欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『北向きのマンション』は、事務所に最高!!

2014年11月02日 09時24分00秒 | 建築のうんちく




『北側の部屋は、一日中、光線が安定している!』



私の母は、『画家』でしたし、叔父は『版画家』でしたので、『太陽光線』には

非常に敏感でした。



ですから、アトリエは、『北側の部屋』と、決まっていました。

そして、部屋の天井近くの、『高い位置』に窓を設け、上方斜め45度から光が

差し込む様に工夫していました。



『安定した、上方から斜め45度の光』は、芸術家にとって、非常に重要です。

あの有名な『レンブラント』も、この斜め45度の光を重視しており、ほとんど

の肖像画が、この光線で描かれて居りました。



『この光線の事を、レンブラントライトとも言います!』



…では、なぜ、『斜め45度』が良いかと言うと、『モノが立体的に見える』から

です。



『ヌードのモデルさん』を描く時も、この角度の光線が、女性の肢体を一番美しく

表現できます。





…この様に、『芸術の世界』では、『北側の部屋』が仕事場として常識なのですが、

『事務的な仕事』をするビジネスマンにとっても、『北側の部屋』が能率をあげて

くれる効果があります。



『北側のマンション』は、分譲ならば、南向きの部屋の比べて、2割程安いですし、

賃貸でも、3割程安い様です。



『事務所として部屋を使う場合』、特に日当りは重要でないはずです!

むしろ、北側の部屋の方が、一日中、光線が安定していて、目も疲れにくいです。






『風水的には北向きの部屋』は良く無いですが、照明を明るくする事で、風水的

デメリットを解消出来ます。



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