獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

なかなか選挙ビラって受け取ってもらえないのよね。

2023-04-19 22:53:27 | 全盲視覚障害者と選挙


市議会議員選挙戦第4日目。今日は、朝から雨。なので、今朝の街頭演説、ひとり街頭演説をどこにしようか考える私。雨具などはあまりもちたくない私。目の見えない、網膜色素変性症な私デスペア。なるべく身軽でいたい。
ということで、連日、朝の街頭演説をやってきた、近所の市役所前交差点はやめて、最寄り駅で朝の街頭演説。8時まえ、7時55分ごろに駅前に到着、選挙運動、マイクをつかっての選挙沿道や街頭演説は朝8時から夜8時までときめられているので、きっと8時前の駅前は静かだろうとおもっていたおおまちがい。
政党の公認候補が、政党名と自分の名前をさけびながら、おはようございますと元気よく、道行く人にあいさつしている。ほかにも、2陣営が、すでに駅前で、選挙活動ではない、政党活動あいさつ活動をしている。すでに、実質的な選挙運動は朝8時前からはじまっているのね。

目の見えない私、場所がないので、仕方なく駅のコウカシタノガード下に陣取り、のぼりをたてて順位。すると、パラパラと雨がふりだす。天気予報通り雨が降り出した。ガード下にすたんばいしていてよかった。

その後8時になり、陣営がマイクをつかって、選挙活動、市議会議員候補のだれだれと名前を連呼。8時まわると、どの選挙に立候補しているだれだれですと名乗っていいのね。ずっと、その名前連呼をするのかとおもったら10分そこらできりあげ、各陣営は、選挙カーにのって、どこかにいってしまった。たしかに、平日の朝の駅って、8時までに、通勤客はひと段落するのよね。8時以降は、駅からでてくる客がおおくなり、8時半になると駅はしずかになるのよね。ほんと選挙なれしている陣営は、的確に、その時間にあわせて行動するね。すごいね。

その後、私は、雨がひどくなってきたので、アーケード商店街でのひとり街頭演説。いつも通っている商店街なのでちょっとはずかしいけど、なんとか、商店街に点字ブロックをつけてくださいという主張もマイクごしにできてよかった。

しばらくすると、ヘルパーさんが合流。商店街の反対側の出口付近、スーパーの前で、街頭演説。40分間の街頭演説。街頭炎熱はしゃべることにこまるかなとおもっていたけど、10分ぐらいの話をくりかえせばいいので、それほどむずかしくはないね。自分が盲人であること、なぜ盲人の私が立候補したかなど、自分が視覚障害者であることを中心にしゃべる。時間はあっというまにたつね。

その後、選挙ビラくくばりをするも、目の見えない私がくうにビラをさしだしてもだれもうけとってくれないのよね。ビラ配りって難しいね。
その後昼になったので、サイゼリヤで昼食、選挙活動のあいまの、こういったランチタイムってほんといいね。オニオンソースハンバーグを八等分してもらって、平日ランチ500円とランチセットドリンクバー100円でおなかいっぱい。

食べ終わって、こんどは隣の駅前にいどうして、街頭円z津、その後も2度ほど場所をかえての街頭演説。選挙ビラは手渡しできない私。目の見えない私。なので、キャリーケースの取っ手をのばして、そこに箱をぶらさげて、その中に選挙ビラをいれておく、ご自由におとりくださいボックス。

今日は、おばあさんや、おばさn、おじさん、そして、なぜか体操着姿の小学生男子もその選挙ビラボックスから選挙ビラをおとってくれた。うれしいね。なぜ小学生の男の子が、盲人の選挙ビラをとっていったのか謎だけど、きっと親か兄弟が視覚障害者なんだろうなと思う私。なんかいいね。小学生が、選挙ビラに興味をもつってあまりないよね。その小学生の家で、私、盲人が話題にあがっていたらほんとうれしいね。

夕方17時すぎに自宅にもどり、のこっていた700枚の選挙ビラを段ボールにいれて、先日選挙ビビラの織り込みを依頼した新聞販売所とは別の新聞販売所へ、おりこみ配達依頼。あと3日で、800枚の選挙ビラをまきることは、私にはできないという判断。

今度の新聞販売所は、ビラ1枚につき4.4円。普通のチラシとちがって、選挙活動用ビラは1円高い料金設定にしてますとのこと。まぁ700枚なので、3080円なので、それほど高くないね。

今時、選挙ビラ、おりこみ配達。実にアナログな宣伝活動。SNSやインターネットが普及したのだから、新聞おりこみじじゃなくて、グーグルとかのネット会社による、有料広告も解禁してもいいんjないかな。いまだに、選挙ビラの配布方法が、街頭演説での手渡しか、新聞おりこみに限定されているのは、なんか時代おくれだね。

というか、投票が紙の投票用紙で投票しなければいけない時点で、選挙にデジタルをもとめてはだめなのかもね。

PS
午後からは雨もあがってよかった。これから週末投票日までは晴れであってほしいね。前回の市議会銀選挙の投票率は41パーセント。今年はおそらく4割をわりこむだろうね。投票率がさがらないためにも、晴れであってほしいね。
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立候補者どおしのへんな連帯感、それがなんかいいね。

2023-04-18 22:00:51 | 全盲視覚障害者と選挙
目の見えないペンギン

市議会銀選挙3日目。昨日まででなんとか選挙ビラにシール証紙をはることができた。いよいよ、今日から、街中での街頭演説を本格化。私は、車や自転車はつかわず、ただ歩き続ける、歩いて街頭演説場所に移動する方法。

街頭演説場所といっても、役所の前とか、駅前ロータリーとか、スーパーの前とかの歩道でおこなうのが街頭演説。街頭演説中というのぼりをかかげておけば、どこででも、私有地と公共施設以外の歩道や路地裏で、車道で、人のじゃまにならない範囲で、自由街頭演説ができる。これはうれしいね。自分の思っていることことを、公の場所で、マイクをつかって大声で話すことができるというのは、なんかうれしいのよね。これは、私が目が見えないから、聴衆がめにみえないからなのかもしれないね。

朝、市役所前から街頭演説をスタート、市の職員の高校生がいいきかう交差点で、演説。演説といっても、長い話をするわけにはいかない。通行人は立ち止まってはくれない。なので、交差点の横断歩道の赤信号でとまっている時間で、聞ける、短い内容の演説を繰り返ししないといけない。

自分が目が見えないことをアピール、ただそれを繰り返すのはつまらないので、先日聞いた、ファーストペンギンと盲人をからめて演説をしてみた。
ファーストペンギンとは、一番最初に、海にとびこむペンギンのこと。その海にはサメがいるかもしれないけど、リスクをおかして、まず最初に飛び込むペンギンがいる。そのペンギンが飛び込んだあとに、ほかのペンギンがあとをおう。
この勇敢なファーストペンギン。実は、目の見えないペンギンが、足をすべらせただけじゃないのか、実はファーストペンギンとは、目の見えないペンギンだったのではないか、そのような内容の演説をしていく。

目の見えないペンギンが実はファーストペンギンの招待だった、そのペンギンのように、私も視覚障害者ではじめての市議会議員になりますと、演説。われながら、いい演説だね。自画自賛。

未時間時間に、自分の気持ちと相手をすこし感動させるような話をすること、これはハロプロメンバーがツアー千秋楽のコンサートの最後のMCでのあいさつのよう。これって、ほんと難しいことだったのね。佳林はいつも、みなさんからの愛情は、言葉ではなく、ぱふぉーまんすでおかえしします。と毎回いっていた。何度も佳林のコンサートにはいる私にとっては聞き飽きた内容だったけども、よく考えてみれば、これはとっても考えられたいいあいさつなのね。聞いている人が聞き飽きるぐらい、くりかえさないと、相手にはつたわらないものなのかもね。
さて、演説の次は、どうやって選挙ビラをうけとってもらうかだね。ほかの陣営をみると、街頭演説のあと、そのあたりをかけまわって、通行院んに手渡している。目が見えない私。網膜色素変性症の私。それができないのよね。そして、手引きしてくれているガイドヘルパーさんには、ガイドヘルパー以外の選挙活動はさせることができないという選挙管理委員会の解釈。なので、目の見えない私がひとりで選挙ビラをまかないといけない。これは難しいね。ガイドヘルパーさん以外に、お金をはらって、ビラ配りのための選挙事務員をやとうべきだったかな。なんか、選挙運動にお金を打つかうこと、お金をつかって人をやとうことはなんか悪いことだとおもっていたけど、選挙って、限られた人数なら人をやとってもいいのね。15人までは人をやとえるのよね。

1選挙で使っていいお金の金額は、私が立候補している選挙だと660万とじょうげんがさだめられている。事務所借り上げ、自動車借り上げ、そして、人件費、やっぱり選挙ってお金をかけようとおもったら、いくらでもかけることができるのね。

はじめての選挙立候補、知らないこと、はじめて知ることがおおいね。とてもいい経験。

そして、町をあるいていて、たすきをかけて道をあるいていて、のぼりをもってあるいていると、向こうからやってきた選挙街宣カーに手をふりたくなる。手をふると、相手も、ごくろうさまですとスピーカーごしに声をかけてくれる。敵であるのに、なんかおもしろい、連帯感というのを感じる。不思議だね。このおかしな連帯感は、はじめて経験する私。敵であるはずなのに、お互いの健闘をたたえあう。不思議。
これは、お互い、おなじようにリスクやお金をかけて、多くのものを失って、そして選挙に立候補。多くのものをあきらめたものどうしのシンパシーなんだおるね。当選をあらそう敵なんだけども、なんか、不思議な連帯感、一体感があるのよね。佳林オタとヤッシーオタがお互いに、敵対するけれども、外の敵、アキバなどに対しては一致団結するような、あのへんな連帯感が、選挙戦でもかんじられるね。実におもしろいね。

さて、明日はどうやら午前中あめのよう。、今日も夕方、雨がふりだした、ンよく、その直前に家にもどれた私。明日は雨、雨の日って街頭演説やるべきなんだろうか?180センチののぼりをもって、傘をさして街頭演説するものなのかな?

PS
街中を街頭演説して、そのあと、近くの公園で、スーパーで買ってきたおにぎりとチョコパンを食べる。仲間と一緒にたべる、公園でのおそめの昼ご飯は充実感もくわわり、実においしいね。
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選挙ビラの証紙はりがとても大変

2023-04-17 21:36:58 | 全盲視覚障害者と選挙
織り込み

市議会議員選挙戦2日目。昨日は選挙立候補の届け出、その後、たすきをかけて国道の歩道をずっとあるくというねりあるき、それと、自宅では選挙ビラのシール証紙はりをボランティアさんいずっとやってもらう。選挙ビラA4の紙にずっとシールをはっていく単純作業。

この単純作業に時間がかかる。ボランティアさん1人6時間やって1200枚のシール針。その後なんとか1800枚までシールをはることができた。それが、昨日の出来事。

そして、今日、新聞配達新聞販売所に、選挙ビラをもっていかないといけない。4000枚の選挙ビラ。法律できまっているビラの枚数。その枚数管理のためにシールの証紙を1枚ずつビラにはらなければならない。今日は、朝から2人がかりで6時間かけてようやく、3200枚、シールをはることができた。私は目が見えないためずっと待機。出来上がったビラの売僧をかぞえたり、シールの貼り忘れがないかをチェック。

そのできあがった3200枚のビラをもって、新聞販売所へ。その販売所の配達世帯数が3200世帯ということで、3200枚のビラをもちこみ。明後日水曜日に配達してくれるとのこと。料金は1枚あたり3.3円で、合計10000円ちょっと。

選挙ビラをまくのは、大変、まず、興味のない人はビラはうけとってくれない。ティッシュとかなら受け取ってくれるけどもビラはなかなかうけとってもらえない。組織力のない私にはとうてい4000枚をまくことはできない。なので新聞のおりこみ作戦。

選挙のビラは、配布できる場所がきまっている、例えば、街中での街頭演説の時にまくとか街頭演説がおわったあとにその場であつまった人や通行人にまくとか、それぐらい。どこかのビルの上からばらまくことや、ポスティングはできないよう。ただ、新聞の配達のときにおりこみチラシの1枚としてまくことはOKのよう。不思議。ということで、新聞やさんにおりこみを依頼。

選挙無料はがきにしろ、選挙ビラにしろ、その枚数をさばききるというのは、なかなか無所属、ぽっとでの立候補者には難しいね。まぁ、ビラやはがきは、目で見なくちゃいけないもので、視覚障害者は目で見えない。目の見えない私、なので、はがきとかビラにあまり効果をみいだせないのかな。

とはいえ、紙以外のネット情報戦、SNS、ツイッター、インスタ、フェイスブックbなど、そちらにも手がまわらない私。難しいね。
まぁ、選挙戦で、街宣カーを使う陣営は立候補者のうち半分ぐらい、半分の陣営は、街宣カーはつかわないよう。選挙戦はいろいろだね。団体からのバックアップをうけている人は、街宣演説すらしないからね、さまざま。

一番しんどいのが、なんのの組織のバックアップをうけていない無所属、新人議員だね。
新聞屋さんにいったあと、スーパーの前で、街頭演説。目の見えない私。まわりがみえないので、気持ちよくずっと演説をしている私。目が見えていたら、聴衆がゼロ人だとか、無視してあるきさっていくことに一喜一憂するのだろうけども、私はそれがない。目が見えないから。目が見えないと、自分のイメージだけがたより。

演説はいいのだけども、ずっとたすきかけしている、自作の紙のたすきがだんだんぼろぼろになってきた、それにすぐにずりおちる。なので、家に帰って、ヘルパーさんい、紙のたすきを半分にきってもらって、サンドイッチマンのように、前と後ろにたらすように、たすきの裏側に段ボールをはりつけてもらった。その2枚の段ボールの上のほうに2つ穴をあけて、そこにヒモをとおして、あたまからかぶる。これが一番いいね。うまくできた。
でも、ほんとは、布のたすきを特注するのが一番だろうな。はじめての選挙立候補、すべてがはじめてのことで、手探り状態の私。とてもいい刺激、勉強になる。

朝8時から活動して、すべての作業がおわったのが夜9時すぎ。13時間労働。こんなにはたらくと、佳林のブログにコメントをかいたりする時間がないね。やっぱり人間は1日8時間労働が適しているのね。はたらく時間と、自分の時間、そのバランス。選挙戦はその時間のバランスがとっても大事だね。

PS
今日から、期日前投票がはじまる。さっそく知り合いの人が1票いれてくれたとのこと。うれしいね。
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全盲視覚障害者無事立候補できた。統一地方選挙市議会議員選挙。

2023-04-16 23:04:49 | 全盲視覚障害者と選挙
イレブン

今日は、4月16日日曜日、統一地方選挙の後半戦のスタート。私は仕事をやめて現在無職。無色になったので、やりたいことをやろう。そういうことで、私も統一地方選挙にお参戦。自分が住んでいる市の市議会議員選挙に立候補。一応、ポスターと選挙ビラも完成。立候補届け出書類も完成。なんとかまにあった私。
書類一式をもって、朝7時30分に家をでる。近所の市役所へ。日曜日なのに、役所の入り口には役所の職員らしき人が何人もたっていた。立候補者の案内係のよう。8時30分立候補受付スタート。その時間までに受付をすませないと、第1回目の、届け出順序を決めるくじ引きには参加できない。その時間ンにおくれたら、第2回目のくじ引きにしか参加できない。なので、私も8時30分までに受付を済ませる。
その前に、まだ時間があったので、役所のまわりをひとまわり、選挙ポスター掲示板がすでに設置されていて、ポスターをはる箇所はなんと60箇所もある。34の議席をあらそって、はたして、何人の人が立候補するのか。最大60人ということは、選挙ポスター掲示板を見てわかる。

数週間前、選管に、届け出書類をもらいにいった私。その時にもらった、立候補者用説明資料の番号は55番。あなたは55一目ですとのこと。選挙に立候補するためには、まず、選管にいって、届け出用紙をもらってこないといけない。それで、選管は立候補予定者の数を把握しているよう。必ず、書類をとりりにこさせて、それでカウント。

その時にもらった書類、ワードデータに記入し、封筒にそれらおいれて選挙の受付。8時ごろに、受付会場に到着。受付簿に名前をかいて、もらったのが22番の紙、到着順位22番とのこと。

受付をすませて、待合室に入る、ここがくじびき会場でもある。22番の席におすわりくださいとうながされる私。わかりました。22番の席にすわります。私は目が見えないので、ガイドヘルパーさんも一緒に椅子にすわっていいですか。
すると、選管職員は、それはできません、イスはひとり1つしか用意していませんとのこと。

そうならば、私は、外でガイドヘルパーさんと一緒にまちますと私。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。選管職員は公平性をたもつためか、私を手引きしてくれなさそう、ガイドヘルパーさんがとなりにいてくれないと、私は、情報を入手できない。外で待ちます。そういうと。
待合室にすでにいた、おばあさんのような人が、イスぐらいだしたりや。関西のおばちゃんのひとこと。

その一声のおかげで、選管職員もイスを用意してくれて、22番の席の横に、イスをだしてくれた。よかったよかった。運よく、22番n席は、いわゆる通路席、横は通路だたので、そこにガイドヘルパーさんのイスをだしてもらった。よかったよかった。

はじめて、選挙に立候補する私。日本脳炎の駐車を待つこどものような気分。やっぱり隣には、ガイドヘルパーさんがいてくれたら安心するよね。会場の中の様子も、適切に伝えてくれて、それでだいぶ緊張もほぐれた私。

8時30分の3分前から、カウントダウン。選管の職員がおもむろに、携帯電話のスピーカーをオンにして117の時報に電話をかける。これで正確な時間をみんなにしらせているよう。8時30分ぴったりに、待合室の扉が締め切られて、だれも入れないように、だれもでられないようにする。

この時点で、39人の立候補者陣営があつまっている。1陣営1人。私だけ、ガイド絵hるぱーさんと盲人の私。2人。39陣営とはすくない。

説明があり、その後、到着順位がはやい人から、順番にくじを引く。みんながねらっているのは、1晩くじ。やっぱり、1番の掲示板の場所がめだつよね。選挙告示の文章のすぐ右隣りのスペース。

でも、くじをひいいた人、はじめに引いたひとは、みんな30番台や20番台。はやく到着したからといって、1番くじがひけるわけではないのね。

そしていよいよ渡井sの晩、ガイドヘルパーさんい手引きされて、くじをひくため、前にでる。職員がもっているつつの中に、長い塗り箸が何本もはいっている。盲人らしく、まず筒をさわり、その筒の大きさを知り、そして、その中にはっている20本のくじの棒をさわる。ガチャガチャとさわってみる。まるでこどものよう。なぜかうれしくなる。こどものころの夏祭りの夜店のくじ引き、スピードくじ、あるいは、小学校のクラスの席替えのくじ引きのようなドキドキ感。

なんどか、迷いながら、えいやとクジを一本ひく。選管の職員にわたす。
すると、職員はよみあげる。デスペアさん、11番、11番。

ありがとうございあmすと私。1番くじはひけなかったけど、1番くじのダブルで11番としておこう。あとで、ガイドヘルパーさんに聞いたら、この11番という数字は縁起のいい数字らしい。よかったよかった。

全員がくじをひきおわって、こんどはくじで引いた番号順に、隣の部屋にいく。そこからが、受付スタート。どの人も、書類の封筒を手にして、受付部屋へ。受付をすませて、届け出書類を提出して、最後に、選挙グッズ7つ道具をうけとる。

私も封筒をもって、受付へ。なんとか、受け付けてもらえて、部屋をでるときに、選挙グッズをもらう。大きな紙袋、その表面に11番と書いてある。なかには、腕章などの選挙グッズと、選挙ビラにはりつける4000枚のシール証紙シート。そのシールひとつひとつにも11番の数字。このシールを選挙ビラ1枚1枚にはらないといけないのね。

紙袋のほかに、1メートルほどの白い棒ももらう。これはのぼりのためのさお、こののぼりざおに、街頭演説中というのぼりをつきさして、街頭演説するよう。こののぼりのおかげで、選挙期間中はどこでも、私有地、公共施設以外の、道路、歩道で、自由に街頭演説ができるとのこと。これが許可証のかわりなのね。

受付をすませて、家に帰って、選挙グッズの開封式。腕章が11枚もはいっている、選挙運動員の腕章。そして、乗車証の腕章4枚。合計15枚の腕章。この腕章をつけていないと選挙活動はできないとのこと。てっきりボランティアなら何人でもいいのかとおもっていた私。そうじゃないらしい。運動員と自動車乗務員の合計15人しか選挙活動はできないとのこと。しかもこの腕章をつけておかないといけない。その腕章にも11番と通し番号がはいっている。

この腕章のの意味、選挙運動員の意味がわからなかったので、選管に電話してみる私。運動員とはなにか。選挙十字事務員や、自動車射場運動員いわゆるウグイスじょう、手話通訳者、この3つが報酬をはらってもいい人たち、もちろん届け出をださないといけない。

ここで、はじめて知ったのが、選挙十字事務員というのは、選挙事務所のなかで事務作業をする事務員だけでなく、街頭演説場所でビラをくばったりするひとも事務員にあたるとのこと。びっくり。そして、それらの事務員も選挙運動員にあたるとのこと。しらなかった私。事務員というのは運動員のことなのね。日本語ってむずかしいね。

ただ、この事務員、運動員に、視覚障害者の候補者の手引きをさせることは許されているのか、不明。選挙運動員とは、特定の候補者への投票を自らはたらきかける人なので、おそらくガイドヘルパーはこの運動員にはあたらないだろうね。ここんところ、もっとちゃんと選管とつめておけばよかった。もしかしたら、ガイドヘルパーの業務、手引きを、運動員にしてもらうこともOKだったかもしれないな。

その後、自宅ではビラに証紙はり、4000舞のビラ1枚1枚に切手シールの切手のようなものを1枚1枚はっていく、この作業が大変。目の見えない私は、うまくはれない。ビラのオモテ面のどこにはってもいいのだけども、ビラの必要記載な内容、刑事責任者名と印刷社名、それにかぶらないようにシールをはらなければならない。これは目の見えない私には難しいので、ボランティアさんにはってもらう。
私は、ガイドヘルパーさんと、自宅をあとにして、町へ街頭演説に出発。昼過ぎには、街中のポスター掲示板は、ほとんどの陣営がポスターをはりおえていた。組織力機動力にびっくりの私。

そして、びっくりしたのは、立候補した人数、なんと過去最高人数の52人。39人しか受付にはいなかったけど、その後、どっとおしよせたよう。オオサカイシンの会の候補者たちは、申し合わせて、最後のほうの届け出順番を獲得すべく、わざと受付時間をずらしたよう。なので、選挙ポスター掲示板の40から49までの10のポスターは連場で、オオサカイシンのポスターがまとまっている。
これはよく考えられた戦略だね。そりゃイシンがせんきょにつよいはずだ。

私は昼過ぎから18時ごろまで、市を縦断している大きな国道を、ひたすら南へあるく。ところどころにある音響信号機の交差点でたちどまり、街頭演説。もちろん、カッコーピヨピヨがなっているときは、マイクをつかっての街頭演説はしない私。視覚障害者の私、盲人候補者の私。

最後は、国道沿いにある、あたらしくできたイオンモールの前で街頭演説。街頭演説何をしゃべろうか迷うとおもったけど、どんどん私の口から言葉があふれてくるから不思議。自分の思いをそのまま口にだせばいいだけなので、意外と街頭演説は、話す内容にはこまらない。そして、目が見えないから、聴衆の反応などもきにならない。舞台上の役者はあえて客席はみず、客席のうしろの壁のほうをみて演技すると聞くが、そのような状態私。目が見えないから、緊張しなくていいのね。

19時に家にもどってからは、証紙シールはり。結局半日で1200枚のビラの証紙しかはれず。4000枚のシール証紙をはるのは明日にもちこし。明日は、新聞販売所に織り込みチラシとして、この選挙ビラ3200枚をもちこまないといけない。まにあうかな。

市議会議員選挙なので4000枚のビラですんだけど、これが知事選挙になると何マイマイものビラにシールをはらないといけないのよね。これは、個人でははりきれない枚数だね。なんかもっと効率よくこのシール証紙をはるすべはないものかな。これで多くの選挙期間の時間をついやしてしまうのよね。

さて、史上最多の立候補者52人、その中で当選するのはわずか34人。20人ちかくは落選するのね。

私は、当選かな、落選かな?どっちかね。ねーえ。おしえて、あやや。


PS
今日、静岡のつま恋では、宮本佳林がアイドルフェスに出演したとのこと、ソロになってのフェスって佳林ははじめてなのかな?どうだったのかな?人前にでることの緊張感とわくわく感、私も街頭演説をしてみてそれを感じた。人前にでて、演説する、自分のおもいを伝えるというのは、ほんと気持ちいいね。これは歌手の気持ちとおんなじだろうね。
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市役所の記者クラブ室にはじめて入った。がらんとしてた。

2023-04-13 21:49:47 | 全盲視覚障害者と選挙
3度目の正直

今朝も、朝9時15分に選管へ。3度目の選挙管理委員会事務局訪問。いよいよ、立候補届け出日が週末にちかづいててきたので、最後の事前審査。立候補届け出書類に不備がないのかの事前審査。

今日は、選挙ビラができたので、それを、届出書に添付。これで、一応、全部書類は、そろったね。封筒に全部の書類をいれてもらって、職員に封緘、セロテープで封をする。こうすることで、届け出当日、事前審査おわってるとわかり、スムーズに届け出が受理されるとのこと。

一応、これで一安心だね。よかったよかった。

届け出書類で一番悩んだのは、呼び名の届け出、通称名を、届け出ることによって、その名前で選挙活動ができたり、その名前で投票してもらえるとのこと。有名なところだと、横山ノックは、本名山田勇だし、たしかフワテツゾウもペンネームだったね。

さて、私の、呼称、通称名は何にしようか。デスペアというのは、あまりしれわたっていないというか、これは一応、ハンドルネーム、匿名のための名前なので、この名前には通用性はないのよね。

なんて、呼称で届け出たか、4月17日月曜日の、各紙、新聞を見てね。新聞は、選挙の告示日の翌日、一斉に、立候補者の名前をリストにして新聞にのせるとのこと。

あそうそう、新聞で思い出した。選管によったあと、選管の人が、記者クラブにいってもらえませんかと提案。同じ建物内にある、記者クラブ。

そこで、写真を一枚とらせてくださいとのこと。

いやいや、私はひげがこいし、サングラスもかけているので、いったん、家にかえらせてください。
1時間後、ひげをそり、鼻毛もとり、化粧水と乳液をたっぷり、顔にぬって、サングラスも黒いのでなく、ガラスが黄色っぽい遮光眼鏡にかけかえて、記者クラブへ。そこで、写真を何枚もとられた。
にっこりしていると、やめてください、まがおでお願いしますとのこと。みなさんにも真顔で撮影してもらってますとのこと。

でも、ちょっとだけ、ほほえんでみた私。まるでモナリザのよう。真顔のようで、実はほほえんでいる私。
あと、私は、どうしても、右に首がまがってしまうので、それもなおしてもらった。化粧水と乳液をぬってきてよかった、きっと、うつるつるお肌にうつっているだろうな。ほんとうなら、ひげ脱毛しとけばよかったな。

ということで、4月17日月曜日、朝刊、読売、朝日、毎日、産経は、記念にかわなきゃね。私の、肩書がどう書かれているのかも気になる。ハロプロファン、もしくは、網膜色素変性症患者って書かれるかもね?
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