウィロビーのファイルだけがなぜか、まったく解禁されていないんです。
そこに真相が眠っている可能性は大きい。

いつか公開されることになるのか、それとも、その日は来ないのか。
ただ待つしかないのですが……」

あの「9.11」以来、「世界は変わった」と言われた。
しかし、実際に変わったのは「世界」ではなく「アメリカ」だった。
「正義」という錦の御旗を振りかざして独走しようとする姿に、どこかあの夏の影に似たものを感じるのは気のせいだろうか。


半世紀前、消息を絶つことになる7月5日の朝、下山は自宅を出て都心へ向かう公用車のなかで、こんな言葉を漏らしている。
「今朝は佐藤さんのところへ寄るんだった」
しかし、思い直して、そのまま車を走らせた。
轢死体で発見される16時間ほど前のことだ。
いったい、どんな用件があったのだろうか。


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佐藤栄作元首相

それから15年。
佐藤栄作は奇しくも下山事件が殺人事件としての時効を迎えた1964(昭和39)年、第61代内閣総理大臣に就任した。
そして、こう繰り返すようになる。
「沖縄が祖国に還らなければ、日本の戦後は終わらない」

しかし、沖縄が返還されて30年が過ぎたいまも、日本の戦後は終わっていない。
1949年の夏が闇に葬られている限り、終わることはない。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




340-342ページ
『葬られた夏 追跡 下山事件』
著者: 諸永裕司
2002年12月30日 第1刷発行
発行所: 朝日新聞社





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ケイトー、下山事件なんてずいぶんと古い事件を持ち出してきたわね。


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いや。。。決して古くはない。 表面的には古いかもしれないけれど、古くて新しい事件なのですよ。

つまり、ケイトーは「下山事件」が現在でも大きな意味を持っていると信じているの?

もちろんですよ。 下山事件の背後には、まだできたばかりの CIA の魔の手が伸びていたのですよ。 

どういうことよ?

同じ本に次のように書かれている。

 


札幌の CIC (Counter Intelligence Corp: 対敵防諜部隊)の下部組織の責任者をしていたという宮下英二郎はかつて、国鉄労組を分裂させるための工作を札幌CICの日系二世から持ちかけられたことがある、とジャーナリストの斎藤茂男に打ち明けている。
結局、未遂に終わるのだが、その工作とは次のようなものだったという。

国鉄函館本線札幌-小樽間にある朝里トンネルの小樽築港側の入り口を爆破し、同時に「革命は近い」といった趣旨の共産党の署名入りビラを札幌や小樽でバラまいて共産党の仕業と見せかける。
その前に「トンネルを爆破せよ」という共産党のニセ指令書を CIC が入手したとして警察に流し、操作の方向をつけさせる。

この工作を持ちかけたのが、当時、宮下の直属の上司にあたる二世の土山義男中尉だったという。
1948年10月ごろのことだった。
さらに斎藤が調べたところ、宮下のいう土山義男とは字が違うものの、土山善男という軍曹が札幌CIC に実在していた。


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「下山事件」


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「三鷹事件」


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「松川事件」


さらに、当時の土山の同僚、藤浪正興によると、下山、三鷹、松川という鉄道を舞台にした怪事件が起きる1年前の1948年夏ごろから、北海道にいた米軍情報部員は続々と上京したという。
そして、この年の暮れに東京へ転出した土山軍曹を追うかのように、宮下も翌春、東京へ出てきている。
宮下は自分の状況時期について、こう話している。

「そのころ、CIC のなかでひそかに CIA(米中央情報局)要員が編成され、自分もその末端で働くことになったためだ。
しかし新たな組織の動きは CICの同僚にも秘匿して行われた」(『夢追い人よ』by斎藤茂男)

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




203ページ
『葬られた夏 追跡 下山事件』
著者: 諸永裕司
2002年12月30日 第1刷発行
発行所: 朝日新聞社


 



この当時から CIA にはシークレット・エージェントの手と足になる日本人が働いていたのですよ。



ちょっと信じられないわね。

現在でも、CIA のために一生懸命に働いている人たちがいるのですよ。 その氷山の一角が次の小文に出てくる。

 



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クーデターの指令本部は、南青山と西麻布の CIA東京本部と電通と共同通信の建物の中にある。
なんと早くも、(2010年6月)6日には、いつものインチキ世論調査の発表があって、「菅直人政権への支持率が、61%に急上昇」という奇怪な報道が即座に行われた。
このあと、10日に、新聞各社の横並びで数字がそろっている新政権への支持率、61%から68%(日経新聞が68%)という、日本国民を煽動する巨大な虚構の、世論調査の結果を報じた。

デイヴィッド・ロックフェラー系統が日本テレビ・新聞をすべて上から押さえていることで私たちは制空権を握られていることに等しい。
私たちは原住民としてヒソヒソ話で、真実を伝えあわなければならない。
昨年(2009年)の12月から開始された、鳩山・小沢打倒のクーデター計画は、前述したアメリカ人の下に、テレビ・新聞11社の政治部長会議、プラス検察・警察の最高幹部たち、とオール官僚トップのアメリカの手先連合である。
 。。。
自民党の執行部(谷垣禎一と大島理森)と、みんなの党(渡辺喜美が代表)も何も知らされていなかっただろう。
クーデター直後には、豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
アメリカは自民党を見捨てているから、今回は相手にしていない。

マイケル・グリーンと、マイケル・シーファーとジェラルドカーティスと、カート・キャンベルが率いる100人ぐらいの CIAの日本管理・謀略実行部隊は、それぞれが、2,3人の日本人工作員を抱えている。
この者たちが前原誠司、長島昭久を筆頭とする反小沢の民主党議員たちを、背後からあやつってクーデターを決行させた。
菅と仙石(官房長官になった)は、これまでずっと貧乏で、資金がないから、アメリカから数百億円の資金をもらって転んだのだろう。
売国奴の完成である。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




258-260ページ
『新たなる金融危機に向かう世界』
著者: 副島隆彦
2010年7月31日 第1刷発行
発行所: 株式会社 徳間書店 


 



でも、ちょっとこれはヤバイんじゃないの? かなり、物騒よ。 ケイトーはマジで上に書かれた事が真実であると信じているの?



もちろん、すべてが真実だと信じているわけではありませんよ。 でもねぇ、「火のない所に煙は立たず」と言うでしょう!?

そうよねぇ~。。。全部が全部ウソだとも思えないわよね。

そうでしょう。。。 最近では、CIAは「アメリカの政治的、経済的利益を推進する」ことにも深く関わっているのですよ。 これは、もちろん、今に始まったことじゃない。 政治の世界は表面で建前を装(よそお)いながら、裏では本音で動いてますからね。 だから、本音を語らせれば、次の3人の政治家のように身も蓋も無い事を言うのですよ。 

 



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人々が食糧問題でアメリカに依存するようになる可能性があるとのことである。
協力を取り付けるという観点から考えて、人々をアメリカ頼みとし、アメリカに依存するようにしたいならば、食糧の依存は最高だと思われる。

--- ヒューバート・ハンフリー上院議員 (1957年)





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対外援助は、アメリカが世界に影響と支配を及ぼす地位を維持するための方策である。

--- ジョン・F・ケネディ大統領 (1961年)





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念頭におくべきは、援助の主目的が他国の支援ではなく、自国の支援であるということである。

--- リチャード・ニクソン大統領 (1968年)


 



しかも、そのような考え方は昔から伝統的にアメリカ政府の考え方でもあった。



その証拠でもあるの?

歴史的事実がそれを物語っていますよ。

 



冷戦が終わって状況が一変した。
CIA、 NSA(国家安全保障局)を中心とするアメリカの巨大情報網が、主ターゲットを対共産圏から経済戦略に切り替えたのである。
当時の世界経済は日本の一人勝ちであった。
1989年には CIA長官ウェブスターが「今後、日本を含む経済ライバル国家が、情報活動の対象となろう」と言明した。
1990年に国務長官のジェーム・ズベーカーが「冷戦での戦勝国は日本だった。 冷戦後も戦勝国にさせてはならない」と語った。


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相前後して CIA が「ジャパン2000」という名のプロジェクトを著名な学者たちに委託した。
2000年までに日本を引きずり下ろす、の意であろう。
1992年には CIA長官ロバート・ゲイツが「CIA情報活動の4割を経済産業分野に振り分ける」、1995年にはCIA長官ドイッチが自らを「経済情報収集の熱烈な信奉者」と言い、同じころ、クリントン大統領は日米貿易交渉を貿易戦争と露骨に表現した。

アメリカが変貌したのである。
外交軍事では盟友であるアメリカが、経済では敵国に回ったのである。
 。。。
1990年代から今日にかけて、ビッグバン、市場原理、グローバルスタンダード、小さな政府、規制緩和、構造改革、リストラ、ペイオフ、新会計基準、不良債権処理などを矢継ぎ早に登場し日本を席巻した。
それもアメリカが強く要請したものである。
これが戦略的なものであることは間違いないだろう。
この10年間の不況は、一言でいうと、経済においてアメリカが庇護者から敵に変わったことに気づかなかった、お人好し日本の悲劇であった。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。)




50-51ページ 『この国のけじめ』
著者: 藤原正彦
2006年5月10日 第4刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋 


 



冷戦時代、アメリカの核の傘の下で日本はぬくぬくと経済大国になった。 それを見て何とかしなければと思っていたアメリカが冷戦が終わったので、日本バッシングに本腰を入れ始めたのですよ。



ジャーナリストの斎藤茂男さんが「日本人の心は貧しいままだ」というような事を言っていたけれど。。。

 



戦後という時代がもし、そんな虚構から出発し、人間にとって譲り渡すことのできない自由などというものの価値を、実ははじめから知らずに過ごしてきているのだとしたら、〔人間〕ばかりがやたらと貧しくさせられていく、この効率至上主義のモノ・カネ超大国の現在は、当然の結果というべきかも知れない。


 

ケイトーは何が問題だと思っているのよ。


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歴史に学ばない者は失敗を繰り返す



「下山事件」が闇に葬られたことから日本人は当時の歴史を学んでいないのですよ。

 



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佐藤栄作は奇しくも下山事件が殺人事件としての時効を迎えた1964(昭和39)年、第61代内閣総理大臣に就任した。
そして、こう繰り返すようになる。
「沖縄が祖国に還らなければ、日本の戦後は終わらない」

しかし、沖縄が返還されて30年が過ぎたいまも、日本の戦後は終わっていない。
1949年の夏が闇に葬られている限り、終わることはない。


 



実際、僕もまだ戦後は終わってないと思う。



。。。で、いつになったら日本の戦後は終わるの?

ケネデイー大統領の暗殺に関する証拠とか資料は2039年までの75年間、公文書館の書庫に封印されて保存されるはずだった。

 


Sealing of assassination records


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All of the Warren Commission's records were submitted to the National Archives in 1964.
The unpublished portion of those records was initially sealed for 75 years (to 2039) under a general National Archives policy that applied to all federal investigations by the executive branch of government, a period "intended to serve as protection for innocent persons who could otherwise be damaged because of their relationship with participants in the case.”

The 75-year rule no longer exists, supplanted by the Freedom of Information Act of 1966 and the JFK Records Act of 1992. By 1992, 98% of the Warren Commission records had been released to the public.
Six years later, at the conclusion of the Assassination Records Review Board's work, all Warren Commission records, except those records that contained tax return information, were available to the public with only minor redactions.
The remaining Kennedy assassination related documents are scheduled to be released to the public by 2017, twenty-five years after the passage of the JFK Records Act.

The Kennedy autopsy photographs and X-rays were never part of the Warren Commission records and were deeded separately to the National Archives by the Kennedy family in 1966 under restricted conditions.

Several pieces of evidence and documentation are described to have been lost, cleaned, or missing from the original chain of evidence (e.g., limousine cleaned out on November 24, Connally's clothing cleaned and pressed, Oswald's military intelligence file destroyed in 1973, Connally's Stetson hat and shirt sleeve gold cufflink missing).

Jackie Kennedy's blood-splattered pink and navy Chanel suit that she wore on the day of the assassination is in climate controlled storage in the National Archives.
Jackie wore the suit for the remainder of the day, stating "I want them to see what they have done to Jack" when asked aboard Air Force One to change into another outfit.
Not included in the National Archives are the white gloves and pink pillbox hat she was wearing.




SOURCE: "Assassination of John F. Kennedy"
Wikipedia, the free encyclopedia


 



ところが映画監督や作家や評論家やジャーナリストから批判を受けたために、公開されるようになった。 でもねぇ、すでに重要な証拠や資料は破壊されていた。



元占領軍のG2ウィロビー部長のファイルは今でも封印されたままなのでしょう?

その通りですよ。 だから、下山事件の真相もそのファイルの中に隠されている可能性が強いのですよ。 要するに、ウィロビー部長のファイルが公開されるまでは、日本の戦後は終わらないのですよ。

まだ、ずいぶん先の話じゃない。。。




 (初出: 2012年3月12日)



【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。
CIAが本当に「下山事件」にかかわっていたのでしょうか?
そして、現在でも日本で活動しているのでござ~♪~ましょうか?
あなたは、どう思いますか?

ところで、アフリカの皆さんが貧困なのは、アメリカの企業と世界銀行が結託してチョコレートの原材料を安く確保できるようにしているのではないかしら?
つまり、アフリカの皆さんの生活が豊かになると言うことは、人件費も高くなてしまうのですわよね。
そうなると、当然カカオ豆も高くなるのですわよ。


(cacao2.jpg)

だから、アフリカの皆さんの生活が極貧に近いままの方がチョコレート企業としては儲かるのですわ。
要するに、アメリカ企業主体で今後もチョコレートを生産してゆく限り、アフリカの皆さんの生活は、いつまでたっても改善されないと言うことなのですわよ。
あなただって、そう思うでしょう?


(chocogod.jpg)

アメリカ軍用チョコレート。
そのチョコレートを作っている米国チョコレートメーカー最大手のハーシー社。
そのハーシー社からアメリカの有力な政治家に選挙資金が流れている。
当然、そのお金をもらっている政治家はハーシー社のために便宜を図るのでござ~♪~ますわ。

つまり、このようなことから「軍産複合体」というモンスターが姿を覗かせるのですわ。

ところで、シルヴィーさんのことをもっと知りたかったら次の記事を読んでくださいね。

『シルヴィー物語(2011年4月27日)』

『波乱の半生(2011年4月29日)』

『シルヴィーとネット革命(2011年5月6日)』

『シルヴィーとデヴィ夫人(2011年5月30日)』

『シルヴィーとケネディ夫人(2011年6月15日)』

『バンクーバー暴動と平和(2011年6月25日)』

『ビルマからの手紙(2011年7月3日)』

『ブッシュの戦争(2011年7月7日)』

『国際的愚か者(2011年7月11日)』

『あばたもえくぼ(2011年7月14日)』

『あなたも国際市民(2011年7月18日)』

『リビエラ夫人のハンバーグ(2011年7月22日)』

『芸術とブルックリン(2011年7月26日)』

『思い出のパリ(2011年7月30日)』

『海外志向とおばさんパンツ(2011年8月5日)』

『地球の平和(2011年8月9日)』

『愚かな写真狩り(2011年8月13日)』

『死の写真狩り(2011年8月17日)』

『キモい写真狩り(2011年8月21日)』

『生パンツと床上手(2011年8月25日)』

『ヌードと写真狩り(2011年8月29日)』

『あなたの平和と幸福(2011年9月2日)』

『あなたの平和な日々(2011年9月7日)』

『奈良の鹿と憲法9条(2011年9月11日)』

『文は人なり(2011年9月15日)』

『キモい戦争(2011年9月19日)』

『バカの歴史(2011年9月23日)』

『ムカつく検査(2011年11月1日)』

『アッシジからの平和(2011年11月5日)』

『中国からの怪電話(2011年11月9日)』

『気になる英単語(2011年11月18日)』

『戦争を知らないの?(2011年11月23日)』

『熟女ヌードとデンマン(2011年11月29日)』

『山形とバンクーバー(2011年12月8日)』

『ねえ、ねえ、ねえ見て(2011年12月10日)』

『URL スパマー(2011年12月20日)』

『坂の上の平和(2012年1月4日)』

『平和と武士道(2012年1月10日)』

『スカートをはいた兵隊(2012年1月15日)』

『レモン戦争(2012年1月16日)』

『常連さん、こんいちは(2012年1月23日)』

『チョコレートと軍産複合体(2012年1月28日)』

『壁に耳あり障子に目あり(2012年2月3日)』

『チョコレートと世界銀行(2012年2月10日)』

『チョコレートと甘い権力(2012年2月22日)』

『CIAの黒い糸(2012年3月6日)』


とにかく次回も面白くなりそうですわ。
あなたも読みに戻ってきてくださいましね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)



(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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(linger65.gif)

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


(house22.jpg)

■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』


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『愛の進化論』

『漫画家と平和(2011年3月6日)』


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『漫画家の壁(2011年3月10日)』

『漫画家と奴隷(2011年3月12日)』

『畳の上の水練(2011年3月15日)』

『パール判事とゴーマン(2011年3月18日)』

『軍隊のない国(2011年3月21日)』

『士風と「葉隠」(2011年3月23日)』



(june24b.jpg)

こんにちは。ジューンです。

『壁に耳あり障子に目あり』

よく耳にしますよね。

さて、英語では何と言うのでしょうか?

たとえば、次のような会話の中で使われることがありますわ。

「そんなに大きな声でしゃべらないでね。

壁に耳あり障子に目あり、と言うでしょう!?」

Don't speak in such a loud voice.

As the saying goes, "walls have ears."

次のように言うこともできますわ。

「誰が見ているか誰が聞いているか、

分かったものではありませんわ」

You never know who is watching or listening.


(ear001.jpg)

ところで、卑弥子さんにもちょっと信じがたいような

恋物語がありますわ。

関心があったらぜひ次のリンクをクリックして

じっくりと読んでみてくださいね。

『平助さんが卑弥子さんに

恋をしたのがウンのつき』


では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。



(june901.jpg)


(kissx.gif)
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JFK 証拠隠滅

2022-05-13 01:17:44 | アメリカ政治・文化

 

JFK 証拠隠滅

 


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ケイトー。。。 ケネディ大統領暗殺の証拠が隠滅されようとしているのォ~?


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すでに多くの証拠がCIAによって隠滅されているのですよ。。。

マジで。。。? どうしてCIAが証拠を隠滅している、と見てきたようなことを言うのォ~?

実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たら出てきたのですよ。。。

 


(lib21-12-15b.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』


 



上の映画は次の本の内容に沿って制作されたのです。。。

 



Mortal Error

(致命的なエラー)


 


(mortal10.jpg)

 

致命的なエラー:(JFKを殺した銃弾)は、ボナー・メニンガーによる1992年のノンフィクションの本で、狙撃兵、ガンスミス、弾道学の専門家であるハワード・ドナヒューによる、シークレットサービスのエージェントがジョンF.ケネディ大統領を実際に殺した銃弾を誤って発射したという理論を概説している。
この本は、St Martin's Pressからハードカバー、ペーパーバック、オーディオブックで出版された。

ドナヒューは、11人の招待された射手と狙撃兵の1人として射撃の再現に参加した後、ジョンF.ケネディの暗殺に興味を持った。
ドナヒューは自身の調査によると、ケネディの頭を撃った弾丸は、実際には米国シークレットサービスの特別捜査官ジョージ・ウォーレン・ヒッキー・ジュニア(1923年3月24日ー2005年2月25日)によってAR-15から発射されたものだった。

大統領の車両の直後の車にAR-15ライフル持っていたジョージ・ヒッキーが乗っていた
射撃事件は次の手順で起こった。

最初のショットが発射された後、ヒッキーは完全に向きを変え、教科書保管棟の6階でオズワルドを目撃した。
彼の向きを変えた頭部は、ジェームズ・アルトヘンスによるAP写真に記録されている。

 


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ヒッキーは座席の下のAR-15に手を伸ばし、安全装置を外して銃を持ち上げた。
セカンドショットはオズワルドが発砲し、大統領とテキサス州知事のジョン・コナリーを襲った。
大統領の車とヒッキーを乗せたフォローアップ車が急にスピードアップした。

これは、シークレットサービスのエージェントであるクリント・ヒルによって証言されている。
車の床ではなく座席のシートの上に立っているために不安定なヒッキーは、車の加速により後退し始め、AR-15の引き金を引く。
その瞬間、銃はケネディに向けられ、弾丸は彼の頭の後ろに当たった。

ドナヒューの説は、ボルティモア・サンのレポーターであるラルフ・レパートによる調査で支持された。
1977年、レパートはドナヒューの理論を2つの記事で発表した。
この記事は、5月1日 日曜日と次の日曜日に掲載された。
2番目の記事には社説が付いていた。

 

反響

この本への反応はまちまちです。
AP通信のジェームズ・バルダッキは、ドナヒューの「巧妙さ」が彼のJFK暗殺の理論をもっともらしいものにしたと述べた。

ジェームズ・バルダッキはこの本を賞賛し、「メニンガーは物語を、細部の急増の中で決して解き放たない鋭さと流動性で解釈する」と述べた。

デビッド・ピエトルサは、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論を異常だと結論した

ハミルトン・スペクテイターは、本書は「問題の核心を付いていない」と批判した。

出版前の注文は100,000を超えましたが、この本は当時ほとんど影響を与えませんでした。
メニンガーは2013年に、ドナヒューの理論が「陰謀論者とウォーレン委員会の支持者の両方に等しく嫌われていた」ためかもしれないとコメントした。

ドナヒューは1999年に亡くなった。
『JFK スモーキングがん』のドキュメンタリーで、彼の娘のコリーン・ドナヒュー・ローレンゼンは、彼の作品がほとんど興味を起こさなかったことに父親が驚いたことを覚えている。

彼の死の時、ドナヒューは同じトピックに関する別の本に取り組んでいた。

2013年、オーストラリアのジャーナリストで元警察の刑事であるコリン・マクラーレンは、ドナヒューの理論を検証し、支持する。
「JFK:The Smoking Gun」というタイトルの本を出版し、ドキュメンタリーを制作した。

 

訴訟

1992年に本が出版される前に、出版社と著者の両方がヒッキーに連絡を取り、彼の意見を聞く機会を提供した。

1995年、ヒッキーは、モータルエラーでなされた主張をめぐってセントマーチンズプレスを訴えた。
訴訟は、ヒッキーが本の最初の出版後、出版社に対して提訴するのに時間がかかりすぎたという理由で、1997年に最終的に却下された。

ペーパーバック版が出版されたときにヒッキーは訴訟を再提出し、その後、1998年に非公開の条件でセントマーチンズプレスと和解した.

 (デンマン訳)




出典: 「Mortal Error」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



ケイトーは、このドキュメンタリーを観て、ケネディ大統領の致命傷は米国シークレットサービスの特別捜査官ジョージ・ウォーレン・ヒッキー・ジュニア(1923年3月24日ー2005年2月25日)によってAR-15から発射された弾丸によるものだと確信したのォ~?



そうです。。。上のドキュメンタリーを見たらそれ以外に考えられないのです。。。本でも、ドキュメンタリーでも間違って弾丸がケネディ大統領の後頭部に命中したと言うことになっているけれど、間違うはずがないのですよ。。。そういう偶然があろうはずがない!。。。しかも、ジョージ・ヒッキーはもともと車の運転手として6ヶ月前に大統領のパレードに参加することに決まった。。。他のエージェントが前日、夜遅くまでバーで酒を飲んでいたのに、彼は仲間に加わってないのです。。。

つまり、もともと大統領暗殺の使命を帯(お)びていた、とケイトーは思うのォ~?

そうです。。。デビッド・ピエトルサは、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論を異常だと結論した、と書いてあるけれど、ドキュメンタリーでは、CIA,FBI,ペンタゴンの要人が、大統領の検死に立ち会って、特にシークレット・エージェントが証拠を隠滅しようと躍起(やっき)になっているのです。。。このことからも、暗殺は前もって計画されており、特にCIAが暗殺直後から証拠隠滅に躍起(やっき)になっていたのですよ。。。

つまり、映画ではCIAとFBIも暗殺に絡(から)んでいたのねぇ~。。。カバーアップしようとしたのねぇ~?

そういうことです。。。

例えば。。。、具体的にどういうことをしたのよ?

大統領の後頭部の大きな傷跡の写真を撮った写真家のフィルムをエージェントはすべて押収した。。。その後、そのフィルムは証拠隠滅の対象になった。。。行方不明で、未だに見つかってない!。。。更に、オズワルドの銃が打った銃弾が大統領の致命傷だという新たな証拠を作るために、オズワルドが使ったとされる銃の弾丸の破片をレントゲン技師に渡して、それを頭部に付着してレントゲンを取るようにシークレット・エージェントが命令しているのですよ。。。

つまり、CIF, FBI, ペンタゴンの要人も大統領暗殺に絡んでいたのねぇ~。。。?

そうです。。。検死はテキサスの法律では、現地、ダラスで行われなければならないのだけれど、CIAのエージェントが拳銃をちらつかせて、ワシントンで行うと宣言して、強引に大統領の遺体をエアポートに運び出したのです。。。ワシントンで行われた検死も異常な状況で行われた。。。

 



ケネディ大統領の検死

 


(jfkautopsy.jpg)

 

ケネディ大統領の検死は、1963年11月にアメリカ合衆国メリーランド州ベセスダのベセスダ海軍病院で行われた。
検死は東部標準時1963年11月22日金曜日(暗殺の日)午後8時ころに始まり、東部標準時1963年11月23日土曜日午前12時30分ころに終わった。

ワシントンD.C.地域の検死病院の選択は、未亡人ジャクリーン・ケネディによって行われた。ケネディ大統領が海軍士官であったために、彼女はベセスダ海軍病院を選んだ。

ケネディ大統領の暗殺につづいて、シークレット・サービスは、より大きな計画の可能性を懸念し、リンドン・B・ジョンソン大統領に、ホワイト・ハウスに戻ることができるようにパークランド記念病院を離れてラブ・フィールドに行くよう促した。

しかしながら、ジョンソンはケネディの死亡の証拠なしにそうすることを拒否した。
ジョンソンは午後1時30分ころにエア・フォース・ワンに戻ったし、その後まもなく、マクジョージ・バンディとウォルター・ジェンキンスから電話があり、すぐにワシントンD.C.に戻るよう助言された。

彼は、自分はジャクリーン・ケネディなしではダラスを立ち去らないであろう、彼女はケネディの遺体なしで立ち去らないであろう、と答えた。
『Esquire』によると、ジョンソンは「美しい未亡人らの放棄者として記憶されたくなかった」。

ダラス郡の検死官アール・ローズは、ケネディ大統領が死んだと宣告されたという言葉を受け取ったとき、外傷室1の向かいの廊下を挟んでパークランド病院の自分のオフィスにいた。

彼は廊下を横切って、ジャクリーン・ケネディと司祭が占めていた外傷室に行った。
彼は大統領への最後の典礼を管理するために呼ばれていた。

そこで、ローズはシークレット・サービスのエージェント ロイ・ケラーマンとケネディの主治医ジョージ・バークレー海軍少将に会った。
バークレーは検死を行なう時間はないと彼に言った。
なぜならジャクリーン・ケネディは夫の遺体なしではダラスを離れないから、遺体はすぐに空港に届けられることになっていた、と言った。

ケネディ大統領暗殺のとき、アメリカ合衆国大統領の謀殺は、どの連邦組織の管轄下にもなかった。
ローズは反対し、テキサス州法は、遺体を取り除く前に死後検査を行なうことを自分に要求していると主張した。

ローズがケネディの補佐官らと議論したとき、熱い応酬が続いた。
ケネディの遺体は棺の中に置かれ、ジャクリーン・ケネディを伴って車つきのガーニーで廊下を運ばれた。
ローズは、棺をだれであれ動かせないようにするために地元警察官1人と共にに病院出入り口に立っていると報告された。

ロバート・カロの『The Years of Lyndon Johnson: The Passage of Power』によると、大統領補佐官らは「文字通りローズを押し込み、その警察官は建物から出るために脇にどかされた」。

『Journal of the American Medical Association』とのインタビューで、ローズは、自分は緊張を悪化させるのは賢明でないと感じて身を引いた、と述べた。

 

死亡証明書

ケネディの主治医ジョージ・グレゴリー・バークレー海軍少将は、11月23日に死亡診断書に署名し、死因は頭蓋骨への銃創であると述べた。
彼は、頭部の致命傷を「衝撃時に頭蓋骨の断片化と頭蓋骨の3つの粒子の剥離を引き起こし、脳の右半球の浸軟を引き起こすタイプの粉砕」と記述した。

彼はまた、「2つ目の傷は、3つ目の胸椎のレベルあたりで後背部に発生した」と述べた。
ダラス郡の治安判事Theron Wardが12月6日に署名した2つ目の死亡診断書は、ケネディは、「(1)身体の中心近くで右肩のすぐ上と、(2)後頭部の右中央に1インチ、の2つの銃創の結果として」死亡したと述べている。

 

検死中にいた人員

検死中のさまざまな時間に存在する要員のリスト、公式職務付き、Sibert-O'Neillレポートリスト、HSCAリストから取得された。
弁護士ヴィンセント・ブグリオシ、『Reclaiming History: The Assassination of President John F. Kennedy』の著者からも取得された。

医療人員と助手

公式の検死署名者
Commander(海軍中佐)J. Thornton Boswell, M.D., MC, USN: Chief of pathology at Naval Medical Center, Bethesda
Commander(海軍中佐)James J. Humes, M.D., MC, USN: Director of laboratories of the National Medical School, Naval Medical Center, Bethesda. Chief autopsy pathologist for the JFK autopsy. Officially conducted autopsy.
Lieutenant Colonel(陸軍中佐)Pierre A. Finck, M.D. MC, USA: Chief of the military environmental pathology division and chief of the wound ballistics pathology branch at Walter Reed Medical Center.

その他の医療人員

John Thomas Stringer, Jr: Medical photographer
Floyd Albert Riebe: Medical photographer
PO(海軍下士官)Raymond Oswald, USN: Medical photographer on call
Paul Kelly O'Connor: Laboratory technologist
James Curtis Jenkins: Laboratory technologist
Edward F. Reed: X-ray technician
Jerrol F. Custer: X-ray technician
Jan Gail Rudnicki: Dr. Boswell's lab tech assistant on the night of the autopsy
PO(海軍下士官)James E. Metzler, USN: Hospital Corpsman 3rd Class
John H. Ebersole: Assistant Chief of Radiology
Lieutenant Commander(海軍少佐)Gregory H. Cross, M.D., MC, USN: Resident in surgery
Lieutenant Commander(海軍少佐)Donald L. Kelley, M.D., MC, USN: Resident in surgery
CPO(海軍一等兵曹)Chester H. Boyers, USN: Chief petty officer in charge of the pathology division, visited the autopsy room during the final stages to type receipts given by FBI and Secret Service for items obtained.
Vice Admiral(海軍中将)Edward C. Kenney, M.D.,MC, USN: Surgeon general of the U.S. Navy
Dr. George Bakeman, USN
Rear Admiral(海軍少将)George Burkley, M.D., MC, USN: The president's personal physician
Captain(海軍大佐)James M. Young, M.D., MC, USN: The attending physician to the White House
Robert Frederick Karnei, M.D.: Bethesda pathologist
Captain(海軍大佐)David P. Osborne, M.D., MC, USN: Chief of surgery at Bethesda
Captain(海軍大佐)Robert O. Canada, M.D., USN: Commanding officer of Bethesda Naval Hospital

法執行機関/セキュリティからの非医療人員

John J. O'Leary: Secret Service agent
William Greer: Secret Service agent
Roy Kellerman: Secret Service agent
Francis X. O'Neill: FBI special agent
James "Jim" Sibert: FBI special agent, assisting Francis O'Neill

追加的軍事人員

Brigadier General(空軍准将)Godfrey McHugh, USAF: US military aide to the President on the Dallas trip
Rear Admiral(海軍少将)Calvin B. Galloway, USN: Commanding officer of the U.S. Naval Medical Center, Bethesda
Captain(海軍大佐)John H. Stover, Jr., USN: Commanding officer of the U.S. Naval Medical School, Bethesda
Major General(陸軍少将) Philip C. Wehle, USA: Commanding officer of the U.S. Military District of Washington, D.C., entered to make arrangements for the funeral and lying in state.
2nd Lieutenant(陸軍少尉)Richard A. Lipsey, USA: Jr. aide to General Wehle[30]
1st Lieutenant(陸軍中尉) Samuel A. Bird, USA: Head of the Old Guard.
Sr CPO(海軍上級一等兵曹) Alexander Wadas: Chief on duty




出典: 「ケネディ大統領の検死」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



検死の立会人を見ても、あんな狭い部屋に30人以上の関係者が立ち会っているのですよ。。。普通、検死というのは、せいぜい2人か3人でやるものです。。。しかも、FBIとCIAがのエージェントが5人も立ち会っている!。。。ケネディ大統領は、すでに死んでいるのだから護衛する必要はない!。。。護衛するとしても、検死室の内部にいたらじゃまになる!。。。護衛するならドアの外で監視するべきですよ!。。。異常です!



証拠隠滅のため?

ドキュメンタリーでは、CIAのエージェントが検死に立ち会って証拠隠滅のために動いているのです。。。

でも、上のドキュメンタリーは、公開された当時あまり評判にならなかったようねぇ~?

そうです。。。なぜなら、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論は、あまり説得力がなかったのですよ。。。だから、オリバー・ストーン監督作品の『JFK』ほど評判を呼ばなかった。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



暗殺後、大統領になったジョンソンとFBI長官のフーバーとの間で次のような会話が取り交わされていたに違いない。。。

 



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長官、ひどいことになりましたなァ~。。。 この事件をいったいどのように処理するつもりですか?


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あんたも、“タナボタ”でアメリカの大統領になれたわけだ。。。 これまでにもアメリカの大統領が暗殺されたと言うことはあったけれど、まさか第2次世界大戦のあとになってから、アメリカで大統領暗殺がおこなわれるとは、わしも思ってもみなかったよ。 とにかく、アメリカの権威が失墜するかどうかの瀬戸際だから、あんたも、心してかかる必要があるよ。

それで、真犯人は突き止めたのですか?

いや。。。 真犯人のことは、あんたも知らない方がいいだろう。。。

でも、大統領として、私も知る必要が。。。

いや。。。大統領だからこそ、あんたは知らない方がいい。。。 知っている人が増えれば増えるほど、アメリカの権威は失墜するのだから。。。

しかし、“オズワルド単独犯行説”で世間は収まりますか?

収まるか収まらないかは、今後の成り行きしだいさァ。。。 でも、オスワルドがソ連に居たということは、冷戦を絡(から)ませるいい口実になると思うよ。 ソ連の KGB の犯行を匂わせることができるからね。

しかし、長官、暗殺が起きた11月22日から27日までの6日間で行われたギャロップ(Gallup)の世論調査では52%がオズワルドの単独犯行ではなく、グループによる犯行だと。。。つまり、何らかの陰謀があったと主張する者も多いのですよ。

だから、今後、そういう考え方を改めさせるために、我々が努力しなければならないわけさァ。 “オズワルド単独犯行説”で押し通すのだよ。

どのようにして。。。?

実は、FBIの詳細な公式報告をアメリカ国民に公表することで事件の調査を終了するつもりだったのだよ。 ところが、11月25日に テキサス州の司法長官がケネディとオズワルドの死をめぐる事実関係を糾明する査問会議を行うことを発表した。 翌日には、合衆国上院が調査特別委員会を設置することを発表。 そして翌27日には 合衆国下院が独自に特別委員会の設置を発表した。

それだけ、大統領暗殺の衝撃が大きかったということですよ。

まあ、そういうことなのだが。。。 実にやりにくいよ。

しかし、長官、犯人とされたオスワルドが警察署内で殺されるという異常な展開。。。、そして動機も背後関係も一切謎のままですからね。。。、うやむやに済ませるわけにはゆかないでしょう。 だから、一応、長官の意見を入れて、私も11月29日に暗殺事件の調査を大統領直属の委員会を設置して早急に行い、国民の間に広がる疑惑や不安を払拭することに決めたのですよ。

そうすべきだよ。。。 そうすることによって上下両院の独自調査を延期させることができるからね。。。、テキサス州の調査も大統領直属の委員会に資料を提出させるべきだよ。。。

分かりました。。。で、委員長は誰に。。。

連邦最高裁判所長官アール・ウォーレンがいいだろう。。。 彼ならば、何かと操(あやつ)り易いからねぇ~。。。




『ケネディ暗殺の謎』より
(2017年5月15日)


 



つまり、FBI長官のフーバーさんは真犯人グループを知っていたのねぇ~。。。



もちろんですよ。。。FBIのエージェントを検死剣に立ち会わせているのだから。。。ケネディ暗殺には2つの陰謀が絡んでいたのです。。。 ケネディ大統領を暗殺する陰謀。。。それに、ジョンソン大統領直属のウォーレン委員会で真実を隠す陰謀ですよ。

でも、その証拠があるのォ~?

もちろん、僕には、証拠となるものには手が届かない。。。 でもねぇ~、状況証拠なら、たくさんありますよ。 まず、ウォーレン委員会で扱われたすべての資料は、1964年に ワシントンDCにある国立公文書館に保管されてしまった。 しかも、それまでに公開されてない資料は75年間、つまり、2039年まで封印されることになった。

どうして。。。?

だから、アメリカの権威を保つためですよ。 もしも、ソ連のKBGが陰謀をめぐらせてケネディ大統領を暗殺したとしたら、75年間も資料を封印する必要など全くないのですよ。。。政府の一部が絡んでいるからこそ関連資料を完全極秘にして保管する必要があるのです!

今でも、ウォーレン委員会で扱われたすべての資料は封印されたままなのォ~?

いや。。。 “75年間封印される”という理不尽さを 1991年にオリバー・ストーン監督が"JFK"という映画を作って、訴えた。 

 


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この映画で、“ケネディ大統領暗殺の陰謀”が、再びマスコミで騒がれるようになったのですよ。。。この映画ではペンタゴンでタカ派の高官が集まって、ケネディ大統領をなんとか「除外」しようと謀議している場面が出てくるのです。。。それを目撃した「ミスターX」が映画の主人公であるニューオーリンズの地方検事ジム・ギャリソンに話すのです。。。



。。。で、連邦政府の高官や国会議員たちは どうしたのよゥ?

映画が公開された翌年(1992年)に、“陰謀説”を掲げてマスコミで騒ぐ民衆をなだめるために「JFK記録に関する法律(the JFK Records Act)」というのを作って、できるだけ多くの資料を公開するようにしたのです。

それで、ほとんどすべての資料を公開したのォ~?

いや。。。 伏せておくべき資料はやっぱり公開されなかった。 2017年までに、一部の極秘資料は公開された。。。 でもねぇ~、“ケネディ大統領暗殺研究家”が喉から手を出したいほど欲しい資料 1,171点は CIA によって、今でも封印されている。。。

じゃあ、やっぱり、真の犯行グループがいるのねぇ~。

いずれはっきりするでしょう。。。

。。。で、ケイトーは、その犯行グループのメンバーは誰だと思っているのォ~?

もちろん、すべてのメンバーについて僕が解るはずがありません。。。 でもねぇ~、その黒幕が誰かは容易に想像できます。

その黒幕ってぇ、いったい誰なのよォ~?

ちょっと次の記事を読んでください。

 


ケネディ政権


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ケネディ政権には、国家の安全保障を委ねられるにふさわしい「最も聡明にして賢明な者たち」が結集しているとされた。
国家安全保障担当大統領補佐官には、ハーバード大学の学長を努めたマクジョージ・バンディが、また国防長官にはフォード社長からロバート・マクナマラが起用された。
「若いながらも、当代切っての」と謳われた逸材が綺羅星のように居並んでいた。

だが、大統領が核戦争の淵に立たされたとき、縋(すが)るようにして頼ったのは、ワシントン政界の奥深く棲むフクロウといわれた老政客(ロバート・ロベット翁)だった。

 (中略)

すでに空軍を中心に軍部は不穏な動きを見せていた。
ペンタゴンでは、キューバへの空爆の準備を着々と進めていたのだった。
大統領の最終的な命令が下れば、直ちに爆撃機を発進できるように空爆目標の選定もほぼ終わっていた。

……主戦論の中核にいたのが、空軍参謀長、カーティス・ルメイだった。
この主戦派は、かつてドイツと日本への戦略爆撃を指揮し、空の英雄と呼ばれていた。
戦後もアメリカ空軍に君臨して、膨大な軍事予算を握り、多数の国防族議員まで要して巨大な政治集団を形成していた。


そのため、ジョン・F・ケネディは、カーティス・ルメイを頂点とする空の制服組を抑えるため、ロベット翁の隠然たる政治的権威を必要としたのだった。

 (中略)

ジョン・F・ケネディは、軍部の空爆論を抑えて、海上封鎖に傾いていった。
キューバへの海上航路を遮断し、ソ連がこれ以上のミサイルを持ち込むことを断じて許さないという決意を示そうとしていた。
だが、空からの奇襲を強く主張する空軍を率いるカーティス・ルメイは、武力行使に同調しない大統領に詰め寄った。

「私は大統領とは違い、キューバを爆撃しても、ソ連がベルリンを攻撃することはないと考えております。
 空爆を断念することは、ミュンヘンの宥和主義とおなじくらい悪しき選択です」

ミュンヘン宥和主義。 ケネディ一族に対して毒を含んだ物言いだった。
1938年のミュンヘン会談で、イギリスはチェコスロバキアのズデーテン地方をヒトラーに分け与えることで一時の平和を保とうとし、それが第二次世界大戦に道を開いてしまったといわれた。
当時駐英大使だったケネディの父ジョセフは、このミュンヘンの宥和主義を支持したと批判されていたからだ。
だが、カーティス・ルメイの挑発をしりぞけて、大統領は海上封鎖に心を決めていた。

「諸君の見解は尊重する。 なぜ、海上封鎖を選択するのか。 それは全面核戦争へのエスカレーションを避けなければならないからだ

ジョン・F・ケネディがこういい残して退席したあと、将軍たちが若き大統領をあしざまに罵る様子が「ケネディ・テープ」に録音されている

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)




107 - 111ページ
『葡萄酒か、さもなくば銃弾を』
著者: 手嶋龍一
2008年6月4日 第3刷発行
発行所: 株式会社 講談社

『シルヴィーとケネディ夫人』に掲載
(2011年6月15日)


 



主戦論の中核にいたのが、空軍参謀長、カーティス・ルメイだった」と書いてあるけれど、この人物が黒幕ですよ。 「戦後もアメリカ空軍に君臨して、膨大な軍事予算を握り、多数の国防族議員まで要して巨大な政治集団を形成していた」ということですからね。。。



この将軍は自国の大統領まで暗殺するような精神を持った人なのォ~?

自分の考えに固執して、例え大統領だろうが、国のためにならないと思えば暗殺も辞さないというタイプですよ。 ウィキペディアにも次のように書いてある。。。

 


カーチス・ルメイ

 

キューバ危機勃発時には、キューバ空爆をジョン・F・ケネディ大統領に提案したが却下された。
ルメイら空軍首脳部は圧倒的な兵力でソ連を屈服させることが可能であると思っていた。
実際にはキューバ危機の時点ですでにキューバに核ミサイルが数十基配備済みであったことは、第三次世界大戦を招きかねない完全な見当違いであった。

ベトナム戦争では空軍参謀長の任にあり、「(北)ベトナムを石器時代に戻してやる」と豪語して北爆を推進した。
なお、北爆が開始された1965年に除隊した。

 

退役後

1965年2月に退役。1968年には、ベトナム戦争の推進を支持し、人種差別的な綱領を掲げた前アラバマ州知事、ジョージ・ウォレス大統領候補とともにアメリカ独立党 (American Independent Party)の副大統領候補として出馬するが落選。
1990年10月1日没。

 

評価

ルメイの行為は、多くの罪の無い民間人を殺戮したことに加え、貴重な文化財(寺院・仏閣・城郭など)を灰燼に帰す結果をもたらしたために、特に対日作戦について、前任者であるハンセル准将と違い、一部政治家、文化財研究家からは強く非難されている。

特に日本では、ルメイは残虐な無差別戦略爆撃の父として評価が定まっている

右派においてもアメリカに批判的な者の場合、小林よしのりのように、著作で批判的に取り上げる例がある。
また、ルメイに近い戦勝国で計画を進める側の立場にあったマクナマラも『フォッグ・オブ・ウオー』で「勝ったから許されるのか?私もルメイも戦争犯罪を行ったんだ」とも述べている。

しかしルメイの立場から見れば、その戦略はあくまでも戦争において敵の損失を最大化させるという爆撃部隊における合理性と効率を追求したものであるという。


(lemay2.jpg)

ルメイ自身は「アメリカが敗戦するなら自分は戦争犯罪人として処せられる」と述べている。

また、ドイツ本土への爆撃に赴く搭乗員に対して次のようにも述べている。



(atombomb.jpg)

君が爆弾を投下し、そのことで何かの思いに責め苛まれたとしよう。
そんなときはきっと、何トンもの瓦礫がベッドに眠る子供のうえに崩れてきたとか、身体中を炎に包まれ『ママ、ママ』と泣き叫ぶ三歳の少女の悲しい視線を、一瞬思い浮かべてしまっているに違いない。
正気を保ち、国家が君に希望する任務を全うしたのなら、そんなものは忘れることだ。




ドイツ空襲の意見を聞かれて
『戦略・東京大空襲』
E・バートレット・カー著・大谷勲訳


(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)

出典: 「カーチス・ルメイ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



どうですか?。。。シルヴィーもルメイ将軍がケネディ暗殺に裏で動いたと思いませんかァ~? 



でも、黒幕がルメイ将軍だったというのは、あくまでもケイトーの推測よねぇ~。。。

これまでの状況証拠を見ても、黒幕はルメイ将軍以外には考えられない。

CIAに封印されている資料が 2023年までに公開されるようねぇ~。。。そうなったら、いづれ解明されるわねぇ~。。。

いや。。。 最も重要な極秘資料は公開されないはずです。。。

どうして。。。?

黒幕がルメイ将軍であるという証拠は、すでに隠滅されてるから。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、ケネディ大統領暗殺にはCIAとFBIとペンタゴンの要人が絡(から)んでいると思いますか?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわァ~。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


(sylvie500.jpg)



『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


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『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』


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『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『ペンタゴン・ペーパー』

『南米の富士山』

『ダンケルク』

『無実の罪』

『殺人光線』

『ロッキード事件すごい』

『注目の悲劇』

『核戦争』

『1910年の飛行レース』

『エンペラー習近平』


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『暗殺@GOO』

『テロとの戦い』

『マリアのミイラ』

『パナマ文書』

『南京事件』

『古代文明人』

『海の文明人』

『CIAの暗躍』

『特異点の世界』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
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『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

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トランプ@スキャンダル

2022-01-10 03:37:45 | アメリカ政治・文化


 

トランプ@スキャンダル

 


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ケイトー。。。 トランプ前大統領のスキャンダルを取り上げるのォ〜?


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そうです。。。いけませんか?

でも、トランプ前大統領はすでに過去の人になって、この記事を読み始めた人もアクビをしているのじゃないのォ〜?

そんなことはないでしょう!? 今でも時の人ですよ。。。例えば次のニュースを見てください。。。

 



米議会乱入事件から1年 全容解明に

影落とす政治的対立と分断


 


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2022年1月6日 6時17分

アメリカの連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件から6日で1年となります。
事件の背景について議会の特別委員会の調査が続いていますが、トランプ氏が今も影響力を保つ野党・共和党は調査に否定的な立場で、アメリカの民主主義を揺るがした事件の全容をどこまで明らかにできるかは不透明な状況です。

去年1月6日、アメリカ大統領選挙の当選者を確定させるための手続きが行われていた連邦議会議事堂に、選挙結果に不満を持つトランプ前大統領の支持者らが乱入し、警察官など5人が死亡しました。

この事件で、これまでに720人以上が逮捕され、FBI=連邦捜査局は今も、事件に関与した疑いがある350人余りの特定に向け捜査を続けています。

また、与党・民主党が主導する議会下院の特別委員会は関係者ら300人以上から聞き取りを行ったほか、3万5000にのぼる文書を集め、事件の計画性やトランプ氏の関わりなどについて調査を行っています。

これまでの調査で当時、大統領首席補佐官だったメドウズ氏の携帯電話の通信記録などから、トランプ氏の家族らが、事態が極めて深刻だと認識し、大統領が支持者に自制を呼びかけるよう繰り返し要請していたことが明らかになっています




『NHK NEWS WEB』より


 



つまり、アメリカの連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件がニュースになっているので、トランプさんのスキャンダルを取り上げる気になったのォ〜?



それもあるけれど、実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たらトランプさんが大統領選挙でメディアを使って、色々と裏で操作していた様子が出てきたのですよ。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



National Enquirer

ナショナル・エンクワイラー


知られてない話

 


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ナショナル・エンクワイラーは、アメリカのタブロイド紙。
1926年に設立されたこの新聞は、何年にもわたって多くの変化を遂げてきた。
2019年4月18日の時点で、ワシントンポストは、ナショナル・エンクワイラーがハドソン・グループのCEOであるジェームズ・コーエンに1億ドルで売却されたと報告した。

ナショナル・エンクワイラーは、情報提供者に金銭を支払うことを公然と認めている。
これは、主流メディアによって一般的に承認されていない慣行である。

また、キャッチアンドキル(ある人物の弱みを批判する人物を黙らせるために口封じを行う)の慣行や恐喝の申し立てに関連するいくつかの論争に巻き込まれている。
他の人気のあるタブロイド出版物との競争のために、発行部数の減少に苦しんでいる。

2019年4月10日、AMI(アメリカ・メディア・インコーポレイテッド)の株式の80%の支配権を獲得したChatham Asset Management(チャタム・アセット・マネージメント)は、AMIにナショナル・エンクワイラーの売却を強制した。

これは、AMIも生存のために頼ってきたチャタムの所有者アンソニー・メルキオーレが、ドナルド・トランプ米大統領の2016年のキャンペーンとジェフ・ベゾスの恐喝に対するハッシュマネー(批判者の口封じのために支払うお金)支援に関するタブロイド誌の最近のスキャンダルに失望したからだった。

2019年4月18日、AMIはナショナル・エンクワイラーをハドソン・グループに売却することに合意した。

 

取り上げた重要スキャンダル

エルビス・プレスリーの死は、最新のストーリーの派生物を調査する継続的な機会をエンクワイラーに提供した最初のショービジネス・ニュース・ストーリーになった。
プレスリーの死を追跡した項目には、開いた棺桶の中の彼の体のカラー写真、9歳のリサ・プレスリーの父親の喪失に対するショックと悲しみの説明、および彼の医薬品乱用、剖検結果、彼に薬を供給した医者などが含まれていた。
これらのレポートは、2年以上にわたってナショナル・エンクワイラーのほぼすべての号に掲載された。

 

ジョン・エドワーズの物語

2008年8月、ABCニュースとのインタビューで、元大統領候補のジョン・エドワーズはリエル・ハンターとの婚外関係を認めたが、彼女の子供の父親である事は認めなかった。
エドワーズは以前、ナショナル・エンクワイラーによって最初に報告された事件を誤って否定していた。

2007年10月、この出版物は、エドワーズの政治チームに雇われた映画製作者であるハンターとの2006年の事件についての物語を掲載したが、エドワーズはその物語を「完全に真実ではなく、ばかげている」および「虚偽」として却下した。

エンクワイラーは、ハンターを訪れた元ノースカロライナ上院議員と彼らの非嫡出子をロサンゼルスのホテルで捕まえたと主張する記事を掲載した。
フォックスニュースは、エドワーズとナショナル・エンクワイラーのスタッフの間の対立を目撃したと主張する無名の警備員にインタビューした。

 

サラ・ペイリンの物語


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ナショナル・エンクワイラーは、2008年の選挙で当時アラスカ州知事で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリンの娘であるブリストル・ペイリンの妊娠について独占的な報道をした。

娘の妊娠についての共和党知事の発表は、エンクワイラーが彼女の代表者とブリストルの子供の父親であるリーヴァイ・ジョンストンの家族に、妊娠を知っていてニュースを壊そうとしていることを知らせた数時間後に行われた。
先制攻撃で、ペイリンはニュースを発表し、政治的な衝撃波を生み出した。

記事はまた、ペイリンが彼女の夫のビジネスパートナーであるブラッドハンソンと関係を持っていた、と発表した。

ジョン・マケインの訴訟の脅威に答えて、ナショナル・エンクワイラーのスポークスマンはファフィントン・ポストへの声明で次のように宣言した。


サラ・ペイリンの家族内でのタチの悪い紛争に関するナショナル・エンクワイラーの報道には、知事の娘が妊娠を明らかにしたときの事件の結果としての信じられないほどの告発と家族の争いの詳細を含む、いくつかの報道価値のある情報が含まれている。

ジョン・エドワーズの独占に続いて、私たちの政治報道は、マケインキャンペーンの審査プロセスよりも詳細志向であることが明らかに証明されている。

マケイン陣営がマスコミ報道をコントロールしようとしているにもかかわらず、彼らは不利だと感じているが、エンクワイラーは政治的スペクトルの両側でニュースを追求し続けるだろう。


 

テッド・クルーズとドナルド・トランプ

ナショナル・エンクワイラーは、2016年の大統領選挙でドナルド・トランプを熱心に支持し、彼の立候補を促進し、敵を中傷する多数の記事を発表した

2016年3月の共和党予備選挙では、「政治工作員」がテキサス州上院議員のテッド・クルーズ候補が婚外問題に関与しているかどうかを調査していると主張する記事が掲載された。
テッド・クルーズはそれを否定し、トランプは彼のつながりを利用して、探求者に物語を発表するよう説得したと述べた。
しかしトランプは関与を否定した。

ナショナル・エンクワイラーは2016年4月に別の記事を掲載し、テッド・クルーズの父親であるラファエル・クルーズは、JFK暗殺者のリー・ハーヴェイ・オズワルドを知っており、暗殺の数か月前にニューオーリンズでオズワルドと協力したことを示唆した。

トランプは、2016年5月3日、フォックスニュースのブライアン・キルミードに、「彼の父親は、オズワルドが存在する前にリー・ハーヴェイ・オズワルドと一緒だった。つまり、すべてがばかげている」と公言した。

2016年5月4日(テッド・クルーズがインディアナ州の予備選挙を失い、立候補を取り下げた数時間後)、トランプは実際にはその話を信じていないと述べた(「もちろん私は信じていません」)が、調査官は「人々はそれを読んだ」と主張した。
それ以来、キルミードはそのインタビュー中にトランプの5月3日のコメントをフォローアップしなかったことに遺憾の意を表明した。

2016年7月22日、トランプは再びテッド・クルーズの父親に関連して雑誌に言及し、「彼の父親については何も知りません。リー・ハーヴェイ・オズワルドについては何も知りません。しかし、ナショナル・エンクワイラーのフロントページに写真がありました」と述べた。

 

ドナルド・トランプの性的違法行為

ナショナル・エンクワイラーは、2006年にトランプとの関係についてのカレン・マクドゥーガルからの話を受け取り、(トランプに不利になるので)公開しないことにした。
彼女の口封じのために 2016年に大統領選挙が進むにつれて、マクドゥーガルに15万ドルを支払った


彼女は当時「結婚していた男と一緒に過ごした」と語った。
ウォールストリートジャーナルは、ナショナル・エンクワイラーがマクドゥーガルにハッシュマネーを支払い、トランプを保護するためにストーリーを独占購入した、と報道した。
もちろん、トランプを守るためにストーリーは公開出版されなかった。
これはキャッチアンドキルとして知られているテクニックである


2018年2月、ストーミー・ダニエルズが関与する同様の状況が確認された後、マクドゥーガルはニューヨーカーのローナン・ファローに彼女の話を確認し、トランプが選出された後、ナショナル・エンクワイラーは契約条件を緩めたと述べたが、彼女は協定の条件の下でどれだけ話し合うことができるかわからなかった、と述べた。

1980年代にトランプの子供をもうけたと主張したトランプのホテルの1人の従業員に30,000ドルを支払っていた。
支払いは、ナショナル・エンクワイラーがトランプを公に承認する前の2015年11月に行われ、ニューヨーカーの報道によると、スタッフは、ナショナル・エンクワイラーの所有者であるデビッド・ペッカーが個人的にそれを破棄する前に、物語を調査し、従業員の主張を公表する準備をしていた。

2015年後半、ナショナル・エンクワイラーの親会社であるAMLは、トランプタワーのドアマンであディノ・サジュディンに、ドナルド・トランプが1980年代に浮気をしたと主張した彼の話の権利を取得するために30,000ドルを支払った。
2018年4月のサジュディンはその女性をトランプの元家政婦として特定した。

 

ドナルド・トランプへのサポート

ワシントンポスト紙の報道によると、ナショナル・エンクワイラーの幹部は、ドナルド・トランプまたは彼の選挙の反対者に関する記事と表紙の画像を、出版前にトランプの弁護士であるマイケル・コーエンに送っていた

ポストは、トランプがアメリカ合衆国大統領に就任して以来、この慣行が続いていると報告した

AP通信の報道によると、2016年の米国大統領選挙では、ドナルド・トランプを支持したり、ライバルを攻撃したりした記事は、新聞の標準的なファクトチェック・プロセスを迂回して報道された

ドナルド・トランプは、共和党の予備選挙の反対者であるベン・カーソンについての否定的な話を含め、デビッド・ペッカーに、時にはホープ・ヒックスを介して、時には個人的に、話をナショナル・エンクワイラーに提案した

「キャッチアンドキル」
ナショナル・エンクワイラーは、トランプ大統領と関係を持っていたと主張するカレン・マクドゥガルの事件に関する「(彼女を黙らせるための)キャッチアンドキル」の実践に参加したことを認めた
ストーミー・ダニエルズはドナルド・トランプと彼女の関係の「キャッチアンドキル」にも関与していたと認めた。
トランプの元弁護士マイケル・コーエンも「キャッチアンドキル」に関わっていた。

 (デンマン訳)




出典: 「National Enquirer」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



つまり、このドキュメンタリーにはナショナル・エンクワイラーがトランプを大統領選挙で当選させるために全面的に協力したことが描かれているのねぇ〜。。。



そうなのですよ。。。これまでに、女性関係が原因で大統領選挙から脱落した候補者がいた。。。例えば、上のウィキペディアにも出てきた元大統領候補のジョン・エドワーズはリエル・ハンターとの婚外関係を認めて 選挙から脱落した。。。

要するに、トランプの女性関係が明るみに出たら、彼は大統領選挙から脱落することになっていたのねぇ〜。。。

そうです。。。過去に女性関係が選挙から脱落した候補者は10人以上いるのだから。。。

それで、どうやって関係した女性を黙らせたわけなのォ〜?

上の説明にも出てきた次のようなテクニックを使ったのですよ。。。

 




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トランプとカレン

 

ナショナル・エンクワイラーは、2006年にトランプとの関係についてのカレン・マクドゥーガルからの話を受け取り、(トランプに不利になるので)公開しないことにした。
彼女の口封じのために 2016年に大統領選挙が進むにつれて、マクドゥーガルに15万ドルを支払った。

彼女は当時「結婚していた男と一緒に過ごした」と語った。
ウォールストリートジャーナルは、ナショナル・エンクワイラーがマクドゥーガルにハッシュマネーを支払い、トランプを保護するためにストーリーを独占購入した、と報道した。

もちろん、トランプを守るためにストーリーは公開出版されなかった。
これはキャッチアンドキルとして知られているテクニックである




 



トランプが関係した女性で、あとで選挙の妨げになると思った女性に対しては、同じような手口を使って黙らせたのですよ。。。



女癖が悪いと噂に聞いていたトランプが、どういうわけで女性問題も公開されないで、まんまと大統領に当選してしまったのか?…私は不思議に思っていたのよ。。。トランプは、こういう悪知恵を働かせていたのねぇ〜。。。でも、これだけでは選挙に当選できないわよねぇ〜。。。

もちろんです。。。他のメディアで報道された自分に都合の悪いニュースを トランプがしばしばフェイクニュースだと喚(わめ)いて支持者に語りかけていたけれど、ヒラリーを選挙で追い落とすために、フェイクニュースをナショナル・エンクワイラーにトランプは載せさせたのですよ。。。上の説明でも次のように書いてある。

 


(trumps14.jpg)

 

ナショナル・エンクワイラーは、

2016年の大統領選挙で

ドナルド・トランプを熱心に支持し、

彼の立候補を促進し、

敵を中傷する多数の記事を発表した


 


(trumps16.jpg)

 



でも、ナショナル・エンクワイラーは、どういうわけでトランプを応援したのよ?



当時のナショナル・エンクワイラーの所有者・デビッド・ペッカーはトランプの友達なのですよ。。。そういうわけでトランプの味方をしたわけです。。。

でも、ナショナル・エンクワイラーはヒラリーさんの誹謗中傷記事をたくさん載せたわけでしょう? 裁判にならないのォ〜?

だから、裁判にならないように当選したトランプが連邦検察局に圧力をかけて訴訟に持ち込まれないように手配したのですよ。

 




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トランプとペッカー

 

In 2018, federal prosecutors granted immunity to David Pecker (Owner of National Enquirer) and AMI for admitting the company made illegal payments to influence the 2016 presidential election.




2018年、連邦検察官は、2016年の大統領選挙に影響を与えるために会社が違法な支払いを行ったことを認めたとしてデビッド・ペッカー(ナショナル・エンクワイラーの所有者)とAMIに免責(訴追から逃れる特権)を与えた




ドキュメンタリー『Scandalous』より


 



こんなことをして政治的に問題にならなかったのォ〜?



だから、問題にならないように、大統領になったら権力を行使して、批判する人間の弱みを握って、裏でトランプが工作するわけですよ。。。

それも問題じゃない!? そういう事も明るみに出ないのォ〜?

普通ならば、明るみに出すのがナショナル・エンクワイラーの使命だけれど、とにかく、トランプの味方だから、トランプの不利になる報道は絶対にしない! 

でも、他のメディアが黙ってないでしょう?

トランプを批判する政治家やメディアの所有者も 叩けばほこりが出るのですよ。。。だから、そこをトランプが裏から工作する。。。結局、「臭いものには蓋」ということで、トランプ不正問題は ナーナーに収まってしまうのです。。。

つまり、失う者は何もないような勇敢なジャーナリストが出てきて ウォーターゲート事件の時に ニクソン大統領を辞任に追い込んだように、腐った暗部を報道しない限り、腐敗した政治、不正な選挙が続くわけねぇ〜。。。

そういうことです。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、アメリカの政治と選挙は、不正がまかり通っていると思いますかァ〜?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわァ〜。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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JFK 証拠隠滅

2021-12-24 02:45:05 | アメリカ政治・文化


 

JFK 証拠隠滅

 


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ケイトー。。。 ケネディ大統領暗殺の証拠が隠滅されようとしているのォ〜?


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すでに多くの証拠がCIAによって隠滅されているのですよ。。。

マジで。。。? どうしてCIAが証拠を隠滅している、と見てきたようなことを言うのォ〜?

実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たら出てきたのですよ。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



上の映画は次の本の内容に沿って制作されたのです。。。

 



Mortal Error

(致命的なエラー)


 


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致命的なエラー:(JFKを殺した銃弾)は、ボナー・メニンガーによる1992年のノンフィクションの本で、狙撃兵、ガンスミス、弾道学の専門家であるハワード・ドナヒューによる、シークレットサービスのエージェントがジョンF.ケネディ大統領を実際に殺した銃弾を誤って発射したという理論を概説している。
この本は、St Martin's Pressからハードカバー、ペーパーバック、オーディオブックで出版された。

ドナヒューは、11人の招待された射手と狙撃兵の1人として射撃の再現に参加した後、ジョンF.ケネディの暗殺に興味を持った。
ドナヒューは自身の調査によると、ケネディの頭を撃った弾丸は、実際には米国シークレットサービスの特別捜査官ジョージ・ウォーレン・ヒッキー・ジュニア(1923年3月24日ー2005年2月25日)によってAR-15から発射されたものだった。

大統領の車両の直後の車にAR-15ライフル持っていたジョージ・ヒッキーが乗っていた
射撃事件は次の手順で起こった。

最初のショットが発射された後、ヒッキーは完全に向きを変え、教科書保管棟の6階でオズワルドを目撃した。
彼の向きを変えた頭部は、ジェームズ・アルトヘンスによるAP写真に記録されている。

 


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ヒッキーは座席の下のAR-15に手を伸ばし、安全装置を外して銃を持ち上げた。
セカンドショットはオズワルドが発砲し、大統領とテキサス州知事のジョン・コナリーを襲った。
大統領の車とヒッキーを乗せたフォローアップ車が急にスピードアップした。

これは、シークレットサービスのエージェントであるクリント・ヒルによって証言されている。
車の床ではなく座席のシートの上に立っているために不安定なヒッキーは、車の加速により後退し始め、AR-15の引き金を引く。
その瞬間、銃はケネディに向けられ、弾丸は彼の頭の後ろに当たった。

ドナヒューの説は、ボルティモア・サンのレポーターであるラルフ・レパートによる調査で支持された。
1977年、レパートはドナヒューの理論を2つの記事で発表した。
この記事は、5月1日 日曜日と次の日曜日に掲載された。
2番目の記事には社説が付いていた。

 

反響

この本への反応はまちまちです。
AP通信のジェームズ・バルダッキは、ドナヒューの「巧妙さ」が彼のJFK暗殺の理論をもっともらしいものにしたと述べた。

ジェームズ・バルダッキはこの本を賞賛し、「メニンガーは物語を、細部の急増の中で決して解き放たない鋭さと流動性で解釈する」と述べた。

デビッド・ピエトルサは、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論を異常だと結論した

ハミルトン・スペクテイターは、本書は「問題の核心を付いていない」と批判した。

出版前の注文は100,000を超えましたが、この本は当時ほとんど影響を与えませんでした。
メニンガーは2013年に、ドナヒューの理論が「陰謀論者とウォーレン委員会の支持者の両方に等しく嫌われていた」ためかもしれないとコメントした。

ドナヒューは1999年に亡くなった。
『JFK スモーキングがん』のドキュメンタリーで、彼の娘のコリーン・ドナヒュー・ローレンゼンは、彼の作品がほとんど興味を起こさなかったことに父親が驚いたことを覚えている。

彼の死の時、ドナヒューは同じトピックに関する別の本に取り組んでいた。

2013年、オーストラリアのジャーナリストで元警察の刑事であるコリン・マクラーレンは、ドナヒューの理論を検証し、支持する。
「JFK:The Smoking Gun」というタイトルの本を出版し、ドキュメンタリーを制作した。

 

訴訟

1992年に本が出版される前に、出版社と著者の両方がヒッキーに連絡を取り、彼の意見を聞く機会を提供した。

1995年、ヒッキーは、モータルエラーでなされた主張をめぐってセントマーチンズプレスを訴えた。
訴訟は、ヒッキーが本の最初の出版後、出版社に対して提訴するのに時間がかかりすぎたという理由で、1997年に最終的に却下された。

ペーパーバック版が出版されたときにヒッキーは訴訟を再提出し、その後、1998年に非公開の条件でセントマーチンズプレスと和解した.

 (デンマン訳)




出典: 「Mortal Error」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



ケイトーは、このドキュメンタリーを観て、ケネディ大統領の致命傷は米国シークレットサービスの特別捜査官ジョージ・ウォーレン・ヒッキー・ジュニア(1923年3月24日ー2005年2月25日)によってAR-15から発射された弾丸によるものだと確信したのォ〜?



そうです。。。上のドキュメンタリーを見たらそれ以外に考えられないのです。。。本でも、ドキュメンタリーでも間違って弾丸がケネディ大統領の後頭部に命中したと言うことになっているけれど、間違うはずがないのですよ。。。そういう偶然があろうはずがない!。。。しかも、ジョージ・ヒッキーはもともと車の運転手として6ヶ月前に大統領のパレードに参加することに決まった。。。他のエージェントが前日、夜遅くまでバーで酒を飲んでいたのに、彼は仲間に加わってないのです。。。

つまり、もともと大統領暗殺の使命を帯(お)びていた、とケイトーは思うのォ〜?

そうです。。。デビッド・ピエトルサは、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論を異常だと結論した、と書いてあるけれど、ドキュメンタリーでは、CIA,FBI,ペンタゴンの要人が、大統領の検死に立ち会って、特にシークレット・エージェントが証拠を隠滅しようと躍起(やっき)になっているのです。。。このことからも、暗殺は前もって計画されており、特にCIAが暗殺直後から証拠隠滅に躍起(やっき)になっていたのですよ。。。

つまり、映画ではCIAとFBIも暗殺に絡(から)んでいたのねぇ〜。。。カバーアップしようとしたのねぇ〜?

そういうことです。。。

例えば。。。、具体的にどういうことをしたのよ?

大統領の後頭部の大きな傷跡の写真を撮った写真家のフィルムをエージェントはすべて押収した。。。その後、そのフィルムは証拠隠滅の対象になった。。。行方不明で、未だに見つかってない!。。。更に、オズワルドの銃が打った銃弾が大統領の致命傷だという新たな証拠を作るために、オズワルドが使ったとされる銃の弾丸の破片をレントゲン技師に渡して、それを頭部に付着してレントゲンを取るようにシークレット・エージェントが命令しているのですよ。。。

つまり、CIF, FBI, ペンタゴンの要人も大統領暗殺に絡んでいたのねぇ〜。。。?

そうです。。。検死はテキサスの法律では、現地、ダラスで行われなければならないのだけれど、CIAのエージェントが拳銃をちらつかせて、ワシントンで行うと宣言して、強引に大統領の遺体をエアポートに運び出したのです。。。ワシントンで行われた検死も異常な状況で行われた。。。

 



ケネディ大統領の検死

 


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ケネディ大統領の検死は、1963年11月にアメリカ合衆国メリーランド州ベセスダのベセスダ海軍病院で行われた。
検死は東部標準時1963年11月22日金曜日(暗殺の日)午後8時ころに始まり、東部標準時1963年11月23日土曜日午前12時30分ころに終わった。

ワシントンD.C.地域の検死病院の選択は、未亡人ジャクリーン・ケネディによって行われた。ケネディ大統領が海軍士官であったために、彼女はベセスダ海軍病院を選んだ。

ケネディ大統領の暗殺につづいて、シークレット・サービスは、より大きな計画の可能性を懸念し、リンドン・B・ジョンソン大統領に、ホワイト・ハウスに戻ることができるようにパークランド記念病院を離れてラブ・フィールドに行くよう促した。

しかしながら、ジョンソンはケネディの死亡の証拠なしにそうすることを拒否した。
ジョンソンは午後1時30分ころにエア・フォース・ワンに戻ったし、その後まもなく、マクジョージ・バンディとウォルター・ジェンキンスから電話があり、すぐにワシントンD.C.に戻るよう助言された。

彼は、自分はジャクリーン・ケネディなしではダラスを立ち去らないであろう、彼女はケネディの遺体なしで立ち去らないであろう、と答えた。
『Esquire』によると、ジョンソンは「美しい未亡人らの放棄者として記憶されたくなかった」。

ダラス郡の検死官アール・ローズは、ケネディ大統領が死んだと宣告されたという言葉を受け取ったとき、外傷室1の向かいの廊下を挟んでパークランド病院の自分のオフィスにいた。

彼は廊下を横切って、ジャクリーン・ケネディと司祭が占めていた外傷室に行った。
彼は大統領への最後の典礼を管理するために呼ばれていた。

そこで、ローズはシークレット・サービスのエージェント ロイ・ケラーマンとケネディの主治医ジョージ・バークレー海軍少将に会った。
バークレーは検死を行なう時間はないと彼に言った。
なぜならジャクリーン・ケネディは夫の遺体なしではダラスを離れないから、遺体はすぐに空港に届けられることになっていた、と言った。

ケネディ大統領暗殺のとき、アメリカ合衆国大統領の謀殺は、どの連邦組織の管轄下にもなかった。
ローズは反対し、テキサス州法は、遺体を取り除く前に死後検査を行なうことを自分に要求していると主張した。

ローズがケネディの補佐官らと議論したとき、熱い応酬が続いた。
ケネディの遺体は棺の中に置かれ、ジャクリーン・ケネディを伴って車つきのガーニーで廊下を運ばれた。
ローズは、棺をだれであれ動かせないようにするために地元警察官1人と共にに病院出入り口に立っていると報告された。

ロバート・カロの『The Years of Lyndon Johnson: The Passage of Power』によると、大統領補佐官らは「文字通りローズを押し込み、その警察官は建物から出るために脇にどかされた」。

『Journal of the American Medical Association』とのインタビューで、ローズは、自分は緊張を悪化させるのは賢明でないと感じて身を引いた、と述べた。

 

死亡証明書

ケネディの主治医ジョージ・グレゴリー・バークレー海軍少将は、11月23日に死亡診断書に署名し、死因は頭蓋骨への銃創であると述べた。
彼は、頭部の致命傷を「衝撃時に頭蓋骨の断片化と頭蓋骨の3つの粒子の剥離を引き起こし、脳の右半球の浸軟を引き起こすタイプの粉砕」と記述した。

彼はまた、「2つ目の傷は、3つ目の胸椎のレベルあたりで後背部に発生した」と述べた。
ダラス郡の治安判事Theron Wardが12月6日に署名した2つ目の死亡診断書は、ケネディは、「(1)身体の中心近くで右肩のすぐ上と、(2)後頭部の右中央に1インチ、の2つの銃創の結果として」死亡したと述べている。

 

検死中にいた人員

検死中のさまざまな時間に存在する要員のリスト、公式職務付き、Sibert-O'Neillレポートリスト、HSCAリストから取得された。
弁護士ヴィンセント・ブグリオシ、『Reclaiming History: The Assassination of President John F. Kennedy』の著者からも取得された。

医療人員と助手

公式の検死署名者
Commander(海軍中佐)J. Thornton Boswell, M.D., MC, USN: Chief of pathology at Naval Medical Center, Bethesda
Commander(海軍中佐)James J. Humes, M.D., MC, USN: Director of laboratories of the National Medical School, Naval Medical Center, Bethesda. Chief autopsy pathologist for the JFK autopsy. Officially conducted autopsy.
Lieutenant Colonel(陸軍中佐)Pierre A. Finck, M.D. MC, USA: Chief of the military environmental pathology division and chief of the wound ballistics pathology branch at Walter Reed Medical Center.

その他の医療人員

John Thomas Stringer, Jr: Medical photographer
Floyd Albert Riebe: Medical photographer
PO(海軍下士官)Raymond Oswald, USN: Medical photographer on call
Paul Kelly O'Connor: Laboratory technologist
James Curtis Jenkins: Laboratory technologist
Edward F. Reed: X-ray technician
Jerrol F. Custer: X-ray technician
Jan Gail Rudnicki: Dr. Boswell's lab tech assistant on the night of the autopsy
PO(海軍下士官)James E. Metzler, USN: Hospital Corpsman 3rd Class
John H. Ebersole: Assistant Chief of Radiology
Lieutenant Commander(海軍少佐)Gregory H. Cross, M.D., MC, USN: Resident in surgery
Lieutenant Commander(海軍少佐)Donald L. Kelley, M.D., MC, USN: Resident in surgery
CPO(海軍一等兵曹)Chester H. Boyers, USN: Chief petty officer in charge of the pathology division, visited the autopsy room during the final stages to type receipts given by FBI and Secret Service for items obtained.
Vice Admiral(海軍中将)Edward C. Kenney, M.D.,MC, USN: Surgeon general of the U.S. Navy
Dr. George Bakeman, USN
Rear Admiral(海軍少将)George Burkley, M.D., MC, USN: The president's personal physician
Captain(海軍大佐)James M. Young, M.D., MC, USN: The attending physician to the White House
Robert Frederick Karnei, M.D.: Bethesda pathologist
Captain(海軍大佐)David P. Osborne, M.D., MC, USN: Chief of surgery at Bethesda
Captain(海軍大佐)Robert O. Canada, M.D., USN: Commanding officer of Bethesda Naval Hospital

法執行機関/セキュリティからの非医療人員

John J. O'Leary: Secret Service agent
William Greer: Secret Service agent
Roy Kellerman: Secret Service agent
Francis X. O'Neill: FBI special agent
James "Jim" Sibert: FBI special agent, assisting Francis O'Neill

追加的軍事人員

Brigadier General(空軍准将)Godfrey McHugh, USAF: US military aide to the President on the Dallas trip
Rear Admiral(海軍少将)Calvin B. Galloway, USN: Commanding officer of the U.S. Naval Medical Center, Bethesda
Captain(海軍大佐)John H. Stover, Jr., USN: Commanding officer of the U.S. Naval Medical School, Bethesda
Major General(陸軍少将) Philip C. Wehle, USA: Commanding officer of the U.S. Military District of Washington, D.C., entered to make arrangements for the funeral and lying in state.
2nd Lieutenant(陸軍少尉)Richard A. Lipsey, USA: Jr. aide to General Wehle[30]
1st Lieutenant(陸軍中尉) Samuel A. Bird, USA: Head of the Old Guard.
Sr CPO(海軍上級一等兵曹) Alexander Wadas: Chief on duty




出典: 「ケネディ大統領の検死」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



検死の立会人を見ても、あんな狭い部屋に30人以上の関係者が立ち会っているのですよ。。。普通、検死というのは、せいぜい2人か3人でやるものです。。。しかも、FBIとCIAがのエージェントが5人も立ち会っている!。。。ケネディ大統領は、すでに死んでいるのだから護衛する必要はない!。。。護衛するとしても、検死室の内部にいたらじゃまになる!。。。護衛するならドアの外で監視するべきですよ!。。。異常です!



証拠隠滅のため?

ドキュメンタリーでは、CIAのエージェントが検死に立ち会って証拠隠滅のために動いているのです。。。

でも、上のドキュメンタリーは、公開された当時あまり評判にならなかったようねぇ〜?

そうです。。。なぜなら、暗殺をマフィア、CIA、またはFBIに結び付けていないため、ドナヒューの理論は、あまり説得力がなかったのですよ。。。だから、オリバー・ストーン監督作品の『JFK』ほど評判を呼ばなかった。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



暗殺後、大統領になったジョンソンとFBI長官のフーバーとの間で次のような会話が取り交わされていたに違いない。。。

 



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長官、ひどいことになりましたなァ~。。。 この事件をいったいどのように処理するつもりですか?


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あんたも、“タナボタ”でアメリカの大統領になれたわけだ。。。 これまでにもアメリカの大統領が暗殺されたと言うことはあったけれど、まさか第2次世界大戦のあとになってから、アメリカで大統領暗殺がおこなわれるとは、わしも思ってもみなかったよ。 とにかく、アメリカの権威が失墜するかどうかの瀬戸際だから、あんたも、心してかかる必要があるよ。

それで、真犯人は突き止めたのですか?

いや。。。 真犯人のことは、あんたも知らない方がいいだろう。。。

でも、大統領として、私も知る必要が。。。

いや。。。大統領だからこそ、あんたは知らない方がいい。。。 知っている人が増えれば増えるほど、アメリカの権威は失墜するのだから。。。

しかし、“オズワルド単独犯行説”で世間は収まりますか?

収まるか収まらないかは、今後の成り行きしだいさァ。。。 でも、オスワルドがソ連に居たということは、冷戦を絡(から)ませるいい口実になると思うよ。 ソ連の KGB の犯行を匂わせることができるからね。

しかし、長官、暗殺が起きた11月22日から27日までの6日間で行われたギャロップ(Gallup)の世論調査では52%がオズワルドの単独犯行ではなく、グループによる犯行だと。。。つまり、何らかの陰謀があったと主張する者も多いのですよ。

だから、今後、そういう考え方を改めさせるために、我々が努力しなければならないわけさァ。 “オズワルド単独犯行説”で押し通すのだよ。

どのようにして。。。?

実は、FBIの詳細な公式報告をアメリカ国民に公表することで事件の調査を終了するつもりだったのだよ。 ところが、11月25日に テキサス州の司法長官がケネディとオズワルドの死をめぐる事実関係を糾明する査問会議を行うことを発表した。 翌日には、合衆国上院が調査特別委員会を設置することを発表。 そして翌27日には 合衆国下院が独自に特別委員会の設置を発表した。

それだけ、大統領暗殺の衝撃が大きかったということですよ。

まあ、そういうことなのだが。。。 実にやりにくいよ。

しかし、長官、犯人とされたオスワルドが警察署内で殺されるという異常な展開。。。、そして動機も背後関係も一切謎のままですからね。。。、うやむやに済ませるわけにはゆかないでしょう。 だから、一応、長官の意見を入れて、私も11月29日に暗殺事件の調査を大統領直属の委員会を設置して早急に行い、国民の間に広がる疑惑や不安を払拭することに決めたのですよ。

そうすべきだよ。。。 そうすることによって上下両院の独自調査を延期させることができるからね。。。、テキサス州の調査も大統領直属の委員会に資料を提出させるべきだよ。。。

分かりました。。。で、委員長は誰に。。。

連邦最高裁判所長官アール・ウォーレンがいいだろう。。。 彼ならば、何かと操(あやつ)り易いからねぇ~。。。




『ケネディ暗殺の謎』より
(2017年5月15日)


 



つまり、FBI長官のフーバーさんは真犯人グループを知っていたのねぇ〜。。。



もちろんですよ。。。FBIのエージェントを検死剣に立ち会わせているのだから。。。ケネディ暗殺には2つの陰謀が絡んでいたのです。。。 ケネディ大統領を暗殺する陰謀。。。それに、ジョンソン大統領直属のウォーレン委員会で真実を隠す陰謀ですよ。

でも、その証拠があるのォ〜?

もちろん、僕には、証拠となるものには手が届かない。。。 でもねぇ~、状況証拠なら、たくさんありますよ。 まず、ウォーレン委員会で扱われたすべての資料は、1964年に ワシントンDCにある国立公文書館に保管されてしまった。 しかも、それまでに公開されてない資料は75年間、つまり、2039年まで封印されることになった。

どうして。。。?

だから、アメリカの権威を保つためですよ。 もしも、ソ連のKBGが陰謀をめぐらせてケネディ大統領を暗殺したとしたら、75年間も資料を封印する必要など全くないのですよ。。。政府の一部が絡んでいるからこそ関連資料を完全極秘にして保管する必要があるのです!

今でも、ウォーレン委員会で扱われたすべての資料は封印されたままなのォ〜?

いや。。。 “75年間封印される”という理不尽さを 1991年にオリバー・ストーン監督が"JFK"という映画を作って、訴えた。 

 


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この映画で、“ケネディ大統領暗殺の陰謀”が、再びマスコミで騒がれるようになったのですよ。。。この映画ではペンタゴンでタカ派の高官が集まって、ケネディ大統領をなんとか「除外」しようと謀議している場面が出てくるのです。。。それを目撃した「ミスターX」が映画の主人公であるニューオーリンズの地方検事ジム・ギャリソンに話すのです。。。



。。。で、連邦政府の高官や国会議員たちは どうしたのよゥ?

映画が公開された翌年(1992年)に、“陰謀説”を掲げてマスコミで騒ぐ民衆をなだめるために「JFK記録に関する法律(the JFK Records Act)」というのを作って、できるだけ多くの資料を公開するようにしたのです。

それで、ほとんどすべての資料を公開したのォ〜?

いや。。。 伏せておくべき資料はやっぱり公開されなかった。 2017年までに、一部の極秘資料は公開された。。。 でもねぇ〜、“ケネディ大統領暗殺研究家”が喉から手を出したいほど欲しい資料 1,171点は CIA によって、今でも封印されている。。。

じゃあ、やっぱり、真の犯行グループがいるのねぇ〜。

いずれはっきりするでしょう。。。

。。。で、ケイトーは、その犯行グループのメンバーは誰だと思っているのォ~?

もちろん、すべてのメンバーについて僕が解るはずがありません。。。 でもねぇ~、その黒幕が誰かは容易に想像できます。

その黒幕ってぇ、いったい誰なのよォ~?

ちょっと次の記事を読んでください。

 


ケネディ政権


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ケネディ政権には、国家の安全保障を委ねられるにふさわしい「最も聡明にして賢明な者たち」が結集しているとされた。
国家安全保障担当大統領補佐官には、ハーバード大学の学長を努めたマクジョージ・バンディが、また国防長官にはフォード社長からロバート・マクナマラが起用された。
「若いながらも、当代切っての」と謳われた逸材が綺羅星のように居並んでいた。

だが、大統領が核戦争の淵に立たされたとき、縋(すが)るようにして頼ったのは、ワシントン政界の奥深く棲むフクロウといわれた老政客(ロバート・ロベット翁)だった。

 (中略)

すでに空軍を中心に軍部は不穏な動きを見せていた。
ペンタゴンでは、キューバへの空爆の準備を着々と進めていたのだった。
大統領の最終的な命令が下れば、直ちに爆撃機を発進できるように空爆目標の選定もほぼ終わっていた。

……主戦論の中核にいたのが、空軍参謀長、カーティス・ルメイだった。
この主戦派は、かつてドイツと日本への戦略爆撃を指揮し、空の英雄と呼ばれていた。
戦後もアメリカ空軍に君臨して、膨大な軍事予算を握り、多数の国防族議員まで要して巨大な政治集団を形成していた。


そのため、ジョン・F・ケネディは、カーティス・ルメイを頂点とする空の制服組を抑えるため、ロベット翁の隠然たる政治的権威を必要としたのだった。

 (中略)

ジョン・F・ケネディは、軍部の空爆論を抑えて、海上封鎖に傾いていった。
キューバへの海上航路を遮断し、ソ連がこれ以上のミサイルを持ち込むことを断じて許さないという決意を示そうとしていた。
だが、空からの奇襲を強く主張する空軍を率いるカーティス・ルメイは、武力行使に同調しない大統領に詰め寄った。

「私は大統領とは違い、キューバを爆撃しても、ソ連がベルリンを攻撃することはないと考えております。
 空爆を断念することは、ミュンヘンの宥和主義とおなじくらい悪しき選択です」

ミュンヘン宥和主義。 ケネディ一族に対して毒を含んだ物言いだった。
1938年のミュンヘン会談で、イギリスはチェコスロバキアのズデーテン地方をヒトラーに分け与えることで一時の平和を保とうとし、それが第二次世界大戦に道を開いてしまったといわれた。
当時駐英大使だったケネディの父ジョセフは、このミュンヘンの宥和主義を支持したと批判されていたからだ。
だが、カーティス・ルメイの挑発をしりぞけて、大統領は海上封鎖に心を決めていた。

「諸君の見解は尊重する。 なぜ、海上封鎖を選択するのか。 それは全面核戦争へのエスカレーションを避けなければならないからだ

ジョン・F・ケネディがこういい残して退席したあと、将軍たちが若き大統領をあしざまに罵る様子が「ケネディ・テープ」に録音されている

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)




107 - 111ページ
『葡萄酒か、さもなくば銃弾を』
著者: 手嶋龍一
2008年6月4日 第3刷発行
発行所: 株式会社 講談社

『シルヴィーとケネディ夫人』に掲載
(2011年6月15日)


 



主戦論の中核にいたのが、空軍参謀長、カーティス・ルメイだった」と書いてあるけれど、この人物が黒幕ですよ。 「戦後もアメリカ空軍に君臨して、膨大な軍事予算を握り、多数の国防族議員まで要して巨大な政治集団を形成していた」ということですからね。。。



この将軍は自国の大統領まで暗殺するような精神を持った人なのォ〜?

自分の考えに固執して、例え大統領だろうが、国のためにならないと思えば暗殺も辞さないというタイプですよ。 ウィキペディアにも次のように書いてある。。。

 


カーチス・ルメイ

 

キューバ危機勃発時には、キューバ空爆をジョン・F・ケネディ大統領に提案したが却下された。
ルメイら空軍首脳部は圧倒的な兵力でソ連を屈服させることが可能であると思っていた。
実際にはキューバ危機の時点ですでにキューバに核ミサイルが数十基配備済みであったことは、第三次世界大戦を招きかねない完全な見当違いであった。

ベトナム戦争では空軍参謀長の任にあり、「(北)ベトナムを石器時代に戻してやる」と豪語して北爆を推進した。
なお、北爆が開始された1965年に除隊した。

 

退役後

1965年2月に退役。1968年には、ベトナム戦争の推進を支持し、人種差別的な綱領を掲げた前アラバマ州知事、ジョージ・ウォレス大統領候補とともにアメリカ独立党 (American Independent Party)の副大統領候補として出馬するが落選。
1990年10月1日没。

 

評価

ルメイの行為は、多くの罪の無い民間人を殺戮したことに加え、貴重な文化財(寺院・仏閣・城郭など)を灰燼に帰す結果をもたらしたために、特に対日作戦について、前任者であるハンセル准将と違い、一部政治家、文化財研究家からは強く非難されている。

特に日本では、ルメイは残虐な無差別戦略爆撃の父として評価が定まっている

右派においてもアメリカに批判的な者の場合、小林よしのりのように、著作で批判的に取り上げる例がある。
また、ルメイに近い戦勝国で計画を進める側の立場にあったマクナマラも『フォッグ・オブ・ウオー』で「勝ったから許されるのか?私もルメイも戦争犯罪を行ったんだ」とも述べている。

しかしルメイの立場から見れば、その戦略はあくまでも戦争において敵の損失を最大化させるという爆撃部隊における合理性と効率を追求したものであるという。


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ルメイ自身は「アメリカが敗戦するなら自分は戦争犯罪人として処せられる」と述べている。

また、ドイツ本土への爆撃に赴く搭乗員に対して次のようにも述べている。



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君が爆弾を投下し、そのことで何かの思いに責め苛まれたとしよう。
そんなときはきっと、何トンもの瓦礫がベッドに眠る子供のうえに崩れてきたとか、身体中を炎に包まれ『ママ、ママ』と泣き叫ぶ三歳の少女の悲しい視線を、一瞬思い浮かべてしまっているに違いない。
正気を保ち、国家が君に希望する任務を全うしたのなら、そんなものは忘れることだ。




ドイツ空襲の意見を聞かれて
『戦略・東京大空襲』
E・バートレット・カー著・大谷勲訳


(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)

出典: 「カーチス・ルメイ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



どうですか?。。。シルヴィーもルメイ将軍がケネディ暗殺に裏で動いたと思いませんかァ〜? 



でも、黒幕がルメイ将軍だったというのは、あくまでもケイトーの推測よねぇ~。。。

これまでの状況証拠を見ても、黒幕はルメイ将軍以外には考えられない。

CIAに封印されている資料が 2023年までに公開されるようねぇ〜。。。そうなったら、いづれ解明されるわねぇ〜。。。

いや。。。 最も重要な極秘資料は公開されないはずです。。。

どうして。。。?

黒幕がルメイ将軍であるという証拠は、すでに隠滅されてるから。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、ケネディ大統領暗殺にはCIAとFBIとペンタゴンの要人が絡(から)んでいると思いますか?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわァ〜。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


(banana82e.jpg)

『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』


(cleopara2.jpg)

『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『ペンタゴン・ペーパー』

『南米の富士山』

『ダンケルク』

『無実の罪』

『殺人光線』

『ロッキード事件すごい』

『注目の悲劇』

『核戦争』

『1910年の飛行レース』

『エンペラー習近平』


(sunwind2.gif)

『暗殺@GOO』

『テロとの戦い』

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『南京事件』

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『CIAの暗躍』

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とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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魔殿ペンタゴン

2021-11-19 02:29:58 | アメリカ政治・文化

 

魔殿ペンタゴン

 


(penta10.jpg)


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(penta12.jpg)


(sylvie500.jpg)




(sylviex.jpg)

ケイトー。。。 今日はペンタゴン を取り上げて話すのォ〜?


(kato3.gif)

そうです。。。

でも、どういうわけで急にペンタゴンを取り上げるのよ。。。

あのねぇ〜、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たのです。。。そしたらペンタゴンのタカ派高官がケネディ大統領暗殺に関わっているのが見えてきたのですよ。。。

 


(lib21-10-08.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』




JFK:

A President Betrayed



(jfk10.jpg)

 

Narrated by Academy Award winner Morgan Freeman, "JFK: A President Betrayed" uncovers new evidence that reveals how JFK embarked on secret back channel peace efforts with Nikita Khrushchev and Fidel Castro and was determined to get out of Vietnam despite intense opposition inside his own government.




アカデミー賞を受賞したモーガン・フリーマンのナレーションによる「JFK:裏切られた大統領」は、JFKがニキタ・フルシチョフとフィデル・カストロとの秘密のバックチャネルを通して和平努力に着手し、自国政府内(ペンタゴン)での激しい反対にもかかわらずベトナムから米軍を撤退させることを決意したことを明らかにする新しい証拠を見せる。




SOURCE: "IMDb (JFK: A President Betrayed)”




 



ケネディ大統領は 自国政府内(ペンタゴン)での激しい反対にもかかわらずベトナムから米軍を撤退させることを決意したわけぇ〜?



そうです。。。その証拠が上のドキュメンタリーにも出てきますよ。。。

つまり、ペンタゴンのタカ派の高官はケネディ大統領のベトナムからの米軍撤退には強硬に反対したのォ〜?

そうなのですよ。。。ペンタゴンの首脳陣はベトナムへ米軍を大幅に増強してベトナム戦争を一気に終わらせることを狙っていたのですよ。。。

ベトナム戦争の戦略や政策や方針を作成するペンタゴンとしては劣勢になったベトナムの状況を考えて米軍を大幅に増強してベトナム戦争を一気に終わらせるというのは、当然の成り行きでしょう?!

でもねぇ〜、それは表向きの理由付けなのですよ。。。ケネディ大統領は次のクリップでも発言しているようにベトナム戦争を継続することにも反対だから、ベトナムへ米軍を大幅に増強してベトナム戦争を一気に終わらせようなどとは考えてもいない! あくまでも停戦交渉で対処しようと決めたのですよ。。。

 



 



ペンタゴンと軍事産業が結びついて軍産複合体を形成し、大統領でも手のつけようがないほどペンタゴンが強大な権力を持つようななっていることは、アイゼンハワー大統領からもケネディは聞かされている。。。



マジで。。。?

その事はアイゼンハワー大統領が任期を終えて退任する時のテレビの退任演説の中でも、はっきりと軍産複合体が危機感を煽(あお)るほど成長していることをアメリカ市民に伝えているのですよ。。。

 



 



要するに、ペンタゴンが思い通りにベトナム戦争を遂行するにはケネディ大統領は邪魔なわけねぇ〜。。。



そういうことですよ。。。特に、太平洋戦争中に東京大空襲を決行させたことでも有名なルメイ将軍は、ピッグス湾事件ではケネディ大統領から煮え湯(にえゆ)を飲まされた。。。

 


(jfk12.gif)

ケネディ大統領とルメイ将軍

 



ピッグス湾事件

 


(baypigs.jpg)

 

ピッグス湾事件(Bay of Pigs Invasion)は、1961年に在米亡命キューバ人部隊がアメリカ合衆国CIAの支援の下でグアテマラで軍事訓練の後、キューバに侵攻してフィデル・カストロ革命政権の打倒を試みた事件。

ピッグス湾とは反カストロの亡命キューバ人部隊が上陸侵攻した場所の地名を英訳したもので、別にコチノス湾事件とも呼ばれ、キューバをはじめとする中南米諸国においてはプラヤ・ヒロン侵攻事件(Invasión de Playa Girón)或いは日本語訳したヒロン浜侵攻事件と呼ばれる。

またこのピッグス湾事件を第一次キューバ危機として、翌1962年10月の核戦争の寸前までいったキューバ危機を第二次キューバ危機とする呼び方もある。

1959年1月キューバ革命後、2月にフィデル・カストロが革命政権の首相に就任した。
革命直後の新政権は当初アメリカへの敵対の意思は無かったが、カストロの国内政策を社会主義的と断定し対立の意思を示したアメリカは1961年1月に国交を断絶、その間にカストロ政権の転覆計画が密かに進められていた。

そして国交断絶直後にアメリカ大統領に就任したジョン・F・ケネディは、前任のアイゼンハワー大統領時代にCIAを中心に進められていたキューバ侵攻計画を承認して、1961年4月15日にキューバ軍機に偽装した爆撃機がキューバ空軍飛行場を爆撃し、17日から亡命キューバ人の上陸部隊がピッグス湾(コチノス湾)にあるヒロン浜(プラヤ・ヒロン)に上陸侵攻を開始した。

だが、ソビエト連邦の援助を受けたキューバ軍は19日まで上陸地点のヒロン浜に封じ込め、ピッグズ湾に閉じ込められた反カストロ軍『二五〇六部隊』の上陸部隊は19日に投降、114名が戦死し1189名が捕虜となった。

この作戦を主導したアメリカは世界から非難を受け、ケネディ政権はキューバ政策で大きく躓いた。

この事件の直後、キューバ政府は先の革命が社会主義革命であることを宣言し、ソ連への接近を強め、その翌年秘密裡に軍事協定を結び、核ミサイルを持ち込んだ結果1962年10月にキューバ危機が起きることになる。

 

CIAの計画

大統領選挙に当選したばかりのケネディは、就任前にCIAのダレス長官からこの作戦計画の説明を受けた時はことの重要さと大胆さに仰天した

その後レムニッツァー統合参謀本部議長とバーク海軍作戦部長の専門的意見を聞いたがいずれも成功する作戦として問題ないというものであった。

1961年4月4日、キューバでの作戦行動について国務省で最後の会議が開かれた。
大統領の他にラスク国務長官、マクナマラ国防長官、ディロン財務長官、フルブライト上院外交委員長、シュレジンジャー大統領顧問、ダレスCIA長官、カペル副長官、ピッセル担当官、そしてレムニッツァー統合参謀本部議長などの顔ぶれであった。

ダレスCIA長官と作戦担当のリチャード・ピッセルがこの作戦の内容を説明した。

ケネディはあくまでアメリカの介入には慎重であった
当時ベルリンが危機的な状況で、キューバを口実にフルシチョフがベルリン問題で軍事的行動を起こすことを恐れていた。

しかしダレス長官の正規軍を介入させないとする説明で(実際はCIAは反カストロ軍にアメリカ軍の応援を確約していた)、ケネディは作戦の実行を承認したがアメリカの直接の関与が露見しないように、最初の空襲での爆撃機の数を減らし、その際に上陸地点の変更(夜間上陸に適しているという理由で)を命じた。

これは結果として作戦に大きな障害となった。

また上陸地点がピッグス湾に変更になったが、そこにサンゴ礁があることを誰も予期しておらず、また上陸後に苦戦となった場合は反カストログループがいるエスカンプライ山脈に逃げ込む予定であったが、上陸地点がピッグス湾に変更してそれが不可能となったのである。
CIAは作戦失敗のリスクを過小評価していた。

 

責任の所在

ケネディ大統領は記者会見を行い、失敗の全ての責任が計画の実行を命じた自分にあることを認めていた。
しかし、同時にCIAに対しては軍事行動の失敗の責任を追及し、ダレスCIA長官、チャールズ・カベル副長官を更迭した

後任にはジョン・マコーンを就任させた。後の記者会見で「古いことわざにあるように、勝利した者には百人の生みの親が集まるが、敗北した者には一人も集まらない孤児(みなしご)だというのがある。私は政府の責任者であり、これはきわめて明白なことです」と語っている。

その後長い交渉の末、1962年暮れまでに捕虜の大半をカストロは釈放し身柄をアメリカに送った。医薬品と食糧合計5300万ドルがアメリカからキューバ政府に支払われた。

その後ケネディは軍部とCIAを全く信用しなくなった
そして軍事・情報分野の助言者に対しても懐疑的になった。

ケネディと軍部やCIAとの関係は冷え込んでいった
そのことが翌年1962年10月のキューバ危機で、空爆を強く主張する軍部の意見を抑えて、海上封鎖にもっていく高い手腕にケネディの評価が表れている。

 

亡命キューバ人とケネディ暗殺事件

そしてこのキューバ危機の解決策としてフルシチョフに以降キューバに武力侵攻しない約束をしたことが、亡命キューバ人たちを怒らせた。
翌1963年3月になるとケネディは公然と亡命キューバ人の軍事行動にブレーキをかけ始めた。
彼らの部隊を使わせないようにして余計に怒らせた。

1963年11月のケネディ大統領暗殺事件直後、当時の司法長官でケネディ大統領の実弟のロバート・F・ケネディはジョン・マコーンCIA長官を自宅に呼び出して、「CIAが殺したのか」と詰問してマコーン長官が即座に否定した。

ロバートはキューバでの最初の大失敗でCIAにも亡命キューバ人に対してもケネディ兄弟に対する反感が根強いと感じていた。
実際、ピッグス湾事件に参加し捕虜となりその後身柄をアメリカに送られた亡命キューバ人グループは反カストロ感情とともに、「ピッグス湾で最後に裏切った」とされたケネディに対する反感は強いものがあった。

後に亡命キューバ人グループの指導者ハリー・ウィリアムズに向かってロバートは「君のところの誰かがやったんだろう」と声をかけている。




出典: 「ピッグス湾事件」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



このピッグス湾事件の時、東京大空襲を決行させたことでも有名なルメイ将軍は、爆撃機を急増してキューバ空軍飛行場を爆撃し、制空権を握って一気にキューバ革命軍をやっつけようと申し出た。。。



でも、ケネディ大統領に反対されたのォ〜?

そうです。。。結局、ピッグス湾事件はアメリカの失敗に終わったのですよ。。。この後で、ルメイ将軍は徹底的にケネディ大統領を嫌った。。。ムカついて面と向かって大統領に対して、Bad Fix(役たたず!)と言い放った。。。その事が次のクリップに出てきます。。。

 



 



ルメイ将軍が東京大空襲を決行させた当時、ケネディ大統領は海軍中尉だったのですよ。。。だからルメイ将軍にとってケネディ大統領は戦争のやり方を知らないヤクタタズとしか思えなかった。。。この大統領がいる限り、ベトナム戦争も負けると思ったわけですよ。。。



それでルメイ将軍は、大統領暗殺計画に関わったわけですか?

そうです。。。

その証拠でもあるのですか?

残念ながら、ケネディ大統領暗殺計画中のクリップはありません(苦笑)。。。でも、状況証拠ならば事欠きません。。。その一つが次のニュースですよ。。。

 



White House delays release of

JFK assassination files

"to protect against

identifiable harm"



(topsecret.jpg)

 

OCTOBER 23, 2021 / 7:44 AM
(CBS/AFP)

 

The White House said Friday it would delay the release of long-classified documents related to the assassination of former President John F. Kennedy. President Joe Biden wrote in a statement that the remaining files "shall be withheld from full public disclosure" until December 15 next year -- nearly 60 years after Kennedy's assassination in Dallas, Texas in 1963.

In 2017, former president Donald Trump released several thousand secret files on the assassination, but withheld others on national security grounds.

The White House said the national archivist needs more time for a review into that redaction, which was slowed by the pandemic.

Mr. Biden also said the delay was "necessary to protect against identifiable harm to the military defense, intelligence operations, law enforcement, or the conduct of foreign relations" and that this "outweighs the public interest in immediate disclosure."

The assassination of the 46-year-old president was a "profound national tragedy" that "continues to resonate in American history and in the memories of so many Americans who were alive on that terrible day," the statement said.

A 10-month investigation led by then-Supreme Court chief justice Earl Warren concluded that Lee Harvey Oswald, a former Marine who had lived in the Soviet Union, acted alone when he fired on Kennedy's motorcade.

But the Commission's investigation was criticized for being incomplete, with a Congressional committee later concluding that Kennedy was "probably assassinated as a result of a conspiracy."

U.S. law requires that all government records on the assassination be disclosed "to enable the public to become fully informed."

The National Archives has released thousands of documents to the public as part of the President John F. Kennedy Assassination Records Collection Act of 1992, informally known as the JFK Act. The files are accessible online.




ホワイトハウスはJFK暗殺ファイルの公開を遅らせる

「識別可能な危害から保護するため」


(topsecret2.jpg)

 

2021年10月23日/午前7時44分
(CBS / AFP)

 

ホワイトハウスは金曜日、ジョン・F・ケネディ前大統領の暗殺に関連する機密文書の公開を遅らせると述べた。
ジョー・バイデン大統領は声明の中で、残りのファイルは来年(2022年)の12月15日まで「完全な公開を差し控える」と述べた。
1963年にテキサス州ダラスでケネディが暗殺されてから約60年後のことである。

2017年、ドナルド・トランプ前大統領は暗殺に関して数千の秘密ファイルを公開したが、国家安全保障上の理由で他のファイルを差し控えた

ホワイトハウスは、パンデミックによって遅らせられたその編集のレビューのために、国家アーキビストはより多くの時間を必要としていると発表した。

バイデン氏はまた、遅延は「軍事防衛、諜報活動、法執行、または外交の実施に対する特定可能な危害から保護するために必要であり」、これは「即時開示に対する公益を上回る」と述べた。

声明によると、46歳の大統領の暗殺は「深刻な国家的悲劇」であり、「アメリカの歴史と、その悲惨な日に生きていた非常に多くのアメリカ人の記憶に共鳴し続けている」と述べた。

当時の最高裁判所長官アール・ウォーレンが率いる10か月の調査では、ソ連に住んでいた元海兵隊員のリー・ハーヴェイ・オズワルドがただ一人でケネディの車列に発砲したと結論付けた。

しかし、委員会の調査は不完全であると批判され、議会委員会は後にケネディが「おそらく陰謀の結果として暗殺された」と結論付けた

米国の法律は、暗殺に関するすべての政府の記録を「国民が十分な情報を得られるようにするために」開示することを義務付けている。

国立公文書館は、1992年のジョンF.ケネディ大統領暗殺記録収集法(非公式にはJFK法として知られている)の一環として、何千もの文書を一般に公開している。
ファイルはオンラインでアクセスできる。

(デンマン訳)




SOURCE: "CBS NEWS"(2021年10月23日)


 



 



当時のペンタゴンのタカ派高官の一部とCIAの上層部が暗殺に関与していることが明らかなのですよ。。。だから、ファイルの重要な部分は公開できない。。。ケネディ大統領暗殺に政府の一部が絡(から)んでいるとなると、アメリカ国民に衝撃を与えるからねぇ。。。



でも、そう考えるのはケイトーの独断と偏見じゃないのォ〜?

あのねぇ〜、もしですよ、ケネディ暗殺の犯人がロシアのエージェントだとか、カストロのエージェントだとかアメリカ以外の国民の仕業(しわざ)であったら、また、オズワルドが本当に犯人だったら、ファイルはとっくの昔に公開されていたはずなんですよ。。。でも、すべてのファイルが公開されてないのはなぜか? ペンタゴンの高官の一部とCIAの上層部が絡んでいるからですよ。。。それ以外に考えられないでしょう!?

。。。で、重要ファイルの公開を遅らせる理由は。。。?

時間稼ぎですよ。。。アメリカ国民の信頼を裏切るような極秘ファイルを なんとかして抹殺しようとしている黒幕が圧力をかけているのです。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたは、デンマンさんが説明したように、ケネディ暗殺にはペンタゴンの高官の一部とCIAの上層部が絡んでいる、と思いますか?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せよ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわァ〜。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


(sylvie500.jpg)



『アダムとイブは何を食べたの』

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『波乱の人生』

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『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』


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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


(superm3.jpg)

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


(mh370a.jpg)

『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


(jump009.jpg)

『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

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『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


(banana82e.jpg)

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『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

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少年大統領

2021-07-19 01:54:49 | アメリカ政治・文化


 

少年大統領

 


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デンマンさん。。。どこの国に少年大統領が登場したのですか?



いや。。。まだ世界のどの国を見渡しても、どこにも少年大統領は登場していません。。。

それなのに、どういうわけで 少年大統領 を取り上げたのですか?

実は、バンクーバー市立図書館で借りたDVDの映画を観ていたら少年大統領が出てきたのですよ。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



第5話「神童」/The Wunderkind

 


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選挙の名参謀として注目されていたラフ・ハンクスは、現職大統領の再選に失敗し失意の底にあった。

バーでやけ酒を飲んでいると、テレビで少年ユーチューバー、オリバー・フォーリーの話題を取り上げていた。

11歳の彼はなんと「大統領に立候補する」と宣言。

居合わせた客に「あの子の参謀になれ」とそそのかされるが……。

ゲスト:ジョン・チョー、ジェイコブ・トレンブレイ、アリソン・トルマン、ジョン・ラロクエット
脚本:アンドリュー・ゲスト
監督:リチャード・シェパード




出典:「Twilight Zone Seazon 1 第5話」




 



「神童」というのは少年ユーチューバー、オリバー・フォーリー君のことですか?



そうです。。。このエピソードは、2019年にアメリカで放映されたテレビドラマ『トワイライト・ゾーン』(シーズン1)の第5話のエピソードなのですよ。。。

 



トワイライト・ゾーン

(2019年のテレビドラマ)

 


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『トワイライト・ゾーン』(原題: The Twilight Zone)は、2019年から2020年まで配信されていたアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズ。

1959年のテレビシリーズ『トワイライト・ゾーン(ミステリーゾーン)』の3回目のリブート作品である。
1話完結のアンソロジーシリーズで、SF・ホラー・ファンタジーといった要素を持つ奇妙な物語が展開される。

製作総指揮はジョーダン・ピール、サイモン・キンバーグ、グレッグ・ヤイタネスらが務めた。
キャストは各エピソードごとに異なりスターゲストが出演するが、ホスト/ナレーターとしてジョーダン・ピールが全話共通で登場する。

アメリカでは2019年4月1日にCBS All Access(現・Paramount+)から配信が開始され、2020年6月25日にはシーズン2が配信された。
日本では2020年11月23日からスーパー!ドラマTVで放送される[1]。

シーズン1 2019年4月1日 〜 2019年5月30日
シーズン2 2020年6月25日 〜 2020年6月25日

 

シーズン1 (2019)

1 "コメディアン" (The Comedian)
2 "三万フィートの戦慄" (Nightmare at 30,000 Feet)
3 "巻き戻し" (Replay)
4 "旅行者" (A Traveler)
5 "神童" (The Wunderkind)
6 "火星への旅" (Six Degrees of Freedom)
7 "男の中には…" (Not All Men)
8 "起源" (Point of Origin)
9 "ブルー・スコーピオン" (The Blue Scorpion)
10 "影男" (Blurryman)

シーズン2 (2020)

11 "Meet in the Middle”
12 "Downtime"
13 "The Who of You"
14 "Ovation"
15 "Among the Untrodden"
16 "8"
17 "A Human Face"
18 "A Small Town"
19 "Try、Try"
20 "You Might Also Like"

 

関連項目

トワイライト・ゾーン (1959年) - オリジナル作品
トワイライト・ゾーン (1985年) - リメイク第1作
トワイライト・ゾーン (2002年) - リメイク第2作
トワイライトゾーン/超次元の体験 - 1983年の映画




出典: 「トワイライト・ゾーン (2019年のテレビドラマ)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、インターネットやテレビ放送を通して巧みなキャンペーンを繰り広げたので、11歳の少年がアメリカの大統領に選べれてしまったという架空のお話なのですか?



そういうことです。。。明らかに、トランプ大統領のキャンペーンを皮肉っているのですよ。。。トランプも大統領になる前は、テレビでは話題の人物だった。

 



 



この番組は人気番組で、ちょうど少年ユーチューバー、オリバー・フォーリー君がユーチュブで数百万のフォロワーを獲得していたように、トランプもこのテレビ番組によって、数百万のファンを獲得していたのですよ。。。



要するに、ドナルド・トランプもテレビ番組のファンに支えられてアメリカの大統領に当選したということですか?

そういうことですよ。。。つまり、それまでのトランプは政治経験が全く無かった。。。だから、多くの政治評論家が、トランプはまず大統領にはなれないとみていた。。。実際、ほとんどの世界の市民も、日本人も含めて、そう思っていたのですよ。。。明らかにヒラリーおばさんの方が政治経験ではトランプを上回っていた。

ところが、映画の中では、絶対にありえないと思われていたのに、少年ユーチューバー、オリバー・フォーリー君が大統領になってしまった。

つまり、テレビやインターネット上での人気が、選挙では政治経験よりも物を言うというテーマなのですわねぇ〜。。。

そういうことですよ。。。

。。。で、映画の中で気になったことでもあったのですか?

ちょっと次のシーンを見てください。。。

 


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It's just, no one seems to be willing to confront him, you know?

 


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Even his parents seem cowed.

 


(wunder22.jpg)

Well, maybe they are cowed. Or maybe everyone's okay with it.

 


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I mean, sure, he's a little bit bratty, but so are a lot of kids, it's a phase.

 


(wunder24.jpg)

Like your chamomile tea phase, it's gonna pass.

 


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Raff, you of all people knew what you were getting into.

 


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when you decided to run his campaign.

 


(wunder27.jpg)

Try and enjoy this moment instead of worring so much.

 



COW が動詞として使われているのですよ。。。僕は初めて、そういう使い方があるのを知ったのです。。。



でも、なんとなく文脈からその意味が分かるでしょう?

確かに、想像がつきます。。。でも、念のために、ジューンさんに訳して欲しいのですよ。。。

分かりましたわ。。。

 


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It's just, no one seems to be willing to confront him, you know?

あのさァ〜、誰も少年大統領に面と向かってハッキリと物を言う人がいないんだよ。知ってるよね?


 



つまり、少年大統領に嫌われると仕事を失ってしまうので、おべっかは使っても、批判したり叱ったりする人がいないのですわァ〜。。。

 


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Even his parents seem cowed.

少年大統領の両親さえもオドオドしているように見えるんだよ。


 



cow は他動詞として「おどす」、「ビクビクさせる」、「臆病にする」というような意味に使わてるのですわ。。。



つまり、雌牛、乳牛は臆病なので、そういう意味に使われるようになったのですか?

 


(cow02.jpg)

 



そうだと思いますわ。。。

 


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Well, maybe they are cowed. Or maybe everyone's okay with it.

たぶん、他の人達も(両親のように)オドオドしているんだよ。おそらく、誰もがそうだとしても仕方がないと思っているんだよ。(少年大統領に嫌われたら仕事を失うから。。。)


 


(wunder23.jpg)

I mean, sure, he's a little bit bratty, but so are a lot of kids, it's a phase.

確かに、少年大統領は、ちょとばかり言うことを聞かない悪ガキのようなところがある。だけど、多くの子供はそういうものだよ。そういう時期なんだよ。


 



brat というのはデンマンさんも知っている通り、「ガキ」、「悪童」、「手に負えない子供」、「意地悪な子供」、子供を軽蔑して呼ぶときに使われる俗語的な言葉です。。。bratty は、その名詞を形容詞化して使っているわけですわ。。。

 


(wunder24.jpg)

Like your chamomile tea phase, it's gonna pass.

あなた好みのカミツレの花を煎じてお茶にするように、そういう時期を過ごして(大人になって)ゆくものだよ。


 



 



カミツレの花なんて見たこともないですよ。。。もちろん、カミツレ茶をこれまでに飲んだこともない。。。どんな味なのですか?



ハーブティとしてヨーロッパでは昔からよく飲まれていますわ。。。カミツレはキク科の植物で、花を揉むとリンゴに似た独特の匂いがします。。。慣れないとちょっと飲み辛いお茶です。。。もちろん、飲む人の好みにもよりますけれど。。。

 


(wunder25.jpg)

Raff, you of all people knew what you were getting into.

ラフ、あなたも含めて他の人達も、(11際の少年が大統領になったら)どういうことになるか分かっていたわよね。


 


(wunder26.jpg)

when you decided to run his campaign.

あなたが彼の選挙運動をしようと決心した時のことよ。。。


 


(wunder27.jpg)

Try and enjoy this moment instead of worring so much.

あんまり心配しないで、(少年大統領と一緒にホワイトハウスで働く)この瞬間を楽しむようにすべきよ。


 



なるほどォ〜。。。こんなふうに訳すんだ。。。さすがに10年以上日本語を勉強して日本語検定1級を持っているジューンさんはすばらしい。。。



そんなにおだてないでくださいなァ〜。。。



(laugh16.gif)


(june902.jpg)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも日本語検定1級に挑んだことがありますか?

ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白い話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で あたくしにご命令なさるのでござ〜♬〜ますかァ〜?

いけ好かないお方ァ〜。。。!

分かりましたわ。。。

それでは、ローレル&ハーディの面白いドタバタ喜劇を観てくださいまし。。。

 



 



 

どうでした? 笑いが止まりませんでしたかァ〜?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で 更に、あたくしに強要するのでござ~ますわねぇ~。。。

いけ好かないお方ァ〜。。。

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)





 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他に もっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





(roten101.jpg+cleoani.gif)

『海外美女を探して』

『パンツde大晦日』

『Tバック@三賀日』

『とっちゃん坊や』

『また千夜一夜』

『初恋の思い出』

『乳房振動とブラ』

『白木屋お熊』

『肥後ズイキ@セルビア』

『紐パン熟女』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『美尻のビーナス』

『紐パン熟女に惹かれて』

『あの二人が気になって』

『肥後ズイキ@セルビア』

『私は下着女装です』

『ドリアンを探して』

『パリの日本人』

『ペンタゴン式己を疑う』

『薄命な女と映画』

『ラーメン@ベリーズ』

『うるさい夏』

『芭蕉と英語』

『晩香坡物語 生誕150年』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『エレクトラde中国』

『熟女パンツ』

『ラーメン@カイロ』

『スパム@クルーズ』

『えくぼ@ヴィーナス』

『孀婦岩』

『モナリザ描きたい』

『ジューンさんの下着』

『やっぱり熟女下着』

『じゅくじょのぱんてー』

『事実と芸術』


(miro0018.jpg)

『パクられたパンツ』

『タイタニック@スリランカ』

『蜂@泣きっ面』

『外人が知っている美しい日本』

『腰使い 熟女』

『熟女の下着姿』

『腰を使う熟女』

『ブログランキング』

『曇ってきた@英語』

『出会い系より腰を使う熟女』

『ブリスベンの従妹』

『アヒルが行く』

『英語ペラペラ勉強法』

『ブラウザとOS』

『二千二夜物語』

『大晦日のおばさんパンツ』

『下着の人類学』

『万夜一夜@ロンドン』

『ヒトラーとトランプ』


(malata019c.jpg)

『ロマン@マルタ島』

『下着の人類学@大阪』

『ハロー@ロックビル』

『孀婦岩の人気 なぜ』

『マグダラのマリア 娼婦か聖女か?』

『マグダレンの祈り』

『女子大生の多い混浴』

『アンネフランクの言葉』

『ビクトリア朝の慎み』

『銭湯と円タク』

『女装ブログ』

『注目記事』


(sylvie122.jpg)

『風邪が治るまで』

『ひょうたんde徒然』

『アヒルが並んだ』

『なぜ骨なの?』

『にべもない』

『やぶさかでない』

『おかしなパンツ』

『みもふたもない』

『自動翻訳はダメ』

『慫慂』

『ヤンキー』

『及び腰と二の足』

『ジューンさんの従妹』

『ナマズにされた』

『美術解剖学』

『太ったチャンス』

『ジューンさんの下着を探して』

『おおどかさ』

『高級娼婦@パリ』


(fan004.jpg)

『パリの高級娼婦』

『パリのコールガール』

『熟女SEO』

『緑園の天使』

『ジューンさんに魅了され』

『日本のおばさん 生姿』

『仏とアラビアンナイト』

『混浴オフ会ブログ』

『海外美女・海外美少女』

『小さな村の魅力』

『小さな村がなぜ?』

『ローレル&ハーディ』

『こんな仕事があった』



とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)

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ノーパン@CIA

2021-04-08 02:19:03 | アメリカ政治・文化

 

ノーパン@CIA

 



(cia001.jpg+balloons2.gif)


(nopan06.png)




(valent7.gif)




(nopan03.png)




(kiss003.gif)




(sylvie703.png)





(sylviex.jpg)

ケイトー。。。、どうして急にノーパン@CIAを持ち出してきたわけぇ~?


(kato3.gif)

ちょっと次のリストを見てください。。。

 


(liv00208.png)


1.『肥後ズイキが性具に…』

2.『CIAとノーパン』

3.『美尻を探して…』

4.『病院の悪い評判』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の2月1日から8日までの約1週間の人気記事リストなのですよ。。。



2番目に人気があるのが『CIAとノーパン』なのねぇ~。。。 それで、記事のタイトルをノーパン@CIAとしたわけなのォ~?

そうです。。。 いけませんか?

かまわないけれど、ちょっと単細胞的よねぇ~。。。 うふふふふふふ。。。

CIAとノーパンでは、明らかに関係ないような結びつきでしょう! どうやって、この記事にたどり着いたのか? その事が気になったのですよ。。。

つまり、どうやって検索して、記事を見つけたのか? それが知りたくなったというわけねぇ~?

そういうことです。。。 試しに次のようにして検索してみました。

 


(gog00208b.gif)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 



CIA ノーパン を入れて検索したのねぇ~。。。



そうです。。。 すると、検索結果の次の画像が目に飛び込んでくるのですよ!

 


(gog00208b2.gif)

 



つまり、上の画像をクリックすると『CIAとノーパン』が表示されるのォ~?



画像をクリックすると次の画面が出てくるのですよ。。。

 


(gog00208c.gif)


『拡大する』

『実際の画像検索結果』


 



右側に表示された「ノーパンしゃぶしゃぶ」の写真の下のリンク  CIAとノーパン : 徒然ブログ  クリックすると『CIAとノーパン』が表示されます。

 


(gog00208c2.jpg)

『CIAとノーパン』

 



つまり、「ノーパンしゃぶしゃぶ」の写真が目に留まって記事を読んだわけねぇ~。。。



そういうことだろうと思うのですよ。。。

要するに、「ノーパンしゃぶしゃぶ」に興味があったのねぇ~。。。

 


ノーパンしゃぶしゃぶ


(nopan05.png)

ノーパンしゃぶしゃぶとは、エンターテインメント・レストランの一種。
実態はノーパンの女性店員が接客するしゃぶしゃぶ料理店、もしくは風俗店である。

東京・新宿の高級ノーパンしゃぶしゃぶ店が、大蔵省接待汚職事件で大蔵官僚(当時)接待の舞台のひとつとなっていたことが報じられたことから、1998年(平成10年)頃に話題となった。

多くの店では床を鏡張りにして、覗きやすいようにしていたともいい、高い所にアルコール飲料を置き、女性従業員がそれらを取ろうとして立ち上がることで、スカートの中を覗きやすくしていたともいう。
ただし、ストリップのように女性器を積極的に披露することはしない。
また、女性従業員の上半身もスケスケの衣装や、下着をまとわないいわゆる裸にエプロンにしているケースが多いという。


(apron7.jpg)

起源は京都発祥のノーパン喫茶にあるとみられ、他にもノーパン焼肉などがある。

1998年(平成10年)に発覚した「大蔵省接待汚職事件」では、銀行のMOF担とよばれる行員が旧大蔵官僚を接待する際に、東京都新宿区歌舞伎町の高級ノーパンしゃぶしゃぶ店 「ローラン(楼蘭)」を使っていた事が、マスメディアに暴露され話題となった(事件発覚後、その官僚の1人が不可解な自殺をしている)。

なぜ通常の風俗店でなく、こういう店を利用したのかは、飲食費として領収書が落とせる、というのが理由として挙げられている。

現国会議員の岸本周平(元・大蔵省官僚)は、初当選前の2008年に、国家公務員時代に自費ならまだしも、接待で複数回利用して、その後大問題となり、同僚を失い「大きな過ちであった」と反省している旨、自身のブログで記述している。

元顧客のブログ情報によれば、外国からの賓客が「スペシャル・しゃぶしゃぶ」が食べたいと言ってきた場合、それはノーパンしゃぶしゃぶの意味だったといい、日本のエグゼクティブ向け接待文化の一部にさえなっていた。

ローラン(楼蘭)のシステム


(nopan06.jpg)

「大蔵省接待汚職事件」の余波で閉店した「ローラン(楼蘭)」の場合、会員制を敷いていた。
ただし、閉店後に流出した顧客名簿から抽出した当時の主要公職者のリストからみて、本人確認さえできればゴルフ場などと同じくビジターとして利用できたとみられる。

また、当該リストの中に自らの利用経験を明かしていた岸本周平の名前がないこと、大蔵省が処分を行った職員が計112人(管理不行届等を含む)にのぼることから、本省課長級以下のキャリア官僚も多く顧客となっていたと考えられる。

「大蔵省接待汚職事件」の報道から、中央省庁の中で利用したのは大蔵省や日銀の幹部と思われがちだが、主要公職者の顧客リストでは旧厚生省、旧通産省、農水省が多く、次いで旧建設省、旧運輸省、旧郵政省などとなっている。
顧客リストの中には後に宮内庁長官となった官僚の名もみられる。

また、利用当時の所属官庁こそ異なるものの、日本最大の公益財団法人の現会長と現理事長がともに顧客リストに入っている。

接待での利用や著名人の利用が多かった地下3階の個室では、ノーパンで接待する女性の股間をクローズ・アップできるCCDカメラと液晶モニターが完備され、懐中電灯(ペンライト)で照らすオプション・サービスもあった。

ホステスは18~20歳の女性を中心に、元顧客のブログ情報によれば名門大学の女子大生など良家の子女のアルバイトも珍しくなかったといい、これが高額にもかかわらず人気を持続した理由のひとつとなっていたが、応対に来たホステスが自分の娘だったという悲喜劇等も起きたとされる。




出典: 「ノーパンしゃぶしゃぶ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



確かに、写真を見て「ノーパンしゃぶしゃぶ」に興味を持ったのだけれど、そもそもCIA ノーパン を入れて検索したのですよ。。。 だから、当然、CIAとの関係にも関心があったのです。。。



ノーパンしゃぶしゃぶ事件というのは、エロい汚職事件なんでしょう!?

そうです。。。

。。。で、CIAがどこに絡(から)んでいるのォ~?

その説明をする前に、ちょっと次の小文を読んでみてください。

 


官僚と汚職

By 池田勇人


(ikeda001.jpg)

大蔵省の組合の幹部は、みな私の古くからの友人である。
一つ釜の飯を食った連中だから、行政整理なども比較的円満にゆく。
大蔵省に関する限り不平はあまり聴いていない。

しかも熱心に働いてくれることは大したもので、日曜でも予算編成の関係で出勤しろと言えば、文句も言わず、会議に出てくれる。
ありがたいと思っている。

ただ私が遺憾に思うのは、税務管理の汚職問題である。
昔からよくあることだが、税金が高い時代になると汚職が行われる。

自分の生活が苦しいところへ、いろいろな誘惑が来る。
その防止策として内部に監督機関を設けたりしているが、税務管理が急激に増えたために、年の若い官吏が多くなった。

一方ますます誘惑が多くなる。
そこで時々汚職事件が起こるので困っている。

これについては一般の国民が税務官吏に汚職をさせないように自分一人が賄賂を使って税金を安くしてもらおうなどという気持ちを、絶対に起こしてもらいたくないと思う。
もちろん税務官吏を充分に戒め、教養を施すなど、あの手この手で汚職の防止に努める覚悟である。

【昭和27(1952)年2月号】

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




114-115ページ
『「文藝春秋」で読む戦後70年』
【第1巻】終戦から高度成長期まで
編集人: 石橋俊澄
平成27(2015)年7月21日 発行
発行所: 株式会社 文藝春秋


 



この文章を書いたのは当時の大蔵大臣の池田勇人氏なのですよ。。。 この8年後に日本の総理大臣になる人物です。。。 この人が言うように昔からよくあることだが、税金が高い時代になると汚職が行われるのですよ。。。 だから、大蔵官僚の汚職事件は珍しいことではなかった。



でも、いけないことでしょう!?

もちろんですよ。。。 だから、池田大蔵大臣もあの手この手で汚職の防止に努める覚悟であると、言ってるわけです。

。。。で、CIAは、どのように関係してるのォ~?

ちょっと次の記事も読んでみてねぇ~。。。

 


特捜部は米国と深い関係


(tokuso02.jpg)

歴史的に特捜部は米国と深い関係をもっています。
まず1947年、東京地検特捜部が占領下で、GHQのために働く捜査機関として発足します。

敗戦直後は、それまで旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材が、さまざまな形で横流しされ、行方不明になっていました。
1945年10月にはGHQ自身が、東京の三井信託の地下倉庫からダイヤモンドをなんと16万カラットも接収しています。


(diamon9.jpg)

そうした不当に隠された物資を探し出して、GHQの管理下に置くことを目的に設置された「隠匿退蔵物資事件捜査部」が、東京地検特捜部の前身です。
「GHQの管理下に置くことを目的にする」という点に注意してください。
つまり、GHQのために「お宝」を見つけ出す特別の捜査機関。
それが東京地検特捜部の前身だったのです。

 (中略)

過去の東京地検特捜部長のなかで、もっとも興味をひくのは布施健(ふせたけし)でしょう。
彼は戦前、ゾルゲ事件の担当検事として有名でした。
私はこの事件が1941年9月に発覚し、対米戦争の回避を模索していた近衛内閣が崩壊する一因となった裏には、米国の工作があったと考えています。
ゾルゲと親交のあった尾崎秀実は上海でアグネス・スメドレーと親交を結びますが、このスメドレーは1941年に米国国内で、対日戦争の呼びかけを行っていました。

いずれにせよ、G2のウィロビーはゾルゲ事件の報告書をまとめて陸軍省に送っていますから、ウィロビーと布施には密接な関係があります。
さらに布施は、一部の歴史家が米軍の関与を示唆する下山事件(国鉄総裁轢死事件)の主任検事でもあります。

そして田中角栄前首相が逮捕されたロッキード事件のときの検事総長でした。

ゾルゲ事件といい、ロッキード事件といい、いずれも闇の世界での米国の関与がささやかれている事件です。
そのすべてに布施健は関わっています。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




83-85ページ 『戦後史の正体』
著者: 孫崎 享
2012年8月20日 初版第2刷発行
発行所: 株式会社 創元社

『田中角栄と軽井沢』にも掲載
(2016年4月21日)


 



つまり、東京地検特捜部が関わっている事件は 米国と。。。、ひいてはCIAと深い関係がある、とケイトーは思うのォ~?



いや。。。 僕が言い出したわけじゃなくて、そのように考えている人も多いのですよ。。。

でも、それは、単なる個人的な意見でしょう?

あのねぇ~、1992年12月8日、アメリカの政策研究機関であるケイトー研究所は、スタンレー・コバーの「経済スパイとしてのCIA」という論文を発表したのですよ。。。それには次のように書いてある。

 



(gates009.jpg)

CIA長官ロバート・ゲイツは1992年4月13日、デトロイト経済クラブで“ナショナル・セキュウリティ・レビュー (ブッシュ大統領の下で国家安全保障を検討した組織)”は、情報部門の問題として国際経済問題の重要性に焦点を当てた。

新たな要請の約40%が経済問題である。

1992年夏、上院情報委員会は米国企業トップと情報専門家と会合した。

この会合では経済スパイや工作の必要性について熱心に議論された。

ターナー元CIA長官がのべた「1990年代においては経済がインテリジェンスの主要分野になるだろう。 われわれが軍事安全保障のためにスパイするなら、どうして経済安全保障のためにスパイできないのだ」という論は多くの参加者に支持された。




出典: 「経済スパイとしてのCIA」


 



つまり、アメリカは日本を対象にして経済スパイを送り込んだと言うのォ~?



そういうことですよ。

でも、上の論文から、そう断定するのは、ちょっと早合点じゃないのォ~?

状況証拠ならば、まだあるのですよ。。。 次の記事も読んでみてね。

 


元駐日大使アマスコトは90年代半ばに次のようにのべています。


(amascot.jpg)

「政治環境から見て、これまでより規制緩和がしやすくなったのに、現実の前進はまことに微々たるものである。

その理由を求めるのはむずかしくない。

最も巧妙かつ執拗な抵抗は、他ならぬ官僚機構によるものである

 (中略)

このアマスコトの発言は実に興味深いものです。

「政治環境から見て、これまでより規制緩和がしやすくなった」

つまり90年代半ばには政治家レベルでの抵抗は少なくなったということです。

だからあとは抵抗を続けている官僚機構をつぶせば、米国の思うようになると言うのが、アマスコトの考えです。

こうしてアマスコトの考えに応じるかのように、日本国内では官僚たたきが激しくまりました。

1998年に起こった「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」 (略) はその典型でした。

この事件が大きく報道された結果、官僚イコール悪というイメージが国民の間に定着し、省庁再編で大蔵省は分割されてしまったのです。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




326-327ページ 『戦後史の正体』
著者: 孫崎 享
2012年8月20日 初版第2刷発行
発行所: 株式会社 創元社


 



池田勇人・元大蔵大臣も言ってたように 官僚の汚職事件など別に珍しいことではなかったのですよ。



つまり、アメリカはCIA経済スパイを使って 日本の官僚機構を弱体化するために、1998年の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」を利用した、とケイトーは言うのォ~?

いや。。。 僕が言ってるわけじゃなくて、上の記事を読めば、そうとしか考えられないでしょう!?。。。 要するに、戦後の日本では、政治家には、あまりたいした人物は出てこなかった。。。 政治家は選挙区へのサービスに忙しかった。。。 かろうじて通産省や大蔵省などの官僚機構が「シンクタンク」の機能を果たして日本の舵取りをしていたのですよ。。。 それで、日本は経済大国になることができた。

つまり、そのシンクタンクとしての日本の官僚機構を弱体化すれば、日本の国家戦略はダメになると思い、それでアメリカはCIAの経済スパイを使って、東京地検特捜部に働きかけ、大蔵省を分割するように仕組んだと言うわけぇ~?

そういうわけですよ。。。 それには1998年の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」は理想的な事件だったわけです。




(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも、CIAが送り込んだエージェントによって、経済も政治も撹乱されていると思いますかァ~?

ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私に命令するのですか?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


(sylvie500.jpg)



『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


(banana82e.jpg)

『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


(cleopara2.jpg)

『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』


(sunwind2.gif)

『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


(superm3.jpg)

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


(mh370a.jpg)

『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


(jump009.jpg)

『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


(hand.gif)



(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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(himiko92.jpg)

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『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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(rengfire.jpg)


(byebye.gif)
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ヒラリートランプ現象

2021-03-26 01:36:45 | アメリカ政治・文化

 

ヒラリートランプ現象

 


(medusa2.jpg)


(medusatrump.jpg)


(sylvie702.jpg)




(sylviex.jpg)

ケイトー。。。、どうして急にヒラリートランプ現象を持ち出してきたわけぇ~?


(kato3.gif)

実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



(hanmin02.jpg)

 

民主主義のパラドックス

 

ギリシャ人たちはそのことを十分に気付いていた。
だからこそ、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と述べたのでした。

もとをただせば、この事態をうみだすものは、民主主義が前提とする無条件の自由であり、その自由をすべての人に平等に付与するところからくる相対主義だったのです。
人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

そして、人間が、自らの意思ですべてを実現する権利を持つ、と主張した途端、人は「人間の驕り(ヒュブリス)」の仕掛けるわなに落ち込む、というのです。

それでもギリシャ人たちは、まだしも、「神」や「自然(ピュシス)」や「ヒュブリス」をもちだすことで、何とか民主政治の堕落に歯止めをかけようとしました。
しかし、「人間が自らの意思で何でもできる」というプロタゴラス主義の全面的な展開をみた現代社会では、もはや民主政治の堕落を食い止めることは大変に難しくなった。

本当の真理や正義などというものがなければ、弁舌を駆使して真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよいのです。

かくして民主主義は、実に見世物の様相を呈してくる。

「らしく見せかける」競争が政治の行方を左右することになる。 (略)

で、どうするか。
政治家は、大衆を引き付けるパフォーマーとならざるを得ない。
もはや、まともな政治的公約などという物は意味を失い、ただただ大衆の情緒や情念に訴えかけ、それでもって票を獲得するほかないのです。

そのためには自分に「力」があることを誇示する必要がある。
そこで、カネは「力」を担保するものとなる。
どれだけカネを集めるか、カネを使うことができるかは「力」の象徴となる。

かくて、カネを背景にした「力」は「正義」になってゆく。
これが、今日のアメリカ民主主義の実像といったところでしょうが、実は、それはすでにギリシャの民主主義において十分に問題となっていたことなのです。

ですから、トランプ現象を批判することは簡単ですし、これを民主主義の堕落形態ということは簡単です。
しかし本当のことを言えば、これこそ民主主義というものだと割り切らねばなりません。
トランプはただただ「アメリカを強くする」「俺は勝つ」と吠えまくり、ヒラリーは「アメリカをひとつにする」と呪文のように唱えているだけなのです。

まさに「力こそが正義だ」といわんばかりなのです。
外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、大統領候補は、ただただ「私には力がある」とみせるほかない。

これほど、わかりやすく単純なメッセージはありません。
肉も身もすべてそぎ落とし、まさにむき出しの骨だけの民主主義になってしまったのです。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




211-214ページ 『反・民主主議論』
著者: 佐伯啓思
2016年10月30日 第2刷発行
発行所: 株式会社 新潮社




。。。で、上の箇所を読んで、ケイトーは何が気になったわけぇ~?



上の文章を読むと、確かに思い当たることがあるのですよ。。。

例えば。。。?

ヒラリーとトランプの論争は、外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、二人とも、大衆を引き付けるパフォーマーとしてアメリカ国民に「見世物ショー」を見せているようなものだった。。。

 


(trump22.jpg)





 



確かに、見苦しい場面が出てきたわよねぇ~。。。



でも、あの論争はアメリカ国民の多くがパロディとして見て楽しんでもいる。。。 俳優のアレック・ボールドウィンがトランプを演じた上の「サタデーナイト・ライブ」でのショーは、かなりの人気を博した。。。 米国の優れたテレビ番組やその制作関係者に与えられる第69回エミー賞のコメディシリーズ部門で、ボールドウィンは助演男優賞をもらっている。。。

民主主義の堕落と言うわけねぇ~。。。

いや。。。 堕落というよりも、民主主義は必然的にこうなると言うことなんですよ。。。 上の本で著者が言おうとしているのは、そういうことなんですよ。。。

つまり、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と言うわけねぇ~。。。

そういうことです。。。 トランプが自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言ったように、人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

 


プロタゴラス

 


(protago2.jpg)

(紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)

 

プロタゴラス(Protagoras)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。
アテナイにはしばしば滞在した。

トラキア海沿岸の町のアブデラ生まれとされる。
30歳ごろからソフィストとしての活動を開始し、ソフィストの術を、一個の職業として確立したことで知られる。
詭弁派ともいわれる。
シチリアとアテネで初めて報酬を取って教えた。

また紀元前444年または紀元前前441年に、アテナイを中心とし南イタリアに大規模な植民都市トゥリオイ(アテネの植民地)建設の際には、新憲法の制定を委嘱された。
なお、ディオゲネス・ラエルティオスは『哲学者列伝』の中でプロタゴラスを原子論者デモクリトスに学んだと書いているが、実際にはプロタゴラスの方がデモクリトスより30歳程度年上であり、この記述は正確ではない。

 

思想

「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、認識の相対性を主張する相対主義を唱えた人物の一人で、絶対的な知識、道徳、価値の存在を否定した。
人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。

物事が真実「何であるか」ということよりも、「何かのように思われる」ということが重視され、そのため、他人を説得し状況を自己に有利なように展開する方法が正当化されることで、弱論強弁の説得技術としての弁論術の始祖とされる。

こうした主張からソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようになった。

一方で、ルネサンスが人間を尺度とする復興であったことから、尺度の基準は人間であると主張したギリシア哲学・西洋哲学におけるソフィストの存在を軽視してはならないことが分かる。

 






出典: 「プロタゴラス」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、トランプ大統領はプロタゴラスの生まれ変りのような人なのねぇ~。。。 自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言うのは、自分の言う事がすべて正しいとアメリカ国民に説得し、自分に有利なように展開させる弱論強弁の説得技術そのものじゃないの!



そういうことですよ。。。 ヒラリーさんは彼女の本の中で次のように言ってます。。。

 



(hillary09.jpg)

 

政界にいる女性に苦労はつき物だが、わたしにはまったく別のレベルでの批判が浴びせられた。
トランプの大会に集まった群集は、数え切れないほどの回数、わたしの投獄を欲求した。
(略)

Tシャツからマグカップまで、あらゆるものに見られる有名な絵のひとつに、メドゥーサの頭を高く掲げたギリシャ神話のペルセウスのように、トランプがわたしの頭を持っているというものがある。

 


(medusatrump.jpg)

 (154ページ)




党派心というのは強力だが、それがトランプ支持の唯一の動機だったとは言いづらい。
先に述べた通り、変化を求める気持ちも重要だった。

出口調査では、投票者の39パーセントが、変化をもたらす能力が候補者にとって最も重要な資質だと答え、その82パーセントがトランプを指示した。

それとは対照的に、投票者の22パーセントが「適当な経験のあること」が重要だといい、これらは90対7でわたしに入れた。
「正しい判断力」と答えたものは20パーセントで、65対25でわたしを支持した。


そして15パーセントが「自分のことを考えてくれる」候補者を望み、57対34でわたしに入れた。
言い換えれば、変化を求める投票者がトランプ支持の大半だった。

 (452-453ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『何が起きたのか?』
著者: ヒラリー・クリントン 訳者: 高山祥子
2018年7月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 光文社


 



つまり、ヒラリーさんに言わせれば、次のように言いたいわけねぇ~。。。!?

 



(medusatrump2.jpg)

 

大統領が持つべき「適当な経験」も「正しい判断力」も

私が持っているとして支持してくれたアメリカ国民がいるのに、

自分の都合の悪い事実を「フェイクニュース」だと喚いて、

エンターテイナーとして民衆を楽しませた

トランプをアメリカ国民は大統領として選んだのよ!



 



確かに、ヒラリーさんは、そう言いたいのでしょう! ところで、ここに面白い調査結果があるのですよ。。。



どのような調査結果なのォ~?

2016年の大統領選挙でヒラリーさんとトランプさんのどちらが大統領に選ばれるだろうか? それを選挙前に調査した結果が次の通りです。。。

 


(russknew.jpg)

『拡大する』

 



これを見ると日本で調査したら、ヒラリーさんが勝つと答えた人が70%! トランプさんが勝つと答えた人は、わずかに8%!



ケイトーは、どちらが勝つと思ったのォ~?

もちろん、ヒラリーさんが勝つと思ったのですよ。。。 いくら、アメリカ国民が馬鹿になったとはいえ、まさかトランプさんを大統領に選ぶようんな非常識な事はしないだろうと、ほぼ確信していましたよ!

ケイトーの予測は、完全に外れてしまったわけねぇ~。。。

そうです。。。 ロシアの結果を見てください。。。

ヒラリーさんが勝つと思った人が29%! それに対してトランプさんが勝つと思った人が50%もいるのねぇ~。。。

そうなのですよ。。。 プーチンさんが、ネットを使ってトランプさんを応援していたのをロシア国民の多くがそれとなく知っていたのですよ。。。

マジで。。。?

そうとしか考えられないでしょう!?

つまり、本当の真理や正義などというものはない! だから、ネットやメディアを使いまくって、真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよい!とプーチンさんも、トランプさんも考えていたわけねぇ~!?

そういうことになりますよ!

やっぱり、民主主義は可笑しくなってしまったのかしら?

あのねぇ~、元イギリス首相のチャーチルさんが次のように言ったのですよ!

 



(churchill2.jpg)

 

民主主義は最悪の政治といえる。

これまで試みられてきた、民主主義以外の

全ての政治体制を除けばだが……。


 



他の政治体制よりましだと入っているのだけれど、民主主義が日本でもアメリカでもマジで最悪の状態になってますよ。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、民主主義が日本でもアメリカでも最悪の状態になっていると思いますかァ~?

ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私に命令するのですか?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


(sylvie500.jpg)



『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


(banana82e.jpg)

『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


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『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』


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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


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『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


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『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ペンタゴン・ペーパー

2021-01-27 03:07:17 | アメリカ政治・文化


 

ペンタゴン・ペーパー

 


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ケイトー。。。 どういうわけで ペンタゴン・ペーパー を取り上げるわけぇ〜?


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実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて、2013年に観た次のドキュメンタリーを 再び観たのですよ。。。

 


(dman21-01-18.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』


 



あらすじ


(dman10.jpg)

 

1971年、国防総省の主要なベトナム戦争戦略家であるダニエル・エルズバーグは、アメリカが戦争を続けているのは何十年にもわたる嘘に基づいていると結論付けた。
彼は7,000ページの極秘文書をコピーして、ニューヨークタイムズに、次にワシントンポストにもらした。

この大胆な良識に基づく行為は、やがてウォーターゲート事件につながり、ニクソン大統領を辞任においこむことになり、ベトナム戦争の終結に直接つながる。
また報道の自由を拡大する最高裁判所の判決にも影響を与えた。

タイムズが1971年6月に「ペンタゴン・ペーパーズ」の発行を開始した後、国家安全保障補佐官のヘンリー・キッシンジャーは、エルズバーグは「アメリカで最も危険な男であり、絶対に止めなければならない」とスタッフに語った。

エルズバーグとベトナム戦争時代の政策に関わる官僚やジャーナリストのインタビューを通して大統領や国防総省の幹部がアメリカ国民に重大な機密をひた隠しにして嘘をついていたことを暴露する記録映画になっている。

 





 



なるほどォ〜。。。国防総省の主要なベトナム戦争戦略家であるダニエル・エルズバーグは、アメリカが戦争を続けているのは何十年にもわたる嘘に基づいていると結論付けたのねぇ〜。。。



そういうことですよ。。。アメリカ国民にウソをついてまでベトナム戦争を続ける大統領とペンタゴンに対してダニエル・エルズバーグは不信感を持ったわけです。。。

それで、「ペンタゴン・ペーバーズ」と言われる極秘文章をコピーしてベトナム戦争の実態を国民に知らせようとダニエル・エルズバーグはコピーした文書を新聞社にリークしたのね。。。。

そうです。。。

それがバレたら大変なことになるのでしょう!?

そうですよ。。。実際、大変な事になったのです。。。国家安全保障補佐官のヘンリー・キッシンジャーは、「エルズバーグはアメリカで最も危険な男であり、絶対に止めなければならない」とスタッフに語ったわけです。。。ペンタゴンは当然エルズバーグを訴えた。。。検察側の検事によれば、国家機密法を含めて、関連法の全ての罰則を合わせればエルズバーグは懲役167年に服さなければならない、と言ったほどです。

でも、結局、そうにはならなかったのでしょう?

そうです。。。エルズバーグの大胆な良識に基づく行為は、やがてウォーターゲート事件につながり、ニクソン大統領を辞任においこむことになったのですよ。。。1975年のベトナム戦争の終結に直接つながる。。。しかも、この事件は、その後 報道の自由を拡大する最高裁判所の判決にも影響を与えた。

 



 



ケネディー大統領はベトナム戦争を集結しようとしたためにペンタゴンの黒幕のカーチス・ルメイ将軍、CIAの黒幕、軍産複合体の黒幕が結束して暗殺計画を練り実行したのですよ。。。もちろん、これは重大な機密として今でも証拠の資料は機密資料金庫の奥深くに眠っている!



ケイトー、ここで、そのような事を書いたら、ケイトーの首が飛ぶわよ。。。

すでに次の記事で書きましたよ。。。

 


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『ケネディ暗殺の謎』

 



でも、政府や大統領がウソをつくのは 何もアメリカに限ったことではないでしょう!?



そうです。。。かつて、ニクソンと佐藤総理は密約を交わし、非核三原則を掲げながらも、佐藤首相は核の日本への持ち込みを密約で認めていた。。。つまり、日本国民に対して佐藤栄作元首相は嘘をついていたのですよ。。。

 



『政府は嘘をつく』

 



でも外交に密約はつきものじゃないのォ〜?



でもねぇ〜、密約をしたことにより国民を悲劇や不幸のどん底に落とし込むようなことはしてはならないはずですよ。。。政府は国民のためにあるのだから。。。

それはそうよねぇ〜。。。国会は国民の代表が選ばれて政府を監視している。。。政府だって多くの大臣は国会議員で構成されているのだから。。。

その通りですよ。。。

でも、歴史を見れば、密約はなくならないじゃない!

だから、政府の職員の中にダニエル・エルズバーグのような良識を持っている官僚が必要なのですよ。。。

でも、彼のように機密をバラしたら、何もかも犠牲にしなければならないでしょう! 仕事はもちろん、家族にも負担をかけるし、自分で自分の首を絞めることになるじゃない!

だから、そこですよ。。。人間はいつかは死ぬのですよ。。。だから、自分の良心に恥じない行動を取るべきなんですよ。。。

でも、 言うは易し行うは難しよねぇ〜。。。ケイトーがダニエル・エルズバーグのような立場に置かれたら、全てをなげうって機密文書をコピーして新聞社に漏らすことができる?

今の僕ならば、やれますよ。。。人生の半分以上を生きてきたから、後悔しません。。。

素直には信じられないわ。。。

じゃあ、次の記事を読んで僕の言うことを信じてね。。。。

 


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『愛より大切なもの』




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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたがもし防衛省の官僚で、軍事上の危険な機密を見つけたら新聞社に漏らしますか?

ええっ。。。 「そんなヤバい事をするはずがじゃないか! クビにされたくないよ! そんなことより他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


(sylvie500.jpg)



『アダムとイブは何を食べたの』

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『イングナさんを探して』

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『ラーメン@リガ』

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『サイバー戦争』

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『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

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『空飛ぶスパイ』

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『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


(jump009.jpg)

『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

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『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

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『大空に乾杯』

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『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』

『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

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とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ガーフィールド暗殺

2020-11-29 08:35:57 | アメリカ政治・文化


 

ガーフィールド暗殺

 


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ケイトー。。。 どういうわけで ガーフィールド暗殺 というような おぞましいタイトルを付けたわけなのォ〜?


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実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たのですよ。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



ガーフィールド暗殺の背景


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当時は猟官制が幅を利かせており、選挙民に賄賂を握らせたり候補者の宣伝を買って出た者も多かったとされる。その中にチャールズ・ギトーと呼ばれる男がいた。

ギトーは、自分が選挙活動でガーフィールドを応援した見返りを求めていたが、彼は何の役職にも就けず、この一件で大いにガーフィールドを恨んだ。ギトーは精神病歴を持つ弁護士で、神が大統領を殺すことを命じたと思いこんでいた。

 


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「選挙運動をした見返りに役職をくれないなら殺す」という脅迫状を示すギトーの風刺画

 

ガーフィールドは1881年7月2日、大統領就任の4か月後にギトーによって銃撃された。
ワシントンD.C.の鉄道駅で、背後からガーフィールドを44口径リボルバーで撃った。

弾丸はガーフィールドの体内で発見することが出来ず、アレクサンダー・グラハム・ベルは弾丸を見つけようとして、金属探知器を考案した。

しかし探知機は金属のベッドフレームを誤認し見つけることは出来なかった。
ガーフィールドは感染症で病状が悪化し、1881年9月19日にニュージャージー州エルバロンで死去した。

医師が弾丸摘出のために滅菌しない指で患部を探ったり、手を突っ込んだり、針で肝臓を傷つけるなどの荒療治がなかったら死ぬことはなかったとされる。




出典: 「ジェームズ・ガーフィールド」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



暗殺者のギトーとは、いったい どういう人物なのォ〜?



『ウィキペディア』には次のように書いてありますよ。。。

 



チャールズ・ギトー


(guit11.jpg)

 

イリノイ州フリーポートにて、ジェーン・オーガストとルーサー・ウィルソン・ギトーとの間に、6人兄弟の四男として生まれる。

一家はフランス系ユグノーの血を引く名家であった。
1850年家族と共にウィスコンシン州ユーレイオー(現在のグラフトン)へ転居、母が死去する1855年まで同地で過ごす。

青年期に祖父から1000ドルを相続し、ニューヨーク大学を目指してハーレムへ赴くものの、学力不足から受験に失敗。何度かアンアーバー高校フランス語及び代数の補習を受けようとした後、父からの夥しい叱責の手紙を受け断念を余儀無くされる。

1860年6月には、父が既に深く関わっていた、ニューヨーク州オナイダのユートピア的宗教団体 オナイダ・コミュニティに参画。
同教団は複婚の一形態である集団結婚を旨としていたが、5年間にわたって結婚とは無縁の生活を送り、「チャールズ・ギトート」と渾名された。

コミュニティを離れた後、ニュージャージー州ホボケンで「日刊神権政治」という、オナイダ教団関連の新聞を創刊しようとするが失敗。
オナイダに戻るものの再度離れ、教団創設者であるジョン・ハンフリー・ノイズを裁判で訴えた。
困った父は、ノイズを支援する手紙を書き送り、ギトーを無責任かつ気違い扱いしたという。
その後シカゴで弁護士資格を取得した。

次は神学に傾倒。しかし上梓した本と言えば、ノイズの作品を粗丸ごと剽窃した代物に過ぎなかった。
1877年12月には説教を行うため町から町へと渡り歩き、ワシントンD.C.の会衆派教会に落ち着く事となる。

その後政治家を志すようになる。
1880年の大統領選挙で共和党の応援演説を執筆、結局同党からはガーフィールドが候補に選ばれ当選を果たす。

この勝利を自分の手柄と考えたギトーは、パリ駐在フランス大使職を求めてガーフィールドに掛け合う事となる。しかし要求は容れられなかった。




出典: 「チャールズ・J・ギトー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



弁護士資格をとったという努力家に見えるけれど、精神的にちょっとおかしかったのねぇ〜。。。



狂信的なところがあったのです。。。だから「神が大統領を殺すことを命じたと思いこんでいた」のです。。。やはり精神を患っていたと考えるほかないですよ。。。

ガーフィールドが暗殺されなかったら、アメリカは今とは違った歴史を歩んだかしら?

大統領在任期間はたったの4ヶ月だったから、何もすることができないで亡くなってしまったのですよ。。。後任の大統領になったのは、副大統領のチェスター・A・アーサーです。。。この人がガーフィールドの遺志を継いだ形になって、改革を実行した。

 



チェスター・A・アーサー


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彼は古くからの政治上の知己を避け、結局政治の師であったコンクリングと袂を分かった
ガーフィールド大統領の暗殺で、扱いにくい議会は公共からの圧力が高まり、大統領に留意することを強いられた。

アーサーの第一の実績はペンドルトン公務員改革法の議会通過であった。
本法の成立により、アーサーは「行政の父 The Father of Civil Service」と呼ばれるようになり、多くの歴史家から肯定的な評価を得るようになった。

作家のアレクサンダー・マクルーアはアーサーについて「大統領職に就任するにあたって、彼ほど深く、そして広く不信を抱かれていた者はいなかったし、引退した際に...彼以上に、政治上の味方からも敵からも広く尊敬された者もいなかった。」と書き表した。

政治家に関して深くシニカルであったマーク・トウェインは「アーサー大統領の治世よりも良い政治を行うことは本当に困難であろう。」と認めている。

アーサーは、美食家でお洒落な人物で、ルイス・カムフォート・ティファニーらにホワイトハウスの改装をさせ、連夜パーティーを開いた。

ジェームズ・ガーフィールドが暗殺され、アーサーは大統領に昇格した。
彼は汚職と賄賂から利益を得ているとされ、共和党でも守旧派に属していた。

そのため、彼が行政改革の主張者になり、ペンドルトン法の可決を統轄した時、多数が驚いた。
ペンドルトン法は公務員任用・昇進の際に試験を導入し、それに伴い人事を決定するものであった。

現在でこそ普遍的であるが、当時としては非常に画期的な制度であった。

また、議会が企図した中国系移民の排斥を阻止している。
他、関税法、エドモンド法(モルモン教の一夫多妻禁止の法律)の可決に関与している。




出典: 「チェスター・A・アーサー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




アーサーは副大統領になるまでは評判が悪かったのねぇ〜。。。



そうなのです。。。ガーフィールドに認められて副大統領に抜擢されたことでアーサーは改心したようなのですよ。。。なぜなら、それまでは親分のコンクリングの下で働かざるを得なかった。。。この親分が汚職と賄賂から利益を得ている元凶だったのです。。。

要するに、ガーフィールドが志半ばで凶弾に倒れたので、アーサーは彼の遺志をつごうとしたのねぇ〜。。。

そういうことですよ。。。そういうわけで「大統領職に就任するにあたって、彼ほど深く、そして広く不信を抱かれていた者はいなかったし、引退した際に...彼以上に、政治上の味方からも敵からも広く尊敬された者もいなかった」のですよ。。。政治家に関して深くシニカルであったマーク・トウェインでさえ「アーサー大統領の治世よりも良い政治を行うことは本当に困難であろう」と言ったほどだった。。。

人間って、何がきっかけで改心するか分からないものなのねぇ〜。。。

そうです。。。でもねぇ〜、アーサーだったから、暗殺されたガーフィールドの遺志を継いだけれど、もし上院議員のコンクリングが副大統領になっていたら、アメリカは汚職と賄賂が横行して大変な国になっていたはずですよ。。。



(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも遅かれ早かれロシアにクーデターが起こり新しい民主主義的な政権が出現するだろうと思いますか?

ええっ。。。 「そんなことより他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


(sylvie500.jpg)



『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

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『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

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『エロくて、ごめんね』

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『元老のアメリカ』

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『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


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『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

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『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

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『ゴールデンシャワー』

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『量子活動家』

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とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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破廉恥トランプ

2020-11-10 10:18:40 | アメリカ政治・文化


 

破廉恥トランプ

 


(trump804.jpg)


(trump171.png)


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(sylvie500.jpg)




ケイトー。。。 トランプさんが破廉恥なことでもしでかしたのォ〜?


(kato3.gif)

バイデンさんが選挙人の過半数を獲得したにも関わらず負けを認めない。。。 トランプさんは破廉恥でないならば見苦しい限りですよ。。。先日、シルヴィーとも話したけれどトランプさんには人格的な問題があると思うのですよ。。。





あのねぇ〜。。。どうして「隠れトランプ」が居たのか? それはねぇ〜、「トランプに投票する」とは言えなかったのですよ。。。なぜなら、トランプさんには人格的にいろいろな問題があった。。。例えば、ポルノ女優との問題があったけれど、ハッシュマネー(黙らせるためのお金)をその女優に与えることで、沈黙させたのですよ。。。それに、モスクワのホテルに滞在中に、「ゴールデンシャワー事件」という問題を起こしたことがある。。。

 



(gshoqwe8.jpg+gshower9.jpg)

『ゴールデンシャワー』

 



でも、それは根拠のない噂だけで終わったんじゃない?



そうだとしても、人格的に問題があったトランプさんに投票するとは言えない雰囲気がアメリカにはあった。。。だから、本音ではトランプさんに投票する人も、建前では「ヒラリーに投票する」と言っていた人が多かった。。。

じゃあ、どういうわけで多くのアメリカ人がトランプさんに投票したわけなのォ〜?

2016年の選挙ではアメリカ人は、人格的にはヒラリーさんを応援したいと思っていた。。。でも、ラストベルトでは経済政策の失敗で自動車工場などが閉鎖になって失業している人が多かった。。。その人達が「隠れトランプ」になってトランプさんを大統領にする大きな要因になったのですよ。。。だから、アメリカ以外の国々では、日本を含めてトランプさんが当選するとは思っていなかった。。。自分が失業することを考えなくても良かったから、トランプさんの人物だけを見て当選しないだろうと予測したのですよ。。。

要するに、ケイトーはトランプさんは大統領にはもともと人格的にふさわしい人ではない、と言いたいわけぇ〜?

そうですよ。。。僕はトランプさんは人格的には非常識な人だと思っていましたよ。。。「隠れトランプ」のおかげでアメリカ大統領になったけれど、彼が任期中にやったことは、2期目を目指して、彼のオツムの中で有権者が気に入るような事だけしかやらなかった。。。だから、例えば、コロナ対策などは経済を優先して、経済界の人たちにアピールした。。。でも、今度の選挙では、それが裏目に出て、2016年にはトランプさんに票を入れた人も、今回はバイデンさんに票を入れた。。。

でも、トランプさんが人格的に問題があると見るのはケイトーの極めて個人的な意見じゃないの?

そんな事はありませんよ。。。先進国の首脳陣も本音ではトランプさんを笑い者にしていたほどだから。。。

 



 



なるほどォ〜。。。先進国の首脳陣にバカにされているのねぇ〜。。。



そういうことですよ。。。トランプさんに面と向かって批判しないけれど、井戸端会議ではトランプさんは笑いものにされているのですよ。。。大統領になるまで政治経験は一切なかったから。。。言わば、彼らの目に、トランプさんは政治的には素人だと見えるのですよ。。。良くてもエンターテイナーですよ。。。

でも、それは半分はジョークのつもりで 面白がっているだけじゃないのォ〜?

いや。。。なかにはアメリカ駐在の英国大使のようにトランプ大統領をバカ呼ばわりして、トランプさんが激怒したというクリップもあるのです。。。

 



 



バカ呼ばわりしたことがトランプさんに知れたら、あの人の性格だから、それは激怒するでしょうね。。。。



良識のある人ならば、それを反省材料にして少しは よりマシな人間になろうと努(つと)めるのですよ。。。

トランプさんには、そういう反省することが性格的にできない、とケイトーは言うわけぇ〜?

そうです。。。




『トランプ騒動』より
(2020年11月7日)


 



だいたい開票に不正があったとして裁判沙汰にするところなどは、破廉恥でないならば まさに非常識です。。。



でも、トランプさんにも言い分はあるのよ。。。例えば、郵便投票の開票をいつまでにするのか? それは州によってまちまちでトランプさんにすれば、それが不満の種で、訴えるわけよ。。。

でもさァ〜、訴訟に持っていっても、大勢は変わらないのですよ。。。トランプさんは何が何でも勝ちたい。。。なぜならば、大統領から一市民に戻ると、大統領特権が消滅して、女性問題でトランプさんが訴えられたり、債権者から訴えられる。。。

大統領である間は、訴えられないわけねぇ〜。。。

そういうことですよ。。。だから、なりふり構わずに悪あがきをして、なんとか大統領の椅子に座り続けようとしているわけ。。。見るからに破廉恥ですよ。。。

でも、それはケイトーの個人的な見方じゃないのォ〜?

いや。。。海外でもトランプさんの破廉恥行動を調べているネット市民が居るのですよ。。。

その証拠でもあるの?

次のリストを見てください。。。

 


(liv20-11-07.jpg)


『拡大する』

『Golden Shower』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で11月7日の午前0時36分から午前9時52分までのアクセス者の記録です。。。赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。



11月7日の午前6時35分にGOOGLEで検索して『Golden Shower』を読んだネット市民が居たのねぇ〜。。。

そうです。。。実は、ドイツのボーフム市に住んでいるマリア・デッカーさんが読んだのですよ。。。

 


(ip133139.jpg)

 



マリアさんはボーフム市で何をしているの?



ボーフム市にあるルール大学の法学部で弁護士になるために勉強しているのです。。。

 


(bochum3.jpg)


(bochum2.jpg)



 



マリアさんは、どのように検索して記事を見つけたのォ〜?



trump golden shower barclay1720 を入れて画像検索したのですよ。。。

 


(gog20-11-09.gif)


『拡大する』

『現時点での検索結果』

『Golden Shower』


 



なるほどォ〜。。。「コールデンシャワー事件」はドイツでも知ってる人は知っているのねぇ〜。。。



そういうことですよ。。。破廉恥なことをしたトランプさんが大統領にとどまることに、おそらく反対しているのですよ。。。

でも、そういうトランプさんを支持する人もけっこう居るじゃない。。。今回の選挙だってバイデンさんが優勢だけれども、トランプさんの支持者も相当居るわけよ。。。

でも、今回、バイデンさんが優勢なのは、2016年にトランプさんに投票した人が、トランプさんの そういう性格に嫌気がさして、バイデンさんに投票した人が多かったのですよ。。。

つまり、今回の選挙ではバイデンさんが大統領になるとケイトーは確信を持ってるのォ〜?

当然です。。。



(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたもトランプさんは破廉恥だと思いますか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『犬と人間と戦争』

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『あげつらう』

『過ちを犯す』

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『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』

『オセロの失敗』

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『美しい日本語を探して』

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『トランプ騒動』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

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トランプ騒動

2020-11-07 09:46:00 | アメリカ政治・文化


 

トランプ騒動

 


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(sylvie500.jpg)




ケイトー。。。 米大統領選挙の トランプ騒動 を取り上げるのォ〜?


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そうです。。。いけませんか?

現在、バイデンさんが選挙人を253人獲得し、トランプさんは214人。。。でも、二人共過半数の270人を獲得してないから、まだどちらが次期の大統領になるか決まってないわよねぇ〜。。。

そうです。。。だから、トランプさんは負けるのではないかと焦って、訴訟を起こして投票の集計をストップさせ、下院議員の選挙に持ち込んで逆転を狙っているのですよ。。。

 



 



でも、負けそうになったらトランプさんでなくても、誰でも勝てるような戦略を立てるのじゃないのォ〜?



つまり、シルヴィーは、負けそうになったら なりふり構わず、まともな根拠や理由もなく非常識なことでも敢(あ)えてやっていいと言うわけぇ〜?

責任を取る覚悟があれば、いいんじゃないのォ〜?

確かに責任を取る覚悟があれば、法律を破らない限り何をやってもいいかも知れないけれど、なりふり構わず、破廉恥で、常識破りなことをやれば批判され非難されますよ。。。

トランプさんが、なりふり構わず、破廉恥で、常識破りなことをやっている、とケイトーは言うわけぇ〜?

そうですよ。。。そもそもトランプさんは大統領になるような人物ではないのですよ。。。

でも、大統領選挙で正式に選ばれたじゃない。。。

あのねぇ〜、バンク-バーの僕の友人や知り合いの中でトランプさんが2016年に大統領になるだろうと思った人は一人もいなかった。。。アメリカ以外のほとんどの国で、ヒラリーさんがアメリカ史上初の女性大統領になると予想した人が多かった。

じゃあ、どうしてトランプさんが選ばれたわけぇ〜?

シルヴィーはなぜ「隠れトランプ」がいたのか? 考えてみたことある?

トランプさんに大統領になって欲しかったからよ。。。

あのねぇ〜。。。どうして「隠れトランプ」が居たのか? それはねぇ〜、「トランプに投票する」とは言えなかったのですよ。。。なぜなら、トランプさんには人格的にいろいろな問題があった。。。例えば、ポルノ女優との問題があったけれど、ハッシュマネー(黙らせるためのお金)をその女優に与えることで、沈黙させたのですよ。。。それに、モスクワのホテルに滞在中に、「ゴールデンシャワー事件」という問題を起こしたことがある。。。

 



(gshoqwe8.jpg+gshower9.jpg)

『ゴールデンシャワー』

 



でも、それは根拠のない噂だけで終わったんじゃない?



そうだとしても、人格的に問題があったトランプさんに投票するとは言えない雰囲気がアメリカにはあった。。。だから、本音ではトランプさんに投票する人も、建前では「ヒラリーに投票する」と言っていた人が多かった。。。

じゃあ、どういうわけで多くのアメリカ人がトランプさんに投票したわけなのォ〜?

2016年の選挙ではアメリカ人は、人格的にはヒラリーさんを応援したいと思っていた。。。でも、ラストベルトでは経済政策の失敗で自動車工場などが閉鎖になって失業している人が多かった。。。その人達が「隠れトランプ」になってトランプさんを大統領にする大きな要因になったのですよ。。。だから、アメリカ以外の国々では、日本を含めてトランプさんが当選するとは思っていなかった。。。自分が失業することを考えなくても良かったから、トランプさんの人物だけを見て当選しないだろうと予測したのですよ。。。

要するに、ケイトーはトランプさんは大統領にはもともと人格的にふさわしい人ではない、と言いたいわけぇ〜?

そうですよ。。。僕はトランプさんは人格的には非常識な人だと思っていましたよ。。。「隠れトランプ」のおかげでアメリカ大統領になったけれど、彼が任期中にやったことは、2期目を目指して、彼のオツムの中で有権者が気に入るような事だけしかやらなかった。。。だから、例えば、コロナ対策などは経済を優先して、経済界の人たちにアピールした。。。でも、今度の選挙では、それが裏目に出て、2016年にはトランプさんに票を入れた人も、今回はバイデンさんに票を入れた。。。

でも、トランプさんが人格的に問題があると見るのはケイトーの極めて個人的な意見じゃないの?

そんな事はありませんよ。。。先進国の首脳陣も本音ではトランプさんを笑い者にしていたほどだから。。。

 



 



なるほどォ〜。。。先進国の首脳陣にバカにされているのねぇ〜。。。



そういうことですよ。。。トランプさんに面と向かって批判しないけれど、井戸端会議ではトランプさんは笑いものにされているのですよ。。。大統領になるまで政治経験は一切なかったから。。。言わば、彼らの目に、トランプさんは政治的には素人だと見えるのですよ。。。良くてもエンターテイナーですよ。。。

でも、それは半分はジョークのつもりで 面白がっているだけじゃないのォ〜?

いや。。。なかにはアメリカ駐在の英国大使のようにトランプ大統領をバカ呼ばわりして、トランプさんが激怒したというクリップもあるのです。。。

 



 



バカ呼ばわりしたことがトランプさんに知れたら、あの人の性格だから、それは激怒するでしょうね。。。。



良識のある人ならば、それを反省材料にして少しは よりマシな人間になろうと努(つと)めるのですよ。。。

トランプさんには、そういう反省することが性格的にできない、とケイトーは言うわけぇ〜?

そうです。。。ニーチェのおっさんの言うことをトランプさんはマジで考えるべきだったのですよ。。。

 


脱皮して生きてゆく


(nietzsche9b.jpg)

脱皮しない蛇は破滅する。

人間もまったく同じだ。

古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、

やがて内側から腐っていき、

成長することなどできないどころか、

死んでしまう。


(snake3.gif)

常に新しく生きてゆくために、

わたしたちは考えを新陳代謝させていかなくてはならないのだ。

 

『曙光』 ニーチェ




043 『超訳 ニーチェの言葉』
訳者: 白取春彦
2010年3月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン

『脱皮しない蛇』に掲載。
(2014年1月20日)


 



反省しない、つまり、脱皮しようとしないから、敵を作ることになるのですよ。。。次のクリップが示すように。。。評判を落とすだけなのですよ。。。

 



 



でも、そういうトランプさんを支持する人もけっこう居るじゃない。。。今回の選挙だってバイデンさんが優勢だけれども、トランプさんの支持者も相当居るわけよ。。。



でも、今回、バイデンさんが優勢なのは、2016年にトランプさんに投票した人が、トランプさんの そういう性格に嫌気がさして、バイデンさんに投票した人が多かったのですよ。。。

つまり、今回の選挙ではバイデンさんが大統領になるとケイトーは確信を持ってるのォ〜?

当然ですよ。。。僕は、すでにそう思っていましたよ。。。

 





「パンツの座席」というのは僕が日本語訳したもので、もともとの英語の俗語は ジューンさんも知っての通り "Seat of the pants" というのですよ。。。



日本語で言うなら「経験と勘による」、あるいは「計器によらない」という意味ですよねぇ〜。。。

そういうことです。。。そもそも飛行機の操縦の仕方について言う場合に使われたようですよね。。。例えば、a seat-of-the-pants landing (計器を使わずに着陸) ように。。。

 


(planeold3.gif)

 



飛行機の操縦以外でも使えるのでしょう?



もちろんですわ。。。例えば、次のように使われます。。。

 


(trump814.jpg)

Trump's Foreign Policy

by the Seat of his Pants


 



こういうタイトルで本を書いた人が居るのですわァ。。。



マジで。。。? どういう人が書いたのですか?

著者は、元ジャマイカの国連大使、終身国連代表の肩書を持つCurtis A. Ward氏で、長く国連の安全保障問題に携わってきた外交問題の専門家です。。。

。。。で、どういうことを書いたのですか?

トランプさんは政治家経験ゼロで、その意味では政治的な経験不足と能力不足。。。エキスパートのアドバイスも無く、自分の勘と乏しい政治感覚で外交をこなしていると言うのですわ。。。

なるほどォ〜。。。つまり、セスナを計器なしで操縦するように、外交も勘と直感で推し進めていると言うのですねぇ〜。。。

端的に言えば、そういうことなのですわァ〜。。。

つまり、そういうわけでトランプさんのやり方が支離滅裂で、国際基準を損ない、世界秩序の安定に悪い影響を与えると見られているのですねぇ〜。。。

そう考えている人も多いわけですわァ〜。。。

なるほど。。。、なるほど。。。、確かに、世界の首脳の集まりでもトランプ大統領は、そういう事も含めて物笑いの種になっているのですよ。。。

 



 



今回の大統領選挙ではトランプさんは落選するでしょう!



もし、トランプさんが再選されたら?

そうなったら、それはアメリカ国民のオツムが低能化したということですよ。。。





『パンツ@座席』より
(2020年10月25日)





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ですってぇ~。。。

あなたも遅かれ早かれ中国にクーデターが起こり新しい政権、あるいは王朝が出現するだろうと思いますか?

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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

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『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


(superm3.jpg)

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

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『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

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『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

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■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
(bagel702.jpg)

■ "JAGEL - Soft Japanese Bagel"


(linger65.gif)

『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』



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世界で一番悪い国

2020-10-21 09:52:29 | アメリカ政治・文化
 

世界で一番悪い国

 


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『今、新たな戦前』

 


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デンマンさん。。。、世界で一番悪い国ってぇ、どの国ですか?


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オマエは、惚(とぼ)けるのォ~?

いや。。。 別にオイラは惚けてませんよ。。。

オマエは 絶対に惚けてる! 惚けてないとしたら、忘れた振りをしているのだよ!

オイラが知っていながら忘れている振りをしているとデンマンさんは断定するのですか?

そうだよ。。。 なぜなら、オマエは次の記事を書いていた!


1.5 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

    (1770 – 1827)



(beethov2.jpg)

 

ベートーヴェンの<<フィデリオ>>(Op. 72)は、初演の当時から幾多の論議を呼んできた。

 


(fidelio02.jpg)




フィデリオ

 

この作品は、ベートーヴェンの作品群の中でも特に難産に見舞われた作品のひとつであり、成功を収める版が完成するまでに何度も書き直しがなされている。

このオペラはベートーヴェン中期の代表作に挙げられる。
ブイイの原作の英雄主義的な性格や、当時のヨーロッパの知識人層に浸透し始めていた自由主義思想へのベートーヴェン自身の強い共感を背景として、英雄的な中期の作風が存分に反映されている。

ベートーヴェンの声楽曲によくあることだが、このオペラも歌手にとっては必ずしも歌いやすい音楽ではない。
特に、レオノーレとフロレスタンのパートを歌うには高度な技術を要し、そうでなければ要求された緊張感を表現することは到底不可能である。
このため、これらの配役を見事に演じた歌手は賛美の的となる。

囚人達の合唱、政治犯達の自由を謳う合唱、フロレスタンをレオノーレが助けにきた場面、そして救出が成功した場面などは、特筆に価する。
最後は、ソリストや合唱が代わる代わるレオノーレの勝利を讃えて、フィナーレを迎える。

多くの楽曲分野で後世の指標となる業績を残したベートーヴェンとしては完全な成功作とは言えない(ドイツオペラの最初の成果としても「魔笛」や「魔弾の射手」が挙げられることの方が多い)との批判もあるが、いちおう代表作のひとつとして今なお上演回数も多い。

これによって作曲者はモーツァルトとともに、主要音楽分野のほとんどに代表作を残した稀有の存在となった。
ドイツ圏ではバッハ以来、オペラをまったく残していない(または成功作がない)作曲家が多いだけに、貴重な作である。

 

主な登場人物

フロレスタン(囚人) テノール

レオノーレ(フロレスタンの妻) ソプラノ

ロッコ(刑務所員) バス

マルツェリーネ(ロッコの娘) ソプラノ

ヤキーノ(ロッコの補佐官) テノール

ドン・ピツァロ(刑務所長) バリトン

ドン・フェルナンド(大臣) バス




出典: 「フィデリオ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


それがとりもなおさず、この四つの序曲をもつ彼の唯一のオペラが、他ならぬベートーヴェンの作品であるが故であることは、とかく忘れられがちであるのではないであろうか。
その議論の一つに、夫婦愛などをテーマとしたオペラが成功するはずがない、というのがあった。
(草子地:結婚したことのない彼、ベートーヴェンが描く夫婦の理想像?などと半畳を入れるのはやめよう。こんなことは、結婚などをしていないからこそ出来るのであるから)。

しかし、たとえ登場人物が夫婦ではなかったとしても、恋人同士であったとしても、話の筋道は大体つくであろうのに、それを、ことさらに、夫婦とした台本を使用したところに、私は、むしろ、ベートーヴェンの破天荒な意思、意欲を感じるのである。
(草子地:その、彼らしい作品の説得力の力強さだけは、私にとって、私が結婚する前も後も変りがなかった。)

この作品は良い作品ではあるが、それでも、モーツァルトのオペラに較べれば、太陽を前にした星である、ということを誰かが言っていた(草子地:巧く表現したものである)。
それはそうであろう。
舞台は、貴族の館などではなくして、監獄の中での出来事である。

何も、ベートーヴェンの作品に、モーツァルトの音楽を聴こうとすることもなかろう。
そんな風な聴き方は、モーツァルトだって野暮だと言うであろうし。

第三に、これは、この作品に限らないが、ベートーヴェンの声楽の扱い方に対する批判が後をたたないことである。
しかし、思い切って乱暴に言ってしまえば、彼は、彼のやり方で人声を扱ったまでで。
それはそれで完成されたものではなかったか、と私は思うのである。

器楽的で、唱うのに無理がある?
当り前であろう。
苦悩を唱うのには苦しい発声も必要である。

彼が、譲歩に譲歩を重ねて、何度も書き直したのは、その苦悩を聴いて欲しかったからであろう。
繰り返すが、ベートーヴェンは、ベートーヴェンの声楽を書いたのであって、それが器楽的である、ということではあるまい。
それを言うのならば、バッハの声楽曲だって充分に器楽的である。

彼も、モーツァルトも同様な批判を受けたことがあることはあったが、それは途絶えて、ベートーヴェンのそれだけが、今日なお指摘されている。
奇妙なことには、誰も、ベートーヴェンのフーガは、あまりにも和声的だ、などとは言わない。
ベートーヴェンは、ベートーヴェンのフーガ を書いた、ということは受け入れられている。

しかし、このオペラの筋書きには重大な欠陥がある。
もし、フロレスタンがドン・フェルナンドの呼ぶように<私の友よ!>であったのなら、何故、レオノーレは、あれだけの苦労、辛苦、危険を冒す必要があったのか、ということである。
そもそも、直接ドン・フェルナンドを訪れ、事情を説明すれば、それですんだことではなかったか。

それにも拘らず、抑圧からの解放、これは、常に現代的、現在的である。
ただ、その解放がドン・フェルナンドの鶴の一声では成らぬことを知るのには、人類は、未だ、一世紀余りを要した。

さもなくば、この作品中にドン・フェルナンドなどが出て来る幕などは無かったであろう。
これを、また、ベートーヴェンのせいにはすまい。

そもそも、彼といえども、何らの見通しの無い時代には、強固の意志に貫かれた、信仰にも近いような信念なくしては、理想などはもち得ないではないか。
その意味では、共和主義者ベートーヴェン は古典的であった。
現代的であること、現代人であることは、必ずしも幸いなことではない。

今、ソヴィエト社会主義連邦共和国や東欧諸国で起きている事態、あれは何であろうか。
この様にして、この二十世紀最大の実験は無に帰するのであろうか。

それでは、革命に血を流した勇敢なる闘士は浮かばれないであろう。
それこそ、スターリニズムによる犬死に、それで終わるのであろうか。

犬死、と言えば、先の太平洋戦争で散った兵士たちの死もまた、全て犬死であった。
遺族は、それぞれに、戦死者に何らかの意味を見い出したいと思い、それもまた当然すぎる心情ではあろうが、私は、敢えて言いたい、それは犬死であったと。

それである故にこそ、その無意味な悲惨を繰り返してはならない、と。
犬死という認識ではなかったら、その悲惨さは権力によって薄められるのである。

はっきり言おう。遺族団体は、現在、政府に媚びる圧力団体に堕しているではないか。
言うべきことが言える間に、言うべきことは、きちんと言う、それしか出来ない私である。
また、私は共産主義者でもないが、それを強調するまでもあるまい。

それにしても、私の知る限り、ベートーヴェンの失恋の相手は、貴族の令嬢ばかりであった。
奇妙な共和主義者ではあった、と思わざるを得ない。
しかしながら、彼のメッセージは、いまだ有効である。

 



追記(コーダ):

 

仮に、アメリカという国が世界で一番悪い国だったとすると(草子地:仮定文で書かないで理由も言わねば道義に反する。
理由が余りに多すぎるので、煩雑になるが故に、仮定文にしたのである。)

アメリカ人というのは、世界で一番悪い連中である、ということになるであろう。
何故かと言うと、アメリカは、一応は<民主主義の国>(草子地:見られる通り、括弧つきである。)である、ということになっているからである。

 


(htrump09.jpg)

 

故に、政府は悪いけれど、その国の国民は悪くはないなどと、あたかも独裁者のいる国に対するようには言えないであろうからである。
せめて、国民は、政治家を選び、投票する権利はあるけれど、その投票には、何らの道義的な責任もない、と開き直って言うほどには、ずうずうしくはない、と期待したい。

その道義的な責任を果たす手段が見つかり難い、ということだけが、私のみる民主主義の欠陥ではあるが、だからと言って、責任も手段も全く無い、とは言えないであろう。
さもなくば、民主主義とは、全くの衆愚主義である。
問題は、むしろ、その自覚がアメリカ人に無い、ということであろうか。


(1990年12月12日。2006年5月29日改訂。)




赤字はデンマンが強調)

13-14ページ
『間奏曲集―主題なき変奏-作品 2』より

デンマン注: 太田将宏が会費を滞納したようで上のリンク先は削除されてます!




『犬死@太田将宏』より
(2019年2月14日)




確かにオイラは上の記事を書きました。。。 でも。。。、でも。。。、オイラは「アメリカという国が世界で一番悪い国だったとすると……」と、仮定文にしているのですよ!



オマエはCIAのエージェントに暗殺されるのが怖いので仮定文にしたのだろう?

この程度のことを書いても、CIAのエージェントに暗殺されることは ありませんよ!

だったら、はっきりと書けばいいじゃないか! 「アメリカという国は絶対に世界で一番悪い国だ!」と。。。 オマエは「仮定文で書かないで理由も言わねば道義に反する。理由が余りに多すぎるので、煩雑になるが故に、仮定文にしたのである」と、CIAのエージェントに暗殺されないように、グタグタと下らない言い訳を書いているのだよ!

デンマンさんも、くどいですねぇ~。。。 オイラは文字通りに自分の思いを素直に書いたまでです。。。 別に、CIAに暗殺されるなんて思いもしませんでした!

とにかく、オマエの記事は、回りくどく、グダグダ、グダグダと蛇がのたくっているような文章を書くのだよ! ベートーヴェンのことなど、どうでもいいから簡潔に、明瞭に、簡単に「アメリカという国は絶対に世界で一番悪い国だ!」と書けばいいのだよ!

つまり、この事を言うためにオイラを呼び出したのですか?

いや。。。 そればかりじゃないのだよ。。。 実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのだよ。。。



(nishi12.jpg)

 

始めてニューヨークに行ったとき、(略) こぢんまりとしたグローサリーに入った。 (略)

聞き知った曲が流れていた。

カーティス・メイフィールドの『(Don't Worry) If There's a Hell Below, We're All Going to Go』である。

 



 

おばあさんは、曲に合わせて、軽く体を揺らしながら、レジを打った。

痺れた。

彼女の真っ白いお団子頭や、黒い魔女みたいな服や、無愛想な顔で、それでも体を揺らしてしまう感じが、どうしようもなくクールだった。

 (194ページ)




どのジャンルにも当てはまらない、フィラスタインのもの、としかいえない音だ。

初めて『quemalo ya』をクラブで聴いたときの衝撃ったらなかった。

 



 

音だけで、「こういうのがレベル・ミュージックというのだな」と、すぐに分かった。

 

実際彼の音楽には、何らかの重大なメッセージがこめられているらしい(私は馬鹿だから、よく分からないけれど)。

反原発、反アメリカ、反体制。

意味が分からなくても、初めて聴いたときの、すごく攻撃的な気持ちは忘れられない。

 (200ページ)

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『まにまに』
著者: 西加奈子
2015年9月11日 初版発行
発行所: 株式会社 KADOKAWA




つまり、著者の西加奈子さんが聴いた『quemalo ya』をデンマンさんも聴いて、確かに、反原発、反アメリカ、反体制という思いが歌の中に込められているのを実感したのですか?



いや。。。 残念ながら僕には、そういう実感が全く得られなかった。。。

要するに、デンマンさんには、そもそも現代ミュージックに、反原発、反アメリカ、反体制という思いを実感する感性がないのですよ。。。

そういうオマエは、西加奈子さんが聴いた『quemalo ya』を聴いて、反原発、反アメリカ、反体制という思いを歌の中で実感したわけぇ~?

いいえ。。。 オイラも残念ながら、そういう思いを実感できませんでした! うへへへへへへへ。。。

だったら、さも実感したようなことを ぬかすなよう!

でも。。。、でも。。。、オイラは、上の記事でベートーヴェンについて書きながら、アメリカという国が世界で一番悪い国だということを ほぼ実感したのです!

だけど、それはベートーヴェンとは直接関係ないと思うのだよ!

だから、その点でもデンマンさんはクラシックから反原発、反アメリカ、反体制という思いを実感する感性がないのですよ。。。

あのさァ~、オマエはそのように決め付けるけれど、僕にもクラシックから、反原発、反アメリカ、反体制という思いを実感する感性があるのだよ。。。

分かりました。。。 デンマンさんが、反原発、反アメリカ、反体制という思いを実感したというクラシックの曲は何ですか?

良くぞ訊いてくれた。。。 オマエ、『地獄の黙示録』という映画を観たことがある?

あります。。。

 


(valky05.jpg)

 



この映画の中でヘリコプター部隊がベトコンの村を襲撃するときに、隊長がワーグナーの《ワルキューレの騎行(Ride of the Valkyries)》を襲撃の伴奏にテープデッキにかけさせる。。。

 


(valky01.jpg)


(valky02.jpg)

 



確かに、そういう場面がありました! デンマンさんは、その襲撃の場面を観ながら、この曲を聴いて反アメリカという思いを実感したのですか?



その通りだよ! オマエも、もう一度聴いてごらんよ!

 


(valky03.jpg)


(valky04.jpg)



 



僕はこの場面とそれに続く映画を最後まで見て、アメリカ軍はマジで地獄を世界に広めようとしている印象を持ったのだよ!



(laugh16.gif)


【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、『地獄の黙示録』という映画を観ましたか?

 


(valky06.jpg)



 

ええっ。。。 「そんな事はどうでもいいから、もっと面白い話をしろ!」

あなたは、世界に地獄が広まってもいいのですか?

分かりましたわァ。。。

では、話題を変えます。

たいていデンマンさんは 太田さんに対して かなり辛らつな批判をしています。

太田さんにしてみれば、コケにされたと思えるので、

次のサイトで抗議録を公開したのですわァ。。。


(kogiroku9.png)

『実際の抗議録』

デンマン注:しかし太田将宏が上の抗議録を掲載したサイトは消滅してしまいました!

 

デンマンさんも上の抗議録を読んで ムキになって反論しています。

『嘘を書く日記』

 

太田さんは、これに対しては反論ができないのか、それ以降 無言で通しています。

でも、そのうち 忘れた頃にまたコメントを書き込むかもしれません。。。

あなたは、どう思いますか?

とにかく、ネットには “めちゃキモい”人たちがウヨウヨしています。

太田将宏さんは、まだ良い方ですわ。

中には、まるで得意になって、愚かな事をして遊んでいる オツムの足りない人たちがたくさん居ます。

また、見かけは普通のブログでも、悪徳スパマーが手を変え品を変えて 悪徳サイトへ誘い込もうとしています。

スパムコメントで褒められると、ついついその気になって、

相手のブログへ飛んでゆき、お返しに、あるいはお礼にと思って

読者に登録してしまったりするものですわァ。

どうか スパマーの思う壺にはまらないでくださいね。

悪徳スパマーは悪徳サイトへ誘おうと

てぐすね引いて待っているのですから。。。

悪徳サイトを利用して、

メールアドレスで登録したりすると、

あなたのメールアドレスは第3者や第4者に売られてしまう危険性があります。

あなたは、そのようなスパム・コメントや 成りすましスパマーには

騙されないと思い込んでいるでしょう?

でもねぇ~、もしかすると騙されているかもよ。。。

とにかく気をつけてくださいね。

次回も、さらに面白い話題が続きます。

あなたも、どうか、また記事を読みに戻ってきてください。

では。。。


(hand.gif)


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ヒラリートランプ現象(PART 1)

2020-02-06 03:55:14 | アメリカ政治・文化
 

ヒラリートランプ現象(PART 1)

 


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ケイトー。。。、どうして急にヒラリートランプ現象を持ち出してきたわけぇ~?


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実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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民主主義のパラドックス

 

ギリシャ人たちはそのことを十分に気付いていた。
だからこそ、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と述べたのでした。

もとをただせば、この事態をうみだすものは、民主主義が前提とする無条件の自由であり、その自由をすべての人に平等に付与するところからくる相対主義だったのです。
人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

そして、人間が、自らの意思ですべてを実現する権利を持つ、と主張した途端、人は「人間の驕り(ヒュブリス)」の仕掛けるわなに落ち込む、というのです。

それでもギリシャ人たちは、まだしも、「神」や「自然(ピュシス)」や「ヒュブリス」をもちだすことで、何とか民主政治の堕落に歯止めをかけようとしました。
しかし、「人間が自らの意思で何でもできる」というプロタゴラス主義の全面的な展開をみた現代社会では、もはや民主政治の堕落を食い止めることは大変に難しくなった。

本当の真理や正義などというものがなければ、弁舌を駆使して真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよいのです。

かくして民主主義は、実に見世物の様相を呈してくる。

「らしく見せかける」競争が政治の行方を左右することになる。 (略)

で、どうするか。
政治家は、大衆を引き付けるパフォーマーとならざるを得ない。
もはや、まともな政治的公約などという物は意味を失い、ただただ大衆の情緒や情念に訴えかけ、それでもって票を獲得するほかないのです。

そのためには自分に「力」があることを誇示する必要がある。
そこで、カネは「力」を担保するものとなる。
どれだけカネを集めるか、カネを使うことができるかは「力」の象徴となる。

かくて、カネを背景にした「力」は「正義」になってゆく。
これが、今日のアメリカ民主主義の実像といったところでしょうが、実は、それはすでにギリシャの民主主義において十分に問題となっていたことなのです。

ですから、トランプ現象を批判することは簡単ですし、これを民主主義の堕落形態ということは簡単です。
しかし本当のことを言えば、これこそ民主主義というものだと割り切らねばなりません。
トランプはただただ「アメリカを強くする」「俺は勝つ」と吠えまくり、ヒラリーは「アメリカをひとつにする」と呪文のように唱えているだけなのです。

まさに「力こそが正義だ」といわんばかりなのです。
外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、大統領候補は、ただただ「私には力がある」とみせるほかない。

これほど、わかりやすく単純なメッセージはありません。
肉も身もすべてそぎ落とし、まさにむき出しの骨だけの民主主義になってしまったのです。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




211-214ページ 『反・民主主議論』
著者: 佐伯啓思
2016年10月30日 第2刷発行
発行所: 株式会社 新潮社




。。。で、上の箇所を読んで、ケイトーは何が気になったわけぇ~?



上の文章を読むと、確かに思い当たることがあるのですよ。。。

例えば。。。?

ヒラリーとトランプの論争は、外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、二人とも、大衆を引き付けるパフォーマーとしてアメリカ国民に「見世物ショー」を見せているようなものだった。。。

 


(trump22.jpg)





 



確かに、見苦しい場面が出てきたわよねぇ~。。。



でも、あの論争はアメリカ国民の多くがパロディとして見て楽しんでもいる。。。 俳優のアレック・ボールドウィンがトランプを演じた上の「サタデーナイト・ライブ」でのショーは、かなりの人気を博した。。。 米国の優れたテレビ番組やその制作関係者に与えられる第69回エミー賞のコメディシリーズ部門で、ボールドウィンは助演男優賞をもらっている。。。

民主主義の堕落と言うわけねぇ~。。。

いや。。。 堕落というよりも、民主主義は必然的にこうなると言うことなんですよ。。。 上の本で著者が言おうとしているのは、そういうことなんですよ。。。

つまり、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と言うわけねぇ~。。。

そういうことです。。。 トランプが自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言ったように、人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

 


プロタゴラス

 


(protago2.jpg)

(紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)

 

プロタゴラス(Protagoras)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。
アテナイにはしばしば滞在した。

トラキア海沿岸の町のアブデラ生まれとされる。
30歳ごろからソフィストとしての活動を開始し、ソフィストの術を、一個の職業として確立したことで知られる。
詭弁派ともいわれる。
シチリアとアテネで初めて報酬を取って教えた。

また紀元前444年または紀元前前441年に、アテナイを中心とし南イタリアに大規模な植民都市トゥリオイ(アテネの植民地)建設の際には、新憲法の制定を委嘱された。
なお、ディオゲネス・ラエルティオスは『哲学者列伝』の中でプロタゴラスを原子論者デモクリトスに学んだと書いているが、実際にはプロタゴラスの方がデモクリトスより30歳程度年上であり、この記述は正確ではない。

 

思想

「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、認識の相対性を主張する相対主義を唱えた人物の一人で、絶対的な知識、道徳、価値の存在を否定した。
人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。

物事が真実「何であるか」ということよりも、「何かのように思われる」ということが重視され、そのため、他人を説得し状況を自己に有利なように展開する方法が正当化されることで、弱論強弁の説得技術としての弁論術の始祖とされる。

こうした主張からソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようになった。

一方で、ルネサンスが人間を尺度とする復興であったことから、尺度の基準は人間であると主張したギリシア哲学・西洋哲学におけるソフィストの存在を軽視してはならないことが分かる。

 






出典: 「プロタゴラス」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、トランプ大統領はプロタゴラスの生まれ変りのような人なのねぇ~。。。 自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言うのは、自分の言う事がすべて正しいとアメリカ国民に説得し、自分に有利なように展開させる弱論強弁の説得技術そのものじゃないの!



そういうことですよ。。。 ヒラリーさんは彼女の本の中で次のように言ってます。。。

 



(hillary09.jpg)

 

政界にいる女性に苦労はつき物だが、わたしにはまったく別のレベルでの批判が浴びせられた。
トランプの大会に集まった群集は、数え切れないほどの回数、わたしの投獄を欲求した。
(略)

Tシャツからマグカップまで、あらゆるものに見られる有名な絵のひとつに、メドゥーサの頭を高く掲げたギリシャ神話のペルセウスのように、トランプがわたしの頭を持っているというものがある。

 


(medusatrump.jpg)

 (154ページ)




党派心というのは強力だが、それがトランプ支持の唯一の動機だったとは言いづらい。
先に述べた通り、変化を求める気持ちも重要だった。

出口調査では、投票者の39パーセントが、変化をもたらす能力が候補者にとって最も重要な資質だと答え、その82パーセントがトランプを指示した。

それとは対照的に、投票者の22パーセントが「適当な経験のあること」が重要だといい、これらは90対7でわたしに入れた。
「正しい判断力」と答えたものは20パーセントで、65対25でわたしを支持した。


そして15パーセントが「自分のことを考えてくれる」候補者を望み、57対34でわたしに入れた。
言い換えれば、変化を求める投票者がトランプ支持の大半だった。

 (452-453ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『何が起きたのか?』
著者: ヒラリー・クリントン 訳者: 高山祥子
2018年7月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 光文社


 



つまり、ヒラリーさんに言わせれば、次のように言いたいわけねぇ~。。。!?

 



(medusatrump2.jpg)

 

大統領が持つべき「適当な経験」も「正しい判断力」も

私が持っているとして支持してくれたアメリカ国民がいるのに、

自分の都合の悪い事実を「フェイクニュース」だと喚いて、

エンターテイナーとして民衆を楽しませた

トランプをアメリカ国民は大統領として選んだのよ!



 



確かに、ヒラリーさんは、そう言いたいのでしょう! ところで、ここに面白い調査結果があるのですよ。。。



どのような調査結果なのォ~?

2016年の大統領選挙でヒラリーさんとトランプさんのどちらが大統領に選ばれるだろうか? それを選挙前に調査した結果が次の通りです。。。

 


(russknew.jpg)

『拡大する』

 



これを見ると日本で調査したら、ヒラリーさんが勝つと答えた人が70%! トランプさんが勝つと答えた人は、わずかに8%!



ケイトーは、どちらが勝つと思ったのォ~?

もちろん、ヒラリーさんが勝つと思ったのですよ。。。 いくら、アメリカ国民が馬鹿になったとはいえ、まさかトランプさんを大統領に選ぶようんな非常識な事はしないだろうと、ほぼ確信していましたよ!

ケイトーの予測は、完全に外れてしまったわけねぇ~。。。

そうです。。。 ロシアの結果を見てください。。。

ヒラリーさんが勝つと思った人が29%! それに対してトランプさんが勝つと思った人が50%もいるのねぇ~。。。

そうなのですよ。。。 プーチンさんが、ネットを使ってトランプさんを応援していたのをロシア国民の多くがそれとなく知っていたのですよ。。。

マジで。。。?

そうとしか考えられないでしょう!?

つまり、本当の真理や正義などというものはない! だから、ネットやメディアを使いまくって、真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよい!とプーチンさんも、トランプさんも考えていたわけねぇ~!?

そういうことになりますよ!

やっぱり、民主主義は可笑しくなってしまったのかしら?

あのねぇ~、元イギリス首相のチャーチルさんが次のように言ったのですよ!

 



(churchill2.jpg)

 

民主主義は最悪の政治といえる。

これまで試みられてきた、民主主義以外の

全ての政治体制を除けばだが……。


 



他の政治体制よりましだと入っているのだけれど、民主主義が日本でもアメリカでもマジで最悪の状態になってますよ。。。



(laugh16.gif)

 (すぐ下のページへ続く)







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