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普段、就眠前の20~30分を活字を観て過ごす。字ならなんでも の時代もあって、いつも安い文庫本で探偵活劇ものを滅茶に読んでいた。そんな類の噺は年を取るとついて行けなくなり、活字でなくレンタルDVDをぼんやり眺めるのが好くなってしまったのは、時々ここに書いておるとおり。そんな年よりの夜のお伴、最近はなぜか太宰さんになっている。といっても、1冊はアラン・ブースさんの”津軽”。もお彼の口調(正確には訳者の柴田さん?)が大好き。最近感心したのは、半島の果てに近い一つの村が好ましく日本的であった として、その理由を多分この村は裕福でなく、大方の家々が他の多くの日本の村・街に観られるような薄い新建材をふんだんに使った新築の家を建てることができなく、古い家を磨き込んで丁寧に使っている と。布団の中で膝を打っております。亡くなられてもぉ何年になるのか、残念。もう一冊は紛れもなく太宰さんのモノで図書館で借りだしました。まだ1週間以上の猶予あるはずで、これも布団の中でニマニマしながら読みましょう。さて、今日もう一冊借りだしたのが、半藤利一さん(正直、あんまり知りません)の奥さんで、漱石の孫にあたる半藤末利子さんの”漱石の長襦袢”。どだい、漱石のお孫さん・しかも女性がモノを書いておることを知らず、最近の中日新聞で知って慌てて図書館へ駆けつけた次第。1935年のお生まれと聞くと、私の父母よりも若く団塊の私より干支ほぼ一回りだけ上というそれだけで身近に感じさせていただく。読んでみて中身が好く、布団の中でクックッと堪える(かってに中身を気楽なものと考えて借りましたので)ことが愉しいといいのですが・・・今夜、ちょっと読んでみます。
あ、賢妻は未だ帰ってこんのです。風呂から済ませますわ。
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