師走が近くなって、あれもこれもと気が散りだした。なかでも昨年の餅つき失敗の原因となった、電動餅つき機の攪拌羽根の修理が(金属屋の端くれとして)第一の宿題。その次が台所・トイレ周りの大掃除かな。妻の手合わせする石臼で杵搗き餅にするが、杵で蒸した糯米を捏ね繰り回す”小搗き”が身体に堪える。小搗きに比べると杵を振り下ろすの陽性で張り合いがある。
そこで父母が存命の頃から(他家の真似をして)蒸し米を回転羽根で捏ねる電動餅つき機を購入し、餅にはしあげずに米粒の形状が無くなり粘りが出だす小搗き段階で石臼に移すようにした。父親や私が杵を振るえば立派な餅となった。機械的に捏ね繰り回しただけの餅とは違い、日本刀の鍛冶のように手合わせと杵で折り返し鍛えられた餅は歯ごたえが一段と良い。延びとコシがある。
ところが一昨年、取り上げた”前段餅”に機械から外れてしまった攪拌羽根が紛れ込んだのに気がつかずに元気よく杵を落としたのでたまらない。アルミ合金の鋳造品であろう羽根はポキリ と壊れてしまった。アルミ鋳物は溶接に耐えないので、機械加工で似たものを造るしかなかった。が、気の利いた重切削に耐える工作機があるわけでない。手持ちのステンレス鋼板を羽根状にし、壊れ残った羽根のボス部と重ねてモーター軸に嵌め込んだ。モーター軸の削られた平坦部がボス穴の半月部に重なり合って回転する仕組み。ステンレス板羽根の底部は90度ほど曲げて軸径よりも大きなバカ穴があけてある。羽根だけで回転力が生じないが、軸と一体になって回転するボスが羽根を回してくれる仕組み。これが昨年の仕事。
(下手な明細書を書いたようで、嫌になった。下手には写真が一番。2年ほど前に壊した羽根をパチリしておくべきであったし、昨年の一工夫の情況も写真してブログ記事にしておけばよかった)
出鱈目な記憶と記事構成が情けなく、昨年・一昨年の記事には羽根を壊し、上記の通りちょいと修繕した経緯が全く記してない!昨年もどんつまりの大つごもりの日に搗いた餅は次のとおり
”ところが餅つき機の羽根が(たぶんヘラ絞りで造られた)アルミの器に干渉して、アルミの微粉末を練りこんでしまった。最初の一臼で気づけばよかったものを、”今年の糯米はちょっと黒っぽいのぉ”等とのんびりしてし、二臼目にかかるときに気がついてしまった次第。”・・・ここでは羽根と書いておるが、正確には付加したステンレス鋼板がボール状のアルミの器を削ってしまったこと。無理もない、ステンレス鋼とアルミボスは固定されていないので上下はフリー状態のステンレス鋼がアルミ器を削るのは避けることができない。
そこで、11月17日のHCビバホームの項でふれたU字ボルトでステンレス鋼の羽根板とアルミボス部を固定したのが本日の仕事。これで、オムニ強力バーナーで蒸した糯米を”小搗く”ことができるぞ。今年こそ、大つごもりや29日の”苦”餅を避け28日か30日には餅を搗くぞ と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/7b/5e59ecf04d603a302b4af2631824155b.jpg)
パチリの下地にした朝刊、法王来日が大見出し。
今日一日、長崎・広島で核廃絶をうったえてくださると。広島でのおはなしの時間は丁度NHKの7時のニュース帯であったのに、ライブしてくれない。お伊勢さんでの雅なおすべらかしや沿道の歓迎ぶりは長い時間を移すのに、これも忖度かしらん。核の傘におる私たち日本人、わけても総理に明日はなんとお話しくださるのか(天皇には期待しても仕方ない)。
あ、日韓の記事もある。私が大事に思うのは、やられたことは忘れようがない と。やった方が国際法違反と声高に言っても・・・
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