『コンクリートを手で叩いて鉄筋の有無が分かるのか???』
本当に、いつも、私のブログをご覧になって下さっている皆さん、有り難う御座います。
最近では、我々『欠陥建築バスターズ』も大変有名になり、依頼が尽きない状況です。
今日も、『欠陥建築バスターズ』の調査員が、日本全国を飛び回っております!
さて、今回は、昔TVにも出た事がある「建築士」が「建物調査」をする現場を、私が
現場で目撃した時の、驚きのレポートです。
…ある家のオーナーから、一本の電話が掛かって来た時から、お話は始まります。…
「ある方に、建物の欠陥調査をお願いしたのですが、その方は評判が悪いんです。」
「貴方方、欠陥建築バスターズさんにも、現場に立ち会ってもらいたいんですが…」
…そんなワケで、さっそく、横浜に飛びました!
私が現場に到着すると、その「問題の建物調査の建築士」も来て居りました。
そして、いきなり、建物のコンクリートの基礎を手で叩き始めたではありませんか!
「いや~、これは、大変な欠陥だ! 私だから分かるけど、他のヤツじゃ分からんな。」
私がその光景を見て、今にも吹き出してしまいそうでしたが…
「昔、八百屋さんが、甘いスイカと甘くないスイカを、そうやって、見分けてました。」
「よく、それで、わかりますね。」
もちろん、相手は、私が「欠陥建築バスターズ」の主任調査員とは、知りませんから…
「私にかかれば、どんな欠陥でも隠せないです!」
「他の、建物調査のヤツになんか、分かる訳ないですよ。」
そう言いながら、今度は、何やら機械を出して来て(鉄筋探知機)、コンクリートに
機械を当てながら、こうつぶやきました…
「これは、凄い欠陥だ! 鉄筋が入っていない!」
「機械の針が、振れてないでしょう!」
私も、その機械なら持っていますし、使い方も良く知っています^^
彼が、今使ってる機械は、スイッチが入って無かったのです!
これでは、針は振れませんね^^
…更に、彼の、奇妙な調査は続きます…
今度は、透明のプラスチック定規を出して来て、コンクリートのヒビを計測し始めまし
た。そして、今度は…
「これは、特殊な計測器具です。欠陥が一目で分かる!」
「ん! これは、ひどい工事だ。まさしく欠陥建築だ!」
…そのプラスチックの定規には、「歯間測定用」と書いてありました。
彼の言う様に、確かに特殊な計測器具です!
これは、歯科用の定規で、歯科医や歯科技工士が使用します。
一体、彼は、どこで、これを手に入れたんでしょうね?
…でも、建築用でもなければ、この定規で欠陥が分かる代物ではありません!
…皆さんが、建物調査、特に欠陥調査に、こう言う「おかしな人」が来たらどうします
か?
でも、実際に、こう言う「怪しい建築技術者」が居るのは、残念ですが事実です。
「欠陥!」「欠陥!」「裁判!」「裁判!」「俺が一番、他は馬鹿!」等と言う人
の言う事を、皆さんは信じますか?
本当に、皆さんの事を考えている人間は、裁判で勝てる見込みのほとんど無い、
「欠陥建築裁判」を勧める事は、絶対にしないはずです。
実際に、ほとんどの「欠陥建築裁判」で「一部勝訴」なのです!
これは、負けたに等しい結果です!
他の建築士や、大工を見下した「怪しげな建築技術者」の話を、聞く相手はいません。
…事件の調整なんて無理です! だから、「裁判」する事しか考えられないんです^^
私達、欠陥建築バスターズは、「建築業者」と「施主さん」の中立な立場に立って、
双方が納得出来る解決策を考えます。(ほとんど、裁判にはしません。)
最近では、この方法が「最もスタンダード」な解決方法となっています!