杜の都に桜咲く (PART 1 OF 3)
[793]RE:夢とロマンの女神、万歳!
Name: さゆり
Date: 2008/12/10 15:46
Pacific Standard Time
(バンクーバー時間:2008年12月9日 午後10時46分)
小さい頃 小学生時代は ケンカは負けが多く くやしかった。
菊ちゃんなんて 大人になっても くやしい事 多かったかも。
高校生 になると ガがつよくなり ケンカをして
負けても くやしい などと 顔にも 出さない。
冷たい冷淡な子 に成ろう と思っていた。
そんな 高校時代を経て
今 大人。 子供や大切な人に 愛情をそそげる自分になった。
『ほっかほっかパンツ (2008年12月20日)』より
小百合さんは、小学生時代、そして高校生時代から3児の母になる過程で、自分を変えていったのでござ~♪~ますわね?
そうですよう。おそらく、30代、40代になって過去を振り返れば、誰もが、程度の差こそあれ同じような経緯をするはずですよう。
つまり、劣等感を克服すると言うことでござ~♪~ますか?
そうですよう。卑弥子さんだって経験があるでしょう?
そうでござ~♪~ますわ。
■ 『杜の都と女の学園 (2009年3月18日)』
おととい(3月18日)の記事の中でも申し上げましたけれど、あたくしなんて、小学校から大学まで。。。もう、ずう~っと、女ばかりでござ~♪~ましたでしょう。。。
マジで。。。?
ウソなどつきませんわア。屁のツッパリにもなりませんものォ~。。。うしししし。。。んで、デンマンさんに初めてお目にかかった時、うまく話す事ができなかったのでござ~♪~ますわ。。。
男性恐怖症ですか?
違いますわよう。あたくし、充分に男性に興味がリましたわよう。
つまり、照れてしまって思うように話ができなかったのですねぇ~?
違いますわア。。。照れてるんじゃなくてぇ~、口を開くとよだれが出ちゃうのですわよう。。。うしししし。。。
冗談でしょう?
いいえ。。。マジですわア。。。でも。。。、でも。。。、あたくしは、デンマンさんの前で妙にかたくなっちゃって。。。もう、とっても、意識してしまったものですわア~~。
そうだったかなあああぁ~。。。?卑弥子さんは、かな~り、男性の付き合いに慣れているように見えたのだけれどなあああぁ~
そのような事はござ~♪~ませんでしたわ。あたくしはデンマンさんの前では常に男を意識して。。。もう、大変でござ~♪~ましたわア。
しかし。。。しかし。。。あの箱根の時には、卑弥子さんは、かたくなっているどころではありませんでしたよう。かな~り柔らかでモチモチしていましたよう。
そうでござ~♪~ましたかしら。。。うふふふふ。。。
思い出してくださいよう。
ヨガの秘法 - 「鶴の舞」
この「鶴の舞」はスートラ・ヨガの秘法なのでござ~♪~ますわ。
古代インドのヨガ呼吸法の奥義や、宇宙エネルギーとの合一の秘法から編み出された型なのですわ。
呼吸を整えながら10分間、上のように静止した姿勢で居ることは、奥義の域に到達した者でない限りできないものなのでござ~♪~ます。
あたくしは10年間修行を積んで、やっとこの秘法を会得(えとく)したのでござ~♪~ますわ。
しかも、この「鶴の舞」を殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうと、言い伝えがある秘伝の奥義なのですわぁ。
『ルート66のフライと小百合さん』より
(2007年11月28日)
卑弥子さんが言うように僕の前で本当に緊張していたのならば、「鶴の舞」を見せる事ができなかったはずですよう。
だから、あたくしは清水(きよみず)の舞台から飛び降りるつもりで。。。決死の覚悟をしてデンマンさんに、あたくしのむき出しの姿をお目にかけたのでござ~♪~ますわア。
でもねぇ~、小学校から大学まで共学で過ごしてきた女性でも、卑弥子さんのように一糸もまとわずに「鶴の舞」を見せる人なんて居ませんよう。
そうでしょうか?
あのねぇ~、女の学園だけで過ごすと、その辺の感覚が麻痺してしまうのではないか?つまり、共学という環境の中で過ごすと、男子の前で裸になる事は常識としてできないのですよう。
つまり、女の学園で育つと、男の前で裸になる事は、はしたないことだと言う常識が欠落してしまうとデンマンさんはおっしゃるのでござ~♪~ますか?
いや、欠落すると言うよりも、必要以上に男を意識しすぎてしまうのではないか?
どう言う事でござ~♪~ますか?
次の「女子校育ちの女たち」を読んでみてくださいよう。
なんかにおう
「女子校育ちの女たち」
2008年1月3日
「女子校育ちのにおい」というのがあります。
いえね、私も小学校から高校まで、かれこれ12年間女子校に通っていましたから、同じ種族の者どもを見分ける目は確かなんです。
女社会で生きていくのは大変です。
嫌われ者にならないために、浮いちゃったりしないために、女の子たちが身につけた鎧(よろい)みたいなもんがあるんだな。
それが同じ女子校育ち同士、透けて見えることがあるのです。
たとえば…
● 女の子のランクを一瞬で見分ける
鋭い「目」を持っている
「はじめまして~」とお互いペコリと挨拶するとき、女子校女はすでにその1秒で、女性を観察しつくします。
自分より年上か年下か、セレブなのかアンセレブなのか、ぶっちゃけ女なのか鉄仮面女なのか。
もろもろの証拠を集めて瞬時に「敵か味方か」を判断することができるのです。
その目の確かさはけっこうなもんだと思います。
● 女の子の本音に
敏感な「鼻」を持っている
「え~、それかわいいっ」
「今日のA子超キレイ」
「やさしそうな彼だねえ」など、女の子は綿菓子のように甘い言葉で社交します。
が、女の巣窟、あけすけトークの連続技にまみれて生きてきた女子校女は、その言葉の真実度がピピッとわかっちゃうのです。
うわ~、かなり上辺だけで言ってるよねえ。
うわ~、かなり上から目線だよねえ……。
衝撃的な本音を受け止めつつ、私ら女子校育ちも負けじと、綿菓子にチョコレートを盛りつけたような甘い言葉で女友だちと仲よくしております。
● では男に対してはどうなのか?
ようやく女の牢獄から抜け出した19歳の春。
予備校に通いはじめた私は、男性とうまく話せませんでした。
照れてるんじゃなくて、口開くとよだれが出ちゃうから。
男性に対しては、2パターンあるようで、
不自然にサバサバっとして「私男みたいってよくいわれるのぉ」というタイプになるか、
妙にかたくなになり、男の人におごってもらうと翌日プチプレゼントを渡さないと気がすまなかったり、
いつまでたっても男の人を「さん付け」でしか呼べないような不器用タイプになるかです。
どちらも意識しすぎですな。
青春時代、男の子が日常風景にいなかった結果でしょう。
女子校育ちというと、意味なく「お嬢さんね」などと言われますが、いえいえとんでもない。
みんなかなりシタタカで、不器用なところを抱えています。
ま、そういうところがかわいらしさでもあるんですけどね。
最近では、同じ女子校育ちを見つけると、なんとなく親愛のまなざしを注いでしまうのです。
(霊屋たま/studio woofoo)
『20代働く女子の実態』より
シタタカになれるというのは、考えてみれば不器用の裏返しですよう。
どういう事でござ~♪~ますか?
共学の環境にあるならば、“男の嫌らしさ”のようなものを常日頃から見せつけられる機会が多い。だから、男の前で一糸まとわぬ裸になるなんてまず考えられない。そういう発想が馬鹿らしくてオツムに湧いてこない。
どうしてでござ~♪~ますか?
だってねぇ、共学ならば、男がポルノ映画の話だとか、男性週刊誌のエロい話題などを面白がって話している。休み時間などに、そういうヤラシい話が、否応なく耳に入ってくる。それで、男って、それほど女の裸に興味があるのかしら?あたしは絶対にそういうヤ~らしい男に自分の裸など見せないわ。死んでもいやよう!。。。事実、こういう過剰な反応を示す女性が僕の回りにも居たのですよう。
それは、デンマンさんがヤ~らしかったからでござ~♪~ますわア。
いづれにしても、共学ならば女生徒は、そういうヤ~らしい男を常日頃から目にしている。それで、ヤ~らしい男の興味の対象にならないためにも裸にならない事は常識としてオツムに叩き込まれているのですよう。
女の学園育ちでも、ヤ~らしい男の存在には気づいていますわよう。男との接触が完全に断ち切られているわけではないのでござ~♪~ますから。。。
もちろんですよう。でもねぇ、共学の環境から比べれば、日中にヤ~らしい男のエロ話に晒される事や、好奇な目に晒される事は極めて少ない。ある意味では、男のヤ~らしさに触れずに育つ“女の学園純粋培養育ち”のような女子学生に成長する可能性だってある。
その具体例があたくしや奈緒子さんだとおっしゃるのでござ~♪~ますか?
そうですよう。おそらく共学環境に育っていたら、男の目の前で全裸になって「鶴の舞」を見せるなんて発想が卑弥子さんのオツムに湧いてきませんよう。
なぜ。。。?
なぜならば、男のヤ~らしさの方が先にオツムに思い浮かぶからですよう。。。ところが卑弥子さんは、そうじゃなかった。
あたくしは、どうだったのでござ~♪~ますか?
まず、オツムに浮かんだのは、男のヤ~らしさではなかった。「鶴の舞」を殿方にご覧に入れれば、その方の心を引き寄せてしまうという、言い伝えが先だったのですよう。男のヤらしさはその後だった。だから、裸になる事は二の次だった。卑弥子さんにとって、清水の舞台から飛び降りる決心ができるかどうか?それだけが問題だった。卑弥子さんは飛び降りる決心ができた。そうですよね?
そうでござ~♪~ますわ。。。んで、共学の女子の場合は、男のヤ~らしさの方が先に来るのでござ~♪~ますか?
そうですよう。だから、裸になって「鶴の舞」を男の目の前で見せるなんて発想が端(はな)から湧いてこないのですよう。つまり、問題外なのですよう。もう考えるだけで馬鹿馬鹿しい。
あたくしは清水の舞台から飛び降りる決断ができた時に、裸になる事など屁とも思わなかったとデンマンさんはおっしゃるのでござ~♪~ますか?
その通りですよう。だから僕は、ずいぶんとシタタカな女が居るものだと、度肝を抜かれてドン引いてしまったのですよう。
つまり、あたくしが素っ裸のまま「鶴の舞」を見せるシタタカさに、デンマンさんは辟易(へきえき)してしまったのでござ~♪~ますか?
そうですよう。僕は卑弥子さんが小学校から大学まで女の中だけで過ごしたなんてぇ~、全く知らなかった。
でも、あたくしだって、デンマンさんの目の前で裸になる事は恥ずかしかったのでござ~♪~ますわ。男の目の前でムヤミヤタラに裸になってはならない事ぐらい、あたくしだって常識として知っていましたわ。あたくしの身の回りにも男は居ましたから。。。
もちろん、居たでしょう!卑弥子さんは女子刑務所に入っていた訳じゃないのだから。。。卑弥子さんだって一般論として男のヤ~らしさを知らないわけじゃない。だから、手鏡を隠してまで僕のヤ~らしさを調べようなんて、小細工を施(ほどこ)したのですよ。んも~~。
分かりましたわ。。。んで、奈緒子さんの場合には。。。?
奈緒子さんは中学生の時に意地の悪い男にイジメられたので、高校は男が居ない女子高を選んだのですよう。そう言う訳で、性に目覚めた男子生徒のヤ~らしさを日中見ないで高校時代を過ごしたのですよう。
それで。。。?
だから、卑弥子さんと同じように、自分に自信をつける事の方が先に来た。男のヤ~らしさは後だった。恵子さんに先を越される前に、魅力的な体型だと認めて褒めてくれた僕のためにモデルになる。それは、奈緒子さんにとって自分の存在感を恵子さんよりも大きく僕に訴えるためだった。また、そうする事が奈緒子さんの自信につながる事でもあった。それまでの奈緒子さんは常に恵子さんの陰に隠れていた存在だった。常に恵子さんに守られていたからですよう。それではダメだと思って自分を変えなければ。。。そう思って奈緒子さんは決断したのですよう。だから、裸になる事は恥ずかしかっただろうけれど、自分に自信を持つ。。。恵子さんよりも大きな存在感を訴える事ができならば、裸になる恥ずかしさはそれほど大きな問題とは思えなかったのですう。
そうでござ~♪~ましょうか?
もちろん、そのときの僕には、そういう奈緒子さんの心理までは理解できなかったけれど。。。
それで奈緒子さんはデンマンさんの目の前でホットパンツを脱いだのでござ~♪~ますか?
そうなのですよう。その度胸の良さというか。。。思い切りの良さというか。。。高校3年生にしてはシタタカな女だなぁ~と思って、やっぱり卑弥子さんの時のように度肝を抜かれましたよう。
。。。んで、ドン引いたのでござ~♪~ますか?
どうして、僕がドン引かねばならないのですか?
だってぇ~、あたくしの時にはデンマンさんはドン引いたのでござ~♪~ますわ。
あのねぇ~。。。目的が全く違うのですよう。
何ですの。。。その目的って。。。?
だから、奈緒子さんの場合には自分に自信をつけるために、恵子さんの先を越してモデルになる。。。そうする事で奈緒子さんは自分に自信を持とうとしたのですよう。
あたくしだって、自分に自信を持とうと。。。
確かに、卑弥子さんも自信を持とうとしていたのかもしれません。でも、手段が全く違いますよう。
あたくしの手段がいけなかったのでござ~♪~ますか?
いけなかったのですよう。自信を持つのはいい事だけれど、卑弥子さんの場合には青春の残り火を燃やし尽くそうとするように死ぬか生きるかの凄(すさ)まじいまでの気迫が込められていたのですよう。んも~~ 僕が迂闊に卑弥子さんの誘いに乗ったならば、カマキリのメスじゃないけれど、卑弥子さんは愛し合いながら、僕を喰い殺してししまいそうな意気込みが見て取れたのですよう。僕は、もうドン引くしか仕方が無いと思ったのですよう。
あたくしがデンマンさんを喰い殺すはずがないじゃありませんか!
だから、恐ろしいまでの気迫が感じられたのですよう。
。。。んで、奈緒子さんの場合には。。。?
あのねぇ~、奈緒子さんがホットパンツを脱ぐ様子には。。。何と言うかぁ~。。。言葉には言い尽くせないような「ものの哀れ」と言うかぁ~。。。これから大人の女へと脱皮しようとする女の美しさ。。。羞恥心に打ち勝って初めて男の目の前に自分のすべてを晒そうとする「けなげさ」。。。そういうものが感じ取れてぇ。。。僕は。。。あのォ~。。。言いようの知れない感動に打ち震えたものですよう。
あらっ。。。打ち震えてしまったのでござ~♪~ますか?。。。デンマンさんが女性のヌードを見て震えてしまうなんて考えられませんわ。
あのねぇ~。。。今の僕ではないのですよう。性に目覚める頃の純情な気持ちを僕はまだ、いくらか持っていたのですよう。
信じられませんわ。
小百合さんが冒頭の手記の中で菊ちゃんの事を書いていたけれど、その菊ちゃんは僕のお嫁さんになりたかったのですよう。
(すぐ下のページへ続く)