ヘルペスでも死ねる
今日は日曜日。いつもの日曜日はハロ現場か、スポーツジムか、点字ブロックルート調査。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。今日はガイドヘルパーさんなしで梅田へ。視覚障碍者の若者の交流会へ。今年45歳の私は若者ではないのだけども、さそってくれる人がいるのでいく。さそってもらえるのはありがたいね。
梅田へは一人で。これも、いままで梅田の点字ブロックルート調査を私と一緒にしてくれたボランティア仲間のおかげ。ありがたいね。こんな恩恵を私だけでなくもっと多くの視覚障害者の人にもあじわってもらいたいね。一人で阪急梅田駅にいって、そこからホワイティ梅田やルクアイーレにいったりと、あるいはJR、地下鉄にののりかえれたりと、ほんと一人で自由自在に移動できるのは点字ブロックルートのおかげありがたい。
視覚障害者の若い人と、HHEPナビオでお茶をしながら2時間ぐらいお話。ここの施設もTOHOシネマズうめだの映画館があるので、以前点字ブロックルート調査した施設。
ほとんどが20代の視覚障害者。でもみんな弱視で白杖はもたないでもなんとかいけるレベる。ほぼ全盲な私は、よきにつけあしきにつけ、彼らの20年後の自分にうつっているんだろうな。バリバラ収録の話や、ハロプロ遠征のこと、厚生労働省の試験のこと、お見合い、結婚相談所のことなど話した。ちょっとしゃべりすぎたかな。まぁメガ見えなくなっても、こんなにたのしそうに過ごせるんだなっていうことがすこしでもわかってもらえたらいいな。
あと、若い人には、私の経験から、20代、30代のううちに恋愛や結婚をしるべきだと熱弁。私がその年代の時には、目のことがあり、将来見えなくなるのに恋愛とか結婚とか子供とか考えられないとおもって拒絶してきた私。
でも、、拒絶する必要はぜんぜんなかったと最近になってようやくわかる。網膜色素変性症でもほとんど子供には遺伝子ないし、目がみえなくなってもちゃんと結婚している人もいる。それを20代の私にお教えてあげたかったな。
私がこのようにアドバイスする必要はないほど、最近の視覚障害者の若い人はしっかりしている。目のことをしっかりうけいれて、それで恋愛や結婚に挑んでいる。結婚した人、今度結婚する人、今度お見合いをはじめてする人がいて、びっくりで、そしてうれしくなった。いつのまにか私も年をとったな。そんな若い人の恋愛話や、結婚話を聞くとうれしくなる。昔なら、自分はできないのに・・と落ち込んだり嫉妬したりしたけど、今は全然ないね。若い人たちが実にいとおしい。懸命にいきている彼らの姿を見ると涙がでてくるほどいとおしい。こう感じるのも私の年齢のせいだろうな。
20代の私にタイムスリップして会えたなら、いいたいのは。
同じ視覚障害者の同年代の人、ちょっと上の世代の人とどんどん会って話しなさい
ということ、RPだからと将来に絶望するんじゃなく、絶望をのりこえた、受容した同じ病気の若い人、ちょっと上の人と会いなさいっていうこと。
視覚障害を宣告され、だいたい紹介されるのは、おじいさんやおばあさん。これがだめだね。
夕方には交流会もおわったので、せっかく梅田にきたのだからと、ひとりで映画館へ。音声ガイドつきの映画がたくさん上映されているのでいってみた。iPhoneでUDCASTゆーでぃきゃすとといアプリを弾雨ロードしていけば、そのスマホから音声ガイドがきこえる。
iPhoneなどスマホを持っていなくても、JR大阪駅の駅ビルルクアイーレの11階にある映画館、大阪ステーションシティシネマは無料で端末をかしてくれる。iPodを貸してくれる。それとイヤホンも貸してくれる。
そして、障碍者だと1000円で映画がみれる。ありがたいね。
HEPナビオで別れて、プチシャん通り、ホワイティ梅田の地下街を通って、阪神梅田駅東口のあたりから阪神百貨店の地下の北側の通路を西にすすんで、そして北上、すると会談をのぼると、そこはJR大阪駅中央口。その中央北改札近くにあるエレベーターで11会へ。そこが映画館大阪ステーションシティシネマ。
時間的にちょうどよかったのが、12人の死にたいこどもたちという映画。先週かその前のハロkンで、ハロプロのメンバーが先日この映画を見に行ったといっていた。MCのまことはその映画を知らず、山木梨沙が、今若い子に人気のある映画みたいですよとフォローしていた。
よし見ようということで、この12人の死にたい子供たちを見た。17時40分からはじまって19時50分終了2時間弱の映画、あっという間だった。
デスペア的映画12人の死にたいこどもたちのポイント
1、だれがでてるのかわからない。
私は前もって、どんな配役かだれがでているのか調べていかない。客席に手引きしてくれた映画館のスタッフに、この映画は洋画ですか?邦画ですか?と聞く。邦画とのこと。
だれが出てますかと尋ねる私。マッケンローがでてますと男性スタッフ。きいたことないね。
今回の映画は、低予算でうまく作られた映画。ロケとかなく、病院の跡地でのロケ。密室サスペンス。
出演者も12人のみ。
とっても製作費がかかっていな映画。しかもみんな若手俳優であまり名前のしれた俳優はでていない。それなのに、なぜか若者には人気なんだね。
最後のエンドロールもしっかり音声ガイドはよみげてくれる。そこで、はじめて、ハシモトカンナという名前を耳にする。あのマスクをずっとしてた子がハシモトカンナなのね。たしか数年前千年に一人の美少女といわれていた子だね。
みんないい芝居をしていた。あと視覚障害者にとっての大事なポイント、音声ガイド。
名が机の短辺の椅子のことを、誕生日席っていうんだね。うまいこと説明するなと思った。あと無音でないているところの音声ガイドもよかった。
ただ、ハシモトカンナが最後に、目を何度もしばつかせているという音声ガイドはいまいち意味がわからなかった。何度も目をしばつかせているといえば、私世代だと、石原都知事ぐらいしか思い浮かばない。
ハシモトカンンの目のしばつかせかたは、涙をこらえてなのか、なにかを隠そうとしてあせっているのか、いまいちわかりづらかった。
音声ガイド政策のパラボラにはそのことを伝えたいな。
2、涙がでた。
タイトルからてっきり、私を離さないでみたいに、収容所に隔離された子供たちの話かとおもったら、ちがった。こどもといってもみんなハイティーンの設定。だいたいが高校生。演じている役者はみんな20代だろうね。
ストーリーは自殺サイトであつまった若者が、自殺をしようとする話。だけども、そこにひとつの死体がまぎれこんで、だれが殺したのかという犯人捜しのサスペンス。
サスペンスかとおもえば、11人の怒れる人々みたいにに陪審員映画のようでもあった。
中年の私だからか、それぐらいのことで自殺なんか考えるなよと思うけど、自殺ってのはその人の尺度。私からすればみんな12人がいとおしかった。みんな件名だった。死ぬことに対して件名であり、逆に宇都生きることに件名な12人だった。
涙がでてきた。
そして、予想もしない結末。これは見る別記だね。
自殺を考えている若い人に見てもらいたいともおもうけど、それを考えている人は映画館なんていかないんだろうな。
3、その他
ハロコンでこの映画の感想をきかれたメンバーは、よくわかりませんでしたという答えをしていた。なぜそのメンバーがそう答えざるをえなかったか、映画を実際に見てわかった。
そこには自殺しようとするアイドルもいたから。
ぜひアイドルファンにも見てもらいたい映画。
あと、エンドロールでの種明かし的、カメラをまわすな適菜栄三もよかった。すべてを音声ガイドしてくれてありがたかった。ただ、時系列を頭の中で整理するのが大変だった。それと12人もいて、どの人がどの人がわからなかった。アンリはやけどした子なのか、世間に訴えたいと主張していた子なのかいまいちわからなかtった。
今日は、交流会にしろ映画にしろ、若狭を感じられた。それも私が年をとった証拠だね。さぁ私もがんばろう。
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