皇帝ペンギン
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デンマンさんは、皇帝ペンギンが好きなのですか?
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好きです。。。もしペットとして飼えるのであれば ぜひペットにしたいですよ。。。でも、無理でしょう。。。南極大陸のような寒いところでないと死んでしまうと思うのですよ。。。
南極大陸以外には住んでないのですか?
そうらしい。。。動物園にいるぐらいでしょう。。。
皇帝ペンギン
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コウテイペンギン (Aptenodytes forsteri) は、鳥綱ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類。
別名は、エンペラーペンギンである。
分布
主に南極大陸沿岸部に付随した棚氷の上で繁殖するが、衛星写真から南極大陸内陸部にも繁殖地があるという報告もある。
ニュージーランドやサウスジョージア島、ハード島に迷行した例もある。
形態
全長115 - 130センチメートル。体長は100-130cm、体重は20-45kgに達する。
現生のペンギン目内では最大種。頭部とフリッパーの外側の羽色は黒。上胸は黄色。
腹部やフリッパーの内側は白色。側頭部の耳の周辺は橙色。
下嘴に黄色やピンク色の筋模様が入る。後肢にはピンク色の斑紋が入る個体もいる。
下のくちばしの根もとには嘴鞘(ししょう)という部分があり、ここも黄色をしている。
外見はオウサマペンギンに似るが、オウサマペンギンは体長95cmほどと小型で、頭部から胸にかけての黄色部分が橙色を帯びること、くちばしやフリッパーが長くて頭身が小さいことなどから区別する。
また、生息域や繁殖地も異なる。
生態
最大水深564メートルまで潜水した記録がある。
一方で水深の浅い大陸棚の周辺に好んで生息し、水深185メートル以上潜水するのは約5%にすぎない。
通常は2分半から4分潜水し、深い場所に潜る際は12分潜水することもある。
最長潜水時間は22分だが、水深の浅い場所での記録であり、氷の割れ目を探すのに手間取ったためと考えられている。
寒さから身を守るため、輪状になって体を寄せ合う群れ(ハドル)を形成する。
ハドルの中は絶えず移動しており、外側にいる個体が内側へ移動していく。
マイナス10℃で体が触れ合わない緩いハドルを形成し、マイナス22℃になると互いに体を寄せ合うハドルを形成するという報告例もある。
氷山などで風を防ぐが、次第にハドルを形成すると風上に対して背を向けるように移動する。
ペアは繁殖期ごとに解消し、前年と同じ相手とペアを形成することはほぼない。
冬季に氷上で繁殖し、巣は作らない。巣を形成しないため縄張りがなく、そのため縄張り争いを行わない。
5月上旬に、1個の卵を産む。卵や雛は後肢の上に乗せ、腹部にある皮膚のたるみ(抱卵嚢)で覆う。
産卵したメスは、オスに卵を託し採食のために海へ向かう。
オスのみが抱卵し、抱卵期間は64.4日。メスが戻る前に卵が孵化すると、オスは食道からの分泌物(ペンギンミルク)を雛に与える。
メスは65 - 78日を採食に費やし、この間に抱卵・育雛を行うオスは110 - 120日も絶食に耐える。
メスが戻ると雛を託してオスも採食のために海に向かい、以後は雛がある程度成長するまでは交代で育雛を行う。
雛は孵化してから40 - 50日で、雛だけで構成させる群れ(クレイシ)に合流する。
クレイシに合流した雛は鳴き声をあげて、海から戻ってきた親鳥に食物をねだる。
雛は孵化してから約150日で、産まれた集団繁殖地から離れる。
繁殖行動
オスはブリザード(地吹雪)が吹き荒れてマイナス60℃になる極寒の冬の氷原上で身を寄せ合い、抱卵を続ける。
卵は約65日で孵化するが、抱卵中のオスは雪を食べるしかない絶食状態に置かれるため、エネルギー消費量を抑えるため睡眠に近い状態で過ごすものの、孵化する頃にはオスの体重は40%以上も減少してしまう。
繁殖地へ移動した頃から数えると約120日間も絶食していることになる。
8月頃にはヒナが生まれるが、メスがまだ戻ってきていない場合には、オスは食道から分泌した白色の乳状の物質(ペンギンミルクと呼ばれることがある)を餌としてヒナに与える。
メスが海から戻ってくると、ヒナの給餌はメスが行うため、オスはやっと海に出て行けることになるが、遠い海までの道のりで力尽き死んでしまうオスもいる。
オスだけが抱卵するのはコウテイペンギン特有であり、他のペンギンはオスとメスが交代で抱卵する。
海へ行ってきたメスはヒナのための食物(オキアミなど)を胃に貯蔵しており、食物を吐き出してヒナに餌として与える。
ヒナは最初羽毛も生えていないが、やがてヒゲペンギンを小さくしたような黒と灰色の綿毛が生える。
海へ行ったオスは、やはり同様に食物を胃に貯蔵して、数週間後に繁殖地へ戻ってくる。
以後、オスとメスが交代でヒナの番と餌運びを行う。
ただ、戻ってきてもヒナがなくなっていたりしていると、メスは他のヒナを奪って育てようとする。
ヒナの成長につれ、摂取する餌の量が増えていくと、オスとメスが両方とも海に出るようになる。
この頃、ヒナばかりが集まって「クレイシ」(フランス語でクレーシュCreche、保育所の意味)という集団を作る。
クレイシは子育てを行っていない若鳥などに守られながら徐々に海岸へと移動する。
ヒナが充分に成長する頃にはクレイシも海岸に到達し、南極も夏を迎える。
ヒナが成鳥の羽に換羽するのと同時期に、成鳥も冬羽から夏羽に換羽する。
なお換羽の間は海に入らず、絶食することとなる。
換羽の終わった群れは餌の豊富な夏の南極海へ旅立つ。
人間との関係
大型であること・生息環境が安定していること・人間の影響がないことから、生息数は安定している。
一方で温暖化により、生息地である棚氷の減少が懸念されている。
海水面の変化により2100年までに多くの繁殖地が影響を受け、壊滅する繁殖地もあるという説もある。
2009年に人工衛星からの調査では46コロニー、238,000ペア、595,000羽の個体数が確認された。
日本では1954年に初めて恩賜上野動物園で飼育され、1960年に寄贈され1977年まで飼育されていた個体が死亡するまで継続飼育されていた。
飼育下での長期生存例として、1964 - 1992年まで長崎水族館で飼育されていた「フジ」による28年5か月という記録がある。
フジが死亡したことで日本では一時飼育個体がいなくなったが、1997年に南紀白浜アドベンチャーワールドで20羽の雛の飼育が開始された。
長寿記録
飼育下における最高齢記録は日本の長崎水族館で飼育されていた「フジ」の28年5ヶ月(1964年3月29日~1992年8月28日、野生由来のため実年齢は不明)である。
「フジ」は長崎水族館の顔として長年に渡って親しまれ、死後は剥製となって現在は長崎ペンギン水族館で大切に保存されている。
出典:「コウテイペンギン」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
でも、どういうわけで皇帝ペンギンを取り上げたのですか?
実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次のドキュメンタリーを観たのですよ。。。
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DYNASTIES
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Dynasties(王朝) は、チンパンジー、皇帝ペンギン、ライオン、トラ、アフリカ ワイルド ドッグの5 種の存続が危ぶまれる動物、または絶滅危惧種に関する2018 年のイギリスの自然ドキュメンタリー・シリーズ。
このDVDに収録された番組は、BBC 自然番組制作部によって制作された。
ナレーターはデイヴィッド・アッテンボローが務める。
音楽はベンジー・メリソンによって作曲された。
このシリーズは5種の動物の5つエピソードとボーナスとして舞台裏を紹介するエピソードからなっている。
エピソード2の皇帝ペンギンの物語は、アトカ湾とノイマイヤー ステーション IIIに戻ってきた皇帝ペンギンの生活とサバイバルの話となっている。
秋に戻って繁殖し、オスは群がって 4 か月間食事をせずに卵を守り、メスは餌を求めて海に向かう。
メスが餌を取って戻る頃には、父親が温めていた卵から新生児が孵化している。
しかし、メスが戻るのが遅いと、雛は餓死してしまう。
死んだヒナの母親は、他のカップルの赤ちゃんを盗もうとする。
一方、母親が餌を胃袋に詰めてもどてくると、父親は力を回復するために海へと向かう。
生まれたばかりの赤ちゃんは、立って身を寄せ合って寒さから身を守ることを学ばなければならない。
やがて雛が独り立ちすると両親は海に向かう。
独り立ちした雛は大人になる前に脱皮する。
(デンマン訳)
出典:「Dynasties 2018 TV series」
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このドキュメンタリーを観て何か感じるものがあったのですかァ~?
ありましたよ。。。まず、どういうわけで冬には零下60度にもなる南極大陸を安住の地として選んだのか? もっと暖かいアルゼンチンの方に移住すればよいではないかァ!?。。。皇帝ペンギンには、そういう考えが浮かばないのだろうか? とにかく、冬は太陽が全く出ないのですよ。。。それに、ブリザードが凄(すさ)まじい。。。
こういうひどい環境の中で暮らすのだから、雛(ヒナ)が死んでしまうことも多い。。。そうなると、当然、両親は悲しまねばならない。。。
特に母親は一人っ子を亡くしてしまうのだから、悲しみに沈む。。。
卵は一つしか産まないのですか?
そうです。。。ひとつだけです。。。母親は、悲しみに沈んでばかりは居られない。。。母親の育児本能は自分の子供が死んでも諦めきれない。。。他人の子供を盗んでまで子供を育てたいという本能が母親を突き動かして他人の子供を盗んでしまう。。。
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こうして他人の子を自分の子供として育てるのだけれど、おそらく、子供を盗んで育てた母親が「死ぬか?生きるか?」の状況に追い込まれると、自分の子供と他人の子供の違いが母親の行動に表れるのですよ。。。
どういうことですか?
あのねぇ~、ブリザード(地吹雪)に襲われると、風速が100キロから150キロにもなる。。。すると、風に煽(あお)られて雪の谷間に落ちてしまうことがある。。。母親は雛を両足の間で温めている。。。だから、谷から出ることが難しい。。。谷から出られないと、餌を取りに行くことができないので母子とも餓死してしまう。。。だから、雛を捨てて、自分だけ谷から這い上がって生きようとする母親が出てくる。。。
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おそらく、この母親は子供を盗んで育てたのではないか? だから、死ぬか生きるかの状況に追い込まれると子供を捨てて自分だけ生きようとしたのではないか? もちろん、その子が他人の子供なのかどうか? ドキュメンタリーの制作者は知る由(よし)もない。。。これは、僕の直感でそう思ったのですよ。。。しかし、雛を捨てずに自力で谷から這い上がって親子とも助かった事が記録されている。
この親子を見ると野生の動物とは言え、本能かも知れないけれど、子供を守りながら必死に生きようとするこの母親を見てホッとしますよ。。。
子供を捨てて自分だけ助かった母親は、もしかしてその捨てた子供は自分が産んだ子供だったかもしれませんわねぇ~。。。
その可能性はありますよ。。。この事実を人間の母親に置き換えてみると、考え深いものがありますよ。。。
人間の世界では、我儘な母親や父親のために死んでしまう子供が居ますわァ~。。。
マジで。。。?
パチンコがしたくて、子供を車の中に置き去りにして、パチンコに熱中して子供を熱射病で死なせてしまった父親が居ましたわァ~。。。
日本にも無責任は母親が居たのですよ。。。
皇帝ペンギンの母親がヒナと共に困難を乗り越えて必死で雪原の谷間から這い上がろうとする姿を見ていると、人間の世界の見にくい事件について改めて考えさせられますよねぇ!。。
そうです。。。母親が自分を犠牲にしてでも子供を助けるというのは言わば動物本能なんだろうけれど、皇帝ペンギンだって、子供を捨てて自分だけ助かろうとする母親がいるのですよ。。。
そうですわねぇ~。。。
結局、人間も含めて、その個体の生い立ちや、考え方、生活環境がその本能行動を薄めてしまうことがあるのですよ。。。文明が発達すると、パチンコを含めて いろいろな誘惑が多くなるから、人間の場合には特に本能行動が薄められてしまうのですよ。。。たぶん。。。
そうならないようにしたいものですわねぇ~。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あたなたも、本来 人間が持っている本能的な子供を必死で守るという行為が、たとえば、パチンコなどの誘惑のために、子供を顧(かえり)みなくなるようになってしまうと思いますか?
ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」
あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわァ。。。
ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!
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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?
わかりましたわァ。。。
では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。
日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。
次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。
■天武天皇と天智天皇は
同腹の兄弟ではなかった。
■天智天皇は暗殺された
■定慧出生の秘密
■藤原鎌足と長男・定慧
■渡来人とアイヌ人の連合王国
■なぜ、蝦夷という名前なの?
■平和を愛したアイヌ人
■藤原鎌足と六韜
■古事記より古い書物が
どうして残っていないの?
■今、日本に住んでいる人は
日本人でないの?
■マキアベリもビックリ、
藤原氏のバイブルとは?
ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。
興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。
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■『コッペパン』
■『くだらない話』
■『大蛇が破裂』
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■『女と反戦』
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■『村上春樹を読む』
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■『露出狂と反戦』
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■『検疫の語源』
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とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。
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