道重さゆみ 2世 誕生
今日は、4月30日日曜日、コロナ前なら、5月5日のこどもの日あたりで、東京、中野サンプラザで、ハロプロ研修生の公開実力診断テスト発表会。2000人の前で、研修生ひとりひとりがソロで、自分が選んだ衣装、曲、ダンスを披露。それを客がその場で投票し、その場ですぐに、最多得票研修生を発表するイベント。最多得票研修生は、ベストパフォーマンス賞。
2013年にはじまって、今年で11回目。過去10回でベストパフォーマンス賞をとった研修生は、のちのち必ずデビューしている。(昨年のベストパフォーマンス賞の松原ユリヤと小野田華凜は、デビュー未定ながら、研修生ユニットに選抜ずみ)
このハロプロ研修生というのは、いわゆる、モーニング娘。のオーディションを受けたものの、合格しなかった、不合格者のあつまり。不合格にもまけず、デビューできるかわからないにもかかわらず、日々レッスンを受けている人たち。南は、鹿児島、北は埼玉までの、8人の研修生が、今日、公開実力診断テスト発表会でソロ曲を披露。
モーニング娘。とは、そもそも、女性ロックボーカリストオーディションに不合格となった人たちの集まり。つまり、モーニング娘。とはなりたいもものに、なれなかった人たちの集まり。そこにこそ、モーニング娘。の魅力、エッセンスがある。最近は、そのモーニング娘。の本質がわすれさられて、どこかエリート集団だとおもわれている。そうじゃないんだよな。モーニング娘。は。
そう考える、私にとって、実は、ハロプロ研修生こそが、おモーニング娘。なのよね。今の現役のモーニング娘。と今のハロプロ研修生を比べたら、どちらか、モーニング娘。の本質を備えているか、それはハロプロ研修生なのよね。
なので、モーニング娘。がハロプロのマザーシップ、旗艦船であるのならば、実は、ハロプロ研修生こそが、そのマザーシップのマスト、帆なのよね。研修生がいなければ、いまのモーニング娘。はモーニング娘。たりえないのよね。そこを、理解していない、モーニング娘。ファンがいかに多いことか。
ということで、ハロプロファン、モーニングファンは、必ず見なければならないライブ、それは、娘。のお披露目コンサートでも、リーダーの卒業コンサートでもない、ハロプロ研修生公開実力診断テストこそみなければならない。
なので、当然、私は、大阪から、東京へ、遠征。本当なら、大阪から、新横浜、そこから、のりかえて八王子にいくのが最短ルートだけども。。研修生ライブの前に、元ハロプロエッグの吉川友の31歳イブのバースデーライブが表参道であるので、それにたちよってから、八王子へ。そして、その研修生テストの審査委員には、なんと、ハロプロエッグ、ハロプロ研修生出身のハロプロの至宝、宮本佳林(元Juice=Juice、現在ソロ歌手)も出演。今日の4月30日、1日で、吉川友、宮本佳林という伝説のハロプロエッグ、そして現在のハロプロエッグの流れをくむ、ハロプロ研修生のライブがみられるなんて、これは、遠征しなきゃでしょ。なお、佳林は、審査員の前に、午前中、千葉の幕張のニコニコ長会議でシャルルなど2曲を歌っての八王子入り。
キッカの表参道のライブがおわって、表参道駅からメトロ銀座線でJR渋谷駅へ。渋谷から新宿、そして新宿でのりかえて中央線で、八王子へ。銀座線の渋谷駅の改札でたら、目の前がJRの渋谷駅の改札、ほんと便利だね。
新宿から40分ほどで八王子。八王子はおもったよりとおい。町田とか、そのあたりかとおもったら、町田よりもさらにその先なのね。群馬のほうがちかいかもね。新宿から八王子まで電車賃が736円もする。大阪から京都まで500円ぐらいでいけるのに、八王子までは遠いし、高いね。
八王子駅に到着し、トイレをかりる。ウォシュレットなし表参道駅も、八王子駅も、そしてJCOMホール八王子の多目的トイレにも、ウォシュレットがなかった。こんなことははじめて。
会場のJCOMホール八王子は、以前、大黒摩季のコンサートにきたのがはじめて。コージーコーナーで、チーズケーキかったな。今日も、ちゃんとコージーコーナーあった。そして、はじめて知ったのは、ホールの入っている建物、4階がホール入場口フロアで、3階には、なんと私の好きなサイゼリヤがあった。あと、改札の前には、エックススタンドというJRのスタバみたいなお店もあった。時間をつぶしやすい会場なのね。改札から雨にもぬれないし、100メートルほどだし、ほんといい会場だね。新宿から遠いけどね。
会場のたてものの2階からエレベーターで4階にあがり、入場口。エレベーターおりて、点字ブロックが入場入り口までついてている珍しい建物。おそらく、八王子市の施設なのかな?ただ、帰りに、この点字ブロックにそって、帰ろうとしたら、開場のスタッフにとめられる私。危険なので、ほかの客がいなくなってから、歩いてくださいとのこと。おかしな話だね。きっとこのスタッフは視覚障害者と接したことがないんだろうな。視覚障害者がどんだけの人ごみの中、点字ブロックの上を、よぼよぼ歩いているか知らないんだろうね。私がその人にとってはじめての視覚障害者なので、次回からは、視覚障害者は点字ブロックの上を、人ごみの中帰ることができるだろうね。
一方、スタッフではない、親切なおばさんが改札から50メートルほど歩いたところで、声をかけてもらう私。ずっとそのおばさんは私が気になっていたようで、おもいきって声をかけてくれたとのこと。その恰好目立ちますから、誰かが声をかけるだろうとおもって、みていたんですけど、どなたも声をかけないので、私がかけましたとのこと。そのおばさんに4階のフロアまで手引きしてもらって、3階にサイゼリヤがあることもおしえてもらった。ありがたいね。
今日は、事前に電話で車いすスペースをおねがいしていたので、1階席と2階席の間の横通路のカミテにパイプ椅子をだしてもらって、すすわる2000席の客席は満席。会場にこれなかったファンは、ネットの生配信で今日の研修生ッテストに参加。たぶん、合計5000人ぐらいのファンが投票したんだろうね。
あそうそう、投票といえば、入場口で、A4サイズの2枚ものの紙をもらう。今日、研修生8人が披露する、順番と披露曲のリスト。課題曲と自由曲、それぞれ、曲目と歌う順番が違う。なので2枚。それと、チケットの大きさの厚紙、そこにはQRコードが印刷されていて、このQRを読み取って、各自ファンは投票する。このQRコードをコピーして、ネットでバラマケバ、だれでも投票できるのではないかと不安な私。でも、あとで知ったのは、このQRコードは客ひとりひとり別のQRコード。なので、一度そのQRコードを使って、投票したら、再度サクセスしても、投票はすでに完了していますとでるだけで、再度投票はできない。ちゃんとしているね。
あと、宮本佳林の5月24日水曜日からはじまる、東京駅すぐのコットンクラブでの、音楽劇、アクジョウテンセイのフライヤーも入場口でくばっていた。得した気分だね。カラーのチラシをもらえて。
デスペア的ハロプロ研修生春の公開実力診断テスト2023のポイント
1、大阪府湿疹、中2、マキノさん
今回のテストは、過去最少の8人の研修生が審査対象者。実際は、現在、ハロプロ研修生は13人いるけども、そのうち5人、松原、小野田、橋田、村越、植村の5人は、デビュー目前組として研修生ユニット23として、別扱い。なので、8人の研修生が審査対象。
その8人のうち、なんと、5人が今回のテストが初めてのテストで、その5人のうち、なんと3人が、客前に立つのもはじめての新人研修生、福岡県高2のカワノさん、大阪府中2のマキノさん、愛知県小6のハヤシさんの3人は、先日研修生加入が発表されただけの研修生、いまだ、研修生ライブにも出演したことがない、
何回か、ステージにあがってはいるものの、今回が初テストなのは、2人。カミシモコンビとファンの間では呼ばれているよう。鹿児島県出身の中2の、カミムラレナ、岡山県出身の高2、シモイタニユキホ。
そして、過去に、研修生テストを受けたことのある3人も、実は、今回が2回目。かつてのテストでは、4回目、5回目というベテラン研修生もいたけど、今回は、ういういしい研修生ばかり。その2回目というのが、吉田、川島、後藤の3人。後藤は、現在、おはスタのレギュラー2年目の逸材。後藤花というその名前のとおり、彼女がステージにあがり、トークすると、その場の雰囲気がいっきにあかるくなり、まるでおはスタのよう。たぶん、ハロプロ25年の歴史のなかで、ここまで、タレント性が高い人は、メンバーにも研修生にもいなかったね。前へ前へ、いつでも、自然と目立ってしまう後藤。こんな後藤にこそ、ベストパフォーマンス賞をとって、すぐにでもモーニング娘。にはいって、そして、モーニング娘をかきまわしてほしいよね。序列主義の、硬直してしまった娘に風穴をあけてほしいのよね。
吉田は、まるで男の子のような風貌らしい。ショートカット、しかも声がハスキーで低い。吉田には、ぜひ、吉澤ひとみ、加賀楓のようなボーイッシュキャラで、モーニング娘に入ってほしいね。
川島は、大先輩の田中れいなと二人で、大きな瞳を歌って、その動画の再生回数が、研修生の他の歌唱動画を大きく引き離す、それほどの歌唱力。田中れいなは、この歌は、6期の大事な曲で、それを、研修生と二人で歌うとはおもわなかったといっている。事務所が、川島にこの歌を歌わせるところからみても、事務所は、川島を、次期、モーニング娘。ののメインボーカルとして育てようとしているのかもね。
そんな8人による、テスト。課題曲、地涌局とも、1番手は吉田で、トリはカミムラ。
テストがはじまって、まずは、研修生全員がでてきて、曲を全員で歌う。その後紹介されて、すぐにひっこむ。そして、ステージには、今日の審査委員がよびこまれる。なお、今日の司会者はアラケンで、ずっと審査委員をつとめてきたシャ乱Qのまことは欠席。まことは体調が悪いんだろうね。大丈夫かな。
今日の審査委員は、研修生の歌の先生、ウエノマリコ、ダンスの先生、ミツバチまき、作詞作曲家のホシベショー、そして、宮本佳林と小片リサ。ただ、この5人の審査委員が、ベストパフォーマンス賞をきめるのではない、あくまで、ファンの投票が一番多い人が、ベストパフォーマンス賞。
審査員がステージから客席におりて、前のほうの席で、陣取り、いよいよ研修生の課題曲の披露がスタート。ステージは大画面がひとつあって、客席からでも、研修生の歌う顔の表情などもよくわかるよう。
課題曲で、一番、私が、度肝をぬかれたのは、新人のマキノさん。
かつて、道重さゆみは、オーディションをうけて、合格し、レッスンをうけるまで、歌に音程があることを知らなかったと発言。つまり、道重は、実に音痴。オーディションの合宿で歌った、赤いフリージアが、音程があやふやで、のちのち、サユージアとよばれて、ファンの間で伝説になった。
その道重を超える存在が登場した。それが、マキノさん。
リズムも音程も、あきらかに、ずれている。素人のだれが聞いても、ずれているのがわかる。これにはびっくりの私。
ただ、彼女のすごいところは、実に同道としているということ、声はマイクによくのっているということ。どうしても、初ステージ、初マイクだと、声が、うすっぺらくて、弱弱しくて、自信のなさが歌声からもつたわるんだけども、マキノさんには、それがまったくない、実にどうどうとしている。すごいね。
これは、もし、度胸が据わっているのならすごいし、自分の音程とリズムがくるっているということに気づいていないのなら、さらにすごいね。
マキノを含めて、今回の3人はおそらく現在おこなわれているモーニング娘。のオーディションの最終審査前で落ちてしまった子たち。ならば、もっと、歌は上手でもよさそうなのだけども、それをくつがえすマキノ。ほんと、マキノはすごい。ハロプロ発だと思う。
こう書いていると、私が、マキノを酷評しているように思われるかもしれないけども、そうではない。
逆に、マキノこそが、モーニング娘。そのものだと思う。落ちこぼれの寄せ集めのモーニング娘。。8人の中で、一番モーニング娘。の本質を備えているのはこのマキノ。あの、音程とリズムのなさ、まさにあれこそが、モーニング娘。だと思う。
そして、研修生らしい研修生も、このマキノ。伸びしろがハンパない。研修生ファンは、その研修生の成長に重きを置く。今どれだけできているかではなく、今後どれだけできるようになるか、その成長というか、変化に重きを置いている。
マキノは、近所のボイトレにでも通って、ニャーオの発声練習をつめば、すぐに、歌はうまくなると思う。なので、まわりりの評価や評判をまにうけて、やめてしまわないでほしいね。あなたのインパクトはものすごかったです。そのインパクトは、次にいかせます。今、手持ちに最強のカードがめぐっている状態です。そのカードを使わずにやめるのは、ものすごくもったいない。宮本佳林が中3になっても、デビューができなかったら、研修生をやめる約束をママとしていいたほど、もったいないこと。マキノはやめちゃだめ。
2、川島と後藤
の一騎打ち
課題曲も自由曲も、マキノはマキノだった。ぶれないところもすごいね。
そして、課題曲自由曲とも、抜群の音程、リズム、歌のテクニックだったのが、京都府出身、高1の川嶋美楓カワシマミフ。特に、自由曲で歌った、℃-uteの「悲しきヘブンはすばらしかった。同じ年齢のころに佳林もこの曲を歌っているけども、当時の佳林は、歌声が、上野ほうでへばりついていて、キンキン声になっていた。でも、川島ははそれがなかった。広い音域で、声もよくでていて、そして、音程リズムもバッチリだった。お手本といってもいい歌い方だった。
川嶋美楓の歌唱力がナンバーワンというのは、客席のだれもが認める。
それに対抗するのが、生まれ持った、天性の明るさ、ハナをもった、後藤花。子役特有の、こなれかんとかはなく、どこか不安定で、どこあほっぽさ、なのに、明るい、いやみがないのよね。まるで少女漫画の明るい主人公のよう。いつも笑顔で、時々涙するも、またすぐに笑顔になって前を向く、主人公。それが後藤花。
私は、去年のテストでは、後藤花に投票した。リズムがズレズレの、ここにいるぜぇだったけど、その歌声が、実にたのしそうで、明るい、後藤の性格、キャラクターがその歌から実によく伝わってくる。リズムとかメロとかじゃなくて、後藤そのものが、こちらに伝わってくる。後藤のあいくるしさとか生命力が歌声から伝わってくるのよね。
それが去年。今年の後藤は、どうかというと、伝わってくるものがなかった。丁寧に、リズムと音程をとろうとしていて、あきらかに去年より歌のテクニック、音程、リズムは上達したのだけども、後藤のよさ、天性の明るさ、少女漫画の主人公感がまったく歌声からは聞き取れなかった。歌声も低温をメインに使い。しゃべる声とはまったく違う声のトーンだった。審査員の小片リサは、そのギャップがいいといっていたけども、私は、そうはおもわない。残念ながら、カラーの少女漫画の主人公が、日本漫画昔話の登場人物のように、カクカク動画になってしまったようで、生き生きさが感じられなかった。
とはいえ、過小疲労後のインタビューでは、あいかわらずの、後藤花らしさ全開だった。しゃべりだすと、一気に、すべてを後藤色にそめてしまうのよね。このキャラクターの前では、かつてのハロプロエース、安倍なつみ、後藤真希、宮本佳林でも、かすんでしまうだろうね。この後藤花の、この明るさというか、人ったらしな魅力って、どこからくるんだろう? 実に不思議。
人気の後藤、実力の川島。この一騎打ちだというのは、課題曲、自由曲をおえて、客席のみんながそう思った。
結果、フタをあけてみれば、8人のうちで、賞をとったのは、この2人だけ。過去は、必ず審査員特別賞なるものがあったけども、今回はそれもなし。ただ単に、ベストパフォマンス賞と、準ベストパフォーマンス賞。最多得票と僅差の次点の2人が受賞。準フベストパフォーマンス賞というのは、いまだかつてなかった賞。
実力の川亜島が最多得票でベストパフォーマンス賞、人気の後藤が次点で準ベストパフォーマンス賞。みんなが納得の順位。
テスト終了後、知り合いに聞くと、ひとりは後藤花に投票、ひとりは、川嶋美楓に投票とのこと。出口調査も、結果を補強していいるね。
納得の、結果だね。
3、私が投票したのは。
では、私は誰に投票したのかというと、川島にも、後藤にも投票しなかった。私が投票する基準はただひとつ、ハロプロらしさ、ハロプロらしさとは何か、それは、アイドルらしさでもある。研修生公開実力診断テストの実力とは、歌やダンスや衣装セレクトなどの実力ではなく、いかにアイドルであるか、いかにハロプロであるか。今その時にしか歌えない歌を歌うこと。そして、それを聞いているこちらが、胸がキュンとなること。私がアイドルに必要不可欠なのは、むねきゅんセンチメンタルだと思っている。
今回の8人が歌った16曲のなかで、ひとりが歌った1曲だけが、私の心に響いた、伝わってきた。その曲、歌詞の世界観が、私の目の前にぱーとひろがる。目の見えない私の目に、その研修生が、はにかみながら、うれしそうに、はずかしそうに、歌っている表情まで見えた。
後藤にしようか、川島にしようか、それとも吉田にしようか、悩んでいた私。最後の最後。自由曲の最後、8番目。審査の一番最後に披露した研修生。
雨の中の口笛をうたった、鹿児島県出身、中2、カミムラレナ。
私は、カミムラに投票。
雨の中の口笛は、オリジナルはJuice=Juiceの3人の新人が歌っていた。でも、この3人が歌う、雨の中には、伊阿寒の私。なにかが違う。カミムラの歌をきいて、これが、オリジナルだとおもった私。すばらしい歌唱だった。歌のテクニックでいえば、川島には遠くおよばないし、声量やピッチでは同じ新人のハヤシにもにもおよばない。
でも、カミムラが一番なのよね。
カミムラが歌い終わったあと、審査委員の宮本佳林は、今度は、もっと哀愁をみにつけたらもっとよくなるよ、とアドバイス。
私は、そうはおもわない。Juice=Juiceの歌う、雨の中は、たしかに、どこか哀愁がある。でも、この曲って、哀愁は必要だろうか。私は必要ないと思う。哀愁をまったく感じさせない、カミムラの歌い方こそが正解だと私思う。
5期の高橋愛、小川麻琴、紺野あさ美、新垣里沙が歌った、好きな先輩、そして、6期の亀井絵里、田中れいな、道重さゆみも歌った好きな先輩。この好きな先輩は、あのわずかな瞬間にしか歌えない曲。加入してすぐにしか歌えない曲。そもそも、アイドルの歌とはそういうもの、その時にしか歌えないものを歌うのがアイドル。
カミムラは、今日、この日に歌うべき曲を、歌った。それにつきる。来年うたってもいけないし、過去にうたってもいけない。今日歌うべき歌が、雨の中の口笛だったのよね。それを見抜いた、カミムラレナ。すばらしい。
さらに言うと、課題曲のアドレナリンだめを選んだ理由が、もし、自分の名前、レナが曲のタイトルに入っているから、という理由なら、さらによい。
カミムラレナには、ぜひ、Juice=Juiceに入って、これが正しい雨の中の口笛なんですよと、先輩方におしえてほしいね。
川嶋美楓は1318票で最多得票。後藤花は1209票で次点。
たぶん、カミムラには652票入っていると、勝手な予想。
4、その他
投票時間は30分。その後、小片リサが2曲、宮本佳林が2曲、オオチャノーマが2曲、研修生ユニットが2曲、研修生が3曲パフォーマンス。と投票時間あけの小片リサの1曲目はまだ会場がおちついていなかった。でも、小片リサはちゃんと歌いきって、次の佳林にまわしてくれた。佳林は、なんてたってと自分ファーストをもてきて、研修生とは格の違いを見せつけた。
4500円で、研修生に投票もできて、佳林の曲も聞けて、とても、たっぷりの聞きごたえのあるライブだった。やっぱり、毎年、いかねきゃね。
なお、投票時間中、30分の間、スタッフがトイレいかがですかと2度声をかけてくれた。1回目いいですと断ったら、15分後にまたお聞きしますねといってくれた。ありがたいね。言葉にあまえて、2回目には多目的トイレにいった。でも、ウォシュレットないのよね。あと、投票は各自のスマホで投票するのだけども、中には回線がつながらない人もいたよう。トイレの前で、スタッフに苦情をいっている人がいた。スタッフはただあやまるだけだった。私は、ドコモ回線とポボのエーユー回線のダブルシムなので、難なくポボで投票できてよかった。
休憩をいれて、3時間のライブ。あっという間のライブだった。
終演後、八王子駅の改札の前のコーヒーショーップで、佳林ちゃんファンの人とおはなし。4月16日、。日曜日のつま恋のアイドルフェスのお話をきけてよかった。実質、佳林現場での声出し解禁現場だったようで、開演前から佳林コールがわきおこってたよう。それを舞台袖できいているであろうバックダンサーの小野田華凜、同じカリンの名前を持つ研修生。いつか、私もって、おもってくれたらいいね。
こうやって、ハロは、うけつがれていくのね。ハロプロ結成25周年。いつまでも、続くハロプロであれ。
■『Hello! Project 研修生発表会 2023 ~春の公開実力診断テスト~』 セットリスト
■セットリスト
01. 色とりどり伸びよ!!(ハロプロ研修生 ※3月加入の河野空愛、牧野永愛、林仁愛を除く)
MC 審査委員紹介
課題曲
02. あなたなしでは生きてゆけない/Berryz工房(吉田姫杷)
03. アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー(林仁愛)
04. 泣けないぜ・・・共感詐欺/アンジュルム(牧野永愛)
05. SHALL WE LOVE?/ごまっとう(下井谷幸穂)
06. Swing Swing Paradise/モーニング娘。’22(河野空愛)
07. SHALL WE LOVE?/ごまっとう(川嶋美楓)
08. あなたなしでは生きてゆけない/Berryz工房(後藤花)
09. アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー(上村麗菜)
自由曲
10. まっさらブルージーンズ/℃-ute(吉田姫杷)
11. ここにいるぜぇ!/モーニング娘。(河野空愛)
12. 悲しきヘブン/℃-ute(川嶋美楓)
13. アダムとイブのジレンマ/℃-ute(下井谷幸穂)
14. ビートの惑星/モーニング娘。’21(林仁愛)
15. Be Alive/モーニング娘。(後藤花)
16. 恋愛レボリューション21/モーニング娘。(牧野永愛)
17. 雨の中の口笛/Juice=Juice(上村麗菜)
30分休憩 投票時間
118. どっち(小片リサ)
19 Oh, Sunny Days!(小片リサ)
20. なんてったって I Love You(宮本佳林)
21. 自分ファースト(宮本佳林)
22. ヨリドリ ME DREAM(OCHA NORMA)
23. 運命 CHACHACHACHA~N(OCHA NORMA)
24. ダイスキだけど付き合えない(ハロプロ研修生ユニット’23)
25. 女で地球は回ってる(ハロプロ研修生ユニット’23)
26. ありがた迷惑物語(吉田姫杷、川嶋美楓、後藤花、下井谷幸穂、上村麗菜)
27. きみの登場(ハロプロ研修生 ※3月加入の河野空愛、牧野永愛、林仁愛を除く)
28. 正しい青春ってなんだろう(ハロプロ研修生)
公演時間 3時間(途中、投票時間30分含む) その後規制退場、客席ではマスク必須、声援声出し負荷、着席
▼ベストパフォーマンス賞
川嶋美楓 1318票
自由曲「悲しきヘブン」
課題曲「Shall We Love?」
▼準ベストパフォーマンス賞
後藤花 1209票 後藤の得票数は、当日ステージ上では発表されず。
自由曲「Be Alive」
課題曲「あなたなしでは生きてゆけない」
PS
終演後、21時13分の中央特快で新宿駅へ、21時50分に到着。新宿駅の駅員さんが手引きしてくれたので、無事22時10分のバスタ新宿発、JR高速バスのグランドリーム3号にのれた。バスのりばは、A3のりばだった。なので、JR新宿駅新みなみ口改札をでて、左にいって、Aエレベーターで4階にあがるのが、一番いいね。
グランドリーム3号は、2階建てバス。私は、2階の再全席、1A席。障碍者割引で4510円。この値段で、大阪までもどれるというのはうれしいね。意外と、足ものばせた。ただ、社内トイレに、ウォシュレットはなし。結局、今日は、ウォシュレット使えない日曜日だった。
バスの車内では、TBSドラマ日曜劇場のラストマン全盲の捜査官と、NHK大河ドラマどうする家康をスマホでみる。どうする家康の途中でねてしまった。最後まで、どこに、スマホの充電USBポートがあるのか、座席をさわってもわからなかった。
朝5時45分にJR大阪駅高速バスのりばおりばに到着。家にもどったのは7時。今日は、朝7時に家を出て、翌日、7時に家にもどってくれた。実に濃密な24時間だった。
Juice=Juice 雨の中の口笛~Mon Amour~Fiesta!Fiesta!
今日は、4月30日日曜日、コロナ前なら、5月5日のこどもの日あたりで、東京、中野サンプラザで、ハロプロ研修生の公開実力診断テスト発表会。2000人の前で、研修生ひとりひとりがソロで、自分が選んだ衣装、曲、ダンスを披露。それを客がその場で投票し、その場ですぐに、最多得票研修生を発表するイベント。最多得票研修生は、ベストパフォーマンス賞。
2013年にはじまって、今年で11回目。過去10回でベストパフォーマンス賞をとった研修生は、のちのち必ずデビューしている。(昨年のベストパフォーマンス賞の松原ユリヤと小野田華凜は、デビュー未定ながら、研修生ユニットに選抜ずみ)
このハロプロ研修生というのは、いわゆる、モーニング娘。のオーディションを受けたものの、合格しなかった、不合格者のあつまり。不合格にもまけず、デビューできるかわからないにもかかわらず、日々レッスンを受けている人たち。南は、鹿児島、北は埼玉までの、8人の研修生が、今日、公開実力診断テスト発表会でソロ曲を披露。
モーニング娘。とは、そもそも、女性ロックボーカリストオーディションに不合格となった人たちの集まり。つまり、モーニング娘。とはなりたいもものに、なれなかった人たちの集まり。そこにこそ、モーニング娘。の魅力、エッセンスがある。最近は、そのモーニング娘。の本質がわすれさられて、どこかエリート集団だとおもわれている。そうじゃないんだよな。モーニング娘。は。
そう考える、私にとって、実は、ハロプロ研修生こそが、おモーニング娘。なのよね。今の現役のモーニング娘。と今のハロプロ研修生を比べたら、どちらか、モーニング娘。の本質を備えているか、それはハロプロ研修生なのよね。
なので、モーニング娘。がハロプロのマザーシップ、旗艦船であるのならば、実は、ハロプロ研修生こそが、そのマザーシップのマスト、帆なのよね。研修生がいなければ、いまのモーニング娘。はモーニング娘。たりえないのよね。そこを、理解していない、モーニング娘。ファンがいかに多いことか。
ということで、ハロプロファン、モーニングファンは、必ず見なければならないライブ、それは、娘。のお披露目コンサートでも、リーダーの卒業コンサートでもない、ハロプロ研修生公開実力診断テストこそみなければならない。
なので、当然、私は、大阪から、東京へ、遠征。本当なら、大阪から、新横浜、そこから、のりかえて八王子にいくのが最短ルートだけども。。研修生ライブの前に、元ハロプロエッグの吉川友の31歳イブのバースデーライブが表参道であるので、それにたちよってから、八王子へ。そして、その研修生テストの審査委員には、なんと、ハロプロエッグ、ハロプロ研修生出身のハロプロの至宝、宮本佳林(元Juice=Juice、現在ソロ歌手)も出演。今日の4月30日、1日で、吉川友、宮本佳林という伝説のハロプロエッグ、そして現在のハロプロエッグの流れをくむ、ハロプロ研修生のライブがみられるなんて、これは、遠征しなきゃでしょ。なお、佳林は、審査員の前に、午前中、千葉の幕張のニコニコ長会議でシャルルなど2曲を歌っての八王子入り。
キッカの表参道のライブがおわって、表参道駅からメトロ銀座線でJR渋谷駅へ。渋谷から新宿、そして新宿でのりかえて中央線で、八王子へ。銀座線の渋谷駅の改札でたら、目の前がJRの渋谷駅の改札、ほんと便利だね。
新宿から40分ほどで八王子。八王子はおもったよりとおい。町田とか、そのあたりかとおもったら、町田よりもさらにその先なのね。群馬のほうがちかいかもね。新宿から八王子まで電車賃が736円もする。大阪から京都まで500円ぐらいでいけるのに、八王子までは遠いし、高いね。
八王子駅に到着し、トイレをかりる。ウォシュレットなし表参道駅も、八王子駅も、そしてJCOMホール八王子の多目的トイレにも、ウォシュレットがなかった。こんなことははじめて。
会場のJCOMホール八王子は、以前、大黒摩季のコンサートにきたのがはじめて。コージーコーナーで、チーズケーキかったな。今日も、ちゃんとコージーコーナーあった。そして、はじめて知ったのは、ホールの入っている建物、4階がホール入場口フロアで、3階には、なんと私の好きなサイゼリヤがあった。あと、改札の前には、エックススタンドというJRのスタバみたいなお店もあった。時間をつぶしやすい会場なのね。改札から雨にもぬれないし、100メートルほどだし、ほんといい会場だね。新宿から遠いけどね。
会場のたてものの2階からエレベーターで4階にあがり、入場口。エレベーターおりて、点字ブロックが入場入り口までついてている珍しい建物。おそらく、八王子市の施設なのかな?ただ、帰りに、この点字ブロックにそって、帰ろうとしたら、開場のスタッフにとめられる私。危険なので、ほかの客がいなくなってから、歩いてくださいとのこと。おかしな話だね。きっとこのスタッフは視覚障害者と接したことがないんだろうな。視覚障害者がどんだけの人ごみの中、点字ブロックの上を、よぼよぼ歩いているか知らないんだろうね。私がその人にとってはじめての視覚障害者なので、次回からは、視覚障害者は点字ブロックの上を、人ごみの中帰ることができるだろうね。
一方、スタッフではない、親切なおばさんが改札から50メートルほど歩いたところで、声をかけてもらう私。ずっとそのおばさんは私が気になっていたようで、おもいきって声をかけてくれたとのこと。その恰好目立ちますから、誰かが声をかけるだろうとおもって、みていたんですけど、どなたも声をかけないので、私がかけましたとのこと。そのおばさんに4階のフロアまで手引きしてもらって、3階にサイゼリヤがあることもおしえてもらった。ありがたいね。
今日は、事前に電話で車いすスペースをおねがいしていたので、1階席と2階席の間の横通路のカミテにパイプ椅子をだしてもらって、すすわる2000席の客席は満席。会場にこれなかったファンは、ネットの生配信で今日の研修生ッテストに参加。たぶん、合計5000人ぐらいのファンが投票したんだろうね。
あそうそう、投票といえば、入場口で、A4サイズの2枚ものの紙をもらう。今日、研修生8人が披露する、順番と披露曲のリスト。課題曲と自由曲、それぞれ、曲目と歌う順番が違う。なので2枚。それと、チケットの大きさの厚紙、そこにはQRコードが印刷されていて、このQRを読み取って、各自ファンは投票する。このQRコードをコピーして、ネットでバラマケバ、だれでも投票できるのではないかと不安な私。でも、あとで知ったのは、このQRコードは客ひとりひとり別のQRコード。なので、一度そのQRコードを使って、投票したら、再度サクセスしても、投票はすでに完了していますとでるだけで、再度投票はできない。ちゃんとしているね。
あと、宮本佳林の5月24日水曜日からはじまる、東京駅すぐのコットンクラブでの、音楽劇、アクジョウテンセイのフライヤーも入場口でくばっていた。得した気分だね。カラーのチラシをもらえて。
デスペア的ハロプロ研修生春の公開実力診断テスト2023のポイント
1、大阪府湿疹、中2、マキノさん
今回のテストは、過去最少の8人の研修生が審査対象者。実際は、現在、ハロプロ研修生は13人いるけども、そのうち5人、松原、小野田、橋田、村越、植村の5人は、デビュー目前組として研修生ユニット23として、別扱い。なので、8人の研修生が審査対象。
その8人のうち、なんと、5人が今回のテストが初めてのテストで、その5人のうち、なんと3人が、客前に立つのもはじめての新人研修生、福岡県高2のカワノさん、大阪府中2のマキノさん、愛知県小6のハヤシさんの3人は、先日研修生加入が発表されただけの研修生、いまだ、研修生ライブにも出演したことがない、
何回か、ステージにあがってはいるものの、今回が初テストなのは、2人。カミシモコンビとファンの間では呼ばれているよう。鹿児島県出身の中2の、カミムラレナ、岡山県出身の高2、シモイタニユキホ。
そして、過去に、研修生テストを受けたことのある3人も、実は、今回が2回目。かつてのテストでは、4回目、5回目というベテラン研修生もいたけど、今回は、ういういしい研修生ばかり。その2回目というのが、吉田、川島、後藤の3人。後藤は、現在、おはスタのレギュラー2年目の逸材。後藤花というその名前のとおり、彼女がステージにあがり、トークすると、その場の雰囲気がいっきにあかるくなり、まるでおはスタのよう。たぶん、ハロプロ25年の歴史のなかで、ここまで、タレント性が高い人は、メンバーにも研修生にもいなかったね。前へ前へ、いつでも、自然と目立ってしまう後藤。こんな後藤にこそ、ベストパフォーマンス賞をとって、すぐにでもモーニング娘。にはいって、そして、モーニング娘をかきまわしてほしいよね。序列主義の、硬直してしまった娘に風穴をあけてほしいのよね。
吉田は、まるで男の子のような風貌らしい。ショートカット、しかも声がハスキーで低い。吉田には、ぜひ、吉澤ひとみ、加賀楓のようなボーイッシュキャラで、モーニング娘に入ってほしいね。
川島は、大先輩の田中れいなと二人で、大きな瞳を歌って、その動画の再生回数が、研修生の他の歌唱動画を大きく引き離す、それほどの歌唱力。田中れいなは、この歌は、6期の大事な曲で、それを、研修生と二人で歌うとはおもわなかったといっている。事務所が、川島にこの歌を歌わせるところからみても、事務所は、川島を、次期、モーニング娘。ののメインボーカルとして育てようとしているのかもね。
そんな8人による、テスト。課題曲、地涌局とも、1番手は吉田で、トリはカミムラ。
テストがはじまって、まずは、研修生全員がでてきて、曲を全員で歌う。その後紹介されて、すぐにひっこむ。そして、ステージには、今日の審査委員がよびこまれる。なお、今日の司会者はアラケンで、ずっと審査委員をつとめてきたシャ乱Qのまことは欠席。まことは体調が悪いんだろうね。大丈夫かな。
今日の審査委員は、研修生の歌の先生、ウエノマリコ、ダンスの先生、ミツバチまき、作詞作曲家のホシベショー、そして、宮本佳林と小片リサ。ただ、この5人の審査委員が、ベストパフォーマンス賞をきめるのではない、あくまで、ファンの投票が一番多い人が、ベストパフォーマンス賞。
審査員がステージから客席におりて、前のほうの席で、陣取り、いよいよ研修生の課題曲の披露がスタート。ステージは大画面がひとつあって、客席からでも、研修生の歌う顔の表情などもよくわかるよう。
課題曲で、一番、私が、度肝をぬかれたのは、新人のマキノさん。
かつて、道重さゆみは、オーディションをうけて、合格し、レッスンをうけるまで、歌に音程があることを知らなかったと発言。つまり、道重は、実に音痴。オーディションの合宿で歌った、赤いフリージアが、音程があやふやで、のちのち、サユージアとよばれて、ファンの間で伝説になった。
その道重を超える存在が登場した。それが、マキノさん。
リズムも音程も、あきらかに、ずれている。素人のだれが聞いても、ずれているのがわかる。これにはびっくりの私。
ただ、彼女のすごいところは、実に同道としているということ、声はマイクによくのっているということ。どうしても、初ステージ、初マイクだと、声が、うすっぺらくて、弱弱しくて、自信のなさが歌声からもつたわるんだけども、マキノさんには、それがまったくない、実にどうどうとしている。すごいね。
これは、もし、度胸が据わっているのならすごいし、自分の音程とリズムがくるっているということに気づいていないのなら、さらにすごいね。
マキノを含めて、今回の3人はおそらく現在おこなわれているモーニング娘。のオーディションの最終審査前で落ちてしまった子たち。ならば、もっと、歌は上手でもよさそうなのだけども、それをくつがえすマキノ。ほんと、マキノはすごい。ハロプロ発だと思う。
こう書いていると、私が、マキノを酷評しているように思われるかもしれないけども、そうではない。
逆に、マキノこそが、モーニング娘。そのものだと思う。落ちこぼれの寄せ集めのモーニング娘。。8人の中で、一番モーニング娘。の本質を備えているのはこのマキノ。あの、音程とリズムのなさ、まさにあれこそが、モーニング娘。だと思う。
そして、研修生らしい研修生も、このマキノ。伸びしろがハンパない。研修生ファンは、その研修生の成長に重きを置く。今どれだけできているかではなく、今後どれだけできるようになるか、その成長というか、変化に重きを置いている。
マキノは、近所のボイトレにでも通って、ニャーオの発声練習をつめば、すぐに、歌はうまくなると思う。なので、まわりりの評価や評判をまにうけて、やめてしまわないでほしいね。あなたのインパクトはものすごかったです。そのインパクトは、次にいかせます。今、手持ちに最強のカードがめぐっている状態です。そのカードを使わずにやめるのは、ものすごくもったいない。宮本佳林が中3になっても、デビューができなかったら、研修生をやめる約束をママとしていいたほど、もったいないこと。マキノはやめちゃだめ。
2、川島と後藤
の一騎打ち
課題曲も自由曲も、マキノはマキノだった。ぶれないところもすごいね。
そして、課題曲自由曲とも、抜群の音程、リズム、歌のテクニックだったのが、京都府出身、高1の川嶋美楓カワシマミフ。特に、自由曲で歌った、℃-uteの「悲しきヘブンはすばらしかった。同じ年齢のころに佳林もこの曲を歌っているけども、当時の佳林は、歌声が、上野ほうでへばりついていて、キンキン声になっていた。でも、川島ははそれがなかった。広い音域で、声もよくでていて、そして、音程リズムもバッチリだった。お手本といってもいい歌い方だった。
川嶋美楓の歌唱力がナンバーワンというのは、客席のだれもが認める。
それに対抗するのが、生まれ持った、天性の明るさ、ハナをもった、後藤花。子役特有の、こなれかんとかはなく、どこか不安定で、どこあほっぽさ、なのに、明るい、いやみがないのよね。まるで少女漫画の明るい主人公のよう。いつも笑顔で、時々涙するも、またすぐに笑顔になって前を向く、主人公。それが後藤花。
私は、去年のテストでは、後藤花に投票した。リズムがズレズレの、ここにいるぜぇだったけど、その歌声が、実にたのしそうで、明るい、後藤の性格、キャラクターがその歌から実によく伝わってくる。リズムとかメロとかじゃなくて、後藤そのものが、こちらに伝わってくる。後藤のあいくるしさとか生命力が歌声から伝わってくるのよね。
それが去年。今年の後藤は、どうかというと、伝わってくるものがなかった。丁寧に、リズムと音程をとろうとしていて、あきらかに去年より歌のテクニック、音程、リズムは上達したのだけども、後藤のよさ、天性の明るさ、少女漫画の主人公感がまったく歌声からは聞き取れなかった。歌声も低温をメインに使い。しゃべる声とはまったく違う声のトーンだった。審査員の小片リサは、そのギャップがいいといっていたけども、私は、そうはおもわない。残念ながら、カラーの少女漫画の主人公が、日本漫画昔話の登場人物のように、カクカク動画になってしまったようで、生き生きさが感じられなかった。
とはいえ、過小疲労後のインタビューでは、あいかわらずの、後藤花らしさ全開だった。しゃべりだすと、一気に、すべてを後藤色にそめてしまうのよね。このキャラクターの前では、かつてのハロプロエース、安倍なつみ、後藤真希、宮本佳林でも、かすんでしまうだろうね。この後藤花の、この明るさというか、人ったらしな魅力って、どこからくるんだろう? 実に不思議。
人気の後藤、実力の川島。この一騎打ちだというのは、課題曲、自由曲をおえて、客席のみんながそう思った。
結果、フタをあけてみれば、8人のうちで、賞をとったのは、この2人だけ。過去は、必ず審査員特別賞なるものがあったけども、今回はそれもなし。ただ単に、ベストパフォマンス賞と、準ベストパフォーマンス賞。最多得票と僅差の次点の2人が受賞。準フベストパフォーマンス賞というのは、いまだかつてなかった賞。
実力の川亜島が最多得票でベストパフォーマンス賞、人気の後藤が次点で準ベストパフォーマンス賞。みんなが納得の順位。
テスト終了後、知り合いに聞くと、ひとりは後藤花に投票、ひとりは、川嶋美楓に投票とのこと。出口調査も、結果を補強していいるね。
納得の、結果だね。
3、私が投票したのは。
では、私は誰に投票したのかというと、川島にも、後藤にも投票しなかった。私が投票する基準はただひとつ、ハロプロらしさ、ハロプロらしさとは何か、それは、アイドルらしさでもある。研修生公開実力診断テストの実力とは、歌やダンスや衣装セレクトなどの実力ではなく、いかにアイドルであるか、いかにハロプロであるか。今その時にしか歌えない歌を歌うこと。そして、それを聞いているこちらが、胸がキュンとなること。私がアイドルに必要不可欠なのは、むねきゅんセンチメンタルだと思っている。
今回の8人が歌った16曲のなかで、ひとりが歌った1曲だけが、私の心に響いた、伝わってきた。その曲、歌詞の世界観が、私の目の前にぱーとひろがる。目の見えない私の目に、その研修生が、はにかみながら、うれしそうに、はずかしそうに、歌っている表情まで見えた。
後藤にしようか、川島にしようか、それとも吉田にしようか、悩んでいた私。最後の最後。自由曲の最後、8番目。審査の一番最後に披露した研修生。
雨の中の口笛をうたった、鹿児島県出身、中2、カミムラレナ。
私は、カミムラに投票。
雨の中の口笛は、オリジナルはJuice=Juiceの3人の新人が歌っていた。でも、この3人が歌う、雨の中には、伊阿寒の私。なにかが違う。カミムラの歌をきいて、これが、オリジナルだとおもった私。すばらしい歌唱だった。歌のテクニックでいえば、川島には遠くおよばないし、声量やピッチでは同じ新人のハヤシにもにもおよばない。
でも、カミムラが一番なのよね。
カミムラが歌い終わったあと、審査委員の宮本佳林は、今度は、もっと哀愁をみにつけたらもっとよくなるよ、とアドバイス。
私は、そうはおもわない。Juice=Juiceの歌う、雨の中は、たしかに、どこか哀愁がある。でも、この曲って、哀愁は必要だろうか。私は必要ないと思う。哀愁をまったく感じさせない、カミムラの歌い方こそが正解だと私思う。
5期の高橋愛、小川麻琴、紺野あさ美、新垣里沙が歌った、好きな先輩、そして、6期の亀井絵里、田中れいな、道重さゆみも歌った好きな先輩。この好きな先輩は、あのわずかな瞬間にしか歌えない曲。加入してすぐにしか歌えない曲。そもそも、アイドルの歌とはそういうもの、その時にしか歌えないものを歌うのがアイドル。
カミムラは、今日、この日に歌うべき曲を、歌った。それにつきる。来年うたってもいけないし、過去にうたってもいけない。今日歌うべき歌が、雨の中の口笛だったのよね。それを見抜いた、カミムラレナ。すばらしい。
さらに言うと、課題曲のアドレナリンだめを選んだ理由が、もし、自分の名前、レナが曲のタイトルに入っているから、という理由なら、さらによい。
カミムラレナには、ぜひ、Juice=Juiceに入って、これが正しい雨の中の口笛なんですよと、先輩方におしえてほしいね。
川嶋美楓は1318票で最多得票。後藤花は1209票で次点。
たぶん、カミムラには652票入っていると、勝手な予想。
4、その他
投票時間は30分。その後、小片リサが2曲、宮本佳林が2曲、オオチャノーマが2曲、研修生ユニットが2曲、研修生が3曲パフォーマンス。と投票時間あけの小片リサの1曲目はまだ会場がおちついていなかった。でも、小片リサはちゃんと歌いきって、次の佳林にまわしてくれた。佳林は、なんてたってと自分ファーストをもてきて、研修生とは格の違いを見せつけた。
4500円で、研修生に投票もできて、佳林の曲も聞けて、とても、たっぷりの聞きごたえのあるライブだった。やっぱり、毎年、いかねきゃね。
なお、投票時間中、30分の間、スタッフがトイレいかがですかと2度声をかけてくれた。1回目いいですと断ったら、15分後にまたお聞きしますねといってくれた。ありがたいね。言葉にあまえて、2回目には多目的トイレにいった。でも、ウォシュレットないのよね。あと、投票は各自のスマホで投票するのだけども、中には回線がつながらない人もいたよう。トイレの前で、スタッフに苦情をいっている人がいた。スタッフはただあやまるだけだった。私は、ドコモ回線とポボのエーユー回線のダブルシムなので、難なくポボで投票できてよかった。
休憩をいれて、3時間のライブ。あっという間のライブだった。
終演後、八王子駅の改札の前のコーヒーショーップで、佳林ちゃんファンの人とおはなし。4月16日、。日曜日のつま恋のアイドルフェスのお話をきけてよかった。実質、佳林現場での声出し解禁現場だったようで、開演前から佳林コールがわきおこってたよう。それを舞台袖できいているであろうバックダンサーの小野田華凜、同じカリンの名前を持つ研修生。いつか、私もって、おもってくれたらいいね。
こうやって、ハロは、うけつがれていくのね。ハロプロ結成25周年。いつまでも、続くハロプロであれ。
■『Hello! Project 研修生発表会 2023 ~春の公開実力診断テスト~』 セットリスト
■セットリスト
01. 色とりどり伸びよ!!(ハロプロ研修生 ※3月加入の河野空愛、牧野永愛、林仁愛を除く)
MC 審査委員紹介
課題曲
02. あなたなしでは生きてゆけない/Berryz工房(吉田姫杷)
03. アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー(林仁愛)
04. 泣けないぜ・・・共感詐欺/アンジュルム(牧野永愛)
05. SHALL WE LOVE?/ごまっとう(下井谷幸穂)
06. Swing Swing Paradise/モーニング娘。’22(河野空愛)
07. SHALL WE LOVE?/ごまっとう(川嶋美楓)
08. あなたなしでは生きてゆけない/Berryz工房(後藤花)
09. アドレナリン・ダメ/つばきファクトリー(上村麗菜)
自由曲
10. まっさらブルージーンズ/℃-ute(吉田姫杷)
11. ここにいるぜぇ!/モーニング娘。(河野空愛)
12. 悲しきヘブン/℃-ute(川嶋美楓)
13. アダムとイブのジレンマ/℃-ute(下井谷幸穂)
14. ビートの惑星/モーニング娘。’21(林仁愛)
15. Be Alive/モーニング娘。(後藤花)
16. 恋愛レボリューション21/モーニング娘。(牧野永愛)
17. 雨の中の口笛/Juice=Juice(上村麗菜)
30分休憩 投票時間
118. どっち(小片リサ)
19 Oh, Sunny Days!(小片リサ)
20. なんてったって I Love You(宮本佳林)
21. 自分ファースト(宮本佳林)
22. ヨリドリ ME DREAM(OCHA NORMA)
23. 運命 CHACHACHACHA~N(OCHA NORMA)
24. ダイスキだけど付き合えない(ハロプロ研修生ユニット’23)
25. 女で地球は回ってる(ハロプロ研修生ユニット’23)
26. ありがた迷惑物語(吉田姫杷、川嶋美楓、後藤花、下井谷幸穂、上村麗菜)
27. きみの登場(ハロプロ研修生 ※3月加入の河野空愛、牧野永愛、林仁愛を除く)
28. 正しい青春ってなんだろう(ハロプロ研修生)
公演時間 3時間(途中、投票時間30分含む) その後規制退場、客席ではマスク必須、声援声出し負荷、着席
▼ベストパフォーマンス賞
川嶋美楓 1318票
自由曲「悲しきヘブン」
課題曲「Shall We Love?」
▼準ベストパフォーマンス賞
後藤花 1209票 後藤の得票数は、当日ステージ上では発表されず。
自由曲「Be Alive」
課題曲「あなたなしでは生きてゆけない」
PS
終演後、21時13分の中央特快で新宿駅へ、21時50分に到着。新宿駅の駅員さんが手引きしてくれたので、無事22時10分のバスタ新宿発、JR高速バスのグランドリーム3号にのれた。バスのりばは、A3のりばだった。なので、JR新宿駅新みなみ口改札をでて、左にいって、Aエレベーターで4階にあがるのが、一番いいね。
グランドリーム3号は、2階建てバス。私は、2階の再全席、1A席。障碍者割引で4510円。この値段で、大阪までもどれるというのはうれしいね。意外と、足ものばせた。ただ、社内トイレに、ウォシュレットはなし。結局、今日は、ウォシュレット使えない日曜日だった。
バスの車内では、TBSドラマ日曜劇場のラストマン全盲の捜査官と、NHK大河ドラマどうする家康をスマホでみる。どうする家康の途中でねてしまった。最後まで、どこに、スマホの充電USBポートがあるのか、座席をさわってもわからなかった。
朝5時45分にJR大阪駅高速バスのりばおりばに到着。家にもどったのは7時。今日は、朝7時に家を出て、翌日、7時に家にもどってくれた。実に濃密な24時間だった。
Juice=Juice 雨の中の口笛~Mon Amour~Fiesta!Fiesta!