欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『 お花見スタイルの違いが建築にも繁栄か!? 』関東VS関西…

2015年04月06日 09時25分49秒 | 建築のうんちく




『東の花見は、にぎやかで、西の花見は、静か…』



皆さんは、お花見しましたか?

私は、横浜の出身なので、花見の時期になると、ソワソワしてしまいます!

関東では、『花見イベント』は、非常に重要な『祭り!』であります。



そうです! 花見は祭りです!

関東では、昔から、『花見』は重要な行事だった様で、江戸時代の庶民でも、

『花見弁当』を持って、お花見に出かけたと言います。

また、江戸の吉原でも、根っこごと、桜の木を掘り起こして来て、吉原の通りに

桜の木を何本も並べた記録があります。



また、時代劇で有名な、『遠山の金さん』は、奉行所の奉行(今の時代の裁判官)

でありながら、二の腕に桜の入れ墨を入れていたそうです。

時代劇では、肩から背中にかけて、桜の入れ墨ですが、実際は、あんなに大げさ

な入れ墨でなかった様です。



『この様に、関東人は、桜大好き!』

なのです。



そして、周囲の人と楽しむのです!



ところが、関西の花見は、まるで、お通夜です!

『不気味な、静けさがあります。』



関東では、『コミュニティーを大事にします!』

だから、お花見も、ご近所を誘います!



どうやら、関西では、関東よりも、個人主義的な色彩が強い様に思います!



この事が、『関東と関西の家作り』

にも関係していると考えます。



事実、関東では、多くの友人や、ご近所さんと歓談する為の『応接室』を最初に

考える傾向が強いです。

これに対し、関西では、『キッチンや水回り』を第一に考えます!



『他人との繋がり重視か、個人重視か?』

この考え方の違いが、東と西の文化圏を分けている様です。



『火事と喧嘩は、江戸の華!』

火事や喧嘩でさえ、人と人の繋がりの象徴であり、『祭り』にしてしまう関東人

の心意気が、今年の『花見』にも繁栄されていたと思います。


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