獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

選挙立候補に必要な書類は、2つだけ。

2023-04-11 20:59:36 | 全盲視覚障害者と選挙
戸籍謄本 全部事項証明書

今日は、朝から、選挙管理員会事務局へ。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。外出するときには白杖に鈴をつけている。今朝も、選管の部屋にちかづくと、その私の白杖の鈴の音色に導かれて、選管の職員が出口まででてきてくれて、私をおでむかえ。ありがたいね。

市役所の中で、一番、丁寧で、気を遣う職場っていうのは、議会事務局と、選管かな?特に選管の職員は、とても腰が低い、こちらが気後れするぐらい。

今日は2回目の選管訪問の私。立候補届の届け出書類一式の事前審査。

書類をそろえる前は、どんだけ、たくさんの書類がいるのかとおもっていた私。でも、いざ、必要書類をつくったり、あつめたりすると、そんなに多くないね。ポスターやビラや自動車借り上げの費用を、公費請求、公費補助をうける場合は、契約書などいろいろ必要書類が必要で、業者におねがいしないといけない書類がたくさん。

でも、お金をかけない選挙がポリシーの私。そういった公費請求、公費補助を受けるほどの費用はつかわない。なので、公費請求の書類は必米内。

となると、ほんとに必要な書類は、添付書類は、戸籍謄本と、供託金の通知書だけ。これさえあれば、選挙に立候補できるね。

私の戸籍謄本、全部事項証明書を、チェックする選管職員。

うん?これは、ちょっとだめかもしれません。
そんなはずはないですと私。
職員によると、私の名雨ではなく、私の新でしまっている父親の名前がありますとのこと。

いやいや、私は、独身で結婚していないので、まだ親の戸籍の中にはいっているんです、なので、父親の名前がかいてあるんですと私。

それでようやく、職員も納得してくれて、事なきをえる。あやうく、再度戸籍謄本を取り寄せ、また同じものを取り寄せることになるところだった。
やっぱり、こちらも意見はいわないといけないね。選管職員だから、なんでも知っているということではないのよね。聞くところによると、選管職員は、いろいろな担当にわかれていて、基本的に、その担当業務のことにくわしく、それ以外については、その担当者に聞くよう。

さて、今日で、一応、立候補届書類はそろったね。あとは、選挙ビラの見本をあわせて提出すればよいみたい。よかったよかった。

PS
久々に、早朝、駅前、啓発活動をしたら、おもったより肌寒く、のどがすこしガラガラになった気温15度でも、日陰だと、まだダウンあったほうがいいね。これから気を付けよう。
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全盲視覚障害者でもボランティアさんの力をかりれば選挙ビラをつくれた。

2023-04-10 23:12:17 | 全盲視覚障害者と選挙
4000枚

最近、宮本佳林のぶろぐ、よくでてくるのが犬の散歩と、だれかたと食事をしたという内容のブログ。元Juice=Juiceのアイドルで、現在は、歌手の宮本佳林。24歳。

佳林は、どうやら4月はあまり仕事、ライブがないよう。4月16日日曜日、静岡県のつま恋でのアイドエルフェスに出演するぐらい。なので、ひまそうな佳林。毎週末、ライブがしたいと佳林。

そこで気づく、佳林は、私だ。

3月で仕事をやめて、4月からは毎日が日曜日な私。特に、だれから、これをやれということはなく、自分でやりたいこと、やるべきことをきめて、その日を過ごす。この私の生活って、まるで、芸能人、アイドル、歌手の日常ににているのね。

私も、特にすることがないと、佳林の犬の散歩みたいに、近所をぶらぶらして、こどもにみつけてもらって、あっ、目の見えない人おる!!と言われるのを、心待ちにして散歩する。でも、最近は学校がはじまったようで、こどもではなく、おばあちゃんによく声をかけてもらう。そっちいったら、あぶないわよ、自転車とまってるわよと、いって声をかけてもらう。
25年間ぐらいずっと昼間は、どこかに閉じ込められて?職場で仕事をしていた私。平日の昼間の世界ってこんなんだなと思う。町をあるいているのは、ほとんどがおばあさん、そして、おじいさん、子育てのママと小さな子供。ほんと、この世界には、若い男性っていうのがいないのよね。びっくり。

その、おばあさんとかおじいさんとか、どうやって時間をすごしているんだろうな?疑問。

そういう私は、今日は、昼過ぎから、ボランティアさんが家にきてくれて、選挙日らの作成。A4、両面、コート神、4色フルカラー。

視覚障害者とボランティアさんの二人で、8時間ほどかけて、家のパソコンで、ビラ作成。パソコンとワードとPDFがあれば、なんとか、素人でもビラってつくれるもんだね。

そして、すぐに、インターネットで、ネット印刷注文。プリントパックというネット通販印刷会社。今日の夜入稿したら、なんと、あさって12日の午前中には届くという。すごいね。値段は11180円税込み。送料込み。4000枚。これは当日コースの値段、5営業日コースだとやすくて8400円。選挙もちかづいてきたことだし、急がないといけない私。なので当日コース11180円。

昔は、選挙に立候補するとなると、印刷会社に何か月も前にビラやポスターを発注したり、いろいろな備品もそろえなくてはいけなかったけど、今は、ほんと便利な世の中。ネットで印刷もできるし、選挙グッズもアマゾンですぐに帰る。昔にくらべたら、障碍者でも、選挙に立候補するハードルはさがったね。いい時代になたね。
とはいえ、ビラをつくったとしても、そのビラをだれがくばるのか問題。だと配れない。そんなときのために、ガイドヘルパーさんがいるのだけども、ガイドヘルパーさんにビラ配りをしてもらったらだめとのこと。せんっきょ管理委員会の言い分。
いやいや、ガイドヘルパーさんにしてもらうのは、その街頭演説会場まで手引きしてもらって、そこで、ガイドヘルパーさんの任を解いて、そこからは無償ボランティアさんとしてビラくばりをしてもらうんですけど、これでもだめですか?と選管にきいてみる。
だめですとのこと。
よくわからない理屈。人的属性がどうたらこうたら、判例をもちだしてきての言い分。判例は、お金をはらうことができる選挙労務者に、、決められた業務以外の仕事をやらせることは、労務者制度の趣旨をないがしろにする、脱法行為、その場合は、労務者が途中からボランティアになることはできない。ボランティアといっても、労務者の時のお金をもらっているからだめ。これが人的属性理論。
この理論を、ガイドヘルパーとボランティアについてもあてはめている。

これはおかしい解釈。視覚障害者にとって、ガイドヘルパーというものがどういう存在かまったく理解していない選挙管理委員会。ガイドヘルパーは、視覚障害者の目であり、足であるので、ガイドヘルパーさんは視覚障害者そのもの。つまり、一心同体。二人でひとり。視覚障害者とは別にガイドヘルパーという存在は観念できない。

つまり、これは、私が昔よくあらそった事案とよく似ている、バイキングをたべにいって、食べるのは私だけ、ガイドヘルパーさんには料理を一緒にとってもらったり、手引きしてもらうだkで、ガイドヘルパー0さんは食べない。
なのに、スイーツパラタイスとかは、ガイドヘルパーさんもひとりの人間なので、入場料2600円払ってもらいます。そうじゃないと、視覚障害者の人の入場もおことわりします。

これと同じ考えを、選挙管理員会はしているのよね。

さて、選挙までもうすぐ、はたして、選挙管理員会は、この考えを悔い改めてくれるかな?

PS
8時間もビラ作成につきあってくれたボランティアさん、なぜ、ここまでしてくれるんだろう? 不思議。私もいつか、この方みたいに、だれかのために無償ではたらきたいな。

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